Linco_juju
PAST俺の先輩4 展示作品12月17日に開催された「おにぎり半分こしましょう」にて配布した無配のお話です。
伏1年、棘2年、渋谷事変なんて起こらなかったご都合時空。全部で6つのお話が入っています。
おにぎり半分こしましょう【おにぎり】
月が照らす石畳を歩く。放課後から駆り出された任務を終え、寮に向かう途中で狗巻先輩と出くわした。
「お疲れ様です」
「こんぶ。すじこ?」
「はい。現場に向かったのが遅かったので。狗巻先輩は?」
俺も任務だった、と返す彼は手ぶらで随分身軽に見える。いつもビニールの袋を下げているイメージがあるものだから。
「高菜?」
「ああ、晩飯にしようと思って」
俺の手首にぶら下がっている袋を指さした先輩が、何買ったの? と問いを続けた。
「おにぎりです」
「ツナ?」
「何だったかな……何か、そぼろのやつです……見ます?」
ビニール袋にじっと視線を遣る先輩へ、袋の口を広げて差し出すと、その顔がパッと晴れた。
「ツナマヨ!」
9410月が照らす石畳を歩く。放課後から駆り出された任務を終え、寮に向かう途中で狗巻先輩と出くわした。
「お疲れ様です」
「こんぶ。すじこ?」
「はい。現場に向かったのが遅かったので。狗巻先輩は?」
俺も任務だった、と返す彼は手ぶらで随分身軽に見える。いつもビニールの袋を下げているイメージがあるものだから。
「高菜?」
「ああ、晩飯にしようと思って」
俺の手首にぶら下がっている袋を指さした先輩が、何買ったの? と問いを続けた。
「おにぎりです」
「ツナ?」
「何だったかな……何か、そぼろのやつです……見ます?」
ビニール袋にじっと視線を遣る先輩へ、袋の口を広げて差し出すと、その顔がパッと晴れた。
「ツナマヨ!」
Linco_juju
DONE俺の先輩4 展示作品祝!伏黒恵誕生祭✨🎂✨
これは、高専卒業後バディを組んで任務に当たっている伏棘のお話です。とある伏黒君の誕生日、この二人はどんな風に過ごすのかなと妄想した次第です。新刊「拝啓、親愛なる相棒殿」の世界線ですが、読んでいなくても読めるかなと思います。甘くないです。ご了承ください🙇
冬至の候、ご多忙のことと存じます 爆弾低気圧とやらで大荒れとなったとある冬の日。午前中は二学期の終業式に形だけ参加し、昼からは学長から押し付けられた面倒な用事で都心へ出向いた。吹きすさぶ風に乗って、ちらほらと白いものが混じり始めたと思ったのも束の間、あれよあれよという間にその欠片は大きくなり、道に溜まる体積を増し、用事が済んだ頃にはすっかりアスファルトの姿が見えなくなっていた。突然の大雪と強風で電車のダイヤは大いに乱れ、足止め状態。タクシー乗り場は長蛇の列。途方に暮れているところに掛かってきた学長からの電話は、助け船などではなく、追加のお遣いで。
「足止め喰らってんならちょうどいいじゃん。どうせ、帰ってこれないんでしょ?」
絶対今度殴ろう。あっけらかんと言い放つ男の言葉を思い出してはポケットの中で拳を握りしめた。
7755「足止め喰らってんならちょうどいいじゃん。どうせ、帰ってこれないんでしょ?」
絶対今度殴ろう。あっけらかんと言い放つ男の言葉を思い出してはポケットの中で拳を握りしめた。
Linco_juju
DONE未満×モラトリアム伏×桃第110回伏棘版ワンウィークドロライ
お題「汗」「Tシャツ」お借りしました。
しょっぱなから伏くんがモブ♀術師と会話しています(モブ♀さん当て馬ぽくてごめんね💦)棘くん以外との絡みが苦手な方はご注意ください。
伏くんモラトリアム期のお話。未満の関係性です
nectar 俺には縁の無い鮮やかなパッケージたちが視界の中を流れていく。青色を基調にしたディスプレイは夏を表すと共に涼を感じさせようという魂胆か。もっとも、ガンガンにクーラーの効いた店内では外のうだるような暑さはすっかり忘れてしまえるのだけど。
