Do not Repost・東龍
DONE『自分が執着されていることを自覚している奴が、上手い具合に相手を誘導して自分のそばにいるように人生の進路固定を仕向けるブロマンス』好き。という、5話更新。➡https://tapnovel.com/stories/31859 2
Do not Repost・東龍
INFO【45話完結しました……が、番外編を何話か更新予定】魔物を倒しながら小説コンテストへの応募を目指す少年のRPGです(?)。
※漫画でも小説でもない、独特な形態です
ノベルゲーム風と言いますか。
→https://tapnovel.com/stories/24978
画像は作中の様子。 44
マカロニサラダ
PROGRESS交通事故で亡くなったはずの友達が幽霊となって現れ、同居する話ですわかりやすく属性で表すと⬇️
健気なワンコ系DK(幽霊)×気だるげ寡黙DK
ほのぼの+不穏です
いずれ本にしたい…とコツコツ書いてます
【ブロマンス小説】フレンド・イン・ザ・ルーム【幽霊】 七月二十二日。高校二年の夏休み初日。梓月はほの暗い部屋を照射する電灯を見つめている。黒く肩に触れるほど伸びた髪は、毛先が不揃いで傷んでいる。蜂蜜色と薄花色のオッドアイが長い前髪から覗かせていた。この部屋には、カーテン越しに差し込む光も、窓の外の喧騒もない。このまま、誰にも見つけられずに往生を遂げるのか。
ふと、部屋が冷気を増して寂びれた心地になる。霜風の出処を見ると、毛布を被り現今にそぐわぬ書生服を着た友人の姿があった。いや、人ではない。暗がりの中なのに薄らと光を帯びており、透けた身体の向こうには午前三時を示した壁掛け時計が見える。梓月は、どうせ夢だと悟るも、それの顔を見て不愉快な表情を顕にした。都合の良いように生み出した存在が何故泣くのか。
18638ふと、部屋が冷気を増して寂びれた心地になる。霜風の出処を見ると、毛布を被り現今にそぐわぬ書生服を着た友人の姿があった。いや、人ではない。暗がりの中なのに薄らと光を帯びており、透けた身体の向こうには午前三時を示した壁掛け時計が見える。梓月は、どうせ夢だと悟るも、それの顔を見て不愉快な表情を顕にした。都合の良いように生み出した存在が何故泣くのか。
usami2323
DOODLEソーリョ童話パロブロマンス寄りゾンプレリョで赤ずきんラブコメを書くつもりだったのに、ソーちゃんが参戦してきたのよ···。
1行だけ深リョにおわせ。
リョータずきんと森のクマさん深い緑の森に建つ木のお家。
ここで、リョータずきんは赤木おかあさんのお手伝いをしたり森の友達とバスケをしながら、毎日楽しく暮らしています。
今日はとてもいい天気。リョータずきんは赤木おかあさんからおつかいを頼まれました。
「宮城。今日はおばあちゃんの誕生日だ。おばあちゃんにこのアップルパイを持っていけ。あいにくオレはまだ仕事があるから、お前がしっかり祝ってやってくれ。」
赤木おかあさんは、甘くていい匂いが漂うバスケットをリョータずきんに手渡しました。
「オーケー、ダンナ。ダンナ手作りのアップルパイ、オレ好きなんだよなあ。ばーちゃんと一緒に食べていい?」
「まったくちゃっかりしているなお前は。そう言うと思って多めに焼いておいたから、おばあちゃんと仲良く食べるんだ。ただし、日が落ちる前に帰ってくるんだぞ。最近は暗くなると湖の傍にオオカミが出るらしいからな。」
4590ここで、リョータずきんは赤木おかあさんのお手伝いをしたり森の友達とバスケをしながら、毎日楽しく暮らしています。
今日はとてもいい天気。リョータずきんは赤木おかあさんからおつかいを頼まれました。
「宮城。今日はおばあちゃんの誕生日だ。おばあちゃんにこのアップルパイを持っていけ。あいにくオレはまだ仕事があるから、お前がしっかり祝ってやってくれ。」
赤木おかあさんは、甘くていい匂いが漂うバスケットをリョータずきんに手渡しました。
「オーケー、ダンナ。ダンナ手作りのアップルパイ、オレ好きなんだよなあ。ばーちゃんと一緒に食べていい?」
「まったくちゃっかりしているなお前は。そう言うと思って多めに焼いておいたから、おばあちゃんと仲良く食べるんだ。ただし、日が落ちる前に帰ってくるんだぞ。最近は暗くなると湖の傍にオオカミが出るらしいからな。」
