Quartz
DONE自作AUの10話目?……のはず。年末までには上げたかったので急いだ。誤字脱字等チェックが少し雑かも😢考えたのは自分だけどタイトルのせいで紛らわしい。
SansXFrisk要素がバリバリあるので注意です。
……カタカナ表記統一が一番難しいかも🤔日本語版と本家英語版が混ざる。
書き上げてしばらく書いてなかったので誰がなんの情報を持っているのか等を忘れかけている。反省です。 13772
Quartz
DONE自作AUのMaGtale(仮名)の9話目。今回からカタカナ表記に統一していきたい……入力がちょっと面倒になってきた。
(タイトルの数字のせいでズレてるように見えるけど合っています)
サンフリ増々です、ご注意ください。 10106
もちの粉
MAIKING前回の話↓
https://poipiku.com/5413477/9478477.html
サンズが自らの嫉妬心に困惑する話2憧れ…ねぇ。
学校のチャイムが町に響き渡る中、サンズは屋上でジュースのストローを奥歯でくわえていた。
口寂しい。何かしらその歯で何かを噛み潰していないと落ち着かなかった。
モンスターであるサンズには、ニンゲンの感情がよく分かる。悪意を込めて触れられればダメージを受けてしまうほどに。好意をもった相手に触れられればそれはとても心地よく、力がみなぎるようだった。
ニンゲンであるフリスクの手はいつだってサンズに好意しか伝えてこなかった。
信頼、尊敬、憧れ
大好き
その手はサンズにはとても心地よかったが、同時にモンスターの自分なんかにそんな一生懸命になっていて大丈夫なのかと心配していた。
ただ分かるのは、ニンゲンが「自分」に向けている感情のみだ。
1516学校のチャイムが町に響き渡る中、サンズは屋上でジュースのストローを奥歯でくわえていた。
口寂しい。何かしらその歯で何かを噛み潰していないと落ち着かなかった。
モンスターであるサンズには、ニンゲンの感情がよく分かる。悪意を込めて触れられればダメージを受けてしまうほどに。好意をもった相手に触れられればそれはとても心地よく、力がみなぎるようだった。
ニンゲンであるフリスクの手はいつだってサンズに好意しか伝えてこなかった。
信頼、尊敬、憧れ
大好き
その手はサンズにはとても心地よかったが、同時にモンスターの自分なんかにそんな一生懸命になっていて大丈夫なのかと心配していた。
ただ分かるのは、ニンゲンが「自分」に向けている感情のみだ。
もちの粉
MAIKINGサンズが自らの嫉妬心に困惑する話「わたし、学校に憧れてる人がいて」
放課後に制服のままサンズの家に日課のように訪れるフリスクが、プラプラと足を揺らしながらそう言った。
その言葉にピクリと揺れる青いパーカー。
「…へぇ、学校に」
白いミトンはジュースが入ったグラスをゆっくりと、そして慎重に机の上に置いた。
「あんたもそんな年か」
黒い眼窩に浮かぶ光が、興味津々のにやけ顔でフリスクの表情を観察する。
フリスクは恥ずかしそうに微笑みかえし、ジュースに手を伸ばした。
*
「どんなやつなんだ?」
フリスクはいつも軽いノリで誰彼構わず口説く。
しかし『憧れ』の眼差しを向けることはほとんど無いように思えた。
サンズには、自分だけ特別フリスクからその『憧れの眼差し』を向けられているという自覚があった。フリスクは隠しもせずにその気持ちをぶつけてきていたからだ。
1078放課後に制服のままサンズの家に日課のように訪れるフリスクが、プラプラと足を揺らしながらそう言った。
その言葉にピクリと揺れる青いパーカー。
「…へぇ、学校に」
白いミトンはジュースが入ったグラスをゆっくりと、そして慎重に机の上に置いた。
「あんたもそんな年か」