殺人的な太陽光の下であろうと、呪術師は基本的に安全を優先させて真っ黒の任務服を身に纏う。任務中は帳も降りるし集中もするので気にならないが、祓除が終わってしまえば滝のように流れる汗を認めざるをえない。上着を脱いだところで失った水分は返ってこない。手持ちの水はあっという間になくなってしまった。一番初めに目に留まったドラッグストアはオアシスのようで、寄らないという選択肢は選びようもなかった。
2719殺人的な太陽光の下であろうと、呪術師は基本的に安全を優先させて真っ黒の任務服を身に纏う。任務中は帳も降りるし集中もするので気にならないが、祓除が終わってしまえば滝のように流れる汗を認めざるをえない。上着を脱いだところで失った水分は返ってこない。手持ちの水はあっという間になくなってしまった。一番初めに目に留まったドラッグストアはオアシスのようで、寄らないという選択肢は選びようもなかった。
ごまわらび
DOODLEねこちゃんを見ていたら思いついた落書き単発
ぬくもり「棘には自分が主人公になるっていう発想がないんだ」
いつだったか、パンダ先輩に言われたセリフを思い出していた。
「恵なら棘の家の方針は知ってるな。棘は生まれたときから、脇役であれ、と叩き込まれてる。ひっそりと、独り生涯を閉じろ。ってな」
そこで、バシン!とひとつ、背中に喝を入れられる。
「恵から伝えないと、棘からは絶対に動かないぞ」
朝方、突然俺の布団に潜り込んできた、愛しい人。
何も言わず、ただ子猫のように俺の肩にぐりぐりと額を押し付けている。脅かさないように、ゆっくりと体勢を変えて、体の下に腕をまわして抱き寄せた。
お互い起きていることは承知の上で、寝たふりを続ける。
ふわりと消毒液の匂い。
誰にも口外したことのない、俺の、秘めた思い。
1243いつだったか、パンダ先輩に言われたセリフを思い出していた。
「恵なら棘の家の方針は知ってるな。棘は生まれたときから、脇役であれ、と叩き込まれてる。ひっそりと、独り生涯を閉じろ。ってな」
そこで、バシン!とひとつ、背中に喝を入れられる。
「恵から伝えないと、棘からは絶対に動かないぞ」
朝方、突然俺の布団に潜り込んできた、愛しい人。
何も言わず、ただ子猫のように俺の肩にぐりぐりと額を押し付けている。脅かさないように、ゆっくりと体勢を変えて、体の下に腕をまわして抱き寄せた。
お互い起きていることは承知の上で、寝たふりを続ける。
ふわりと消毒液の匂い。
誰にも口外したことのない、俺の、秘めた思い。
Linco_juju
PASTいちごを食べる伏棘の話捧げものとして書いたお話に公開許可いただいたので公開します🍓
めちゃめちゃ温いですがちょっといかがわしいので成人済の方だけ読んでね
パス:成人済?(y/n) 4052
375
DONEWebオンリー『ヤンキー君とおでこ先輩 中3伏✕高1棘』開催おめでとうございます!前後編の後編です。
稀代のいじめっ子が登場します。
ギャグ寄りですので閲覧注意です。
⚠︎注意⚠︎
2人の出会いなど捏造が盛り沢山です。
背景は駆逐されています。
後編はかなりギャグ寄りですので閲覧注意です。2度目。 6
375
DONE伏棘Webオンリー『ヤンキー君とおでこ先輩 中3伏✕高1棘』開催おめでとうございます!☆恵くん中3、狗巻くん高1になりたて。
☆恵くん絶賛思春期&反抗期こじらせてます。
前後編の前編です。
⚠︎注意⚠︎
恵くんと狗巻くんの出会いなど捏造が盛り沢山です。
背景は駆逐されてます。
後編はかなりギャグ寄りですので閲覧注意です。 7
375
DONE伏棘webオンリー 俺の先輩2 展示漫画(後編)⚠制服が汚れるので任務時のみ高専の制服を着ているという設定の中学生の恵くん
⚠狗巻くんは予め五条先生から「恵」と合同任務だと聞かされて来ています 8
375
DONE伏棘webオンリー 俺の先輩2 展示漫画(前編)開催おめでとうございます・:*🎊㊗🎊*:・
幸せな時間をありがとうございました!