マカロニサラダ
DONE創作ブロマンス、幽霊の友達が、これを見たらわかる‼️よろしくお願いします。・キャラ設定画像
・メインストーリーの概要
・時系列(おまけ)エンドはメインのIFルートとして考えてください。
⚠︎交通事故・動物の死体の描写あり
梓月視点で進みます(俺=梓月)
何かあれば →https://x.com/lifewithaghost?s=21 29
マカロニサラダ
DONE【IFルート短編】共に三途の川を渡ることになった、梓月とD君です。これ単体でも読めます。幸せは無いです。
何がきっかけだったか、幽霊となった友人と暮らしているうち、自らも死を選ぶことにした。
その後、見えた景色は、自分が乗っている木製の手漕ぎ舟と先の見えぬ長い川だった。日本では有名な話だ。三途の川だとすぐに分かった。三途の川とは、死後の魂が辿り着く場所であり、川が辿り着く奥深い場所にある地獄と、川岸に咲く花々に囲まれた美しい極楽浄土がある。
ここから先は独りか、と呟けば、聞き慣れた声が後ろから聞こえる。
「僕もいる」
振り返ってみれば、友人であるD君の顔が見えた。彼が事故に遭った時の、黒く濁った白い学ランの姿だ。恵まれた背丈のおかげで溺れていない。
けれど、明らかに息苦しそうな様子に早く乗るよう声をかけて手を貸した。
2043その後、見えた景色は、自分が乗っている木製の手漕ぎ舟と先の見えぬ長い川だった。日本では有名な話だ。三途の川だとすぐに分かった。三途の川とは、死後の魂が辿り着く場所であり、川が辿り着く奥深い場所にある地獄と、川岸に咲く花々に囲まれた美しい極楽浄土がある。
ここから先は独りか、と呟けば、聞き慣れた声が後ろから聞こえる。
「僕もいる」
振り返ってみれば、友人であるD君の顔が見えた。彼が事故に遭った時の、黒く濁った白い学ランの姿だ。恵まれた背丈のおかげで溺れていない。
けれど、明らかに息苦しそうな様子に早く乗るよう声をかけて手を貸した。
Do not Repost・東龍
DOODLE※発端・https://tapnovel.com/stories/24978まだ続く19.5話後のエピソード。
あと、森でそんなやり取り始めちゃったからこんなプレゼントになってるのもある。
「タガメは格好いい」という漠然とした認識がどうもあって、コレをきっかけに改めて調べてみたら「ただのブリゴキじゃねぇか!!!!!」って泣いた。
Do not Repost・東龍
DONE☆原作:https://tapnovel.com/stories/24978夏から描いてた、夏祭りダラダラ漫画。
ネーム切らずに直接描いてた『ギンヒラ夏祭り801漫画』。ちなみにこれは【捏造二次】じゃなくて、ちゃんと【実際(?)】(ややこしいな!)。
「ずらかるか」までが夏に描いていたものなので、ギン氏の前髪が固い(気がする)。 11
マカロニサラダ
PROGRESS幽霊の友達の本編書きかけ進捗😌😌応援して〰️😭※直接的な表現は無いですが、いじめを受けている匂わせあります
幽霊の友達(序) 七月二十五日。高校三年の夏休み初日。梓月はほの暗い部屋を照射する電灯を見つめている。黒く肩まで伸びきった髪は、毛先が不揃いで傷んでいる。蜂蜜色と薄花色のオッドアイが長い前髪から覗かせていた。カーテン越しに差し込む光も、窓の外の喧騒もない。このまま、誰にも見つけられずに往生を遂げるのか。
ふと、部屋が冷気を増して寂びれた心地になる。霜風の出処を見ると、毛布を被り現今にそぐわぬ書生服を着た友人の姿があった。いや、人ではない。暗がりの中なのに薄らと光を帯びており、透けた身体の向こうには午前三時を示した壁掛け時計が見える。梓月は、どうせ夢だと悟るも、それの顔を見て不愉快な表情を顕にした。都合の良いように生み出した存在が何故泣くのか。
7106ふと、部屋が冷気を増して寂びれた心地になる。霜風の出処を見ると、毛布を被り現今にそぐわぬ書生服を着た友人の姿があった。いや、人ではない。暗がりの中なのに薄らと光を帯びており、透けた身体の向こうには午前三時を示した壁掛け時計が見える。梓月は、どうせ夢だと悟るも、それの顔を見て不愉快な表情を顕にした。都合の良いように生み出した存在が何故泣くのか。
