ruka
DONE🔥❄️ワンドロワンライ「未来」 2時間少しと思います。
転生した🔥さんのお話。
今までワンドロワンライの運営ありがとうございました。心からの感謝を込めて。
avenir未来を信じて戦ってきた。
先の見えない戦いだろうとも、鬼殺隊は全員、鬼を滅するために戦い続けた。
それは鬼のいない世界を求めて。
炎柱として、俺は悔いのない人生を駆け抜けたのだと。
そして今、生まれ変わった先は鬼のいない、望んでいた未来。
平和であることは尊く、優しい弟が無理に戦うようなこともなく、父上が酒に溺れることもなく……母上が病で亡くなることもなかった世界。
なんと素晴らしいことか。
そして、家族は記憶を持ってはなかった。鬼殺隊の他の隊士とも再会したがその誰もが記憶を持っていなかった。柱であった宇髄、不死川、冨岡……、その誰もがだ。
それで良いとは思っている。
悲しく辛いことばかりではなかったが……沢山の人々が犠牲となった。そんなことを覚えていなくて良い。ましてや生まれ変わったのだから。
1960先の見えない戦いだろうとも、鬼殺隊は全員、鬼を滅するために戦い続けた。
それは鬼のいない世界を求めて。
炎柱として、俺は悔いのない人生を駆け抜けたのだと。
そして今、生まれ変わった先は鬼のいない、望んでいた未来。
平和であることは尊く、優しい弟が無理に戦うようなこともなく、父上が酒に溺れることもなく……母上が病で亡くなることもなかった世界。
なんと素晴らしいことか。
そして、家族は記憶を持ってはなかった。鬼殺隊の他の隊士とも再会したがその誰もが記憶を持っていなかった。柱であった宇髄、不死川、冨岡……、その誰もがだ。
それで良いとは思っている。
悲しく辛いことばかりではなかったが……沢山の人々が犠牲となった。そんなことを覚えていなくて良い。ましてや生まれ変わったのだから。
ruka
DONE🔥❄️ ワンドロワンライ「背中」
教師×生徒 ❄️記憶あり です。
passionate gaze大きな背中だと思った。
前世での師範、今世での幼馴染の父親である慶蔵とも、前世で終ぞ勝てなかった上弦の壱、黒死牟とも違う背中。
炎柱であり、今世では猗窩座の歴史の教師である煉獄杏寿郎の背中はとても大きいと思ったのだ。
それは見た目のことだけではなかった。
実際の大きさで言うならば、悲鳴嶼の方が大きい。宇髄もそうだ。
だが、猗窩座には彼らと同じくらい……もしかしたらそれ以上に頼り甲斐がある背中に思えて仕方がない。
教師と生徒として再会したものの、杏寿郎には、前世の記憶はないようだった。
(そうでなければ、自分にあんな笑顔向けないだろう)
全ての生徒が大切だと、どの生徒にも分け隔てなく接する杏寿郎。
顧問である剣道部員や、歴史が好きで杏寿郎のところへ来る生徒には笑顔が多いもののそれは接する時間の違いだけだった。
2461前世での師範、今世での幼馴染の父親である慶蔵とも、前世で終ぞ勝てなかった上弦の壱、黒死牟とも違う背中。
炎柱であり、今世では猗窩座の歴史の教師である煉獄杏寿郎の背中はとても大きいと思ったのだ。
それは見た目のことだけではなかった。
実際の大きさで言うならば、悲鳴嶼の方が大きい。宇髄もそうだ。
だが、猗窩座には彼らと同じくらい……もしかしたらそれ以上に頼り甲斐がある背中に思えて仕方がない。
教師と生徒として再会したものの、杏寿郎には、前世の記憶はないようだった。
(そうでなければ、自分にあんな笑顔向けないだろう)
全ての生徒が大切だと、どの生徒にも分け隔てなく接する杏寿郎。
顧問である剣道部員や、歴史が好きで杏寿郎のところへ来る生徒には笑顔が多いもののそれは接する時間の違いだけだった。
ruka
DONE第160回🔥❄️ワンドロワンライ「薬」「祝賀」 転生if
🔥さん、誕生日おめでとうございます🎁
とても短いです。
present君はまるで薬箱のよう。
そんな歌を思い出したよ、今日君が出迎えてくれた時に。
疲れてても君の笑顔をみると、明日もまた頑張ろうと思うんだ。
笑顔だけじゃない、怒った顔でも、感動しているときも、何かに夢中なときも、そして泣き顔も。