拙作へのコメントや応援スタンプ、本当に本当にありがとうございます( ˊᵕˋ*)💕
⚠制服が汚れるので任務時のみ高専の制服を着ているという設定の中学生の恵くん
⚠狗巻くんは予め五条先生から「恵」と合同任務だと聞かされて来ています 8
375
MOURNING伏棘版ワンウィークドロライのお題「オリジナル」お借りしました。今までも相当酷い漫画描いてきてますが今回は群を抜いて酷い内容です。
ちなみに恵くんにミ〇オンズのスチュ〇ート(のつもり)をやってもらったのは完全に趣味です。スチュ〇ートと結婚したい。 5
ごまわらび
DOODLE勝手に部屋に通ってくる先輩。はっきりさせないでもだもだ進む両片想い的な感じの伏棘。
一年生が3人になりましたが、2人の関係は依然もだもだしています。
5月半ば、続き。郊外型の巨大な家具量販店まで買い物に行きたい。と言う釘崎に無理やり付き合わされた俺の隣を、なぜか狗巻先輩が、ジャムを塗りたくったトーストをかじりながら上機嫌で歩いている。
朝。待ち合わせ時間ギリッギリに現れた釘崎に、小言を言う気力もなく、まあ、ギリ間に合ったんだから許すか。と、諦めて歩き出そうとしたその時。
「ちょっと待って。狗巻先輩も呼んでるから」
「おい、なんで先輩なんだよ、どうせ荷物持ちさせるつもりだろう。失礼だろ」
都心からは車がなければ無理だろうと思われる人気のその店が、頑張れば呪専から歩いて行ける距離にあると釘崎が知ってからというもの、暇があれば荷物持ちとして虎杖が駆り出されていた。なにしろせっかちな釘崎のこと、配送で後日受け取るなどということは、はなから選択肢にはない。
3265朝。待ち合わせ時間ギリッギリに現れた釘崎に、小言を言う気力もなく、まあ、ギリ間に合ったんだから許すか。と、諦めて歩き出そうとしたその時。
「ちょっと待って。狗巻先輩も呼んでるから」
「おい、なんで先輩なんだよ、どうせ荷物持ちさせるつもりだろう。失礼だろ」
都心からは車がなければ無理だろうと思われる人気のその店が、頑張れば呪専から歩いて行ける距離にあると釘崎が知ってからというもの、暇があれば荷物持ちとして虎杖が駆り出されていた。なにしろせっかちな釘崎のこと、配送で後日受け取るなどということは、はなから選択肢にはない。
ごまわらび
DOODLEこのあと一つくらい?全部かけたらまとめてちょっと直して支部にあげる予定です
子猫の続き狗巻先輩が猫になってから2週間ほど経っただろうか。
相変わらず猫のまま授業を受けたり、ふらりと散歩に出かけたりと、彼は猫生活を満喫していた。
その間の俺はといえば、我ながら呆れるほど献身的に、自由奔放な子猫のお世話を続けていた。
最近では狗巻先輩は毎晩俺の部屋で寝ることが当たり前になっていて、任務で帰宅が遅くなった日には、人の姿で俺の布団に入っている事すらあった。
そんなある日、俺は夜の食堂で先輩たちと、依頼者からの差し入れだという専門店のアイスクリームを片手に他愛もない話をしていた。
狗巻先輩はパトロール中なのか、姿を現さない。
あの人の好きなパチパチするキャンディの入ったチョコミントのフレーバーをひとつ、傍に避けて確保しておいた。
2282相変わらず猫のまま授業を受けたり、ふらりと散歩に出かけたりと、彼は猫生活を満喫していた。
その間の俺はといえば、我ながら呆れるほど献身的に、自由奔放な子猫のお世話を続けていた。
最近では狗巻先輩は毎晩俺の部屋で寝ることが当たり前になっていて、任務で帰宅が遅くなった日には、人の姿で俺の布団に入っている事すらあった。
そんなある日、俺は夜の食堂で先輩たちと、依頼者からの差し入れだという専門店のアイスクリームを片手に他愛もない話をしていた。
狗巻先輩はパトロール中なのか、姿を現さない。
あの人の好きなパチパチするキャンディの入ったチョコミントのフレーバーをひとつ、傍に避けて確保しておいた。
etsuko_lixiling
DOODLE伏棘伏 受受贴贴 pwp“前辈,真的可以吗?”
