mamimume54
MOURNING誕生日ネタの秀百々。とにかくちゅーして欲しかった。※アイドルエピソード2話実装前に書いてます。※秀百々だけど左右あんまり分かってないです。 レッスン後に始まったアマミネくんの誕生日パーティーは、僕たち3人と偶然事務所にいた人たち、途中からHigh×Jokerのみんなやぴぃちゃんも合流して大いに盛り上がった。みんな俺のこと好きすぎって笑いながら、アマミネくんは机いっぱいのプレゼントをどんどん開けていく。僕はいたたまれない気持ちを隠しながら、その光景を眺めていた。
アマミネくんには日付が変わったタイミングでLINKを送ってある。プレゼントもパーティーが始まってすぐ、マユミくんと一緒に先週買ったブランドのスニーカーを手渡した。これまで友達にもたくさんしてきたことの反復。僕とアマミネくんが付き合っていなければ、何も問題ないはずだった。
欲しがりそうな物の見当はある程度ついていたし、そもそもアマミネくんは優しいから、何を贈っても喜んでくれるのは分かっていた。それでもちゃんと恋人らしく…いちばんになりたくて、秋の初め頃からずっと悩み続けていたけれど、結局正解に辿り着けないまま、当日になってしまったのだった。
1925アマミネくんには日付が変わったタイミングでLINKを送ってある。プレゼントもパーティーが始まってすぐ、マユミくんと一緒に先週買ったブランドのスニーカーを手渡した。これまで友達にもたくさんしてきたことの反復。僕とアマミネくんが付き合っていなければ、何も問題ないはずだった。
欲しがりそうな物の見当はある程度ついていたし、そもそもアマミネくんは優しいから、何を贈っても喜んでくれるのは分かっていた。それでもちゃんと恋人らしく…いちばんになりたくて、秋の初め頃からずっと悩み続けていたけれど、結局正解に辿り着けないまま、当日になってしまったのだった。
papipapiparade
DOODLE秀百々 なんかふにゃふにゃなので一旦置く11:00普段だったら行列が出来ている駅前のカフェも今日は1分も並ばずにいちばん人気の日当たりの良い席に通される。
10食限定の日替わりパフェも数十分待ちのラテアートも全部僕たちのために用意されるのだからまるでお店を貸し切ったみたいな気分だ。
実際は平日の午前中にカフェに来るような暇人は僕達くらいしか居ないと言った方が正しいのだけれど。
文化祭の翌日の学校はその賑やかさの残り香だけ纏ったまま誰ひとり存在しないがらんどうな箱になる。文化祭だって遊びみたいなものなのだから翌日の学校が有ったっていいのに、なんて熱冷めやらぬクラスメイトたちは残念そうにしていたけれど人前に出ることが出来ない代わりに裏でひたすら立ちっぱなしで焼きそばを焼いてはパックに詰めるだけの単純作業に徹していた僕は一刻も早く寝たくってたまらなかった。
212710食限定の日替わりパフェも数十分待ちのラテアートも全部僕たちのために用意されるのだからまるでお店を貸し切ったみたいな気分だ。
実際は平日の午前中にカフェに来るような暇人は僕達くらいしか居ないと言った方が正しいのだけれど。
文化祭の翌日の学校はその賑やかさの残り香だけ纏ったまま誰ひとり存在しないがらんどうな箱になる。文化祭だって遊びみたいなものなのだから翌日の学校が有ったっていいのに、なんて熱冷めやらぬクラスメイトたちは残念そうにしていたけれど人前に出ることが出来ない代わりに裏でひたすら立ちっぱなしで焼きそばを焼いてはパックに詰めるだけの単純作業に徹していた僕は一刻も早く寝たくってたまらなかった。
ゆきねこ
DONE勢いで書いたS(すこし)F(ふしぎ)な物語。秀百。どうしてこんなネタが思い浮かんだのか、最後まで一気に書けたのか、本当に分からないですがもしよろしければ。注意:間違ってもハッピーエンドではないです
貴方と共に歩めたらそれだけで幸せだったのに「アマミネくんはさ、僕がいなくなったら探してくれる?」
「…………は?」
レッスン後の更衣室にて。
鋭心先輩はこの後仕事がある為先に切り上げており、ここには俺と百々人先輩しかいないがー突然何を言い出すのかと思えば。
脱いだTシャツを鞄に仕舞い百々人先輩の様子を伺うも、特に思い詰めているような感じではなさそうで。なんで突然そういう事を言い出すのか、全く理解が追いつかなかった。
「すいません、意味が分からないんですけど」
「あー……………うん、ごめん。そうだよね。今のは忘れて」
