リキュール
DONE3/25~26 GWTwebオンリー 広川神社例祭 展示作品KK並び全員生存IF ゴーストハンター軸 オリキャラ多し、よく喋るしとても濃い。
海に幽霊が出て困っているという依頼人に呼ばれ、とある島にやってきたKKと暁人。
SNSで映える島といわれていたが、観光客の姿は無く閑散としていた。
一体この島で何が起こったのだろうか。(ミステリーじゃない…と思う)
鍵は店舗又はプロフカードにて。 29935
アカリ
DONE二人で過ごす初めての春の話。K暁(K→暁)の甘酸っぱい話です、青春じみてる。今年の桜柔らかな日差しが降り注ぐ午後。
今日は特にすることもなくもはや休みと言ってもいい、しかし部屋でゴロゴロ過ごすのも退屈だと感じたKKは公園まで赴くことにした。案の定平日の公園にはあまり人が居ない。
空いているベンチに座って一応周囲に人が居ないことを確認してから煙草を咥えて火をつけた。
…ヒマなのは平和な証拠である。休みだってあまり無いKKにとっては最高の一日であるはずなのにどうしてか実感があまり無い。味気なくて仕方がないのだ。
「なんだよ、すっかり春だなぁ」
ふと見れば公園の真ん中に陣取っている桜の木はほぼ満開を迎えていた。大輪の花をあちこちに咲かせ、薄紅色の花弁を風に乗せてささやかに地上へと降らせてくれている。
2390今日は特にすることもなくもはや休みと言ってもいい、しかし部屋でゴロゴロ過ごすのも退屈だと感じたKKは公園まで赴くことにした。案の定平日の公園にはあまり人が居ない。
空いているベンチに座って一応周囲に人が居ないことを確認してから煙草を咥えて火をつけた。
…ヒマなのは平和な証拠である。休みだってあまり無いKKにとっては最高の一日であるはずなのにどうしてか実感があまり無い。味気なくて仕方がないのだ。
「なんだよ、すっかり春だなぁ」
ふと見れば公園の真ん中に陣取っている桜の木はほぼ満開を迎えていた。大輪の花をあちこちに咲かせ、薄紅色の花弁を風に乗せてささやかに地上へと降らせてくれている。
コクシ
PROGRESS今夏に発刊予定「夜空は無限の奇跡である」冒頭サンプルです。全員生存AUにて、KKに助けられた暁人くんが両想いになっていくまでのお話になる予定です。
鋭意執筆中につきのんびりお待ち頂ければ、またご声援頂ければとても励みになります!
何卒よろしくお願いします🤗✨ 18
アカリ
MOURNING本編プレイ後初めて書いてそのままお蔵入りしていた話です、K暁(K←暁)でモブ同級生と暁の話。ちょっと薄暗いのでご注意。誰も知らない。「伊月さぁ、誰かと付き合ったりしねえの?」
大学のカフェテラス。昼食を共にしていた友人からの取り止めのない一言に暁人は思わず顔を上げた。
「…なんで?」
質問に質問で返すのはアレだな、と思いつつもそう返すしかなく。パスタをフォークで巻き取る手を止めてしまった以上、その話をそこで遮ることは出来なくなってしまった。
「聞かれんだよ女子達に。『伊月くん彼女いないの?』とか『合コン呼んでよ』とかしょっちゅう。…いや、まぁ伊月もそんな事まだ考えられないだろうなって思ったから適当に流しといたけど…お前のこと良く思ってるヤツ結構居るんだぜ?今じゃなくても少し先に、って話」
「あぁ…そういうこと」
この友人は唐突なところもあるけれどとても良い人物だと暁人は分かっている。そうやって周囲からの防波堤にもなってくれていたり、自身を気にかけてくれていることにも感謝すら覚えてしまう。
1012大学のカフェテラス。昼食を共にしていた友人からの取り止めのない一言に暁人は思わず顔を上げた。
「…なんで?」