“鲑鱼。”
狗卷棘拉下衣领,倾身吻上伏黑惠,离开时舌尖轻舔了一下伏黑薄薄的上唇,然后拉开距离,弯眼笑了。
[脸红的惠,可爱]
伏黑握住狗卷举着手机的手,闭上眼睛吻上去,试探着伸出舌头伸入狗卷口中,细细舔舐着舌头上的咒印。
想要撤出的时候狗卷含住对方的舌头不让走,牙尖轻轻咬磨着,舌头扫着被留在齿关的舌尖。再分开时两人都微微喘着气。
[惠的睫毛好长,好漂亮]
伏黑的脸更红了,视线躲避开:“前辈接吻的时候没有闭眼睛吗?”
“腌鱼子!”狗卷笑得更欢了,对上伏黑的眼睛,飞快吻了一下他的唇角,然后动手脱下他的制服外套。
[穿衬衫的惠,帅气]
终于被夸到想听到的词了,伏黑不自然地整理了一下袖口。然后下定决心似的,一手握住狗卷的侧腰,一手摸上狗卷软乎乎的脸颊,拇指轻抚嘴边的咒印,深深地看着狗卷的眼睛:“我要开始了。”
2442“鲑鱼。”
狗卷棘拉下衣领,倾身吻上伏黑惠,离开时舌尖轻舔了一下伏黑薄薄的上唇,然后拉开距离,弯眼笑了。
[脸红的惠,可爱]
伏黑握住狗卷举着手机的手,闭上眼睛吻上去,试探着伸出舌头伸入狗卷口中,细细舔舐着舌头上的咒印。
想要撤出的时候狗卷含住对方的舌头不让走,牙尖轻轻咬磨着,舌头扫着被留在齿关的舌尖。再分开时两人都微微喘着气。
[惠的睫毛好长,好漂亮]
伏黑的脸更红了,视线躲避开:“前辈接吻的时候没有闭眼睛吗?”
“腌鱼子!”狗卷笑得更欢了,对上伏黑的眼睛,飞快吻了一下他的唇角,然后动手脱下他的制服外套。
[穿衬衫的惠,帅气]
终于被夸到想听到的词了,伏黑不自然地整理了一下袖口。然后下定决心似的,一手握住狗卷的侧腰,一手摸上狗卷软乎乎的脸颊,拇指轻抚嘴边的咒印,深深地看着狗卷的眼睛:“我要开始了。”
ごまわらび
DOODLE子猫になっちゃう🍙先輩書きたいところだけ。
子猫ある日、体術の授業で、一、二年の全員が一つの教室に呼び集められた。
とはいえ、もともと二年は四人しかいないので、誰か一人でも任務に駆り出された日には俺も呼び出されるのが通常のこととなっていたので、別段不思議に思うこともなく、指定された教室に顔を出した。
教室にはいつも通りおっとりしたパンダ先輩と、いつも通り不機嫌な真希さん。
(乙骨先輩と狗巻先輩が任務中なのか?)
「ッス」
心ばかりの挨拶をし、空いている窓際の席に腰を下ろした。
「はーい、みんな揃ったかな?」
時間ギリギリに、右手に白い子猫を抱いた五条先生が姿を現した。子猫と成猫の間とでもいうべきか。人間の年齢にしたらちょうど俺たちくらいだろうか。五条先生の手のひらにかろうじて前足で引っかかっていて、伸びた尻尾と胴体は思いのほか細長い。基本は白猫のようでトラ猫の血も混じっているのか、額にはうっすらとMの柄が、グレーの尻尾はまっすぐスラリと長く、紫色の綺麗な瞳と、ニコリと微笑んでいるように上がった口角には、独特の二重丸。独特の二重丸?あれ、蛇の目じゃねぇのか?
3006とはいえ、もともと二年は四人しかいないので、誰か一人でも任務に駆り出された日には俺も呼び出されるのが通常のこととなっていたので、別段不思議に思うこともなく、指定された教室に顔を出した。
教室にはいつも通りおっとりしたパンダ先輩と、いつも通り不機嫌な真希さん。
(乙骨先輩と狗巻先輩が任務中なのか?)
