陸汰ろくた(係長)
MEMO風花雪月 フェルヒュー 転載防止で情景カット。ふせったに書いた「君の寝顔が見たい」やつのアプローチ別。これは糖度が高いゆつ。他にやっと見れたのが死に顔だったやつ、メリバ軸のやつがある。 3saera_FE
DOODLE本編軸フェルヒュー紅花ルートエンディング後の一場面
月刊フェルヒュー11月のお題:赤い花 をお借りしました
https://twitter.com/monthly_fehu 1497
nabe
DONE書きかけのやつに反応頂けたのが嬉しいのでこっちも更新フェルヒュー子どもの頃に出会ってたらいいなというよくあるやつと御伽噺の魔女兼お姫様概念のヒュが書きたかった
魔女の館鬱蒼と生い茂る高木の隙間から差す木漏れ日すら翳りがみえだした。もう日が沈んでしまったのだろうか。徐々に近づく夜の気配はより一層フェルディナントを不安にさせた。どこか遠くの方で狼の遠吠えのような声が聞こえた気がする。
今にも泣き出しそうな顔で辺りを見回すが、視界に入るのは同じような木々ばかり。今自分が歩いてきた方角さえ見失いそうな、同じ光景ばかりである。
こんなはずじゃなかった。フェルディナントは何度目か分からない自問自答を繰り返す。フェルディナントは今日父に連れられてこの森に初めて狩猟を行うために来た。騎士道を尊ぶファーガス神聖王国程ではないが、アドラステアの帝国貴族にとっても狩猟とは舞踏会と同様に重要な社交の場である。フェルディナントもいずれ本格的に武器を持ち、立派な貴族としてまた戦士として、多くの貴族とともに雄々しく狩りに勤しむことになるだろう。その教育の最初の一歩として父に連れられて、この森を狩場とし初めて狩りというものを経験しに来たのだ。
18854今にも泣き出しそうな顔で辺りを見回すが、視界に入るのは同じような木々ばかり。今自分が歩いてきた方角さえ見失いそうな、同じ光景ばかりである。
こんなはずじゃなかった。フェルディナントは何度目か分からない自問自答を繰り返す。フェルディナントは今日父に連れられてこの森に初めて狩猟を行うために来た。騎士道を尊ぶファーガス神聖王国程ではないが、アドラステアの帝国貴族にとっても狩猟とは舞踏会と同様に重要な社交の場である。フェルディナントもいずれ本格的に武器を持ち、立派な貴族としてまた戦士として、多くの貴族とともに雄々しく狩りに勤しむことになるだろう。その教育の最初の一歩として父に連れられて、この森を狩場とし初めて狩りというものを経験しに来たのだ。
nabe
CAN’T MAKE導入で挫折した士官学校時代のフェルヒュー事故ックス所々描写が飛躍してるので読みづらいです
学生時代フェヒュ
「フェルディナント、もしよかったらこの後に時間をもらえるかな」
フェルディナントが担任教師のべレスに声をかけられたのは、演習を兼ねた魔獣討伐から修道院に帰還し、訓練場で得物の手入れをしていた夕方のことだった。
「先生?この私に何かご用かね、もちろん良いとも。」
凄腕の傭兵であるベレスから個人指導を受けることができるかもしれない、と浮き立っていたフェルディナントの期待は、その待ち合わせ場所を聞いて即座に雲散霧消した。
「じゃあ、夕飯後にヒューベルトの部屋に来てくれ」
べレスの用向きは予想ができる。自分とヒューベルトの仲の悪さは黒鷲の学級の中でも有名で、たまに会話を交えれば嫌味と皮肉の応酬、今回の演習でも腰巾着はエーデルガルトの後衛にべったり張り付いていた一方、自分は少し離れた前線で戦っていた。
3294「フェルディナント、もしよかったらこの後に時間をもらえるかな」
フェルディナントが担任教師のべレスに声をかけられたのは、演習を兼ねた魔獣討伐から修道院に帰還し、訓練場で得物の手入れをしていた夕方のことだった。
「先生?この私に何かご用かね、もちろん良いとも。」
凄腕の傭兵であるベレスから個人指導を受けることができるかもしれない、と浮き立っていたフェルディナントの期待は、その待ち合わせ場所を聞いて即座に雲散霧消した。
「じゃあ、夕飯後にヒューベルトの部屋に来てくれ」