Do not Repost・東龍
DOODLE※元ネタ→https://tapnovel.com/stories/24978【12/6】GIFメイキング追加
漫画は、雰囲気台無しになるから省かれた15話のサイン会。
女だと思っていた好きだった作家が男だった挙句に何か夢に出てくるし自分よりタッパあるし優しいしイメージより女々しいしいつもベソかいててウザイのどんな気分すかネェネェ。 15
Do not Repost・東龍
TRAININGお題【笑顔】ギンが〆切に怯えたり、呪いで文盲になっていくの見てられなかったので、いっそ殺して安堵するファンなバッドエンド。タプノべでマルチEDとしてこのBAD ENDルート作るのメッッッッチャ楽しそう😳
何がエモいって『ギンの書いた小説』という1番執着していたもんを捨てて、どうでもよかったはずの“作者”を尊重して殺してるヒーラー尊い。で、首に毎日、本の読み聞かせしてあげるんでしょ?尊死。 3
Do not Repost・東龍
DONE私が『只の”ファン”を”友達”として勘違いしていたせいで迷惑をかけた』事があるので、だからギン氏はその逆になってほしかったんですよね、なギンヒラ18話。➡https://tapnovel.com/stories/24978 2
Do not Repost・東龍
DONE画像3・4枚目は言い訳。いやさぁ……『己の説明でどんな香水が出来るか』の何か、こう……解説チャレンジもおもろいと言いますか。
※送った文(簡単なパス付き)・https://poipiku.com/28747/9481849.html 5
Do not Repost・東龍
DOODLE過去にpixiv sketchで描いた『お題【星空ドレス】』のコントなんですけど……→https://sketch.pixiv.net/items/1813383657379750466
まぁ、ここにもまとめてあるんですけど
→https://poipiku.com/28747/8391598.html
ギャレの『ギンヒーラータグ内』に反映されないバグへの対処ついでに……いっそ独立投稿。
Do not Repost・東龍
DOODLE2013年作のナちP、が14話のヒーラーとギンに似てて思い出したので。『対象以外が無事ならあとはどうでもいい・殺せる』みたいな、そこら辺が麻痺したナッちゃん。で、その事が凄く嫌なその“対象”さん。
例えば『対象の近くで爆弾が爆発したけど、対象だけ守って周りが他の人の血肉でミチャミチャでも「あんたが無事で良かった」と笑う』の……ナち×PもそうですけどR→Kさんもそんな感じで、好っき。 6
kinokohaus
TRAINING明治軸ではカップリングはありません。以前に書いた話の明治軸の『朔』と同じ世界線の二人です。これだけで読めますが、続きの現パロは月鯉になっている為ご注意下さい。またここでは出ませんが将来鯉登は妻子を持ちます。月島とは恋愛とは異なる関係で強い絆を築いていきます。その過程(未完)です。この話の中では妻子は影も形もありません。よろしくお願いします。
ざざっと書いた練習作です。
彼の人物について(仮タイトル) 石油ランプの灯る文机の前で、鯉登は一人、万年筆を握っていた。ペラリと紙の綴りを一つめくり、ぶつぶつ唱えながら書きつけていく。
例の戦闘行為が中央に対する謀反ではなく露國パルチザンの攻撃による五稜郭および函館の防衛のための出撃であったと結論づけられ、ようやく連隊内が落ち着きを取り戻したころ。
鯉登も月島もやっと中央の追求の手から逃れ、通常通りの日々を取り戻しつつあった。
停年進級の時期を控え、鶴見中尉の抜けた穴は埋まらぬまま、鯉登は小隊長として、自分の小隊の考課表を作成するため自宅の文机を前に所属の人員に付いて一人一人、評定を記入していた。
考課表には入隊からの成績やそれまでの上司からの考課が至極完結に記されている。それらを読み返しながら、あの一等卒の良いところ、この二等卒のこれからに付いて書き連ねる。