「ッス」
心ばかりの挨拶をし、空いている窓際の席に腰を下ろした。
「はーい、みんな揃ったかな?」
時間ギリギリに、右手に白い子猫を抱いた五条先生が姿を現した。子猫と成猫の間とでもいうべきか。人間の年齢にしたらちょうど俺たちくらいだろうか。五条先生の手のひらにかろうじて前足で引っかかっていて、伸びた尻尾と胴体は思いのほか細長い。基本は白猫のようでトラ猫の血も混じっているのか、額にはうっすらとMの柄が、グレーの尻尾はまっすぐスラリと長く、紫色の綺麗な瞳と、ニコリと微笑んでいるように上がった口角には、独特の二重丸。独特の二重丸?あれ、蛇の目じゃねぇのか?
Kau0411kou
DONE #伏棘版ワンウィークドロライお題「ひめはじめ」お借りしました😇
🍙「すじこ…たかなぁ…(恵、もうすぐ新年になっちゃう…)」
🐺「良いじゃないですか、このまま…」
🍙「つなぁ…ぁっ…」
🐺「ん…あけましておめでとうございます、先輩…」
(お題関係なしにただやってるだけですね、うん)
伏棘
osric_k2
DONE2022年12月22日 めぐ誕 伏棘SSでっす!!両片想いからの告白だー!!
脱兎!雪だ!
雪が降った!
雪が降った!
天気予報に見え隠れする雪だるまがやっと白い雪を降らせた。
12月も半ばを過ぎた22日。想い人である伏黒恵の誕生日を祝うため、狗巻棘はどうしても雪が降ってほしかった。
降り始めた雪は弱弱しく、かすかに積もった雪を集めて小さな半球を作る。用意しておいた南天の葉を2枚差し、赤い実を2つ埋め込めば小さな雪ウサギの完成だ。
バケツに用意した南天は授業でのランニング中に敷地内で見かけたものだ。勤勉な伏黒はやれ冬の季語だの喉飴の材料になるだのと高説を垂れ、最後に脱兎の目みたいだと優しく笑った。その時に狗巻棘は決めたのだ。今年の誕生日には南天で作った脱兎を贈ろう。雪の少ない東京で誕生日に脱兎の群れを贈れたら、ついでに告白してもいいかもしれないと。
1462雪が降った!
雪が降った!
天気予報に見え隠れする雪だるまがやっと白い雪を降らせた。
12月も半ばを過ぎた22日。想い人である伏黒恵の誕生日を祝うため、狗巻棘はどうしても雪が降ってほしかった。
降り始めた雪は弱弱しく、かすかに積もった雪を集めて小さな半球を作る。用意しておいた南天の葉を2枚差し、赤い実を2つ埋め込めば小さな雪ウサギの完成だ。
バケツに用意した南天は授業でのランニング中に敷地内で見かけたものだ。勤勉な伏黒はやれ冬の季語だの喉飴の材料になるだのと高説を垂れ、最後に脱兎の目みたいだと優しく笑った。その時に狗巻棘は決めたのだ。今年の誕生日には南天で作った脱兎を贈ろう。雪の少ない東京で誕生日に脱兎の群れを贈れたら、ついでに告白してもいいかもしれないと。
満尾。
DONENEXT→次の日。【好奇心は猫をも殺す】の次の日の話です。
改ページを試したくて画像にしました。多分技法を上手く使えていないと思いますがご了承ください。
最後の【】の台詞は、「…ツナマヨ、おかか。」の訳でもあり、この話のタイトルのつもりです!