質問に質問で返すのはアレだな、と思いつつもそう返すしかなく。パスタをフォークで巻き取る手を止めてしまった以上、その話をそこで遮ることは出来なくなってしまった。
「聞かれんだよ女子達に。『伊月くん彼女いないの?』とか『合コン呼んでよ』とかしょっちゅう。…いや、まぁ伊月もそんな事まだ考えられないだろうなって思ったから適当に流しといたけど…お前のこと良く思ってるヤツ結構居るんだぜ?今じゃなくても少し先に、って話」
「あぁ…そういうこと」
この友人は唐突なところもあるけれどとても良い人物だと暁人は分かっている。そうやって周囲からの防波堤にもなってくれていたり、自身を気にかけてくれていることにも感謝すら覚えてしまう。
romuro_01
DOODLE毎月25日はK暁デー!ネップリも参加しており、
主催様のリストに載っているものと同じものになります。
こちらでも公開しております。
ネップリも登録していますので、よろしければどうぞ。
【セブン】
印刷期限:2023/03/31
38702547
【ローソン/ファミマ/ポプラ】
印刷期限:2023/04/1
RUT3QJE73H
蒼ずみ
DONEうろこをはぐ Webオンリーの展示物でした K暁ポイピク格納済みの過去SS「先祖お蛇暁人くん」を例祭用に練り直したものになります。文中には出てきてませんが、この暁人くんは邪視なんかも出来る設定。けけおじも承知した上で恋人やってます。
誤字脱字や矛盾は見逃してください…!もしくはこっそり教えてくださいませ…!🙇♂️
最後のはオマケという名の補足 11
リキュール
DONE #毎月25日はK暁デー お題【花束】参加させていただきました!美味しいものたべるけあきです。
あと広川神社例祭のネップリ企画にも参加してます。そちらでは小冊子で読めますのでよろしければ。 7
リキュール
TRAININGホワイトデー!独占欲というか所有欲っていいですね。オトナな余裕があるKKだけど、コイツはオレのものって周りに見せびらかしたいって実はずっと思ってた。そんなお話。運命の人はオレのものK暁 ホワイトデー
差し出された一輪のバラと小箱に目を見開く。
正直なところ、ホワイトデーにこうして何か貰えるなんて考えてもいなかった。バレンタインはお互いが贈りあった形だったから、それで完結したと思って何も用意していないのだ。
そんな焦りが顔に出ていたのか、KKが吹き出して笑い出す。
「オレが勝手にやったことなんだから気にしなくていい。いいからこっち開けてみろよ」
「でも、…あ、キャンディ?」
「カゲリエに花買いに行ったら売ってたんだ。オマエ戦うときによく糖分摂るだろ」
「最近は減ってきてるけどね。…ありがとう」
カラフルなキャンディの箱からひとつ赤いキャンディを取り出し包装を解く。宝石のようなカットをされたそれを口に含むとふわりと苺の甘みが口いっぱいに広がった。
1353差し出された一輪のバラと小箱に目を見開く。
正直なところ、ホワイトデーにこうして何か貰えるなんて考えてもいなかった。バレンタインはお互いが贈りあった形だったから、それで完結したと思って何も用意していないのだ。
そんな焦りが顔に出ていたのか、KKが吹き出して笑い出す。
「オレが勝手にやったことなんだから気にしなくていい。いいからこっち開けてみろよ」
「でも、…あ、キャンディ?」
「カゲリエに花買いに行ったら売ってたんだ。オマエ戦うときによく糖分摂るだろ」
「最近は減ってきてるけどね。…ありがとう」
カラフルなキャンディの箱からひとつ赤いキャンディを取り出し包装を解く。宝石のようなカットをされたそれを口に含むとふわりと苺の甘みが口いっぱいに広がった。
ウジムシ蛾
DONEお題【春の兆し】#毎月25日はK暁デー
