たんごのあーる
TRAINING[夏五ワンライ]お題:星座占い、裏ver.年頃だし、独占欲もあるでしょう。
誰も知らない、教えたくもない、密やかな私だけのモノ語り。
背中にある本人も知らない黒子。刻まれたいくつかのキスマークと噛み跡、縋ってついた爪痕。
指で辿りつなぐと、震えるくちびる。
伸ばされた手、浮き上がり脈打つ血管、濡れた先端。
妖しく光るその瞳が、眩しくて目眩がする、夜。
君と私をつなぐ点と点。
離れていても、それを結んで星座が出来る。
形を変えるその星座を知っているのは、お互いに二人だけ。
神様、カミサマ、神様。
そこにいるのなら聞いてほしい。
どうか、このまま。
二人を結んだままで。
いるかどうかもわからない、不確かな存在にすがりたくなるほど、君に溺れている。
289背中にある本人も知らない黒子。刻まれたいくつかのキスマークと噛み跡、縋ってついた爪痕。
指で辿りつなぐと、震えるくちびる。
伸ばされた手、浮き上がり脈打つ血管、濡れた先端。
妖しく光るその瞳が、眩しくて目眩がする、夜。
君と私をつなぐ点と点。
離れていても、それを結んで星座が出来る。
形を変えるその星座を知っているのは、お互いに二人だけ。
神様、カミサマ、神様。
そこにいるのなら聞いてほしい。
どうか、このまま。
二人を結んだままで。
いるかどうかもわからない、不確かな存在にすがりたくなるほど、君に溺れている。
たんごのあーる
TRAINING[夏五ワンライ]お題:星座占い。大遅刻。オチなしです。学生時代って、なんでもないようで、そこで価値観とか、処世術とか、いろんなことを学んでたり、吸収してたりしてたんだろうな、っていう。
「硝子、何読んでんの?」
ガタガタと音をたてて自分の椅子を引き寄せると、五条が覗き込んでくる。その距離の近さにややウンザリしながら、彼の子守役の男を探したが、教室内には見当たらなかった。
「ファッション誌。付録が欲しくて、コンビニで買ったんだけど、五条見る?」
「俺が見てどーすんの?」
と言いながらも、どうやら手持ち無沙汰だったようで、五条はペラペラとページをめくり始めた。この服は硝子に似合いそう、だの、猫カワイイだの、新発売のこのお菓子が美味しそうだの、他愛もない話で盛り上がる。
「どうでもいいしすぐ忘れちゃうんだけど、最後のほうの星座占い、つい見ちゃうんだよなぁ。ちなみに五条、何座?」
「俺?誕生日12月7日だから…何座?」
2117ガタガタと音をたてて自分の椅子を引き寄せると、五条が覗き込んでくる。その距離の近さにややウンザリしながら、彼の子守役の男を探したが、教室内には見当たらなかった。
「ファッション誌。付録が欲しくて、コンビニで買ったんだけど、五条見る?」
「俺が見てどーすんの?」
と言いながらも、どうやら手持ち無沙汰だったようで、五条はペラペラとページをめくり始めた。この服は硝子に似合いそう、だの、猫カワイイだの、新発売のこのお菓子が美味しそうだの、他愛もない話で盛り上がる。
「どうでもいいしすぐ忘れちゃうんだけど、最後のほうの星座占い、つい見ちゃうんだよなぁ。ちなみに五条、何座?」
「俺?誕生日12月7日だから…何座?」
15_JU_SJ
DONE※ぬるい夏五「君ってそういうとこあるよね」
R-18を書いて載せるの初めてでドキドキです。全然エロく見えない💔‼️
大してエロくないしブツも見えてないけど一応致してるのでポイピク行きになりました。
tntnとtnpで戦争したんですけど私の心のtnkが勃起したのはtinpoでした。
顔がいい奴が淫語言いまくるの凄い好きです
高校生なんで喘ぎにAVみたいな夢見てそう(ド偏見)
たんごのあーる
