蒼天
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DONE相互の葉鳥ちゃんからのリクで1頁SSです。webオンリーエアスケブ「英語を話す中尉に見惚れる禰豆子ちゃん」
セリフ「あのさ、得意なところ悪いんだけど発音悪いよ」
蒼天設定のぜんねずです。
中尉の地雷を踏み抜いたモブとブチ切れる中尉の話。
話の流れで宜しくないセリフがありますが、登場人物個人に向けられたものであり、差別的な意図はありません。
gskzn
DONEビルギット(冒険者・ヒューラン女性)とジェラール(リテイナー・エレゼン男性)の、イシュガルドの旅籠『九つの雲』での一夜の話。蒼天3.0までの内容を含みます。
ちいさな宴(リテイナー×冒険者) イシュガルドの夜はひどく冷える。
呼び鈴に応えるべく『九つの雲』の個室をノックしたジェラールは、ジャケットの襟をきっちりと合わせて冷たい空気をさえぎり、年季の入った扉越しにきしむ床板の音に耳を傾けた。聞き慣れた姉の足音のリズム。夜が更けてから呼び出されるときには、竜騎士の鎧の金属音はしない。
「お待たせ! 来てくれてありがとう」
扉が開いて出迎えられたジェラールは控えめに口角を上げ、参上いたしました、と口上を述べる。出迎えたのは濃緑色のシックなドレスを身に纏ったヒューラン族の女性だ。
ビルギット・ナイト。冒険者であり、世界を救った英雄であり、ジェラールの育ての姉だ。ジェラールは家族でありながら、リテイナー──冒険者に替わって備品・金銭管理や市場での取引を行う倉庫番、要は召使いである──として雇用契約を結んでいる。
5802呼び鈴に応えるべく『九つの雲』の個室をノックしたジェラールは、ジャケットの襟をきっちりと合わせて冷たい空気をさえぎり、年季の入った扉越しにきしむ床板の音に耳を傾けた。聞き慣れた姉の足音のリズム。夜が更けてから呼び出されるときには、竜騎士の鎧の金属音はしない。
「お待たせ! 来てくれてありがとう」
扉が開いて出迎えられたジェラールは控えめに口角を上げ、参上いたしました、と口上を述べる。出迎えたのは濃緑色のシックなドレスを身に纏ったヒューラン族の女性だ。
ビルギット・ナイト。冒険者であり、世界を救った英雄であり、ジェラールの育ての姉だ。ジェラールは家族でありながら、リテイナー──冒険者に替わって備品・金銭管理や市場での取引を行う倉庫番、要は召使いである──として雇用契約を結んでいる。
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DONEwebオンリーエアスケブ的なリクエストで書いたもの。めがろちゃん(@megalomania32)のリクエスト「ヤキモチを焼く禰豆子ちゃん」
蒼天設定、結婚してる二人の話です。
当時の言葉を使っていますが、差別的な意図は全くありません。
文庫版12pです。
パスワードは「522」です。 12
botabota_mocchi
DOODLE蒼天〜漆黒のシグリの成長のような何か祈り誰かの祈りを受け止めるのが、きっとずっと、怖かった。
○
雪の家に迎え入れられた頃の私は、お世辞にも愛想の良い状態ではなかったように思う。オルシュファンくんはいつだって寛容に、肯定的に私を捉えてくれていたけれど。オルシュファンくんの暖かさに触れて、心から人のために尽くすというのがどういうことか知った。アルフィノくんの成長に触れて、人の進歩を見守るということを知った。タタルくんの奮闘に触れて、人を支える難しさを知った。エスティニアンさんの、イゼルさんの、アイメリクさんの、ヒルダさんの、フォルタン家の人々の――挙げ始めればキリのない話だ。身一つで飛び込んだあのイシュガルドで、私が得たものはきっと人間らしさというものだ。喜び、怒り、……喪失の悲しみでさえ。
2373○
雪の家に迎え入れられた頃の私は、お世辞にも愛想の良い状態ではなかったように思う。オルシュファンくんはいつだって寛容に、肯定的に私を捉えてくれていたけれど。オルシュファンくんの暖かさに触れて、心から人のために尽くすというのがどういうことか知った。アルフィノくんの成長に触れて、人の進歩を見守るということを知った。タタルくんの奮闘に触れて、人を支える難しさを知った。エスティニアンさんの、イゼルさんの、アイメリクさんの、ヒルダさんの、フォルタン家の人々の――挙げ始めればキリのない話だ。身一つで飛び込んだあのイシュガルドで、私が得たものはきっと人間らしさというものだ。喜び、怒り、……喪失の悲しみでさえ。