べレスの用向きは予想ができる。自分とヒューベルトの仲の悪さは黒鷲の学級の中でも有名で、たまに会話を交えれば嫌味と皮肉の応酬、今回の演習でも腰巾着はエーデルガルトの後衛にべったり張り付いていた一方、自分は少し離れた前線で戦っていた。
touno_s0
DONE現パロのフェヒュフェが宇宙人と結婚する夢を見るヒュの話
宇宙人と浮気も結婚もしないでください※少しだけ文字化けの表現があります
恋人のフェルディナント殿が宇宙へ旅立ってから、もうすぐ半年が経とうとしている。
人類による技術の発展はめざましく、天文学が進歩したことで新たな惑星がいくつも発見された。そしてフェルディナント殿は、惑星の調査チームに抜擢されたのだ。
彼の活躍はニュースで知るだけでなく、最先端の技術を駆使したテレビ電話で直接聞かせてもくれる。数ヵ月前には、観測すらされていなかった星を彼が新たに見つけたそうだ。『星の名前を決める権利をもらったので、ぜひ君の名前を付けたい』と言われたときは困惑したが、離れていても自分を想い続けてくれている証左のようで少し嬉しかった。
触れられない距離にいる恋人を想うと寂しくはあるが、大義を背負って宇宙を飛び回る姿はそれ以上に誇らしい。帰還はまだ先だが、火星にいるよと言われた夜は紅い光を探し、金星に着いたと教えてくれた夜は、宵の明星を眺めながら無事を祈って、私は日々を過ごしていた。
3715恋人のフェルディナント殿が宇宙へ旅立ってから、もうすぐ半年が経とうとしている。
人類による技術の発展はめざましく、天文学が進歩したことで新たな惑星がいくつも発見された。そしてフェルディナント殿は、惑星の調査チームに抜擢されたのだ。
彼の活躍はニュースで知るだけでなく、最先端の技術を駆使したテレビ電話で直接聞かせてもくれる。数ヵ月前には、観測すらされていなかった星を彼が新たに見つけたそうだ。『星の名前を決める権利をもらったので、ぜひ君の名前を付けたい』と言われたときは困惑したが、離れていても自分を想い続けてくれている証左のようで少し嬉しかった。
触れられない距離にいる恋人を想うと寂しくはあるが、大義を背負って宇宙を飛び回る姿はそれ以上に誇らしい。帰還はまだ先だが、火星にいるよと言われた夜は紅い光を探し、金星に着いたと教えてくれた夜は、宵の明星を眺めながら無事を祈って、私は日々を過ごしていた。
newbohyo
DONEAIノベリストにwikiの記事風に出だしを作ると嘘の記事をそれらしく書いてくれるというツイートを見て作成しました。みなさんも嘘pediaで伝えられるが定かではない嘘歴史を紡ごう!!
備考:冒頭の書き出しは手打ち。書き出して欲しい項目だけは随時手打ちする。
フェルヒュー嘘pediaフェルヒューS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェルヒューS(ふぇるひゅーしえんえす)は、女帝エーデルガルト没後500年の年に発見された、女帝エーデルガルト時代のアドラステア帝国の宰相フェルディナント=フォン=エーギルが、アドラステア帝国の宮内卿ヒューベルト=フォン=ベストラに求婚した経緯の詳細、また、その後の二人の結婚生活を詳細に描いた歴史的記録である。
エーギル夫妻の記録、帝国の双璧、Two Jewelsとも呼ばれる。
概要.
【>ここまで手入力】
【以下AI執筆】
この記録は、エーデルガルトの死後約500年経った頃、当時の皇后であるペトラルカによって発見され、その後、歴史学者たちによって研究され、明らかになったものである。
8426出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェルヒューS(ふぇるひゅーしえんえす)は、女帝エーデルガルト没後500年の年に発見された、女帝エーデルガルト時代のアドラステア帝国の宰相フェルディナント=フォン=エーギルが、アドラステア帝国の宮内卿ヒューベルト=フォン=ベストラに求婚した経緯の詳細、また、その後の二人の結婚生活を詳細に描いた歴史的記録である。
エーギル夫妻の記録、帝国の双璧、Two Jewelsとも呼ばれる。
概要.