この話だけでも読めますが、こちらを読む前に🔞ですがこっちから(https://poipiku.com/47253)お読みいただければスムーズです。 3
ごまわらび
DOODLE🐺🍙のなんでもない日常一年が🐺くん一人しかいなくて🐯くんが入る前の頃
5月半ば「おかかァッ!!」
突然の叫び声とともに、布団がめくり上げられ、ドタバタと走り去ってゆく気配。
「こんぶ!!いくら、めんたいこ!高菜ァ!!!」
騒がしく支度をする音を聞きながら、傍らのスマホを見る。6時。始業にはまだ時間がある。
あぁ、そうか。あの人今日も朝からの任務だと言っていたな。
いや、まて。そもそも、なんでアンタ俺の部屋で寝てたんですか。しかも昨夜は任務が長引いて日付が変わっても帰って来てなかったのに。のそりと起き上がると、裏返しのまま乱雑に脱ぎ捨てられた制服。袖を戻して整えながらその理由を考える。
以前にも同じような状況で残して行った下着を洗濯してあるのを思い出して、クローゼットから取り出してきて並べた。今脱いだ方の下着は洗濯カゴに放り込む。メガネのマークのワンポイントが入ったTシャツとパンダ柄のボクサーパンツ。洗濯をした方は色違いのパンダ柄のボクサーパンツとTシャツには日本刀のマークが入っている。二年は本当に仲が良いんだな。ほんの少し羨ましく思う。
1636突然の叫び声とともに、布団がめくり上げられ、ドタバタと走り去ってゆく気配。
「こんぶ!!いくら、めんたいこ!高菜ァ!!!」
騒がしく支度をする音を聞きながら、傍らのスマホを見る。6時。始業にはまだ時間がある。
あぁ、そうか。あの人今日も朝からの任務だと言っていたな。
いや、まて。そもそも、なんでアンタ俺の部屋で寝てたんですか。しかも昨夜は任務が長引いて日付が変わっても帰って来てなかったのに。のそりと起き上がると、裏返しのまま乱雑に脱ぎ捨てられた制服。袖を戻して整えながらその理由を考える。
以前にも同じような状況で残して行った下着を洗濯してあるのを思い出して、クローゼットから取り出してきて並べた。今脱いだ方の下着は洗濯カゴに放り込む。メガネのマークのワンポイントが入ったTシャツとパンダ柄のボクサーパンツ。洗濯をした方は色違いのパンダ柄のボクサーパンツとTシャツには日本刀のマークが入っている。二年は本当に仲が良いんだな。ほんの少し羨ましく思う。
´ 3 `
DOODLE2日目と3日目(明日の分)またフリー構図お借りしました。ありがとうございます。
https://www.pixiv.net/artworks/70883146
https://www.pixiv.net/artworks/42985816
再開するタイミング完全に間違えたけどなんとかお誕生日までは頑張りたい…です 3
´ 3 `
DOODLEリハビリついでのらくがき1日目。フリー構図と素材お借りしました。ありがとうございました。
https://www.pixiv.net/artworks/72355337#manga
https://www.pixiv.net/artworks/100615581#manga
満尾。
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ第55回「夢」
https://twitter.com/1fu410ge1/status/1554664830690537472?s=21&t=555_eWKXksCfPh8T5apBLg
ひらいてあかぶーで突発的に思いついた伏棘大学生パロディです!
それは本当に、ただの思いつきだった↑のリンクはTwitterにあげた、書きたいところだけを書いたものです❣️
また今回も続き物…ですが、↑の2人みたいなラブラブカップルを目指します💪
楽しんでいただければ幸いです!
⚠︎先輩は普通に喋ります。
⚠︎原作の先輩とは異なった、大人しくて静かな性格をしてます。
⚠︎︎ほんのちょっと五乙を含みます。
(今回はほぼ絡みないです)
「きゃー!!五条教授と伏黒くんよ!」
「あの2人がただそこにいるだけで幸せな気持ちになる…」
顔を赤くした学生達に見向きもせずに、2人はキラキラとしたオーラをまといながら歩いている。
本人たちはさほど気にしていない様子だ。
「……かっこいいなぁ、」
ポツリと呟いた俺の一言は、誰にも届かずに溶けていった。
5387また今回も続き物…ですが、↑の2人みたいなラブラブカップルを目指します💪
楽しんでいただければ幸いです!
⚠︎先輩は普通に喋ります。
⚠︎原作の先輩とは異なった、大人しくて静かな性格をしてます。
⚠︎︎ほんのちょっと五乙を含みます。
(今回はほぼ絡みないです)
「きゃー!!五条教授と伏黒くんよ!」
「あの2人がただそこにいるだけで幸せな気持ちになる…」
顔を赤くした学生達に見向きもせずに、2人はキラキラとしたオーラをまといながら歩いている。
本人たちはさほど気にしていない様子だ。
「……かっこいいなぁ、」
ポツリと呟いた俺の一言は、誰にも届かずに溶けていった。
満尾。
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ「スイカ」「縁側」お借り致しました☺️
8/9ということでhugの日ともかけてたり…🥰
伏棘ショタです。
こちらhttps://poipiku.com/4725366/6793368.htmlの続きになります!