黒い眼窩に浮かぶ光が、興味津々のにやけ顔でフリスクの表情を観察する。
フリスクは恥ずかしそうに微笑みかえし、ジュースに手を伸ばした。
*
「どんなやつなんだ?」
フリスクはいつも軽いノリで誰彼構わず口説く。
しかし『憧れ』の眼差しを向けることはほとんど無いように思えた。
サンズには、自分だけ特別フリスクからその『憧れの眼差し』を向けられているという自覚があった。フリスクは隠しもせずにその気持ちをぶつけてきていたからだ。
もちの粉
DONEニンゲンとモンスターを繋ぐ親善大使。可愛らしくて人付き合いが上手いのにも関わらず、彼女にはここ10年、浮いた話がひとつも無かった。ひとつも、だ。フリスクは恋を実らせたいニンゲンとモンスターを繋ぐ親善大使。可愛らしくて人付き合いが上手いのにも関わらず、彼女にはここ10年、浮いた話がひとつも無かった。ひとつも、だ。
「フリスク」
大使館で、スーツを着たアンダインが彼女のそばに寄り、視線を周りに巡らせながら耳打ちをする。
「ニンゲンの男がお前と会いたいらしい。なかなかイイ男だ。17時に裏庭のイチョウの木」
フリスクはそっと頷く。
「今度こそうまくいくといいな」
アンダインがフリスクの頭を撫でた。
16時。
フリスクはアンダインとアルフィーに髪をセットしてもらいメイクを念入りにした。
鏡に映る自分は今までの中で1番綺麗になったように思う。
16時50分。
大使館の窓から裏庭を見ると人影があった。
1581「フリスク」
大使館で、スーツを着たアンダインが彼女のそばに寄り、視線を周りに巡らせながら耳打ちをする。
「ニンゲンの男がお前と会いたいらしい。なかなかイイ男だ。17時に裏庭のイチョウの木」
フリスクはそっと頷く。
「今度こそうまくいくといいな」
アンダインがフリスクの頭を撫でた。
16時。
フリスクはアンダインとアルフィーに髪をセットしてもらいメイクを念入りにした。
鏡に映る自分は今までの中で1番綺麗になったように思う。
16時50分。
大使館の窓から裏庭を見ると人影があった。
時間旅行者
CAN’T MAKE幼少期フリ→サンからの大人サン→フリいつ書いたかわからない、書きたいとこだけ書いたであろう文です。まじで何も整えてないので情景やセリフがあっちこっち切り替わります。おそらく最後までかけないので供養。
ゆっくり追加してくかも。
無題「サンズ、じぶんと結婚してください。」
引っ掛かったものの正体を掴もうとして顔を傾けたとき、もっちりとした顔にそう言われたのは突然のことだった。
「……あー……」
目を泳がせてからふとこどもの手を見ると、服の端が固く握り込まれていた。あぁ、これか。と納得してから、子供の指を優しく解かせて、「あぶないから突然掴むのはやめてくれよ」と頭を撫でる。
「結婚しよう」
「聞こえてるって」
フリスクは鈴がなるような、しかし強かに声を上げ、バッと突然腕を持ち上げた。その剣幕に押されて、その手に握られたものとフリスクの顔と見比べる。
サンズは服を整えてから、差し出されたクローバーを受け取った。まじまじと眺めて、そしてその視線をフリスクに移す。
2047引っ掛かったものの正体を掴もうとして顔を傾けたとき、もっちりとした顔にそう言われたのは突然のことだった。
「……あー……」
目を泳がせてからふとこどもの手を見ると、服の端が固く握り込まれていた。あぁ、これか。と納得してから、子供の指を優しく解かせて、「あぶないから突然掴むのはやめてくれよ」と頭を撫でる。
「結婚しよう」
「聞こえてるって」
フリスクは鈴がなるような、しかし強かに声を上げ、バッと突然腕を持ち上げた。その剣幕に押されて、その手に握られたものとフリスクの顔と見比べる。
サンズは服を整えてから、差し出されたクローバーを受け取った。まじまじと眺めて、そしてその視線をフリスクに移す。
