うめこ
TIRED【小説】2ndバトル前、和解前さまいち②思わずそんな言葉が出たが、詰ったところで一郎はこの有様だ。仕方なく濡れたタオルで身体を拭いてやると、腕や手のひらのあちこちに小さな擦り傷や切り傷、それに腹には小さな打撲痕があった。
幸いにも大きな怪我はなかったが、心なしか頬がこけているように見えるし、唇も随分カサついている。どうやら長い間まともに栄養を摂っていなかったらしい。医者ではない左馬刻にすら一目で分かるほど、一郎の状態は散々だった。
何か食べ物を取らせなければいけないのだが、当の一郎は未だ眠ったままだ。
「一郎、オイ、起きろ」
ペチペチと軽く頬を叩いてみても、一郎は苦しそうに荒く呼吸を繰り返すばかりで固く閉じられた瞼はピクリとも動かなかった。
「ったく、ふざけんじゃねぇぞ」
怒りというよりも愚痴るようにそう零すと、汗で濡れた額に張り付く黒髪をおもむろに掻き上げた。
髪の生え際を指の腹でなぞりながら、観察するように一郎の顔をじっと眺める。TDDが解散して以降、一郎が左馬刻に見せるのはありったけの嫌悪を剥き出しにした怒りの表情ばかりだ。
だから、こうして眉を寄せていない一郎の顔をじっくりと見るのは随分と久し 5640
うめこ
MOURNING【小説】2ndバトル前、和解前さまいち①「落ち着いて聞いてください。イケブクロのバスター・ブロスが解散しました」左馬刻に最初にその報せを持ってきたのはチームメンバーである入間銃兎だった。
「……あァ? 何言ってやがんだ、解散だぁ?」
決して銃兎を信じていないわけではない。そもそも銃兎はこうした冗談を言う男ではないし、何より左馬刻とバスター・ブロスのリーダー、山田一郎との間に並々ならぬ因縁があることをよくよく承知している。
そんな銃兎が敢えて左馬刻の地雷を踏みぬくような真似をするわけもなく、それが冗談ではないことなどすぐに分かった。
けれど、疑わずにはいられなかったのだ。「あの」山田一郎が、あんなにも大切にしていた弟達とのチームを易々と解散するだろうか。それも、二度目のディビジョンラップバトルを目前に控えたこの時期に。
「私も信じられませんよ。でもどうやら事実のようなんです」
銃兎が差し出す端末に目を遣ると、一体どこから手に入れてきたのか、そこにはディビジョンバトルの予選トーナメント出場チームの一覧が記されていた。
対戦表はまだ公表されていないはずだが、警察官のあらゆる権力を利用し各方面にパイプを持つ銃 9729
lilyccory
TRAININGリリーさん(@llhpn)との絵茶ログ。自分たちに優しい絵茶。
あたり交換などもした(自分が見たい絵のあたりのみ描いて相手に押し付けたともいう)。
「描けないパーツは隠していきましょう手なんて服につっこめばいいんですよ」
「絡み絵絶対やめましょうね(※ログをご覧ください)」
「気付いたら汁付け足してました…」
「乳首こだわりますね…」
「あたりのあたりが必要」 9
つっくん
MAIKINGクレリリの無配にしようとしてたサマイチイチ?下書きがまたケモ耳ネタだったので、いい加減にしろケモ耳性癖…なんとかケモ耳を付けない別の方向に変えようとしてるので、エアブー期間内に載せられたらいいな〜