【K暁】芽吹く春まだまだ冷たい風が肌を撫でていく。
本日の仕事を終えたKKは、胸元にあるボディバッグからスマホを取り出した。仕事中に何度か通知が来ていたから確認しないといけない。
仕事仲間である凛子からのものだったら厄介だ、仕事が増える可能性が高い。
今日は折角簡単な仕事ばかりだったというのに。
依頼があったビルでの穢れ祓い。マレビトとよばれる化け物もでることなく、さくっと終わった。いい日だ。
着信は凛子ではなかった。
送信者を告げるところにあるのは『暁人』の文字。それを見て、KKは僅かに口端を持ち上げた。
伊月暁人はKKの相棒といえる青年だ。
20近く年下。つい最近まで大学生だった。涼しげな目元を持ち、クールな印象があるが、実際にはころころと表情をよく変える可愛い印象のやつだ。
2795本日の仕事を終えたKKは、胸元にあるボディバッグからスマホを取り出した。仕事中に何度か通知が来ていたから確認しないといけない。
仕事仲間である凛子からのものだったら厄介だ、仕事が増える可能性が高い。
今日は折角簡単な仕事ばかりだったというのに。
依頼があったビルでの穢れ祓い。マレビトとよばれる化け物もでることなく、さくっと終わった。いい日だ。
着信は凛子ではなかった。
送信者を告げるところにあるのは『暁人』の文字。それを見て、KKは僅かに口端を持ち上げた。
伊月暁人はKKの相棒といえる青年だ。
20近く年下。つい最近まで大学生だった。涼しげな目元を持ち、クールな印象があるが、実際にはころころと表情をよく変える可愛い印象のやつだ。
アカリ
MOURNING惜しくもけあきデーに間に合わなかったものをここに置いておきます…K(→)←暁な感じでまだこれから始まりそうな二人の冬の話。隠すつもりだったのに。36℃に君が触れればびゅう、と寒風が頬を不躾に撫でていきKKは寒さに顔を顰めた。
「あー…クソ寒ぃなちくしょうめ。なんだって寒波なんか来てんだ、こちとら夜通し化け物退治だぞふざけんな」
そんな文句を垂れつつタクティカルジャケットのファスナーを上げて中に着込んでいたネックウォーマーを顎まで上げる。ここまで寒いとは思わなくて貼るカイロをもう一枚貼れば良かったと後悔すらした。
過信していたのだ、自分を。暁人が同じくらいの防寒をしていたからこんなもんでいいだろうと踏んでいたら知らぬ間に自分はめっきり寒さには弱くなったようだ。
──歳は取りたくねぇなぁ。
心の中でそうボヤきつつ、多少は風を凌げるビルの軒下でKKは煙草を口に咥えながらただひたすらに暁人を待っていた。
2014「あー…クソ寒ぃなちくしょうめ。なんだって寒波なんか来てんだ、こちとら夜通し化け物退治だぞふざけんな」
そんな文句を垂れつつタクティカルジャケットのファスナーを上げて中に着込んでいたネックウォーマーを顎まで上げる。ここまで寒いとは思わなくて貼るカイロをもう一枚貼れば良かったと後悔すらした。
過信していたのだ、自分を。暁人が同じくらいの防寒をしていたからこんなもんでいいだろうと踏んでいたら知らぬ間に自分はめっきり寒さには弱くなったようだ。
──歳は取りたくねぇなぁ。
心の中でそうボヤきつつ、多少は風を凌げるビルの軒下でKKは煙草を口に咥えながらただひたすらに暁人を待っていた。
リキュール
TRAININGハッピーバレンタイン、仲良し伊月兄妹とKKのK暁です。時短ブラウニー、美味しくて簡単で良いですね!最後の一つは口移しでカシャカシャと小気味良い音がキッチンに響く。少し力みすぎて薄力粉がボウルから溢れ、エプロンに白いまだら模様を作る。汚れを落とそうと指で擦るが、いつの間にか指についていたチョコレートをエプロンに塗り広げてしまいため息を吐いた。