どんな君も、俺にはとても大切なんだ。
君という存在を
君という魂を
守るために生まれてきた、そんなことを思うほどに。
君がいるから、今、俺は俺でいられる。
君が愛を教えてくれた。
そう思う。
この世界でたった一人、君のことを心の底から愛してる。
何度生まれ変わっても
どんなことがあったとしても
あの夜の出逢いからずっと……君は俺の特別だ。
ふふっ。
君、顔が真っ赤になってる。
桃の花のような髪も
優しい月のような瞳も
728そんな歌を思い出したよ、今日君が出迎えてくれた時に。
疲れてても君の笑顔をみると、明日もまた頑張ろうと思うんだ。
笑顔だけじゃない、怒った顔でも、感動しているときも、何かに夢中なときも、そして泣き顔も。
どんな君も、俺にはとても大切なんだ。
君という存在を
君という魂を
守るために生まれてきた、そんなことを思うほどに。
君がいるから、今、俺は俺でいられる。
君が愛を教えてくれた。
そう思う。
この世界でたった一人、君のことを心の底から愛してる。
何度生まれ変わっても
どんなことがあったとしても
あの夜の出逢いからずっと……君は俺の特別だ。
ふふっ。
君、顔が真っ赤になってる。
桃の花のような髪も
優しい月のような瞳も
ruka
DONE158回🔥❄️ワンドロワンライ「味見」 1時間強です。
転生した二人、大学生同士です。
いつも企画運営ありがとうございます。
また前作までの作品にスタンプありがとうございました。嬉しいです。
Squisito「杏寿郎、ちょっと味見してくれ」
渡された小皿に乗っていた大学芋を食べる。
「うまいっ!今日も美味しいぞ、猗窩座」
とても美味しく、思いのまま答えると猗窩座は
「そうか」
とだけ答えるが、月のような瞳が彼がホッとしたのを俺に知らしめた。
猗窩座は俺がいる時に作った料理に対して、俺に味を見るように言ってくる。
そうでなければ、俺が食べる時に少し不安そうに見てくる、俺の反応を伺うのだ。
そのことに気がついたのは付き合い始めて直ぐの事だった。
俺と猗窩座が再会したのは大学でのこと。
教育学部に進んだ俺は偶然彼と図書館で出会った。
少しだけ日が差し込む席に座り、静かにレポートを書いていた猗窩座がとても綺麗で眼が離せなかった。
2220渡された小皿に乗っていた大学芋を食べる。
「うまいっ!今日も美味しいぞ、猗窩座」
とても美味しく、思いのまま答えると猗窩座は
「そうか」
とだけ答えるが、月のような瞳が彼がホッとしたのを俺に知らしめた。
猗窩座は俺がいる時に作った料理に対して、俺に味を見るように言ってくる。
そうでなければ、俺が食べる時に少し不安そうに見てくる、俺の反応を伺うのだ。
そのことに気がついたのは付き合い始めて直ぐの事だった。
俺と猗窩座が再会したのは大学でのこと。
教育学部に進んだ俺は偶然彼と図書館で出会った。
少しだけ日が差し込む席に座り、静かにレポートを書いていた猗窩座がとても綺麗で眼が離せなかった。
ruka
DONE🔥❄️ワンドロワンライ「唇」「らしくない」
教師×生徒
時間は45分くらい。短めです。
Honey何故だか、目が離せなかった。
いつもと変わらぬはずなのに、ほんの少しきらりとしているような、艶やかに見えたせいか。
「杏寿郎、おはよう!」
「先生をつけなさい。それからおはようございますだろう?」
といつも通りだったのだ。
目に入るまでは。
彼の、猗窩座の唇が。
その瞬間に胸がどくっと脈打った。
見てはならないのに、目が離せないような不可思議な感覚は何故だか気恥ずかしいような気もして。
有り体にいえば、欲を感じてしまったのだ。
前世では宿敵である鬼、今は自分の生徒となった猗窩座に。
「杏寿郎?」
「……」
「おーい、どうかしたのか?」
「っ!……いや、なんでもない。
ちょっとしなければならないことを思い出しただけだ」
「そうか。じゃあ俺は行く。
1161いつもと変わらぬはずなのに、ほんの少しきらりとしているような、艶やかに見えたせいか。
「杏寿郎、おはよう!」
「先生をつけなさい。それからおはようございますだろう?」
といつも通りだったのだ。
目に入るまでは。
