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    蒼天

    Lionsomps

    PAST支部でがんばって、本当に頑張ってw小説上げてたんですが、色々あって全消ししたので
    HP以外にも書き散らした作品が何本かあったんですよね
    後でサルベージ出来た物の一つ






    蒼天後のシーズナル星芒祭での一幕
    夢かうつつか


    「興奮しちゃって寝かしつけるのが大変でしたよ」

    しばらくは部屋の外からきゃあきゃあとはしゃぐ子供達の声が聞こえたが、部屋の明かりでも消されて無理やりベットに押し込まれたのだろう。
    薄暗い廊下にしんとした静けさが漂っている

    「今日はありがとうございました。あんなに子供に囲まれて貴方も疲れたでしょう?」
    そう言って彼はテーブルの上のボトルを手に取り、空になった私の杯にワインを注いでくれた

    医師ダミエリオーから是非子供達へなにか話を聞かせてやって欲しいと頼まれ、夕食が終わって消灯までの退屈な時間に合わせて私は小児病棟へやってきた。

    そして部屋に集められた子供達の前で期待に満ちた視線にやや緊張しつつ何を話そうかと考えている所に一人の子ががイシュガルドはどんな国なのかと私に尋ねてきた。
    最近起こったあの国の様々な事件や新しい国政の始まりはきっと子供でさえ知るほどの大きな変革だ。今まで閉ざされた国の事を知りたがるのは当然だろう。

    それならと、あの城砦のごとく堅固で華麗な石作りの建築物が聳える町の様子や、雪に覆われた広大なクルザス西部。
    そこを抜けた先にあるアバラシア山脈 3067