【>ここまで手入力】
【以下AI執筆】
この記録は、エーデルガルトの死後約500年経った頃、当時の皇后であるペトラルカによって発見され、その後、歴史学者たちによって研究され、明らかになったものである。
dressedhoney
DOODLE終戦後フェヒュ(+エデレス)朝は素肌を頑なに見せないヒュのことを心配したフェがレスに相談したのをレスがエデに相談した話
終戦後フェヒュ(+エデレス)それはそれは、甘く濃密な夜だった。
幼子の飲む薬湯に垂らされる蜂蜜のようにたっぷりと、帝都アンヴァルの伝統菓子よりもさらに甘く、それでいて情熱的な。
夜が更けても終わらぬ伴侶の営み、永遠を感じながら微睡めば朝。
フェルディナントは瞼の裏に明るい光を感じて、目を覚ました。
「おはようございます、フェルディナント殿」
カーテンの裾を持ち上げるヒュ―ベルトが、窓から差し込む朝日を浴びて煌めいている。
既に彼は白いシャツと黒いベストを身に着けており、その白が光を反射するのでいっとう眩しく、フェルディナントは思わず寝ぼけまなこを擦った。
「おはよう、今朝も早いな、ヒュ―ベルト」
「おかげさまでぐっすりでしたから」
幸せそうに微笑むヒュ―ベルトを見て、フェルディナントもまた優しく微笑む。
3767幼子の飲む薬湯に垂らされる蜂蜜のようにたっぷりと、帝都アンヴァルの伝統菓子よりもさらに甘く、それでいて情熱的な。
夜が更けても終わらぬ伴侶の営み、永遠を感じながら微睡めば朝。
フェルディナントは瞼の裏に明るい光を感じて、目を覚ました。
「おはようございます、フェルディナント殿」
カーテンの裾を持ち上げるヒュ―ベルトが、窓から差し込む朝日を浴びて煌めいている。
既に彼は白いシャツと黒いベストを身に着けており、その白が光を反射するのでいっとう眩しく、フェルディナントは思わず寝ぼけまなこを擦った。
「おはよう、今朝も早いな、ヒュ―ベルト」
「おかげさまでぐっすりでしたから」
幸せそうに微笑むヒュ―ベルトを見て、フェルディナントもまた優しく微笑む。
dressedhoney
DOODLE「彼の伴侶となる相手は気の毒だ」から始まった互いの想い人への親切心がいつしか「そんなんで彼の隣に並べるとでも?」となっていき小姑と化した二人が牽制の末塔で出会ってしまう学生フェヒュ ギャグ学生フェヒュこつりこつりと音がする。
それはフェルディナントの足音だった。
彼は今、いきり立った足取りで女神の塔を登っている。
そう、今日はガルグ=マク落成記念日。
恋人たちの聖地となったこの場所に、フェルディナントは一人で訪れていた。
かつりかつりと音がする。
それはヒュ―ベルトの足音だった。
彼は今、業を煮やしたような表情で女神の塔を登っている。
そう、今日はガルグ=マク落成記念日。
恋人たちの聖地となったこの場所に、ヒュ―ベルトは一人で訪れていた。
——即ち、二人は今。
それ程広くはない螺旋階段を、並び立って歩いている。
彼らは互いに顔を合わせるでもなく、それでも自然と歩幅は合ってしまい、既に塔の上層にいる者達からすれば一組の恋人たちが上ってくるように足音は響いただろう。
6636それはフェルディナントの足音だった。
彼は今、いきり立った足取りで女神の塔を登っている。
そう、今日はガルグ=マク落成記念日。
恋人たちの聖地となったこの場所に、フェルディナントは一人で訪れていた。
かつりかつりと音がする。
それはヒュ―ベルトの足音だった。
彼は今、業を煮やしたような表情で女神の塔を登っている。
そう、今日はガルグ=マク落成記念日。
恋人たちの聖地となったこの場所に、ヒュ―ベルトは一人で訪れていた。
——即ち、二人は今。
それ程広くはない螺旋階段を、並び立って歩いている。
彼らは互いに顔を合わせるでもなく、それでも自然と歩幅は合ってしまい、既に塔の上層にいる者達からすれば一組の恋人たちが上ってくるように足音は響いただろう。
