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    ルヴァン

    しののま

    SPUR ME夏に間に合わなかったシルレス。
    支援S後のシルヴァンくんは、先生に敬語抜いてしゃべるときってあるのかな。
    なんしか文字を追いかけたいとき向け。
    壁ドン(柱ドン?)が書きたくて書いた アリルほどではないが、その年のガルグ=マクはあまりにも太陽の恩恵を受けすぎていた。シルヴァンは、額を手で拭って、恨めしい思いで空を見上げた。陽はまだ中天にあり、強い光を地上に降り注いでいる。
    「さぼるようなひとじゃねえんだけどな」
    頼まれていた書類を持って執務室に行ったが、渡す相手の姿はなく、「大司教をどこにやったんだ……」と後ろに白きけものを背負ってセテスが言うものだから、ベレスを探し始めたのが十五分も前。シルヴァンは訓練場を出て、最近再開したばかりの士官学校の教室の方に歩を進めた。彼女はもう、教壇に立つことはないけれど気にはかけているようで、ときどきふらりと教室を覗いている。いつも魚釣りをしているため池、よく犬や猫と戯れている階段、ドゥドゥーからもらったダスカーの花を育てている温室、何も言わないでいてもいつも大盛にしてくれる食堂、……ガルグ=マクで彼女がよくいる場所をは大体まわりつくした。ひょいと、彼女がしているように扉から教室を覗いてみる。中では、生徒たちが活発に議論を行っているようだったが、ベレスの姿はなかった。
    2503

    Satsuki

    BLANK全然明記していなかったのですが当方が書いている捕虜フェリは全てざじさん(@zazi_333)の素敵な捕虜フェリのファンフィクです。
    また書きたいところだけ書きました。シルヴァンにおいたをする悪い捕虜フェリです。全裸だけどえっちではないです。多分この後えっちなお仕置きをされる。されてほしい。
    ぼんやりと、冬の朝日が雪の上を照らし出すように意識を取り戻したのは幸運だった。フェリクスはその身を包んでいる温もりが、毛布ではなく湯によるものだと知覚したあとも、寝息を装い瞼を閉じたままでいる。ちゃぷ、と水面を揺らして、背後にいる誰かがフェリクスの肩に湯をかけている。その誰かの裸の胸板がフェリクスのぐったりと力の抜けた背を受け止めて、首を肩に凭れ掛からせている。小さく聞こえる機嫌のよさそうな鼻歌。フェリクスはまだぼんやりとする頭で薄っすらと目を開き、蝋燭の炎にちらちらと揺れる湯船を見た。
     そこから先は、ほぼ脊髄反射で体が動いたと言って良かった。
     まず最初に、背後の人間以外、周囲に人の気配が感じられなかったことがフェリクスをそうさせたと言える。それに、狭い浴槽の中に大の男が二人詰め込まれていたことで、足が不自由なフェリクスでも相手の足の間で体を支えることができた。なにより相手が油断しきっていたことが勝因だったが、彼も数時間にわたっての性交に疲労していたのだろう。だからフェリクスは、瞬時に身を翻して彼の濡れた赤い髪を掴み、渾身の力を込めて浴槽の縁に頭を叩きつけてやることができた。
    1988

    iz_mife

    DONE【付き合ってるけど何もしてない純愛シルアシュ小話。シルヴァンが凄いアッシュくんを大事にして糖度高めです笑
    自プレイ時のグロンダース鷲獅子戦があまりにも熱かったので、シルアシュを混ぜ込んだセルフパロディ。
    1180年の平和なグロンダース平原に想いを馳せたりもしてみました】
    「アッシュっ!? お前何してんだよ」
    「えーと、はい。あぁ騎馬隊の人ってシルヴァンだったんですね」
     一緒に戦線を離脱したメルセデスと別れ学級共同の救護小屋の前で、騎馬の装備を外すことも忘れシルヴァンは驚きのあまり声をあげた。
     それもその筈。先ほど投石に当たり搬送されたと聞いていたアッシュが小屋に入りきらなかったであろう負傷者達の救護にあたっているのだ。

    「お前、何働いてるんだよ。投石頭に喰らったっんだろ? 寝てなくていいのかよ」
     出迎えてくれた恋人の存在は、シルヴァンにとっては予想外で嬉しくもあるが、その頭に痛々しく包帯が巻かれているのを見れば、つい口調もキツくなってしまう。
    「もうだいぶ休んだから大丈夫ですよ。負傷者もこれから沢山来ますしベット空けておかないと…」
    「まぁ、そりゃそうだけど……でもさ」
     アッシュの手には治療に使うのであろう布巾を持ったまま、まだ心配そうに眉が垂れ下がっている級友を見上げ労りの言葉がかけられる。
    「シルヴァンお疲れさまでした。大活躍でしたね」
    「おっ……おう。まぁ、それなりにはな」
     いつもの癒されるような笑顔を向けられ、シルヴァンは戦闘で逆立 3359

    iz_mife

    DOODLE【恋文💌をうっかりもらったアッシュくんがシルヴァンに相談に来るお話。付き合ってないのに嫉妬しまくりな色男書いて楽しかったです🤗

    前半はシリアス気味のシルアシュ
    後半はギャグ調の青獅子♡アッシュ】
    「あっあの……多分……ですけど、こっ恋文をもらってしまったみたいでっ君……に相談したくってですね……その、時間今いいですか?」
    講義が終わるなり自分のところに駆けてきて真っ赤な顔で、上目遣いに尋ねてくる青獅子の最年少の様子に皆の兄貴分を自負するシルヴァンは頬をこれ以上無いほど緩ませた。
    (うん可愛い、やっぱめっっちゃくちゃ可愛いなコイツ。やっぱ付き合おうな俺たち、それで卒業したら実家の近くの教会で結婚しよう、よし決めた!)

    シルヴァンは自らの頭の中で鳴り響く教会の鐘の音色を噛み締めた後、わざとらしい程の大声で目の前の少年をからかう。


    「へー恋文!? やるじゃんかアッシュ~お前も隅に置けないな! えっ誰? 俺の知ってる子かな? おいっ可愛い子だといいなぁ!」
    「ちょっ…シルヴァン! 声が大きいですって」
    講義が終わり、殆どの生徒はつかの間の自由時間を有意義に過ごすため我先にと教室を出ているが、まだ数名は残っているのだ。アッシュが騒ぐ自分を止めようと近づいてきたのを幸いにと、シルヴァンはその長身を折り曲げて、はしゃいだ振りをしてアッシュの小さい身体ごと抱きしめてしまう。
    煩い、と言わ 5104