彼の、猗窩座の唇が。
その瞬間に胸がどくっと脈打った。
見てはならないのに、目が離せないような不可思議な感覚は何故だか気恥ずかしいような気もして。
有り体にいえば、欲を感じてしまったのだ。
前世では宿敵である鬼、今は自分の生徒となった猗窩座に。
「杏寿郎?」
「……」
「おーい、どうかしたのか?」
「っ!……いや、なんでもない。
ちょっとしなければならないことを思い出しただけだ」
「そうか。じゃあ俺は行く。
ruka
DONE🔥❄️ワンドロワンライ「待ち合わせ」 1.5時間くらい。
blaze「お兄さん、そんな所でなにしてるんだい?」
暗い路地。壁に持たれるように居た男に遊女のような服で赤い唇の女が声をかけた。
男はただ淡々と
「人を待っているんだ」
女に振り向くことなく答える。
「そんな奴放っておきなよ、私とイイ所にいかないかい?」
「……」
「最高に楽しいところさ」
男はその時になって初めて女を見た。
「どれほど楽しいところだとしても、俺はお前とは行かない。俺が待っているのは、魂が求める相手だからな」
その相手を思い出したのか、小さく笑った。
女は少し呆けた顔をした後で
「つまらない男だね。そんなにそいつがいいのかい?」
「ああ」
断言した男を見ながら諦めたように息を吐いた。
「じゃ、お先に行かせてもらうよ」
1866暗い路地。壁に持たれるように居た男に遊女のような服で赤い唇の女が声をかけた。
男はただ淡々と
「人を待っているんだ」
女に振り向くことなく答える。
「そんな奴放っておきなよ、私とイイ所にいかないかい?」
「……」
「最高に楽しいところさ」
男はその時になって初めて女を見た。
「どれほど楽しいところだとしても、俺はお前とは行かない。俺が待っているのは、魂が求める相手だからな」
その相手を思い出したのか、小さく笑った。
女は少し呆けた顔をした後で
「つまらない男だね。そんなにそいつがいいのかい?」
「ああ」
断言した男を見ながら諦めたように息を吐いた。
「じゃ、お先に行かせてもらうよ」
水無月
PROGRESS祝🎊狂熱座狛2開催!半獣煉獄さん×人間猗窩座
導入部分しか書けてないですが💧
完成したら支部に上げ直します。癖強めのR18になる予定
seasons of love 仕事終わりに取るものもとりあえず駆けつけた、恋人の住むマンション。時計の針はとうにてっぺんを超えており、とても人を訪ねる時間ではなかった。けれどそんな事を気にしてなどいられない。
猗窩座は取り出した合鍵を焦りながら鍵穴に突っ込む。鍵を開けるほんの少しの時間さえ惜しい。
杏寿郎と連絡がつかなくなったのは三日前。
互いに不規則な仕事と生活であるから、急に連絡できなくなるのは今回が初めてではない。だが事前の連絡なしで三日も音沙汰がないという事は今までになく、それが猗窩座を不安にさせていた。
そして今日、仕事で一緒になった杏寿郎の事務所の後輩俳優から、猗窩座は思いがけない事実を知らされたのである。
杏寿郎の話を振ると、彼は訳知り顔で答えたのだ。
4268猗窩座は取り出した合鍵を焦りながら鍵穴に突っ込む。鍵を開けるほんの少しの時間さえ惜しい。
杏寿郎と連絡がつかなくなったのは三日前。
互いに不規則な仕事と生活であるから、急に連絡できなくなるのは今回が初めてではない。だが事前の連絡なしで三日も音沙汰がないという事は今までになく、それが猗窩座を不安にさせていた。
そして今日、仕事で一緒になった杏寿郎の事務所の後輩俳優から、猗窩座は思いがけない事実を知らされたのである。
杏寿郎の話を振ると、彼は訳知り顔で答えたのだ。
ruka
DONE🔥❄️ワンドロワンライ「十三夜」
現在 転生if ❄️高校生です。時間は2時間弱くらいです。
美しき月夜に溶けゆく今日は陰暦9月13日。
後の月とも呼ばれる十三夜の月見をする、そんな日だ。
満月ではないが、風情のある月なのだろうと猗窩座は古典の授業で聞いたときにそう思ったことを覚えている。
今日はその十三夜だ。
学校のあとにバイトをした帰り、高校2年生である猗窩座は人気のない深夜の道を歩いて帰っていた。
