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    コメディ

    かなや

    DONEほんのり圭慎。純哉くん目線(圭慎以外のカプ要素はありません)
    子役の関係性に迫るコメディです

    【あらすじ】
    ディアドリデビュー後。
    慎はこの頃何かを熱心に書いている。何書いてんのかな。気になった純哉は何となく尋ねた。
    「慎、何書いてんの?」
    「これは--交換日記だ」
    交換日記!?誰と!?なんで!?今時!?相手風間くん!?
    拗れた交換日記騒動に巻き込まれる日々が幕をあける--!
    交換日記はじめました!?【1 】
    「おつかれさまー、わるい、遅くなった……ってあれ、慎ひとり?」
    「純哉」
      Dear Dream様。
     自分たちの名前が貼られた楽屋に入って、思わず純哉は首を傾げた。前の仕事が長引いて遅くなったから、もう皆とっくに揃っていると思っていたのだが、中にいるのは慎だけだった。
     今日、 Dear Dreamは音楽番組で新曲を披露する。
     収録まではまだ時間があるのだけれど、なるべく早めに集まるのが最近のお決まりだ。集まったところで、ただ中身のないことを喋るだけだけど。
     デビューして半年以上。
     それぞれ単独の仕事も増えた分、 5 人全員で会える貴重な時間をメンバーみんな大切にしているのだ。
     部屋の奥で書き物をしていた慎は、くるりと椅子を純哉の向きへ回転させた。
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    Daisy_mhyk

    DONEあったかい事と、いい匂いがする事しか分からない。


    現パロブラネロ【大学生ブラッドリー×女子高生ネロ】
    二人が社交ダンスを通じて出逢い、想いを繋げていく少女マンガ風ラブコメディー
    バレンタインのお話です。

    ⚠先天性女体化
    ⚠世界観の都合でネロの一人称が「あたし」です
    心に触れて ——ついにこの日が来てしまった。
     製菓会社の策略に乗せられているのは十二分に分かっている。自分はキリスト教徒ではないし、そもそも聖バレンタインという人物が何をしたのかすら分からない。
     分からないが、毎年のように町中がピンクとチョコレート色に染まり、雑誌もチョコレート特集に埋め尽くされ、この日に向けて色めき立つクラスメートたちに囲まれ年を重ねれば自然と意識が向いてしまうものだ。
    「……そう、だからこれはなんつうか、空気に流されたというか……」
    「ブツブツとドアに向かって何言ってんだてめえ」
     背後から聞こえた訝し気な声に、ネロの心臓は盛大に跳び上がった。
     レッスン場があるビルの入口前、立ち尽くしていたネロが反射的に振り向くと、そこには大きな紙袋を片手に下げたブラッドリーが首を傾げて立っていた。見慣れぬ紙袋に自然と視線が向いた先、その中には可愛らしくラッピングされた有名店のチョコレートたちが所狭しと収まっている。
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