TRAINING16巻の衝撃にうなされるようにしてひとつ。ショートショート。目が覚めたら、まだ真夜中だった。隣で眠っていたはずの傑がいない。悪夢の続きかと思うと、鼓動が不規則に激しくなり、呼吸が乱れる。とりあえずひとつ深呼吸して、周りを見渡す。薄いカーテンの向こうのベランダで、ホタルのように明滅する小さな光を見つけ、慌ててベッドから降りると、引き寄せられるようにその広い背中に縋り付いた。
「悟?どうした?目、覚めちゃた?」
肩口に頭を乗せて、うなじから傑の香りを確かめる。くすぐったいよ、と頭を優しく撫でられると、少し落ち着いた。
「まだ早いよ。どうしたの。」
「…ヤな夢を見た。」
「どんなの?」
「言いたくないくらい、ヤなやつ。」
5月の月のない夜は、虫の声もせず、ひどく静かでなんだか仄暗い。
「そっか。でも、夢でよかったよ。」
そう、傑はポツリと言う。
「なんで?」
「夢は『夢』だからさ。良い夢見たときは、いい夢見られてよかった。悪い夢の時は、夢でよかった。現実じゃなくてよかった、ってこと。」
煙草を消して、携帯灰皿をポケットに仕舞うと、正面から抱きしめられる。Tシャツ越しに伝わる傑の体温が自分より少し低いのに気付いて、なんだか切なくなる。
「身体、冷えて 573
Kurumi
PASTツイ消ししたので勝手にまとめ😸五と夏と夏五と…そんなのばっかりです
(伏・棘・銀魂の沖田くんがちょっといます)
※ 2021年 3月中旬〜4月末までのイラストまとめ
※ 特にネタバレのない好きで描いた絵 18
たんごのあーる
TRAINING5月9日はアイスクリームの日。あまくてとけてるヤツが書きたかった。。。任務完了後、寮に一番近いコンビニで降ろしてもらった2人は、迷うことなくお次々とお菓子をカゴにいれていく。チョコ、ポテトチップス、キャンディー、菓子パン。小さなカゴはあっという間にいっぱいになる。
「なぁ、傑。アイスも買おうぜ。」
と、ショーケースの中を覗き込む悟に、3つまでね、といい、もうひとつカゴを取って、飲み物を放り込んでいく。
硝子に頼まれたものを含めて、流れるように会計まで済ませると、ひとつを五条に手渡した。さっそく袋の中を漁る五条に、お店出てからだよ、と言い聞かせ、もうひとつの袋と、自分用のアイスコーヒーを受け取ると、夏油も後を追ってコンビニを出た。
五月晴れの眩しい空の下、さっそく買ったアイスを開ける五条を横目に、アイスコーヒーを口にする。
「頼まれたもん、買ったよな?硝子怒らせるとおっかねぇから。」
「ちゃんと買ったよ。袋、もらって分けとけばよかったかな。」
「問題ないだろ。どうせ、傑の部屋に集まるんだし。それにしても、今日暑いな。箱のアイスも買っときゃよかった。」
そう言いながらアイスを頬張る横顔に、任務が終わったことを実感し、遂行した安堵がようやく押し寄せる。今日の呪 972
コズカタ
DOODLE祓本すぐるが意外と私服カジュアルだとかわいいな〜リュックとか背負ってほしーという妄想と、セット裏で出番寸前までネタ合わせするゲイニンさんの姿が好きというらくがき。3枚目はタイムラプスで描いたさとる。 3usagi_is_kawaii
MAIKING夏五で都々逸ネタ学生時代に交わした約束を、夏が死んだ後にしっかり守る五。
使用都々逸(?)は、
“三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい”
“お前死んでも寺へはやらぬ、焼いて粉にして酒で飲む”
のふたつ。
いつか漫画か何かにしたいけど、時間も気力もねぇからSSだけ先に書いた。傑とテスト前に日本史の勉強をしている最中、明治初期のところに差し掛かった時のことだ。
「あぁ、そうそう。この時代、“ざんぎり頭叩いてみれば文明開花の音がする”という歌が流行るほど、髷を切り落とした者を先進的なものたちだという賞賛の声も増えてきた頃だね」
と、補足の豆知識を教えてくれる。
その今まで歴史で聞いてきた俳句や和歌とも違う音のリズムに少しばかり興味を抱く。
