こんぺいとう
DOODLE朔唯 : ……君と……君と二人なら※ 朔夜カドストネタバレあり
式後の二人
昔もらったブーケに、もう一度誓う話
朔唯Webオンリー時のネップリ再掲
あの日、君がくれた幸せを「終わったね~…でも、まだ夢の中にいるみたい」
本人の言うとおり、未だどことなく夢見心地な彼女の声音。彼女の言うことも分からなくはない。あんなにも華やかで、煌めいて、幸せを具現化したような時間。まさか自分が、しかも彼女の隣でそれを体験するとは思ってもみなかった。自分でも、柄にもなく浮き足立っているのが分かる。
「いやー、緊張したなー…コンサートより緊張したかも」
「君が?あんなに楽しそうにしてたのに」
「そりゃあ、もちろん楽しかったけど…おそらくたぶんきっと、一生に一度の晴れ舞台だよ?緊張もするよー」
「……」
冗談冗談、と彼女が悪戯っぽく口の端を上げて笑う。
「断じて絶対間違いなく、最初で最後の晴れ舞台だよ。……朔夜も、そうだと嬉しいな」
2557本人の言うとおり、未だどことなく夢見心地な彼女の声音。彼女の言うことも分からなくはない。あんなにも華やかで、煌めいて、幸せを具現化したような時間。まさか自分が、しかも彼女の隣でそれを体験するとは思ってもみなかった。自分でも、柄にもなく浮き足立っているのが分かる。
「いやー、緊張したなー…コンサートより緊張したかも」
「君が?あんなに楽しそうにしてたのに」
「そりゃあ、もちろん楽しかったけど…おそらくたぶんきっと、一生に一度の晴れ舞台だよ?緊張もするよー」
「……」
冗談冗談、と彼女が悪戯っぽく口の端を上げて笑う。
「断じて絶対間違いなく、最初で最後の晴れ舞台だよ。……朔夜も、そうだと嬉しいな」
tomoki_kocho
MENU星明り3用桐唯アンソロジー準備号ネップリサンプルと予約番号です
※本文は必ず『小冊子印刷/する、右とじ』に設定して下さい!
表紙除く40ページ、桐唯意識調査アンケート結果、執筆者10名による小説、漫画、
ぬりえ、間違い探しなどバラエティ豊かな冊子です!
⚠プリント代は約500円ほどかかりますのでご了承ください
三枚目は岩永さんご自身によるぬりえの作例です!ご参考に! 3
はな-hana-
DONE明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します😊年始から、起きて1時間布団でごろごろという贅沢をしてしまった😆TLが賑やかで楽しくてついつい!
そんなわけで書き初め唯ちゃん🌄
ここから色んな機能使って、今年も楽しくお絵かきするぞー🙌
あもり
PAST先日のたかやま先生ぴくちゃ~日向南ズが空港だったこと、自分が同人誌に書きおろし収録した日向南のふたりの話の舞台も空港で、おまけに「これからの始まりにワクワクするふたり」だったよなあと…。終わりに向けての書き下ろし絵が日向南の2人が空港だったこと、たまたまの巡りあわせですがぐっと来たので期間限定で再録します。当時お手に取っていただいた方、そして今から読む方もありがとうございました!ホームスタート、隣には 窓の下、鮮やかな夕日が静かに夜へ落ちていく。小さい窓に張り付いている幼馴染の肩越しにその光を見たとき、ああ僕らは故郷を出ていくんだと実感した。
***
やっとのことで地元の空港のチェックインカウンターに辿り着いたのは、予定時間ぎりぎりのことだった。いざ出発するとなったらどこから聞きつけてきたのか、高校の同級生やら近所のお好み焼き屋のおばさんやらであっという間にわいわいと取り囲まれて、遠慮なく別れを惜しんでくれた。といっても本拠地は相変わらず日向南だというんだけど、みんな勘違いしてないかこれ。そのうち単位交換ではなくて転校したという話に切り替わってそう、というか後半そんな感じで近所のおじさんに言われた。ただもう説明する回数が多すぎたので最後の方の対応はもう拓斗にやや放り投げてしまった。
2047***
やっとのことで地元の空港のチェックインカウンターに辿り着いたのは、予定時間ぎりぎりのことだった。いざ出発するとなったらどこから聞きつけてきたのか、高校の同級生やら近所のお好み焼き屋のおばさんやらであっという間にわいわいと取り囲まれて、遠慮なく別れを惜しんでくれた。といっても本拠地は相変わらず日向南だというんだけど、みんな勘違いしてないかこれ。そのうち単位交換ではなくて転校したという話に切り替わってそう、というか後半そんな感じで近所のおじさんに言われた。ただもう説明する回数が多すぎたので最後の方の対応はもう拓斗にやや放り投げてしまった。
tomoki_kocho
INFO桐唯アンソロジー企画立ち上げのお知らせです!まだ決まってないことも多いですし、主催をやるのはかなり不安もありますが精一杯努めますのでよろしくお願いします!