もちの粉
MEMO約束/中編サンフリ
ちょこっと大人向け注意
前編はこちら
https://poipiku.com/5413477/8908590.html
約束/中編(フリスク視点)「あのね私」
─サンズともうひとつ、先に進みたい─
意を決してそう伝えようとした矢先、骨の手はフリスクの手から離れていった。
フリスクの心は折られてしまった。
これまでも何度も何度も。
「フリスク、なんか飲むか?」
いつも通りの感情の読めない笑顔がフリスクに向けられる。何事もなかったかのように。
先程フリスクは体を寄せて精一杯の気持ちをこめて手に触れた。フリスクにはサンズの気持ちはさっぱり分からないが、サンズにはフリスクの気持ちが手に取るように分かるはずだ。それなのに、その手は離れていった。
下を向いたまま頷いたフリスクを見て、サンズはキッチンへと入っていく。
サンズは自分を求めてはいない。
いつだって望むのはフリスクで、サンズはそれに答えてくれる。ただ、それだけ。
2486─サンズともうひとつ、先に進みたい─
意を決してそう伝えようとした矢先、骨の手はフリスクの手から離れていった。
フリスクの心は折られてしまった。
これまでも何度も何度も。
「フリスク、なんか飲むか?」
いつも通りの感情の読めない笑顔がフリスクに向けられる。何事もなかったかのように。
先程フリスクは体を寄せて精一杯の気持ちをこめて手に触れた。フリスクにはサンズの気持ちはさっぱり分からないが、サンズにはフリスクの気持ちが手に取るように分かるはずだ。それなのに、その手は離れていった。
下を向いたまま頷いたフリスクを見て、サンズはキッチンへと入っていく。
サンズは自分を求めてはいない。
いつだって望むのはフリスクで、サンズはそれに答えてくれる。ただ、それだけ。
もちの粉
MEMOサンズは我慢できると思うでもフリスクの気持ちは?
っていうサンフリ前編
約束/前編(サンズ視点)サンズは考えあぐねていた。
フリスクが大人になるまで手は出さないとトリエルと「やくそく」したのだ。
やくそくを交わしたのは、フリスクが成人するまであと2年という時だった。
サンズは付き合うまで何年も待ったのだから、あと2年くらい待つのはなんてことないと、当たり前のように返事をした。
彼にはいつまででも我慢できる自信があった。
しかし1年後
フリスクはそれを強く、強く、望みはじめる─
*
「サンズあそぼ」
玄関を開けると、そこにはフリスクが可愛らしい水色のワンピースを着て立っていた。
サンズの眼窩に浮かぶ光がわずかに縮む。
「…フリスク、今日は用事があるってパピルス達の誘いを断ってなかったか?」
「うん、あるよ用事」
今日、パピルスはアルフィー達と海へ行くと言っていた。フリスクは用事があると言ってその誘いを断った。フリスクが行かないならオイラもやめとくよ、とサンズも誘いを断った。
2313フリスクが大人になるまで手は出さないとトリエルと「やくそく」したのだ。
やくそくを交わしたのは、フリスクが成人するまであと2年という時だった。
サンズは付き合うまで何年も待ったのだから、あと2年くらい待つのはなんてことないと、当たり前のように返事をした。
彼にはいつまででも我慢できる自信があった。
しかし1年後
フリスクはそれを強く、強く、望みはじめる─
*
「サンズあそぼ」
玄関を開けると、そこにはフリスクが可愛らしい水色のワンピースを着て立っていた。
サンズの眼窩に浮かぶ光がわずかに縮む。
「…フリスク、今日は用事があるってパピルス達の誘いを断ってなかったか?」
「うん、あるよ用事」