じゃあね、お疲れ様。そう言って着替えを終わらせた百々人先輩は更衣室から出ていった。
それから何日か経ったが、百々人先輩は1度も事務所に姿を現さなくなった。
1875「…………は?」
レッスン後の更衣室にて。
鋭心先輩はこの後仕事がある為先に切り上げており、ここには俺と百々人先輩しかいないがー突然何を言い出すのかと思えば。
脱いだTシャツを鞄に仕舞い百々人先輩の様子を伺うも、特に思い詰めているような感じではなさそうで。なんで突然そういう事を言い出すのか、全く理解が追いつかなかった。
「すいません、意味が分からないんですけど」
「あー……………うん、ごめん。そうだよね。今のは忘れて」
じゃあね、お疲れ様。そう言って着替えを終わらせた百々人先輩は更衣室から出ていった。
それから何日か経ったが、百々人先輩は1度も事務所に姿を現さなくなった。
yrn_utpr
PROGRESSめちゃくちゃ途中。まだこわいところまで行ってない。秀と百々人のこわい話 信じられないのに、どうしようもなくそれが現実なこともある。
地方ロケに出向いた秀と百々人、それに鋭心と付き添いのプロデューサーは、帰りのターミナル駅で解散した。鋭心とプロデューサーはそれぞれ用事と次の仕事があり、そのまま新幹線に乗って帰るふたりを秀と百々人は見送った。もちろんふたりも一緒に帰ればよかったのだが、今までさほど縁がない土地だったため、せっかくなら観光でもして帰ろうかと秀がこぼして、百々人がそれに乗ったのだった。二人とももう成人済みであるし、次の仕事もレッスンの予定も最短で二日後であったことから、プロデューサーも了承した。
「ぴぃちゃんとマユミくんにもお土産買って帰るね」
「くれぐれも怪我などしないように、気を付けてくださいね」
3972地方ロケに出向いた秀と百々人、それに鋭心と付き添いのプロデューサーは、帰りのターミナル駅で解散した。鋭心とプロデューサーはそれぞれ用事と次の仕事があり、そのまま新幹線に乗って帰るふたりを秀と百々人は見送った。もちろんふたりも一緒に帰ればよかったのだが、今までさほど縁がない土地だったため、せっかくなら観光でもして帰ろうかと秀がこぼして、百々人がそれに乗ったのだった。二人とももう成人済みであるし、次の仕事もレッスンの予定も最短で二日後であったことから、プロデューサーも了承した。
「ぴぃちゃんとマユミくんにもお土産買って帰るね」
「くれぐれも怪我などしないように、気を付けてくださいね」
yrn_utpr
DONEぐらぐらする秀百々の書きたかったところだけ面白いのかわからなくなってきたけどせっかく書いたので上げます
無題「じゃあ僕、お風呂入ってくるね」
「ちゃんと温まらないとダメですよ。先輩、いつもカラスの行水みたいな速さで出てくるんだから」
「はいはい。今日は湯船に浸かるよ」
ゆっくりしてて、と言い置いて、百々人は風呂場に向かった。
残された秀は、ほとんどBGMと化していたテレビを消し、すっかりぬるくなったココアを一口飲んだ。晩夏のある夜、二人の暮らす部屋には穏やかな空気が漂っていた。
空になったマグカップを台所に持っていこうかと思ったところで、テーブルの上で何かが震えているのに気づいた。百々人が置いていったスマートフォンだった。断続的に震えているそれは、電話の着信を告げているようだ。
そう思った時には、電話をかけている相手の名前が目に入っていた。正確には、百々人が電話帳に登録した名前。
4732「ちゃんと温まらないとダメですよ。先輩、いつもカラスの行水みたいな速さで出てくるんだから」
「はいはい。今日は湯船に浸かるよ」
ゆっくりしてて、と言い置いて、百々人は風呂場に向かった。
残された秀は、ほとんどBGMと化していたテレビを消し、すっかりぬるくなったココアを一口飲んだ。晩夏のある夜、二人の暮らす部屋には穏やかな空気が漂っていた。
空になったマグカップを台所に持っていこうかと思ったところで、テーブルの上で何かが震えているのに気づいた。百々人が置いていったスマートフォンだった。断続的に震えているそれは、電話の着信を告げているようだ。
そう思った時には、電話をかけている相手の名前が目に入っていた。正確には、百々人が電話帳に登録した名前。
asakuright
DOODLE秀百々2022プロミ2日目ネタ
もしも鋭心じゃなくて秀しかいなかったら