🐺恵小5、🍙棘小6
今日は、友達の恵くんとスイカを食べました。和室にひとり、俺は困っていた。
夏休みの宿題の、絵日記。
呪術の修行のことは書けないし…だからって家での出来事のネタも無くなってきた…
特にイベントもないし…と、ふぅ、とため息をついていたら、バスン!と勢いよく襖が開けられた。
「棘!夏休み満喫してるー???」
目の前のグラサン男はにっこりと笑っている…
「しゃ、しゃけぇ…」
「海行った?!プール行った?山は?」
悟が俺に問いかける度に「おかか、」と返事を返す。
「棘のパパとママがね、僕と一緒ならお出かけしてもいいって言ってたよ?」
「しゃけ?!」
「ほんとほんと。んで、どうする!海行く?プール行く?それとも山??」
「……お、かか、」
「え、どうしたの急に元気なくなっちゃって。」
4522夏休みの宿題の、絵日記。
呪術の修行のことは書けないし…だからって家での出来事のネタも無くなってきた…
特にイベントもないし…と、ふぅ、とため息をついていたら、バスン!と勢いよく襖が開けられた。
「棘!夏休み満喫してるー???」
目の前のグラサン男はにっこりと笑っている…
「しゃ、しゃけぇ…」
「海行った?!プール行った?山は?」
悟が俺に問いかける度に「おかか、」と返事を返す。
「棘のパパとママがね、僕と一緒ならお出かけしてもいいって言ってたよ?」
「しゃけ?!」
「ほんとほんと。んで、どうする!海行く?プール行く?それとも山??」
「……お、かか、」
「え、どうしたの急に元気なくなっちゃって。」
満尾。
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ第60回「タオル」お借り致しました!
前回の伏棘オメガバースhttps://poipiku.com/4725366/6886911.htmlより、少し時間軸が前のお話です。先輩が初めて巣作りをする話。少し性的な表現があるためワンクッションです。
よろしければお進み下さい🐺🍙↓↓ 3898
満尾。
DONE #伏棘版ワンウィークドロライ第58回「いただきます」第59回「リボン」お借り致しました!伏棘オメガバースです!
前半悠仁目線
→中盤(回想)伏黒目線
→後半棘目線です。
🐺🍙に巻き込まれ🐯。
(続き)深淵の緑 下
https://poipiku.com/4725366/6886913.html
R18パートです🙌
深淵の緑 上『爆ぜろ!!』
呪霊の大群が、バスン!と大きな音を立てて一斉に爆ぜた。
狗巻先輩の呪言の効果だ。俺は先輩に指示されて、工場中に広がった呪霊をかき集めて、走り回った。
もう呪霊の気配はしない。全て排除できたようだ。
「よっし!いっちょあがり!!先輩お疲れ様!」
「だがなー。」
「わ、先輩喉枯れてんね、大丈夫?」
「じゃげじゃげ。」
先輩はポケットからノドナオールを取り出す。
キュポ、と開けて、そのまま容器を口につけてゴクリと飲み干した。
「うわぁ、相変わらずだけど…よくそれ飲めるね、先輩。」
「しゃーけ。」
そう言って先輩はピースして俺に笑った。
もう味に慣れたからなんともないよ、と言ってるようだった。
先輩とそんな話をしていたら、帳が上がって、すぐ近くには伊地知さんがいた。
5195呪霊の大群が、バスン!と大きな音を立てて一斉に爆ぜた。
狗巻先輩の呪言の効果だ。俺は先輩に指示されて、工場中に広がった呪霊をかき集めて、走り回った。
もう呪霊の気配はしない。全て排除できたようだ。
「よっし!いっちょあがり!!先輩お疲れ様!」
「だがなー。」
「わ、先輩喉枯れてんね、大丈夫?」
「じゃげじゃげ。」
先輩はポケットからノドナオールを取り出す。
キュポ、と開けて、そのまま容器を口につけてゴクリと飲み干した。
「うわぁ、相変わらずだけど…よくそれ飲めるね、先輩。」
「しゃーけ。」
そう言って先輩はピースして俺に笑った。
もう味に慣れたからなんともないよ、と言ってるようだった。
先輩とそんな話をしていたら、帳が上がって、すぐ近くには伊地知さんがいた。
満尾。
DONE伏棘版ワンウィークドロライ第45回 『花束』お借り致しました。
花束ちょっとしか出てないけど許して…
今回は五条先生も登場します。
捏造いっぱい。幼少期、恵と棘が既に出会ってたら私が喜ぶ。
「覚えてないミント味」
https://poipiku.com/4725366/6793368.html
この話の続きのようなものなものも掲載しておりますのでよろしければ!
