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    ソング

    スヅキ

    DONE《赤い退治人をねらい撃ち!2》展示小説。

    期間中に間に合いませんでしたが、半ロナ強化月間のお題「その日は雨が降っていた」で書かせていただいた作品です。
    Twitterにも投稿してあります。文章はそのままです。

    テーマソングはTulipとSingin' in the Rain☔️
    育花雨 その日は雨が降っていた。
     
    「傘持って行かないの?」
     巡回に行こうとドアに手を伸ばした所でドラルクが指摘した。ロナルドは少し考える素振りをして振り返った。
    「あー……まぁ、これくらいなら大丈夫だろ。邪魔だし」
    「でも段々激しくなるらしいよ、雨」
    「いいっていいって。行ってきます」
    「……いってらっしゃーい」
    「ヌーヌー」
     雨の日は吸血鬼もあまり出歩かない事を考慮して、直ぐに帰ってくるつもりの発言なのかもしれないと、ドラルクとジョンはロナルドを送り出した。
     
     ポツポツと降っていた雨はやがて、サ――ッと音を立てて街中を包んでいく。
     ロナルドは、とある店の軒先で雨宿りをしながら空を眺めた。
     真っ黒い雲は、これから更に雨が激しくなるのかもしれないと連想させた。これ以上降られるのは、ロナルドにとっても望まない所である。小雨過ぎず土砂降り過ぎない、このまま適度な雨が降っていて欲しいと空に願った。
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    Fantome

    DONEあの有名ならぶそんぐを歌う2人。
    あい うまれてました
    ※メモ程度

    おねえさんのお店に来たこらさんとあいがうまれたひを歌う、ボーイのろーさんの話。
    ろーさんは普段は早い時間ボーイさんしてて、日付変更くらいに週末限定で別店舗のキャストしてる。(どうでもいい設定)
    【現パロ】黒服ロー愛生まれてました「おぉ、そうだロシナンテ!おまえもなにか歌ってきなさい。」
    「それはいいな!」

    今日は会社の飲み会があり、二次会の会場で思いついたように上司たちが囃し立てる。だいぶ酔いが回ってきているらしい。楽しそうで何よりだ。
    お堅い職種の為、風営法を守っていない店は使えないので必然と行ける店は限られている。オーナーの弟である自分が行くと融通も利くので今日はドフィの経営するクラブの1つ、お姉さんのいる店、所謂キャバクラに来ていた。

    「えー…、何かってそんな無茶振りな。嫌ですよ、ステージの上なんて晒し者じゃないですか…。」

    通常クラブのカラオケと言うと席で歌えるところも多い中、この店は豪華なステージセットを用意してあり客席の前方、目立つ場所で歌うルールになっている。今ドフィはいないがもしかしたら裏にいるだけかもしれないし、この店にはローもボーイとして出勤している。素面の知り合いの前でノリノリで歌う度胸はない。
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