「お兄ちゃん、もうちょっと力抜いて混ぜて。じゃないと飛び散っちゃう」
麻里がラッピングの袋を広げながら出元を覗き込み、苦笑いを浮かべた。
思っていたより生地の粘度があり泡立て器を動かしづらいが、小分けにして加えた薄力粉を今度は溢さないように慎重に混ぜていく。白色が濃い茶色に馴染むのを確認すると、麻里がクッキングシートを敷いておいてくれた耐熱容器に流し込む。溢さないように平らにならし、容器を机に軽く打ちつけ入り込んでいた気泡を抜いた。その上に麻里が使った余りのくるみやアーモンドを砕いたものを散らし、そのまま電子レンジに入れて3分セット。最近の時短テクニックは凄いなと考えついた人に感嘆の念を抱いた。
3431「お兄ちゃん、もうちょっと力抜いて混ぜて。じゃないと飛び散っちゃう」
麻里がラッピングの袋を広げながら出元を覗き込み、苦笑いを浮かべた。
思っていたより生地の粘度があり泡立て器を動かしづらいが、小分けにして加えた薄力粉を今度は溢さないように慎重に混ぜていく。白色が濃い茶色に馴染むのを確認すると、麻里がクッキングシートを敷いておいてくれた耐熱容器に流し込む。溢さないように平らにならし、容器を机に軽く打ちつけ入り込んでいた気泡を抜いた。その上に麻里が使った余りのくるみやアーモンドを砕いたものを散らし、そのまま電子レンジに入れて3分セット。最近の時短テクニックは凄いなと考えついた人に感嘆の念を抱いた。
リキュール
TRAINING節分ですね!豆まきエモートありがとう!!二人が節分にマレビト退治に勤しむお話です。
いざ節分!豆まき投法鬼は外福は内。この時期になると幼い頃から誰もが耳にする言葉だ。子供の頃は鬼の面をつけた大人に寄ってたかって豆をまいた覚えがあるのではないだろうか。あれは結構痛い。小さい頃麻里に豆をまかれた経験があるので、世の大人たちは凄いなと感心している。
話を戻すが、病や穢れは時代によっては鬼や魔と表される事がある。魔を滅するという意味を持たせた豆を外にまくことで悪いものを外に追い出し入ってこないようにし、逆に運や福を呼び込むために敷地内にも豆をまく。
そして一年の幸福を祈り、豆の力をいただくために歳の数だけ豆を食べるのだ。
そういえばこの時期に今はコンビニでも売っている恵方巻だが、関東で流行ったのは結構最近なんだとか。僕が子供の頃には既に珍しくなかったので、てっきり昔からあるものだと思っていた。海鮮巻き田舎巻きなど種類が豊富で美味しいから何種類も買ってしまうのは企業努力と業界戦略の大勝利と言ったところか。
2813話を戻すが、病や穢れは時代によっては鬼や魔と表される事がある。魔を滅するという意味を持たせた豆を外にまくことで悪いものを外に追い出し入ってこないようにし、逆に運や福を呼び込むために敷地内にも豆をまく。
そして一年の幸福を祈り、豆の力をいただくために歳の数だけ豆を食べるのだ。
そういえばこの時期に今はコンビニでも売っている恵方巻だが、関東で流行ったのは結構最近なんだとか。僕が子供の頃には既に珍しくなかったので、てっきり昔からあるものだと思っていた。海鮮巻き田舎巻きなど種類が豊富で美味しいから何種類も買ってしまうのは企業努力と業界戦略の大勝利と言ったところか。
32honeymoon
DONE #2023年初めK暁ワンライ(盛大に遅刻遅刻ゥ~!!!)
もうすっかり専売特許になりつつある、あの夜を超えて戻ってきた二心同体K暁でお送りいたします。
しかし結局今回もワンライどころか3時間かかってしまいました・・・これがポンコツたる所以・・・!
でも書くのは楽しかったのでこれで良しとしてくださいませ!