それは気持ちに自覚する前の話なんの前触れもなく部屋の扉がガチャンと開けられる。
「恵!出かけるよ!!」
「…なんですか、突然…」
びっくりしたんですけど…という俺の言葉を無視して、五条さんは持っていたチラシを見せつけてきた。
徒歩圏内のショッピングモールの中にあるレストランで、御家族様限定のスペシャルパフェ販売!と、デカデカ書かれていた。
「これ食べに行くから!支度して。」
「…五条さん、俺たち家族ではないからこのパフェ食べること出来ないと思います。」
「かぁー!細かいことはいいの!!」
恵は可愛くないねぇ。と呟く五条さんの真っ黒なサングラスが光った。
「いい?このパフェを食べて店を出るまでの間だけでいいんだよ、僕は君のお兄さん!はい、復唱!」
4563「恵!出かけるよ!!」
「…なんですか、突然…」
びっくりしたんですけど…という俺の言葉を無視して、五条さんは持っていたチラシを見せつけてきた。
徒歩圏内のショッピングモールの中にあるレストランで、御家族様限定のスペシャルパフェ販売!と、デカデカ書かれていた。
「これ食べに行くから!支度して。」
「…五条さん、俺たち家族ではないからこのパフェ食べること出来ないと思います。」
「かぁー!細かいことはいいの!!」
恵は可愛くないねぇ。と呟く五条さんの真っ黒なサングラスが光った。
「いい?このパフェを食べて店を出るまでの間だけでいいんだよ、僕は君のお兄さん!はい、復唱!」
満尾。
DONEキスの日記念!ショタです。恵 小5、棘 小6 くらいのイメージです。
続き物ですが時系列が離れてるので、読まなくても大丈夫かもしれませんが、前作はこのポイピクの中の
「それは気持ちに自覚する前の話」
https://poipiku.com/4725366/6793439.html
の続きのつもりで書いてます。
捏造もりもりですがよろしくお願い致します🥰
覚えていないミント味呪術高専の中庭。
棘と初めて出会った場所。
今日もそこで俺たちは、花壇の世話を終えたあと、特訓をしていた。
『鵺』
調伏したばかりの鵺を影から顕現する。
目の前で見ていた棘はパチパチパチ!!と拍手をしていた。
「しゃけ!!!」
たぶん、すごいね!って言ってるんだと思う。
「…ありがとう。玉犬2匹と俺で頑張って調伏させたんだ。…五条さんは鵺ごときでヒィヒィ言ってるようじゃこの先大変だ、なんて、呆れてたけど…」
「おかか!たかな、すじこ!!」
そんなことない!恵すごいよ!!
目をキラキラ輝かせた棘が俺の手を取って大袈裟にブンブンと腕を振る。
痛い痛い、肩外れる。
五条さんにここに連れてきてもらってから、何となく棘の言ってる事が分かるようになってきた。
5586棘と初めて出会った場所。
今日もそこで俺たちは、花壇の世話を終えたあと、特訓をしていた。
『鵺』
調伏したばかりの鵺を影から顕現する。
目の前で見ていた棘はパチパチパチ!!と拍手をしていた。
「しゃけ!!!」
たぶん、すごいね!って言ってるんだと思う。
「…ありがとう。玉犬2匹と俺で頑張って調伏させたんだ。…五条さんは鵺ごときでヒィヒィ言ってるようじゃこの先大変だ、なんて、呆れてたけど…」
「おかか!たかな、すじこ!!」
そんなことない!恵すごいよ!!
目をキラキラ輝かせた棘が俺の手を取って大袈裟にブンブンと腕を振る。
痛い痛い、肩外れる。
五条さんにここに連れてきてもらってから、何となく棘の言ってる事が分かるようになってきた。