しらえ(FF14垢のすがた)
REHABILI蒼天序盤って感じの話です。文字書き初心者です ↕よろしくお願いします!↕
一歩進んで一回休み「ぜぇっ、はぁ……っ、は、あ」
雲に覆われ、僅かに明るくなりだした早朝。出歩く人の姿のない静かなイシュガルドを走る冒険者の姿があった。息は切れ、足取りはふらつき、いかにも「倒れそうです」といった様相だ。
「も、もう無理……休憩……」
そう言ってずるずると石畳の階段に座り込む。
彼女が、わざわざこうして早朝の皇都を息を切らして走っているのには、程々に深い訳があった。
「……君はまず、体づくりから始めないといけませんね」
黒い鎧に身と顔を包んだ、暗黒騎士の師は腕を組んで、少し申し訳なさそうにそう答えた。騒動のほとぼりも冷め、やっと暗黒騎士としての一歩を教わらんと訪れた彼女に突きつけるには、あまりにも酷だとは思ったのだろう。
1615雲に覆われ、僅かに明るくなりだした早朝。出歩く人の姿のない静かなイシュガルドを走る冒険者の姿があった。息は切れ、足取りはふらつき、いかにも「倒れそうです」といった様相だ。
「も、もう無理……休憩……」
そう言ってずるずると石畳の階段に座り込む。
彼女が、わざわざこうして早朝の皇都を息を切らして走っているのには、程々に深い訳があった。
「……君はまず、体づくりから始めないといけませんね」
黒い鎧に身と顔を包んだ、暗黒騎士の師は腕を組んで、少し申し訳なさそうにそう答えた。騒動のほとぼりも冷め、やっと暗黒騎士としての一歩を教わらんと訪れた彼女に突きつけるには、あまりにも酷だとは思ったのだろう。
f_chako_yrym
PAST蒼天赤を穿つで無配してた現パロフラカフェのコピ本再録です。ちょっとわかりにくい内容かもですが;槍が絶賛アプローチ中の両片思いなかんじです…弓は自覚しつつ逃げるのでしごおわのロッカールームで不埒な「わからせ」をされてるよっ…ていう。お手に取ってくださった方、通販で既に読んだよという方、ありがとうございました! 5
Mihira_Fanfic
DONEネタバレ注意Spoiler alert
この絵には“蒼天のイシュガルド”に関するネタバレ表現が含まれています。
まだ終わってない方は、終わったらクリックしてね。
This image contains spoilers.
Come back when you've finished HEAVENSWARD. 4
wonyar14
MOURNING蒼天時代のメモを引っ張り出したシリーズその3根暗シリーズ
薪の音 びゅうびゅうと、冷たい風が吹き荒んでいる。イシュガルドはどこも寒い。
もう思い出したくもないあの薄寒い故郷ですら、これほど冷えることはなかった。
俺は横に積まれた薪を取り、ひとつふたつ、薪の中へと放り込んだ。炎が舞い、赤い光が周りで眠る三人の顔をゆらゆらと照らす。
静かに上下する彼らの体が、穏やかな寝息を表している。エスティニアン。イゼル。それからアルフィノ。
思えば遠くへ来たものだ。
俺はありとあらゆるものから逃げ続けている。そのくせに、やたらと夜は穏やかだ。
ふう、と白いため息を夜空に溶かす。しかし同時に、薪がばちんと大きな音を立てた。水分が残った薪が混じっていたのだろう。
薄い眠りから覚めたエスティニアンとイゼルが、ちらと顔を上げる。鎧や夜の闇越しで二人の顔は見えないが、ゆるゆると手を振って何もなかったことを示すと、彼らはまた静かにまどろみの中へ帰っていった。
1556もう思い出したくもないあの薄寒い故郷ですら、これほど冷えることはなかった。
俺は横に積まれた薪を取り、ひとつふたつ、薪の中へと放り込んだ。炎が舞い、赤い光が周りで眠る三人の顔をゆらゆらと照らす。
静かに上下する彼らの体が、穏やかな寝息を表している。エスティニアン。イゼル。それからアルフィノ。
思えば遠くへ来たものだ。