dressedhoney
DOODLE学生フェヒュ雨漏りをきっかけに相部屋となった二人、仲良くする気はさらさら無かったがひょんなことから共通の趣味を発見する
悪いことはしていませんが後半は服を着ていないです
学生フェヒュ——暗器ストリップいくらかのセイロス教団が居を構え、堅牢なる信仰と城壁を纏うガルグ=マクとはいえ、人の世に生まれ落ちた以上老いは等しく訪れる。
それも千年を目前にした老体、あちらこちらとガタがきていることについては事前にセテスが宣言していた。
何事もなければいいのだが、とアロイスがぼやいていたのが数節前。
ヒュ―ベルトはよもや自分がその"何事"に巻き込まれるとは、露とも思っていなかった。
「…………」
彼の私室、窓の近く、備え付けベッドの頭上。
そこは確かに、雨漏りしていた。
俄かに強い雨が降ってきたと外を見上げた際に気付いたもので、ヒュ―ベルトはとりあえず雨だれから荷物を避難させる。
他に同じ状況の者がいないだろうか探すためヒュ―ベルトが部屋の外に出たのと、カスパルが隣の部屋から困ったように顔をのぞかせたのは同時だった。
13968それも千年を目前にした老体、あちらこちらとガタがきていることについては事前にセテスが宣言していた。
何事もなければいいのだが、とアロイスがぼやいていたのが数節前。
ヒュ―ベルトはよもや自分がその"何事"に巻き込まれるとは、露とも思っていなかった。
「…………」
彼の私室、窓の近く、備え付けベッドの頭上。
そこは確かに、雨漏りしていた。
俄かに強い雨が降ってきたと外を見上げた際に気付いたもので、ヒュ―ベルトはとりあえず雨だれから荷物を避難させる。
他に同じ状況の者がいないだろうか探すためヒュ―ベルトが部屋の外に出たのと、カスパルが隣の部屋から困ったように顔をのぞかせたのは同時だった。
dressedhoney
DOODLEフェルヒュー+エデレス成立前提のエデ+ヒュ★二人での執務中、ヒュの首筋にキスマークを見つけたエデは……
エーちゃんがわがままな小話
嫉妬——エーデルガルト「次は先日行われた、旧同盟領における交易路に関する資料なのですが……」
エーデルガルトがヒュ―ベルトと共に皇帝の私室へ缶詰となってから、実に数時間は過ぎようとしていた。
泰平の世を築くべく、彼女らは終戦後も政務に尽力している。
部下に割り振れる仕事はなるべく渡してしまっているが、後継者の育成もまだまだな現帝国においてほとんどの最終決定権はエーデルガルトにあり、彼女の机はいつだって書類の山に埋もれていた。
その山を今日こそ切り崩すと宣言したのはエーデルガルトであり、ヒュ―ベルトを呼び込んだのも彼女自身ではあるが、発案者だからとて疲労が軽減されるわけもない。
休憩を挟まず行われる書類仕事に、エーデルガルトは既に悲鳴を上げていた。
2850エーデルガルトがヒュ―ベルトと共に皇帝の私室へ缶詰となってから、実に数時間は過ぎようとしていた。
泰平の世を築くべく、彼女らは終戦後も政務に尽力している。
部下に割り振れる仕事はなるべく渡してしまっているが、後継者の育成もまだまだな現帝国においてほとんどの最終決定権はエーデルガルトにあり、彼女の机はいつだって書類の山に埋もれていた。
その山を今日こそ切り崩すと宣言したのはエーデルガルトであり、ヒュ―ベルトを呼び込んだのも彼女自身ではあるが、発案者だからとて疲労が軽減されるわけもない。
休憩を挟まず行われる書類仕事に、エーデルガルトは既に悲鳴を上げていた。
dressedhoney
DOODLE終戦後フェルヒューまだ付き合っていないフェルヒューとそれで出来てないんかいと思っているエデとレス
甘い
三題噺『朽ち木/姫/カップ』より二題選択
終戦後フェルヒュー「ああ、これはベレス様。何かご入用でしょうか」
