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    みゅうちゅー

    DOODLE道満吸ったらいい香りするだろうなっていう妄想からできました。
    拘り強そうだから再臨ごとに香り違うんじゃないかなーと思っています。
    道満吸いたいですね。健康に良さそう。
    余談ですが、外国映画で見る、キスの前に前髪とか横髪とかよける男が中々好きなので、ついつい道満にやらせたくなります。
    あんまり日本の映像作品では見ない気がする…私が見てないだけかもしれない…。
    道ぐだ 道満吸い ふわふわした意識がふわっとしたまま上がっていく。
     立香は気だるく目を開けた。目の前には、先日解決した特異点の報告書。
     どうやら、報告書を書きながら眠ってしまっていたらしい。
     んぅ、と大きく伸びをしながらふと横を見る。
     ベッドの上に、ふさふさの髪の毛が覆う大きな背中が横たわっていた。
     持ち主の穏やかな呼吸に合わせて僅かにその豊かな髪が揺れる。
     立香はごくり、と唾を飲む。
     道満はいつも良い香りがしている。
     詳しくはわからないが、再臨によって微妙に香りが違う拘りようだ。
     平安時代は今のような湯浴みの文化がないため、香りを纏うのが貴族のマナーだったという。
     道満は貴族ではないが、宮中に出入りもしていた以上、やはり身にまとっていたのかもしれない。
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    凛夏 ナツ

    MAIKING勝手にイベントの続きを考えているのです。オベロンリリィが主人公。最後はうっすらオベぐだ♀️にしたい。


    アークティックサマーワールド
    『今回も壺にインした状態となった蘆屋道満、七つのエリアにそれぞれ一つずつ呪詛を仕込んだと自白。鬼一法眼は「放っておけ」と言い捨てるも、通りすがりの太公望は「放っておかないほうがいいと思うなァ僕は」とコメント』より。
    魔法のツボ in道満「──もし、其処な御方。しばし、お時間頂けませぬか?」
    「……きみ、なに?」

     変テコな声がした。
     日差しに焼けた砂浜。穏やかに打ち寄せる波。さくさくと浜辺を歩いていた少年は、呼び止められて顔を上げた。細くて小柄。年は十歳かそこら。肩で切り揃えた黒髪と澄みきった碧眼が、白い肌を彩っている。背中にはうっすらと透けた虫の羽が生えていた。

    「ンンンソンン。これはこれは、大変お可愛らしい容姿でいらっしゃる。どうやら、『霊基ばぐ』なるものを起こしておられますな?」

     少年の目の前にあったのは、壺だった。もう一度言おう。ツボである。半分砂に埋まった、茶色い素焼きの壺。あと、ちょっと不気味な声でしゃべる。
     なぜか、ツボの口からはくるくるとした白や黒のゼンマイがいくつも這い出している。ゼンマイの先には小さな鈴がいくつもついて、ちりちりと音を立てていた。
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