俺はありとあらゆるものから逃げ続けている。そのくせに、やたらと夜は穏やかだ。
ふう、と白いため息を夜空に溶かす。しかし同時に、薪がばちんと大きな音を立てた。水分が残った薪が混じっていたのだろう。
薄い眠りから覚めたエスティニアンとイゼルが、ちらと顔を上げる。鎧や夜の闇越しで二人の顔は見えないが、ゆるゆると手を振って何もなかったことを示すと、彼らはまた静かにまどろみの中へ帰っていった。
wonyar14
MOURNING蒼天時代のメモを引っ張り出したシリーズその2独り相撲
独り相撲「君は、グナース族を気に入っているね」
アルフィノが俺の横を歩きながら、ふと呟いた。そうかあ? なんて呑気な声を出しながらも、俺の腹の底は酷く冷えている。
「違うのかい? 彼らに随分と親切に見えたから」
「"光の戦士"はみんなに親切だよ、坊ちゃん」
「……そう呼ぶのはやめてくれと言っただろう」
不満げな顔をするアルフィノに、「はは、悪い悪い」と肩を竦めながら足を進めた。
チョコボの森には木漏れ日が輝き、俺たちの足音も乾いた音を立てている。
それなのに、俺の心は泥沼から這い出られずにいる。なんて根暗なんだ、と光の戦士が俺を笑う。煩い。お前だって俺なんだろうが。みんなに頼られる光の戦士、お前のどろどろとした部分こそが俺なんだろうが。
1034アルフィノが俺の横を歩きながら、ふと呟いた。そうかあ? なんて呑気な声を出しながらも、俺の腹の底は酷く冷えている。
「違うのかい? 彼らに随分と親切に見えたから」
「"光の戦士"はみんなに親切だよ、坊ちゃん」
「……そう呼ぶのはやめてくれと言っただろう」
不満げな顔をするアルフィノに、「はは、悪い悪い」と肩を竦めながら足を進めた。
チョコボの森には木漏れ日が輝き、俺たちの足音も乾いた音を立てている。
それなのに、俺の心は泥沼から這い出られずにいる。なんて根暗なんだ、と光の戦士が俺を笑う。煩い。お前だって俺なんだろうが。みんなに頼られる光の戦士、お前のどろどろとした部分こそが俺なんだろうが。
wonyar14
MOURNING蒼天時代のメモを引っ張り出したシリーズその1自分の不甲斐なさと憧れを消化しきれず、ひとりでぐちゃぐちゃ考え込んでる自機
曇天 どうして俺はこんなところにいるのだろう。
たまに、そんな疑問が頭をよぎる。それは場所や時間、あるいは状況とはなんの関係もなく、ふつと浮かんでは、じっとりとそこに居座り続ける。
今だってそうだ。
斧を振るい、こちらに遅いくるモンスターの首を断つ。地面にモンスターの血が広がる。嫌な匂いが鼻をつく。そんな戦いの最中でも、俺の頭は意味のない疑問を持て余している。
「ウォン!」
エスティニアンが俺の名を叫ぶ。獣の鋭い爪がこちらに振り下ろされる音が続く。
振り向きざまに斧を薙ぎ、獣の腹を裂く。そうして爪は俺の肉を捉えず、獣はばたりと地面に身を横たえた。
「これで全部か」
イゼルのため息。その呟きに、短く肯定を返すエスティニアンの声。そこでようやく、俺は敵を掃討し終えたことに気付く。
901たまに、そんな疑問が頭をよぎる。それは場所や時間、あるいは状況とはなんの関係もなく、ふつと浮かんでは、じっとりとそこに居座り続ける。
今だってそうだ。
斧を振るい、こちらに遅いくるモンスターの首を断つ。地面にモンスターの血が広がる。嫌な匂いが鼻をつく。そんな戦いの最中でも、俺の頭は意味のない疑問を持て余している。
「ウォン!」
エスティニアンが俺の名を叫ぶ。獣の鋭い爪がこちらに振り下ろされる音が続く。
振り向きざまに斧を薙ぎ、獣の腹を裂く。そうして爪は俺の肉を捉えず、獣はばたりと地面に身を横たえた。
「これで全部か」
イゼルのため息。その呟きに、短く肯定を返すエスティニアンの声。そこでようやく、俺は敵を掃討し終えたことに気付く。
中の人
TRAININGミド光SS蒼天から紅蓮の間のある一夜
月が静かに佇む夜、ルーナは自宅の寝台で寛いでいた。枕を背もたれにして上体を起こし、目は手元の本に向けられている。ぱら、ぱら、とゆっくりページを捲る音と、外から聞こえる小さな虫の声だけが子守唄のように流れている。