ベレスが店内に入れば、作業机の向こうから初老の男性が声を掛けてくる。
彼女は微笑みながら頷いた。
「ええ、代理で受け取りに。フェルディナントからの依頼品はもう完成しているでしょうか」
ベレスの声に男性はゆっくりと頷く。
彼は背後に並ぶ棚の中から、丁寧に一組のカップとソーサーを取り出してきた。
夜闇を思わせるような深い青黒のボディに、煌めく金のハンドル。
内は透き通るような純白で、絢爛過ぎず、しかし気品のある落ち着いた居ずまい。
ベレスが思わず美しさにため息を吐けば、男性は笑った。
「こちら『お姫様のために』と伺っております。お相手様の外見的特徴や内面などをお聞きしてデザインしましたが、さぞ彼が深い愛を捧げておられるお方なのでしょうね」
3166ベレスが店内に入れば、作業机の向こうから初老の男性が声を掛けてくる。
彼女は微笑みながら頷いた。
「ええ、代理で受け取りに。フェルディナントからの依頼品はもう完成しているでしょうか」
ベレスの声に男性はゆっくりと頷く。
彼は背後に並ぶ棚の中から、丁寧に一組のカップとソーサーを取り出してきた。
夜闇を思わせるような深い青黒のボディに、煌めく金のハンドル。
内は透き通るような純白で、絢爛過ぎず、しかし気品のある落ち着いた居ずまい。
ベレスが思わず美しさにため息を吐けば、男性は笑った。
「こちら『お姫様のために』と伺っております。お相手様の外見的特徴や内面などをお聞きしてデザインしましたが、さぞ彼が深い愛を捧げておられるお方なのでしょうね」
dressedhoney
DOODLE終戦後フェルヒュー+ロレフェがロレにのろけているだけ
終戦後フェルヒュー+ロレ「すまないローレンツ、待たせたかね」
「いや、僕も今来たところだ」
テラスに現れたフェルディナントの姿は、普段通りの様に見えて少し髪の毛が乱れていた。
帝国というフォドラ統一国家の一将を任されながら宰相も務め、その上エーギル領の統治まで行っている彼は自分以上に多忙である。
そんな彼が合間を縫って昔のように茶会の誘いに乗じてくれるのを、僕は大変好ましく思っていた。
だから今日も彼がいっとう好む茶葉を持参したのだが、予想通り彼は飛び上がらん勢いで喜ぶ。
威厳さを滲ませながらも人の好意を心の底から受け取る無邪気な様は、なるほど、帝国内で人気が出るのも疑いようが無かった。
彼とは昔から貴族という観念について意見をぶつけ、有意義な議論をしてきた。
2672「いや、僕も今来たところだ」
テラスに現れたフェルディナントの姿は、普段通りの様に見えて少し髪の毛が乱れていた。
帝国というフォドラ統一国家の一将を任されながら宰相も務め、その上エーギル領の統治まで行っている彼は自分以上に多忙である。
そんな彼が合間を縫って昔のように茶会の誘いに乗じてくれるのを、僕は大変好ましく思っていた。
だから今日も彼がいっとう好む茶葉を持参したのだが、予想通り彼は飛び上がらん勢いで喜ぶ。
威厳さを滲ませながらも人の好意を心の底から受け取る無邪気な様は、なるほど、帝国内で人気が出るのも疑いようが無かった。
彼とは昔から貴族という観念について意見をぶつけ、有意義な議論をしてきた。
dressedhoney
DOODLEサウナで張り合ってしまいふらふらになってしまう学生フェルヒュー+いたずら程度のレスヒュー※※下品・下ネタ・ギャグ※※
学生フェルヒュー+レスヒュー食堂で夕食を終えた生徒たちは、各々自由な時間を過ごすことが多い。
早めに自室に戻るもの、友人と茶会を楽しむもの、書庫で勉強をするもの……
本日のフェルディナントの食後は、訓練の時間にあてられていた。
「今日はここまで」
「ああ、助かったよ先生!」
元々自主練のために訓練場に向かったフェルディナントだったが、先客として彼の担任であるベレスもまた自主練をしていた。