「字余りすぎね?」
「和歌でも俳句でもないよ。都々逸って言って、七・七・七・五の歌。有名なのだと、高杉晋作が遊女に送った“三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい”とかかな」
烏を殺しとは随分物騒なこって。
「へぇ、高杉ってカラスに恨みでもあんの?」
率直な感想を傑に言えば、きょとりとした後おかしそうに吹き出した。
「違う違う!三千世界はこの世界全て。カラスは、遊女が客に【浮気をしない】という約束を神に運ぶ役割を担っていてね。約束を破ると三羽のカラスが死ぬらしい。世界中の全ての烏を殺してでも、朝寝、つまりはセックスして一緒に朝を迎えたい。お前を独占したい、みたいな内容の恋の歌だよ」
神に約束を運ぶということは、カ 1807
たんごのあーる
TRAININGこれが、本当に一番最初に書き上げたヤツ。百鬼夜行後。「すまん、起こしたか?」
静かに戻ってきたつもりだったが、どうやら起こしてしまったらしい。今朝早く姿を見せたかと思ったら、「ちょっとここで寝かせて。」と有無を言わさず、硝子の職場でもある医務室のベッドに、五条が潜り込んだのは数時間前。
柔らかな午後の日差しが差し込むベッドの上で半身を起こしながら、まだ少しぼんやりとした表情をしているが、その人並み外れた美貌は損なわれない。ペットボトルの水を手渡しながら、小言を言ってみる。
「ちゃんと寝て、ちゃんと食べないと。お前も人間なんだから、一応。」
「一応、って。相変わらずだよね、硝子は。」
まだ眠いのか、眼を擦りながらぼやく五条は、やはり疲れているように見えた。
「大人なんだから、睡眠も栄養も、ちゃんと摂ってるよ。そもそもどっちも少なくても、大丈夫。僕、最強だから。」
立て膝に頬杖をつきながらにんまりとする顔に、学生の頃の屈託ない笑顔がよぎる。
「大人、ってのは、自分のことは自分でちゃんと出来るヤツのことをいうんだ。まぁいいけど。私の手を煩わすようなことはするなよ、五条先生。」
「わかってるよ、硝子せーんせ。クソ爺ィの相手やら、連日の任務とか 1131
たんごのあーる
TRAINING〔夏五ワンライ〕お題:サンダル、闇、癇癪。浅い眠りだったのか、夜中に目が覚めて煙草を吸おうと思ったら、いつもの煙草を昨夜のうちに切らしてしまったことを思い出し、仕方なくコンビニに買い物に行こうとした時、いつものサンダルが見当たらない。靴箱の中も、その周りもぐるっと見渡したけれども見つからない。だとすれば、きっと彼処だな、とあたりをつけたものの、時間は午前二時過ぎ、丑三つ時。さすがに起きてないだろうと、いつもの靴を履いて外に出て見上げたその先の部屋には明かりが点いていた。
ふぅ、と一つため息をついて、文字通りとぼとぼとそのままコンビニに向かう。寮からのコンビニまでは五分弱の距離だが、街灯が少なくほの暗い。
なんでこんなことになったのか。あれからずっと考えているが、見当もつかない。急に癇癪を起こしたとしか思えなかった。いつもなら子どもみたいな悪口を言いあって、じゃれあいみたいな喧嘩をしても、すぐにごめんねと言えば元通りになるはずだったのに、何がきっかけだったのか、いくら考えても分からなかった。
2660ふぅ、と一つため息をついて、文字通りとぼとぼとそのままコンビニに向かう。寮からのコンビニまでは五分弱の距離だが、街灯が少なくほの暗い。
なんでこんなことになったのか。あれからずっと考えているが、見当もつかない。急に癇癪を起こしたとしか思えなかった。いつもなら子どもみたいな悪口を言いあって、じゃれあいみたいな喧嘩をしても、すぐにごめんねと言えば元通りになるはずだったのに、何がきっかけだったのか、いくら考えても分からなかった。
たんごのあーる