今日、パピルスはアルフィー達と海へ行くと言っていた。フリスクは用事があると言ってその誘いを断った。フリスクが行かないならオイラもやめとくよ、とサンズも誘いを断った。
時間旅行者
DOODLEサンフリフリの日とサンフリサンの日のらくがき【https://twitter.com/not_timetravel/status/1639281671710158850?t=_lrQS_mxfwXiMnLcOFayzg&s=19】のオマケ。どうやったって報われないちょっとヤバめのサンズくんです。
もちの粉
DONE「だから、これは恋とかではなくカンチガイなんだ、うん、そうだったんだ。」地上に出る直前にフリスクが自分の気持ちを分析するお話。後半はサンズがでてきます。
「フリスクの嫉妬」編の最後に少し紹介した3回の告白のうち
1回目の告白です。
1回目の告白「…やっぱりそうだ。この気持ちは、吊り橋効果ってやつなんだと思う。きっと」
緑色のソファーの肘掛けを背もたれ代わりにして本を読んでいたフリスクはポツリとつぶやいた。
ここはサンズとパピルスの家。リビングは吹き抜けになっているため天井が高い。大きくて立派な家だ。
本には「吊り橋のような恐怖を伴う場所で異性に出会うと、恐怖によるドキドキを異性に対するドキドキと勘違いしてしまう」
と書いてある。
「あの時、暗い雑木林を1人で歩いて、足音もして、恐怖と不安で心臓がドキドキドキドキしてた。だから、そのドキドキした状態で出会ったサンズを見て脳が恋と勘違いしたんだ…!」
ソファーの上で小さなフリスクはひとつひとつ確かめるようにそう言った。
4394緑色のソファーの肘掛けを背もたれ代わりにして本を読んでいたフリスクはポツリとつぶやいた。
ここはサンズとパピルスの家。リビングは吹き抜けになっているため天井が高い。大きくて立派な家だ。
本には「吊り橋のような恐怖を伴う場所で異性に出会うと、恐怖によるドキドキを異性に対するドキドキと勘違いしてしまう」
と書いてある。
「あの時、暗い雑木林を1人で歩いて、足音もして、恐怖と不安で心臓がドキドキドキドキしてた。だから、そのドキドキした状態で出会ったサンズを見て脳が恋と勘違いしたんだ…!」
ソファーの上で小さなフリスクはひとつひとつ確かめるようにそう言った。
むくげ
MAIKING見事な書きかけサンフリ。書きたいシーンだけ先に書くから溜まるのです。
被観測者は拒絶するシリーズのどこかに入る話 あとからあとから零れる涙は透明で、それがするすると頬を滑っていく様子を見てサンズはなぜだか「もったいない」と感じた。
何かを考える前に指が涙を掬い、それでも流れ落ちそうになる雫を口づけて舐めとる。
フリスクが驚いたように息をのむ音が聞こえた。
「なっ…んで、なめるの」
珍しく開いた目が戸惑いと涙に揺れている。
何でと聞かれてもな。
「アンタが泣き止まないのが悪いんだろ」
両手でフリスクの頬を挟み、ミトンの手袋で拭いてやる。瞬きの拍子にポロリと落ちた雫がフリスクの唇の右端に滑り、サンズはそこにも丁寧に口づけた。塩辛い味がした。
「お、止まったな?」
「へへ」といつものように笑えば、フリスクは大人しく縮こまったまま顔を赤くしている。
419何かを考える前に指が涙を掬い、それでも流れ落ちそうになる雫を口づけて舐めとる。
フリスクが驚いたように息をのむ音が聞こえた。
「なっ…んで、なめるの」
珍しく開いた目が戸惑いと涙に揺れている。
何でと聞かれてもな。
「アンタが泣き止まないのが悪いんだろ」
両手でフリスクの頬を挟み、ミトンの手袋で拭いてやる。瞬きの拍子にポロリと落ちた雫がフリスクの唇の右端に滑り、サンズはそこにも丁寧に口づけた。塩辛い味がした。
「お、止まったな?」
「へへ」といつものように笑えば、フリスクは大人しく縮こまったまま顔を赤くしている。