これは丁度いいとフェルディナントが手合わせを願えば了承されたので、二人でしばらく打ち合っていたのだった。
白熱したこともあり、かなりの汗を二人ともかいている。
「私はこのまま浴室に向かう予定だけど、良ければ一緒にどうかな」
今度は、フェルディナントがベレスの願いを了承したのだった。
3426早めに自室に戻るもの、友人と茶会を楽しむもの、書庫で勉強をするもの……
本日のフェルディナントの食後は、訓練の時間にあてられていた。
「今日はここまで」
「ああ、助かったよ先生!」
元々自主練のために訓練場に向かったフェルディナントだったが、先客として彼の担任であるベレスもまた自主練をしていた。
これは丁度いいとフェルディナントが手合わせを願えば了承されたので、二人でしばらく打ち合っていたのだった。
白熱したこともあり、かなりの汗を二人ともかいている。
「私はこのまま浴室に向かう予定だけど、良ければ一緒にどうかな」
今度は、フェルディナントがベレスの願いを了承したのだった。
dressedhoney
DOODLE女児に男児をつけるのはと周辺諸侯が懸念したため中性的な見た目を強いられたショタヒュー概念から派生した学生フェルヒュー少女の見た目をした幼いヒュ―ベルトが初恋だったフェル概念です
学生フェルヒュー傍を通る生徒は、誰もが意外な組み合わせだと感じていた。
しかし実際のところ、彼らは親交を深めている部類になる。
「あともう一人欲しいところですねぇ」
黒鷲の学級の部屋の一角で、エーデルガルトとヒュ―ベルト、そしてシルヴァンが向かい合うように座っていた。
彼らの真ん中にあるのは盤面遊戯。
盤面遊戯の得意な彼らは、時折このように集まって腕を競いあっているのだ。
「そうね、それなりに腕の立つ人だと良いのだけれど」
「お二人相手に腕が立つって相当な条件なんですけど……あ! 丁度いいところに!」
そう言ってシルヴァンが呼び止めたのは、フェルディナントだった。
ヒュ―ベルトが露骨に嫌そうな顔をするが、シルヴァンは気にせず対戦の交渉を進める。
6103しかし実際のところ、彼らは親交を深めている部類になる。
「あともう一人欲しいところですねぇ」
黒鷲の学級の部屋の一角で、エーデルガルトとヒュ―ベルト、そしてシルヴァンが向かい合うように座っていた。
彼らの真ん中にあるのは盤面遊戯。
盤面遊戯の得意な彼らは、時折このように集まって腕を競いあっているのだ。
「そうね、それなりに腕の立つ人だと良いのだけれど」
「お二人相手に腕が立つって相当な条件なんですけど……あ! 丁度いいところに!」
そう言ってシルヴァンが呼び止めたのは、フェルディナントだった。
ヒュ―ベルトが露骨に嫌そうな顔をするが、シルヴァンは気にせず対戦の交渉を進める。
dressedhoney
DOODLE学生フェルヒュー+エデヒューになりそうなもの学生フェは何でもかんでもエデと競うので、即ちヒュの一番であることも競ってくれるのでは(名推理)
急に終わるよ
学生フェルヒュー+エデヒューヒュ―ベルトが倒れたのは、今から数日前のことである。
そしてそのことを知るのは三名のみで、彼を介抱したリンハルト、彼の主であるエーデルガルト、そして彼の担任教師であるベレスだけだった。
リンハルトの適切な処置で大ごとには至っていないが、エーデルガルトはヒュ―ベルトにもっと休みなさいと噛んで含めるように言い聞かせたし、ベレスもまた有無を言わせず彼に休息を取らせるように努めている。
ヒュ―ベルトにとってそれは、もちろん不服であった。
故に彼は主と教師の目を盗んで帝国の雑事だとか未読の書物に手を付けていたのだが、一度調子を崩した体は簡単には元の状態に戻らない。
リンハルトに介抱された日は彼の言葉に甘え完全な休息日としたヒュ―ベルトだったが、その日以降に積み上げていった疲労はそろそろ無視できない頃合いとなっていた。