ふと、ルーナは視線を横にずらした。枕の隣のクッション。そこにドラゴンパピーが翼を折り畳んで眠るように丸まっている。果たしてこの愛玩生物のような姿を見て、誰がかの幻龍であると気付くだろうか。幻体であるミドガルズオルムは眠る必要がない。本来はわざわざこんな睡眠の真似などしなくてもいいのだが、消えようとする龍を引き留めたのはルーナだ。こんな穏やかな夜なのだから少しは付き合え、と。とはいえ何か話し込むわけでもなく微かな物音と吐息を共有するばかりだ。ゆるく口角を上げ、ルーナは再び並ぶ文章に目を向ける。心地よい沈黙だった。
1146ふと、ルーナは視線を横にずらした。枕の隣のクッション。そこにドラゴンパピーが翼を折り畳んで眠るように丸まっている。果たしてこの愛玩生物のような姿を見て、誰がかの幻龍であると気付くだろうか。幻体であるミドガルズオルムは眠る必要がない。本来はわざわざこんな睡眠の真似などしなくてもいいのだが、消えようとする龍を引き留めたのはルーナだ。こんな穏やかな夜なのだから少しは付き合え、と。とはいえ何か話し込むわけでもなく微かな物音と吐息を共有するばかりだ。ゆるく口角を上げ、ルーナは再び並ぶ文章に目を向ける。心地よい沈黙だった。
七奈(龍如)
DONE『龍大全2』買った!!粗品の真島建設タオルは勿体なくて袋から出せないよ。ざっと読んだ程度だけど、見参・OTE・維新を除いた人物と物語の総まとめだから「この本からしか知りえない情報」ってのは無いかな(多分)。開発者インタビューとかも無し。しかしよくこれだけまとめたなぁと感心する一冊です。年表はマジで有難い。私的には蒼天堀ドン・キホーテ&バトルアリーナの考察はなかなか鋭くてヨシ。
SENTIYO
SPOILER蒼天街ネタバレ。兄貴でもいました?って感じ… オッドアイだし諸々の色は若干違うもののパーツはほぼ一緒かな? 普通にデュランデル家の人だとしてもだいぶ血が近そう
あとポもどき目が綺麗で笑っちゃった 7
colorful__candy
DONE自宅ヒカセンAzuma君です 現在蒼天復興解放直後なのでぼちぼち進めていきたいと思います 衣装は名前の元となった某キャラのオマージュです今年もよろしくお願いいたします。
Lionsomps
PAST蒼天前のドラゴンヘッドにかくまわれてる頃のお話コミケに出る時、ヒカセン小説本を出すために書いたもの
結局、紙では1冊、デジタルで1冊出たのみだったけど
何かを作るというのは楽しいのです 18
chaon1125
DOODLE蒼天航路パロ煉獄さん蒼天航路のノリが合う
https://twitter.com/chaon1125/status/1333660914315190272?s=21
pixivまとめ
https://www.pixiv.net/artworks/86027707 3
Lionsomps
PAST支部でがんばって、本当に頑張ってw小説上げてたんですが、色々あって全消ししたのでHP以外にも書き散らした作品が何本かあったんですよね
後でサルベージ出来た物の一つ
↓
蒼天後のシーズナル星芒祭での一幕夢かうつつか
「興奮しちゃって寝かしつけるのが大変でしたよ」
しばらくは部屋の外からきゃあきゃあとはしゃぐ子供達の声が聞こえたが、部屋の明かりでも消されて無理やりベットに押し込まれたのだろう。
薄暗い廊下にしんとした静けさが漂っている
「今日はありがとうございました。あんなに子供に囲まれて貴方も疲れたでしょう?」
そう言って彼はテーブルの上のボトルを手に取り、空になった私の杯にワインを注いでくれた
医師ダミエリオーから是非子供達へなにか話を聞かせてやって欲しいと頼まれ、夕食が終わって消灯までの退屈な時間に合わせて私は小児病棟へやってきた。
そして部屋に集められた子供達の前で期待に満ちた視線にやや緊張しつつ何を話そうかと考えている所に一人の子ががイシュガルドはどんな国なのかと私に尋ねてきた。
最近起こったあの国の様々な事件や新しい国政の始まりはきっと子供でさえ知るほどの大きな変革だ。今まで閉ざされた国の事を知りたがるのは当然だろう。
それならと、あの城砦のごとく堅固で華麗な石作りの建築物が聳える町の様子や、雪に覆われた広大なクルザス西部。
そこを抜けた先にあるアバラシア山脈 3067