なお、執筆のお願いは星明かり2終了後より少しずつ伺っていきます。
もしお声がけさせて頂きました際は何卒よろしくお願いします。
tomoki_kocho
DONE星明かり5展示じゃにえじぷち、桐ケ谷BDカウントダウン企画に寄せたお祝い漫画3Pです。
X年後、付き合ってる桐唯ベースの桐ケ谷と母の会話。お祝いが高じて誕生日というよりプロポーズなお話になってます💦色々と捏造激しい点はご容赦下さい。 3
こんぺいとう
DONE三唯 : 「俺はコンミスが悪いと思う」「~~~っ、なんで竜崎まで知ってるんだよ!!」蒼色の五線譜、開催おめでとうございます✨
短い上に会話のみですが、楽しんでいただけたら幸いです💕
一応、続きを考えているので、明日間に合えばいいな…!!
2023/09/23
告白「朝日奈さん」
「?改まって…どうかした?」
「あの、さ…」
「俺と……付き合ってもらえませんか?」
「?もちろんいいよ!」
「…え?」
「明日…の放課後は練習室予約してるから、明後日はどうかな?」
「…………え?」
「それで……どこに付き合うの?」
「………………え?」
「?」
「ちょ、ちょっと待って……朝日奈さん!!」
「…へ?」
「あの、付き合うって買い出しとかじゃなくて!!」
「買い出しじゃなくて……?」
「その、俺は…朝日奈さんのことが…」
「…三上くんは、私が……?………!!」
「ああああのっ…み、みかみくん!!」
「……なに」
「わわわわたしのこと、すき…なの…?」
「っ、……そう、だよ。俺は、朝日奈さんが……好き」
「そ、そっか…!!……へへ」
443「?改まって…どうかした?」
「あの、さ…」
「俺と……付き合ってもらえませんか?」
「?もちろんいいよ!」
「…え?」
「明日…の放課後は練習室予約してるから、明後日はどうかな?」
「…………え?」
「それで……どこに付き合うの?」
「………………え?」
「?」
「ちょ、ちょっと待って……朝日奈さん!!」
「…へ?」
「あの、付き合うって買い出しとかじゃなくて!!」
「買い出しじゃなくて……?」
「その、俺は…朝日奈さんのことが…」
「…三上くんは、私が……?………!!」
「ああああのっ…み、みかみくん!!」
「……なに」
「わわわわたしのこと、すき…なの…?」
「っ、……そう、だよ。俺は、朝日奈さんが……好き」
「そ、そっか…!!……へへ」
こんぺいとう
DONE三唯 : 三上くんの不幸体質と唯ちゃんのポジティブシンキング三上くん、お誕生日おめでとう!!
ほぼ初書きですが、楽しかった!