3897そしてそのことを知るのは三名のみで、彼を介抱したリンハルト、彼の主であるエーデルガルト、そして彼の担任教師であるベレスだけだった。
リンハルトの適切な処置で大ごとには至っていないが、エーデルガルトはヒュ―ベルトにもっと休みなさいと噛んで含めるように言い聞かせたし、ベレスもまた有無を言わせず彼に休息を取らせるように努めている。
ヒュ―ベルトにとってそれは、もちろん不服であった。
故に彼は主と教師の目を盗んで帝国の雑事だとか未読の書物に手を付けていたのだが、一度調子を崩した体は簡単には元の状態に戻らない。
リンハルトに介抱された日は彼の言葉に甘え完全な休息日としたヒュ―ベルトだったが、その日以降に積み上げていった疲労はそろそろ無視できない頃合いとなっていた。
dressedhoney
DOODLE学生フェルヒュー(とエデレス匂わせ)酔ってるフェルディナントとシラフのヒュ―ベルト
付き合っていない
フェルディナントがかっこよくなくてヒュ―ベルトが女々しい
急に始まって急に終わるよ
◆ ◆ ◆
野暮である。
そう思って残った結果がこれだ。
ヒュ―ベルトはわざとらしく大きな舌打ちを響かせたが、それに反応したのは柱の陰で怯えているベルナデッタだけだった。
事の始まりは数十分前に遡る。
星辰の月、25日。
ガルグ=マクの落成を記念する本日、大聖堂では舞踏会が行われていた。
生徒たちだけでなく教師たちも、加え騎士団員までもが今日という日に浮かれている。
ヒュ―ベルトの主たるエーデルガルトもまた、平静を装いつつも浮足立っていることにヒュ―ベルトは気付いていた。
だからこそエーデルガルトが女神の塔へ歩いていくのを認めようとも、彼は後を付けなかった。
しかし、かといって主の帰りを待たず引き上げるのも忍びない。
4483野暮である。
そう思って残った結果がこれだ。
ヒュ―ベルトはわざとらしく大きな舌打ちを響かせたが、それに反応したのは柱の陰で怯えているベルナデッタだけだった。
事の始まりは数十分前に遡る。
星辰の月、25日。
ガルグ=マクの落成を記念する本日、大聖堂では舞踏会が行われていた。
生徒たちだけでなく教師たちも、加え騎士団員までもが今日という日に浮かれている。
ヒュ―ベルトの主たるエーデルガルトもまた、平静を装いつつも浮足立っていることにヒュ―ベルトは気付いていた。
だからこそエーデルガルトが女神の塔へ歩いていくのを認めようとも、彼は後を付けなかった。
しかし、かといって主の帰りを待たず引き上げるのも忍びない。
めがね
DONEフェルヒューでキスの日。 二人の間ですっかり恒例と化した茶会は、必ず昼下がりに行われるとは限らない。優雅に社交にだけ精を出していればよいだけであった貴族たちの時代とは違うのだ。地位と立場のあるものほど、日々忙しく立ち回らねば国政は回っていかない。改革とはそういうもので、主の目指す道の実現に向けて、邁進する毎日である。よって、どちらもが地位も立場もある人間である自分とフェルディナントとは、お互いに自由になる時間は少ないのだ。寸暇を惜しんで政務に勤しむのはどうやら己の性分には適性があったようで、多忙の日々になんら不満など持ち得なかったのではあるが、過労が祟って執務室で昏倒したことをきっかけに、適宜休息とは取らねばならないものだと主とかつての師とに二人がかりで叱りつけられることになってしまった。そこで何故だか巻き込まれてしまったのがフェルディナントである。互いにテフ豆と着香茶の茶葉とを贈り合ってから、時折茶会を開くようになっていたことを、主たちもしっかり把握していたらしい。フェルディナントにもちゃんと休息を取らせたかったからちょうどいい、ベレスはそうにまりと微笑んで、不可解な取り決めを押し付けてきた。
『フェル 4822