2763例の戦闘行為が中央に対する謀反ではなく露國パルチザンの攻撃による五稜郭および函館の防衛のための出撃であったと結論づけられ、ようやく連隊内が落ち着きを取り戻したころ。
鯉登も月島もやっと中央の追求の手から逃れ、通常通りの日々を取り戻しつつあった。
停年進級の時期を控え、鶴見中尉の抜けた穴は埋まらぬまま、鯉登は小隊長として、自分の小隊の考課表を作成するため自宅の文机を前に所属の人員に付いて一人一人、評定を記入していた。
考課表には入隊からの成績やそれまでの上司からの考課が至極完結に記されている。それらを読み返しながら、あの一等卒の良いところ、この二等卒のこれからに付いて書き連ねる。
omaoni_naracoro
MAIKING山の荒れ寺で一人暮らす悲鳴嶼さん、彼はとある雪の日に猫の子を拾い…原作設定フル無視展開なので何でも許せる人向け。ブロマンス。
ペン入れもトーンも途中ですが最後まで読めます。
後日ちゃんと仕上げたものを支部に上げなおします💦
ちなみに。サイレント漫画です。 34
マカロニサラダ
DONEこれ単体でも読めます。梓月とD君が月が消えた世界でブランコに座って雑談するアポカリプス会話劇小説です
深宇宙に行けたら梓月とD君は、放課後に帰り道の公園のブランコに座っていた。夕焼けに染まった赤い砂を蹴りながら思い出したように梓月が話す。
「そういえば、今日さ……」
「うん?」
「俺、変な夢を見たんだよ」
「どんな夢なの?」
「いや、それがさ。なんか、いきなりお前が居なくなってさ……」
「えっ、ああ、僕が出ると思わなくてびっくりした」
「それで俺はずっと探してたんだけど見つからなくて……」
D君はそれを聞いて朝の出来事を思い出す。
「だから朝あんなメールしてきたんだ」
「そう、そうなんだよ。なのに携帯繋がんないし」
「あー、ごめんね。充電切れてたみたいで」
「次からは気をつけてくれよ、本当にいなくなったのかと思った」
「はは、どこに行くって言うの」
1567「そういえば、今日さ……」
「うん?」
「俺、変な夢を見たんだよ」
「どんな夢なの?」
「いや、それがさ。なんか、いきなりお前が居なくなってさ……」
「えっ、ああ、僕が出ると思わなくてびっくりした」
「それで俺はずっと探してたんだけど見つからなくて……」
D君はそれを聞いて朝の出来事を思い出す。
「だから朝あんなメールしてきたんだ」
「そう、そうなんだよ。なのに携帯繋がんないし」
「あー、ごめんね。充電切れてたみたいで」
「次からは気をつけてくれよ、本当にいなくなったのかと思った」
「はは、どこに行くって言うの」
wsst_nvl
MAIKING学生五+夏がラーメンを食べる話(https://poipiku.com/1330641/7582905.html )の続きです。五条家のターンなので傑は出てきません。
悟の実家での振る舞い書くの楽しかった。
※23,4,7追記
完成版をpixivにアップしました。
特級呪物・連理の簪 | 鷲下 https://www.pixiv.net/novel/show.ph
【五+夏】特級呪物・連理の簪②【ブロマンス】 実家の廊下は無駄に長い。しかも書庫は離れにあって、蔵書を自室で読もうと思うと運ぶのが地味にダルい。
おまけに山積みの書物を抱えて歩けば、どこからともなくわらわらと女中たちが集まってくる。
「いけません悟様! お荷物は私たちに任せて」
引き留める女たちに目もくれず、すたすたと廊下を進む。
「いーよこれくらい。つか本読むたびに誰かしら呼びつけるのがめんどいわ」
「しかし悟様の手を煩わせるわけには」
「お前らが集まってくる方がよっぽど煩わしいんだけど」
だいたいここにいる女中どもはあらゆる呪術師家系から五条家に遣わされた奉公人で、次期当主の妻、跡継ぎの母の座を狙うハイエナだ。そんな下心見え見えで親切にされたってこっちは反吐しか出ない。
3298おまけに山積みの書物を抱えて歩けば、どこからともなくわらわらと女中たちが集まってくる。
「いけません悟様! お荷物は私たちに任せて」
引き留める女たちに目もくれず、すたすたと廊下を進む。
「いーよこれくらい。つか本読むたびに誰かしら呼びつけるのがめんどいわ」