2023/09/17
Singin' in the Rain辿り着いた軒先で、蒼司は恨みがましく突如泣き出した空を見上げた。
いや、恨むべきは空ではなく、自身の不幸体質のほうか。
今日の自身に起きたことは、我ながらなかなかに酷かったと蒼司は思う。
観たかった映画は機材トラブルで上映休止、食べに行こうと考えていた店は三軒が定休日、やっと入れた店も料理が届くまでに40分以上掛かった上に注文した料理と違うものが届けられた。
そして、公園をまったり散歩しよう…と歩き始めた矢先に、この通り雨である。
酷かった、とは思うが、不本意にもこういうことはよく起こる身の上である。
いつもなら、またか…で終わる、はずだった。いつもなら。
だが、“今日”は違う。何故よりにもよって“今日”なのか。
1295いや、恨むべきは空ではなく、自身の不幸体質のほうか。
今日の自身に起きたことは、我ながらなかなかに酷かったと蒼司は思う。
観たかった映画は機材トラブルで上映休止、食べに行こうと考えていた店は三軒が定休日、やっと入れた店も料理が届くまでに40分以上掛かった上に注文した料理と違うものが届けられた。
そして、公園をまったり散歩しよう…と歩き始めた矢先に、この通り雨である。
酷かった、とは思うが、不本意にもこういうことはよく起こる身の上である。
いつもなら、またか…で終わる、はずだった。いつもなら。
だが、“今日”は違う。何故よりにもよって“今日”なのか。
こんぺいとう
DONEスタオケ現三年生組 :【花火】朔夜・竜崎・赤羽・三上・鷲上+唯で花火
昔、フリドロ企画でめちゃくちゃかわいい唯ちゃんのイラストに書かせていただいた作品の加筆修正版です!
二年生組(当時)のわちゃわちゃが書きたかった 笑
※ 時系列無視の謎時空で、彼らが二年生時の夏のお話です
『星明かりMarch』開催ありがとうございます✨
2023/09/16
花火庭に出ると、そこにいた全ての視線が自ずと朔夜のほうを向いた。
竜崎、三上、赤羽、鷲上。
寮生活のため、夏休みだというのにほぼ毎日誰かしらと顔を合わせている、というくらい見慣れに見慣れた顔ぶれ。
しかし、その中に、ここに呼びつけた張本人の姿はなかった。
「あれ、九条1人?朝日奈さんは?」
二人一緒に現れると思っていたらしい赤羽がキョロキョロと辺りを見回す。
「知らない…というか、何で一緒にいる前提なんだ…」
「九条も朝日奈からの連絡で、ここに来たんだろう?全く…自分から呼びつけておいて遅れるとは…!!」
竜崎が携帯の画面を覗きこみながら、眉間に皺を寄せて憤慨している。
時刻は17時05分。
朝日奈からのマインで指定された時刻より、既に5分が経過していた。
2126竜崎、三上、赤羽、鷲上。
寮生活のため、夏休みだというのにほぼ毎日誰かしらと顔を合わせている、というくらい見慣れに見慣れた顔ぶれ。
しかし、その中に、ここに呼びつけた張本人の姿はなかった。
「あれ、九条1人?朝日奈さんは?」
二人一緒に現れると思っていたらしい赤羽がキョロキョロと辺りを見回す。
「知らない…というか、何で一緒にいる前提なんだ…」
「九条も朝日奈からの連絡で、ここに来たんだろう?全く…自分から呼びつけておいて遅れるとは…!!」
竜崎が携帯の画面を覗きこみながら、眉間に皺を寄せて憤慨している。
時刻は17時05分。
朝日奈からのマインで指定された時刻より、既に5分が経過していた。
tomoki_kocho
DOODLE変奏曲デュエット夜デートの七瀬の好きなとこそのままマンガ描き起こしただけ〰!
なんだろう、斜め上からのツンデレ具合に簡単に転がされてしまいました…うううかわいいぞーー!!
tomoki_kocho
DOODLE桐ケ谷キャラスト11話ネタバレ感想絵今までの糖度低いストーリーをずっと耐えてきた甲斐はありました…。
いきなり投下された甘い展開に一ミリも不満のない萌えが大爆走してしまったよ…ありがとう11話…!!
tomoki_kocho
DONE11/26桐唯オンリーじゃにえじ用新作展示漫画付き合ってる桐唯のお誕生日デート
眼鏡のガヤが見たすぎて!
あれはおしゃれすぎてやばいですね!!!
早く実装ください…!!(熱望) 2
あもり
DOODLE星つむ3開催おめでとうございます!浴衣デートラブコメ!!!!!!!!いいよね!