白雀さま、いつも素敵な機会を作ってくださりありがとうございます😊
雪と兎とおみくじと。ーちらちらと舞い散る、白い雪。
窓の外、視界を覆うその白さにほう、と息を吐けば、まだ温まり切っていない部屋の空気が暁人の吐いた息のかたちを煙のように可視化してみせた。
『ー今日は都内でもそれなりに積もるらしいぜ』
今日が休みでよかったな、と呟くその声にそうだね、と返して、そっと揺れるカーテンを閉める。ぺたぺたとスリッパの足音が、ちいさなワンルームの部屋に響いた。
「・・・KKはさ、雪って・・・好き?」
『あ?・・・・まあ、雨よかはマシだな』
「・・・そうなんだ」
どこか浮かない顔で、誰にともなく呟くその表情。
もしKKが目の前に居たなら、きっと「オマエなんて顔してんだ」とでも言われただろうが、暁人の表情を映すものがない今、彼の体の中に居るKKがその顔色を知ることは叶わない。
5122窓の外、視界を覆うその白さにほう、と息を吐けば、まだ温まり切っていない部屋の空気が暁人の吐いた息のかたちを煙のように可視化してみせた。
『ー今日は都内でもそれなりに積もるらしいぜ』
今日が休みでよかったな、と呟くその声にそうだね、と返して、そっと揺れるカーテンを閉める。ぺたぺたとスリッパの足音が、ちいさなワンルームの部屋に響いた。
「・・・KKはさ、雪って・・・好き?」
『あ?・・・・まあ、雨よかはマシだな』
「・・・そうなんだ」
どこか浮かない顔で、誰にともなく呟くその表情。
もしKKが目の前に居たなら、きっと「オマエなんて顔してんだ」とでも言われただろうが、暁人の表情を映すものがない今、彼の体の中に居るKKがその顔色を知ることは叶わない。
リキュール
DONE #2023年初めK暁ワンライ素敵な企画参加させていただきました!
お題【おみくじ】
いろいろ霊視で見えるようになっても、きっとわからないことはあるよなぁって思って書きました。
神か悪霊か初詣シーズンも過ぎ、神社は静けさを取り戻していた、はずだった。
社務所前は平日昼間にも関わらず若者で溢れかえっており、皆何かを求めて列を成している。
「…夜に出直さないか」
「夜だと社務所しまっちゃうよ」
異様な盛り上がりを見せる若者の中に混じりたくないのか、KKは顔を顰めてじりじりと後退していくので、背中を押して最後尾に並んだ。
若者の間で面白い噂が流れているらしい。
おみくじを引くと、出た運勢によって何かが起こるんだとか。話によると、大吉を引くと欲しい物が手に入り、中吉を引くと告白が成功し、吉を出すと試験のヤマが当たるなど。逆に凶を引くと怪我をするという噂もあるのだが、彼らはそれを知っているのかはわからない。
3198社務所前は平日昼間にも関わらず若者で溢れかえっており、皆何かを求めて列を成している。
「…夜に出直さないか」
「夜だと社務所しまっちゃうよ」
異様な盛り上がりを見せる若者の中に混じりたくないのか、KKは顔を顰めてじりじりと後退していくので、背中を押して最後尾に並んだ。
若者の間で面白い噂が流れているらしい。
おみくじを引くと、出た運勢によって何かが起こるんだとか。話によると、大吉を引くと欲しい物が手に入り、中吉を引くと告白が成功し、吉を出すと試験のヤマが当たるなど。逆に凶を引くと怪我をするという噂もあるのだが、彼らはそれを知っているのかはわからない。
みらい
DONE龍神KK×人暁人ぷらかーど(@3plcard3)さんのイラスト元に書きました!
名 荒れ狂う龍神が嫁を貰ったと知らせが来たときは、何かの間違いなのではないかと疑ってしまった。しかも、人間だというのだから驚きだ。絶対に嘘だ、信じられない。そう凛子がそう語るほど、龍神は人嫌いで有名だった。しかも、同じ崇められる神とは、思えないほど横暴なのだ。
『名』
「凛子?」
「…………」
「めでたいじゃん!」
「うーん、信じられない……」
白と黒のモノトーンな着物に見を包んだ凛子は、突如やってきた知らせに驚愕を隠せず、眷族である絵梨佳と共に龍神の住処までやってきていた。理由は一つ。祝言は嫁が恥ずかしがるから挙げないが、祝いの品を寄越せなどと言う、横暴な一言があったからだ。
「どんな人なんだろうね!」
「無理やりじゃないでしょうね……」
5090『名』
「凛子?」
「…………」
「めでたいじゃん!」
「うーん、信じられない……」
白と黒のモノトーンな着物に見を包んだ凛子は、突如やってきた知らせに驚愕を隠せず、眷族である絵梨佳と共に龍神の住処までやってきていた。理由は一つ。祝言は嫁が恥ずかしがるから挙げないが、祝いの品を寄越せなどと言う、横暴な一言があったからだ。
「どんな人なんだろうね!」
「無理やりじゃないでしょうね……」