「しかし悟様の手を煩わせるわけには」
「お前らが集まってくる方がよっぽど煩わしいんだけど」
だいたいここにいる女中どもはあらゆる呪術師家系から五条家に遣わされた奉公人で、次期当主の妻、跡継ぎの母の座を狙うハイエナだ。そんな下心見え見えで親切にされたってこっちは反吐しか出ない。
マカロニサラダ
DONEこれ単体でも読めます。【IFルート短編】D君が幽霊ではなく肉塊となって、梓月に会いに来た世界線⚠️動物の死体、肉塊が喋る
沙耶の唄リスペクトです
「なあ、どうか」梓月はある夜、幽霊である親友に向かって泣き縋った。
「なあ、どうか生き返って欲しい」
叶わぬ願いだとは分かっていながら、交通事故で他界したもう触れられないD君のことが忘れられなかった。また、共に学校に通って周りから身を潜めて秘密基地の空き教室で遊んでいたかった。あの時のように一緒に馬鹿騒ぎをして笑い合いたかった。しかし、それは二度と叶わないことだと悟っているため、涙を流すしかなかった。
「お願いだから、もう一度だけで良いから会いに来てくれよ」
D君に会いたいと願うほど、D君の死を受け入れたくないという想いが強くなっていった。それから数日して、部屋にブランケットの塊が現れた。恐る恐るその塊に触れると、温かく、鼓動していた。
2782「なあ、どうか生き返って欲しい」
叶わぬ願いだとは分かっていながら、交通事故で他界したもう触れられないD君のことが忘れられなかった。また、共に学校に通って周りから身を潜めて秘密基地の空き教室で遊んでいたかった。あの時のように一緒に馬鹿騒ぎをして笑い合いたかった。しかし、それは二度と叶わないことだと悟っているため、涙を流すしかなかった。
「お願いだから、もう一度だけで良いから会いに来てくれよ」
D君に会いたいと願うほど、D君の死を受け入れたくないという想いが強くなっていった。それから数日して、部屋にブランケットの塊が現れた。恐る恐るその塊に触れると、温かく、鼓動していた。
wsst_nvl
DONE学生五+夏がラーメンを食べる話。ツイッターでハイジさんが呟いてらしたネタに鷲下が茶々入れてたら楽しくなっちゃったので、冒頭ワンシーンを許可いただいて小説に仕立てました。夏油をまともに書いたの初めてな気がする。
タイトルの「連理の簪」は続編で登場する予定。いつ書けるか分からんけど。
ブロマンスのつもりですが、BLと思って読まれても問題ないのでそのようにタグ付けしています。お好きにどうぞ。
【五+夏】特級呪物・連理の簪①【ブロマンス】「悟、ラーメン食わないか?」
「ひのき屋? 行く行く!」
高専から麓へ少し下ると、ほどなく小さなラーメン屋が見えてくる。藍染めの暖簾を潜ると、まずは券売機。続くたった四席のカウンターの奥には、捻り鉢巻の大将がしかめ面で立っている。
「いらっしゃい」
俺の定位置は一番奥、隣が傑だ。各々置いた食券を一瞥して、大将はテボに麺を放り込んだ。
「七海、大丈夫かな? 今日結構キツくしたよね」
ついさっきまでやっていた自主練は、灰原が座学の補習だとかで、一年生は珍しく七海一人だった。
「あれぐらいでバテるとか弱すぎ。任務で死ぬより俺らにしごかれてぶっ倒れる方がマシだろ」
「それはそうだけど」
傑は苦笑いして、首に掛けたタオルで汗を拭った。シャワーを浴びたばかりの長髪はまだ湿っていて、白いTシャツの背中に染みを作っている。
2647「ひのき屋? 行く行く!」
高専から麓へ少し下ると、ほどなく小さなラーメン屋が見えてくる。藍染めの暖簾を潜ると、まずは券売機。続くたった四席のカウンターの奥には、捻り鉢巻の大将がしかめ面で立っている。
「いらっしゃい」
俺の定位置は一番奥、隣が傑だ。各々置いた食券を一瞥して、大将はテボに麺を放り込んだ。
「七海、大丈夫かな? 今日結構キツくしたよね」
ついさっきまでやっていた自主練は、灰原が座学の補習だとかで、一年生は珍しく七海一人だった。
「あれぐらいでバテるとか弱すぎ。任務で死ぬより俺らにしごかれてぶっ倒れる方がマシだろ」
「それはそうだけど」
傑は苦笑いして、首に掛けたタオルで汗を拭った。シャワーを浴びたばかりの長髪はまだ湿っていて、白いTシャツの背中に染みを作っている。