ほのいちゃラブです。
怜唯怜というか、朝日奈唯と香坂怜が好きな方向けです♡お楽しみください!
トワイライトなんか知らない 夏はやりたいことがたくさん待っている。スイカ割りを寮の庭でするとか、水鉄砲大会をするとか、巨大なパフェを作ってみるとか。自分のスマホに作った夏休みのやりたいことリストは、着々と積みあがっている。
もちろん、折角の夏休みだからオケの練習も大事。だけど練習ばっかりでは音楽が死んでしまう、というのがぎ……一ノ瀬先生の教えだ。遊び、大いに結構!私もそう思う。楽しいことは、音楽にもつながっている。
でも限りがある休みだし、特に遠方のみんなや3年生は受験の事もある。相談して優先順位をつけないとなあ、と考えてるとふと香坂先輩の事が浮かんだ。先輩は両方ともしっかり当てはまる。……やっぱり実家に帰っちゃうのかな。ベットでごろりと寝返りを打つ。夏休みが近づくたびに、先輩のスマホには誰かから電話がかかってくることが増えた気がする。着信音が鳴った時の、先輩の表情が陰ることも。
4820もちろん、折角の夏休みだからオケの練習も大事。だけど練習ばっかりでは音楽が死んでしまう、というのがぎ……一ノ瀬先生の教えだ。遊び、大いに結構!私もそう思う。楽しいことは、音楽にもつながっている。
でも限りがある休みだし、特に遠方のみんなや3年生は受験の事もある。相談して優先順位をつけないとなあ、と考えてるとふと香坂先輩の事が浮かんだ。先輩は両方ともしっかり当てはまる。……やっぱり実家に帰っちゃうのかな。ベットでごろりと寝返りを打つ。夏休みが近づくたびに、先輩のスマホには誰かから電話がかかってくることが増えた気がする。着信音が鳴った時の、先輩の表情が陰ることも。
さみぱん
DONE2023.7.7-8 ただマエ2展示朝日奈ちゃんには教えられない仕事をしている世界線の銀河くんのお話
何だか寄り道というより一ノ瀬銀河半生記?
※秋山先生と名前のないモブおじが出てきます。
※SV軸の銀河くんどこで何してるんだろう?から派生したアナザーワールドなので広い心でお願いします。ちょっぴりSF(すこしふしぎ)風味 8661
さみぱん
DONE菩提樹寮のあちこちで『トリックオアトリート!』という言葉が飛び交っている現場での一幕。付き合ってない笹唯ですよ、時期的にたぶん。
初出:2021.10.31
トリック オア?【笹唯】「あっ! 笹塚さん、トリックオアトリートですよ!」
「ん? ああ、じゃあ」
「えーーーっ。まさか笹塚さんまでお菓子用意してるなんて…」
ごそごそと上着のポケットを探り始めた笹塚の姿を見て、朝日奈が心から残念、という声を上げた。絶対持ってないと思ったのに、と肩を落としている。
実際、笹塚の指先には仁科からハロウィン用に渡されたお菓子の小箱が当たっていた。道内の土産品店でしか買えないしパッケージもレトロでかわいいから、という理由で選ばれたのはサイコロキャラメルだ。普段の笹塚なら、面倒なイベントに興味もないしさっさと要求通りお菓子を渡して終わり、というところだが、朝日奈の顔を見たら気が変わった。
「なんてな。実は何も持ってない」
2753「ん? ああ、じゃあ」
「えーーーっ。まさか笹塚さんまでお菓子用意してるなんて…」
ごそごそと上着のポケットを探り始めた笹塚の姿を見て、朝日奈が心から残念、という声を上げた。絶対持ってないと思ったのに、と肩を落としている。
実際、笹塚の指先には仁科からハロウィン用に渡されたお菓子の小箱が当たっていた。道内の土産品店でしか買えないしパッケージもレトロでかわいいから、という理由で選ばれたのはサイコロキャラメルだ。普段の笹塚なら、面倒なイベントに興味もないしさっさと要求通りお菓子を渡して終わり、というところだが、朝日奈の顔を見たら気が変わった。
「なんてな。実は何も持ってない」