月は猗窩座にとって馴染みのあるものだ。昔……鬼であった頃、つまりは前世の記憶となるのだが、猗窩座は太陽のない夜にこそ活動していた。陽光で溶けてしまう自分たちにとって月の光は温かいものだったのだと思う。今思えば、ではあるが。
月の満ち欠けで時の流れを感じる。
満月よりも、その少し前という十三夜。それは何処か欠けている自分には印象深く思えた。
1658後の月とも呼ばれる十三夜の月見をする、そんな日だ。
満月ではないが、風情のある月なのだろうと猗窩座は古典の授業で聞いたときにそう思ったことを覚えている。
今日はその十三夜だ。
学校のあとにバイトをした帰り、高校2年生である猗窩座は人気のない深夜の道を歩いて帰っていた。
月は猗窩座にとって馴染みのあるものだ。昔……鬼であった頃、つまりは前世の記憶となるのだが、猗窩座は太陽のない夜にこそ活動していた。陽光で溶けてしまう自分たちにとって月の光は温かいものだったのだと思う。今思えば、ではあるが。
月の満ち欠けで時の流れを感じる。
満月よりも、その少し前という十三夜。それは何処か欠けている自分には印象深く思えた。
ruka
DONE🔥❄️ワンドロワンライ「海」「口説き文句」
生存ifです。
遠き日の夢物語『いつか、海から昇る太陽が見てみたいものだな』
そう言ったのは、もう数えることが出来ないほどの逢瀬を重ねた夜だった。
鬼殺隊隊士、それも柱である杏寿郎と上弦の参という鬼の中でも限りなく始祖無惨に近い存在の鬼である猗窩座。
あの無限列車での死闘の後、相容れない立場でありながら惹かれ合った二人は誰にも知られてはならない関係を築きあげていた。
恋仲、と言うと二人は否定するかもしれない。
そのような温かいだけの関係ではない。
相手を倒すのは己だけ。
執着、という言葉は近いかもしれない。
そんな二人は、闘い、そして……お互いの全てを相手に晒し、奪い合うように体を重ねた。
一つになりたい、離れたくない。
ドロドロに溶け合えれば、いつかその願いが叶う……わけもないのはわかっているのに止められない。
1690そう言ったのは、もう数えることが出来ないほどの逢瀬を重ねた夜だった。
鬼殺隊隊士、それも柱である杏寿郎と上弦の参という鬼の中でも限りなく始祖無惨に近い存在の鬼である猗窩座。
あの無限列車での死闘の後、相容れない立場でありながら惹かれ合った二人は誰にも知られてはならない関係を築きあげていた。
恋仲、と言うと二人は否定するかもしれない。
そのような温かいだけの関係ではない。
相手を倒すのは己だけ。
執着、という言葉は近いかもしれない。
そんな二人は、闘い、そして……お互いの全てを相手に晒し、奪い合うように体を重ねた。
一つになりたい、離れたくない。
ドロドロに溶け合えれば、いつかその願いが叶う……わけもないのはわかっているのに止められない。
ruka
DONE🔥❄️④ 展示(再掲)作品です。前回🔥❄️②の時のアンソロ参加作品です。
教師×生徒となってます。
素敵なアンソロに参加できて幸せです😊💕
※参加した時のpdfデータではなく、本文のみとなっております。
書きはじめた頃の拙作ですが思い入れはあるので楽しんでいただけたら嬉しいです。 4417
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MENU【🔥煉猗窩Webオンリー連暁4❄️色々展示】・少ないですが過去に描いた2人のイラスト
・連暁参の時に展示した物(カウントダウン+漫画もどき3P)
・連暁4カウントダウンイラスト
・折り本の表紙・奥付イラスト
※passはリンクページにあります🗝 28
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MENU【🔥煉猗窩Webオンリー連暁4❄️折本&ネップリの案内】世渡湊さん(@seto_3710)と折本を作りました!
とっても素敵なお話なのでぜひ読んで頂きたいです🙏💕あ2の湊さんのスペースで小説読めます😊
そしてイラストをネップリ登録したので、もしお気に召しましたら…(* ᵕᴗᵕ )✨
※passはリンクページにあります🗝 4