TRAININGTwitterに上げたの、プラス数行。五月のさわやかな風が吹き抜けるこの時期は、教室のなかでも過ごしやすい。夜蛾先生が教室に来るまでのいっとき、三人が手の大きさをひとしきり比べあった後、硝子がおもむろに手をとって、「夏油の生命線、短くね?」
と呟いた。
「硝子、手相を見られるの?」
傑がそう聞くと、硝子が傑の手をとったまま、コレが感情線、コレが結婚線、コレが生命線、と、手のひらの線をなぞる。まじまじと悟が手のひらを見てから、自分の手を硝子につき出す。
「俺は?ねぇ、俺のは?」
「…五条のも短いね。『最強』が聞いて呆れるよ。」
と言って笑った。悟と傑は顔を見合わせて、手を見比べる。
「短いと、どーなんの?」
「長いほうが、当然長生きが出来ると言われてるけど。ま、占いだからね。」
「じゃ、長い方がいいんだ。ふーん。」
そういうと、おもむろに黒の油性ペンの太い方のキャップを開けると、傑の手をとって手首まで届く太く長い生命線を引いた。
「ちょっ!悟、何してるの。」
「傑に死なれんの困るから、生命線延ばしといた。」
あっけらかんと言う悟は、自分自身の生命線も、手首の方まで延ばして書く。
「ほら、これで大丈夫。おそろい。」
満足そう 787
ya_rayshan
PROGRESS萌芽のおまけ、その②娘たちが寝静まった後の夫婦の会話。
多分今日中に今まで書いた小話を纏めて支部に上げられるはず………夜が深まり、月がとっくに中天を過ぎた頃。
傑は上層部のゴリ押しで入れられた任務から帰ってきた。
疲れ切った体で自室に向かえば、そこには天使の顔が三つ。どうやらうまく仲良くなれたらしい。
寄り添って、穏やかな寝顔を晒す三人は可愛い。例え自分のベッドを占領していても。
少し軽くなった体でそっと浴室に移動しながら、夕方届いたメールを思い出す。
【美々子と菜々子にクソジジイが接触した。】
【怪我はない。けど、怖い思いはさせちまった。】
【ごめん。】
簡素な文面から滲む後悔を汲み取れぬ傑ではない。
あの五条悟が、不器用ながらもきちんと双子の少女の“親”になろうと藻掻いている様を知っていれば尚更に。
熱いシャワーを被りながら、腹の底からじわじわと湧き出てくる怒りを懸命に呑み下す。
金と権力で肥え太るばかりの老害が、懸命に生きようとする幼子と、若者の努力を踏み躙ろうとした。
それも自身の無二の親友、最強の半身が、人であろうと足掻いた結果をだ。
どうにも人間味の薄かった悟が、自分以外の、それも圧倒的な弱者に対して興味を持ち、あまつさえ庇護しようと行動する成長を、傑はいつ 2537
a_akai_chan
MEMO男モブファン視点祓本夏五エロはまだない『ーーーじゃあ、今週はこの辺で。また来週お会いしましょう』
『じゃあなーお前ら。放送見てくれてサンキューな』
画面に映る二人の男が、締めの言葉を口にしながら手を振っている。
「ふぅ…今日のじゅじゅちゅーぶ放送で投げたスパチャはざっと50万くらいか…記念放送だし、今日はいつもより多めに投げてみたけど、さとぴ、喜んでくれたかな…?」
俺はパソコンの画面を確認し、ふー、と息を吐き出しながらデスクチェアの背もたれに深く背中を預けた。今をときめく超売れっ子芸人コンビ、祓ったれ本舗、通称祓本。
そのコンビの結成一周年記念のネット生配信が本日行われたのだった。俺は結成時から祓本を追っていたファンのひとりと言うこともあり、いつもよりサービスの多い記念放送は、俺にとっても有意義なものだった。
「それにしても、今日のさとぴも可愛かったなァ…」
俺は今日の放送でのさとぴの天使のように可愛い顔を思い出し、胸いっぱいに沸き上がる幸福感を噛み締めた。
祓ったれ本舗。名もないルーキーから瞬く間にのし上がり、現在は人気絶頂の漫才コンビ。俺はそのコンビの片割れ、五条悟(なお、ガチファンの間での呼称は『さとぴ』である)と 6629