事務所総出の運動会、後半戦。俺は主な出番が前半戦だったから、正直、応援席でかなり気を抜いていた、と思う。同じユニットの先輩たちとはチームが違ったし、借り人競争で自分が呼ばれることもまずないだろうとたかをくくっていたのもあった。
競技場から応援席の扉を開けて飛び込んできた百々人先輩に、先輩と同じ、黄色のチームカラーのジャージを着た人たちがそわそわと腰を浮かせるのが見えた。
でも、百々人先輩の視線はその人たちの頭の上を素通りして、赤いチームカラーのジャージの集団を誰かを探すようにぐるり、と見回した。誰を探してるのかなんて、聞かないでもわかる。……ついさっき鳴ったお父さんからの激励の電話を、律儀に席を外して受けに行ったうちのユニット最年長の先輩のことだろう。
1774競技場から応援席の扉を開けて飛び込んできた百々人先輩に、先輩と同じ、黄色のチームカラーのジャージを着た人たちがそわそわと腰を浮かせるのが見えた。
でも、百々人先輩の視線はその人たちの頭の上を素通りして、赤いチームカラーのジャージの集団を誰かを探すようにぐるり、と見回した。誰を探してるのかなんて、聞かないでもわかる。……ついさっき鳴ったお父さんからの激励の電話を、律儀に席を外して受けに行ったうちのユニット最年長の先輩のことだろう。
asakuright
DOODLE成人済お風呂に入る秀百々 百々人先輩が成人して初めて自分で選んできたアパートは、どう考えてもアイドルが一人で暮らしていけるものではなかった。そのアパートは、築年数は少なく見積もっても俺たちの年齢の三倍以上はあるような、風呂トイレも共用のしろものだった。値段と駅からの距離、それから即入居の可否だけで選んだらしい。契約する前にプロデューサーに確認に来てくれたのが幸いして、俺と鋭心先輩とプロデューサーで必死に止めたのだが、百々人先輩はなぜ俺たちが必死なのか全く理解してないような顔で、「じゃあやめるー」とかなんとか言って次の日には全然別の物件を選んで、今度も律儀にプロデューサーに確認しにきた。俺も心配で覗き込んだところ、どうも以前のアパートから家賃をだいぶ上乗せしたらしい、事務所のそばの高そうなマンションだった。あまりの極端さに俺は絶句していたが、鋭心先輩は「コンシェルジュが常駐してるのか。これなら安心だな」とかなんとか平気な顔で言っていた。プロデューサーも下手なことを言ってあまり安すぎるアパートにされても困ると思ったのか、ほにゃほにゃとなにか言おうとして飲み込んだ後、「手続きしておきますね」とだけ口にしていた。俺も、クラスファーストのこのままの勢いが維持できれば別に贅沢ということもないか、と思って、何も言わずにとどめておいた。
1856yrn_utpr
DONEパバステ開催おめでとうございます。秀百々のちょっとふしぎな話。
水沫の幸福論 きっかけは本当に、些細なことだった。
その日は天気が良くて、なんだか目覚めも良くて、生徒会の仕事も、ボーカルレッスンもいつも以上に成果が出せた。「やっぱり秀はすごいな」なんていう賞賛も気持ちよく受け取れて、少し、気が大きくなっていたのだと思う。
「百々人先輩は、何を焦ってるんですか?」なんて、妙に踏み込んだ質問をしてしまったのは、そういう要素が積み重なった結果だ。普段なら、そんなことは聞けない。同じアイドルユニットを組むことになったとは言え、秀にとって百々人は、まだどんな過去があって、それゆえにどんな性格なのかをつかみかねている、「謎」多き人だからだ。
言ってから、しまったと思ってももう遅い。ぱちくりと目を瞬く百々人が、次の瞬間には「アマミネくんには関係ないよね」なり、「焦ってるってどういうこと」なり、年下の生意気な言動に気分を害してしまう可能性が高いことに、秀はぎくりと身を強ばらせる。鋭心もトレーナーも帰宅してしまって、二人きりになったレッスンルームがしんと静まり返る。
4061その日は天気が良くて、なんだか目覚めも良くて、生徒会の仕事も、ボーカルレッスンもいつも以上に成果が出せた。「やっぱり秀はすごいな」なんていう賞賛も気持ちよく受け取れて、少し、気が大きくなっていたのだと思う。
「百々人先輩は、何を焦ってるんですか?」なんて、妙に踏み込んだ質問をしてしまったのは、そういう要素が積み重なった結果だ。普段なら、そんなことは聞けない。同じアイドルユニットを組むことになったとは言え、秀にとって百々人は、まだどんな過去があって、それゆえにどんな性格なのかをつかみかねている、「謎」多き人だからだ。
言ってから、しまったと思ってももう遅い。ぱちくりと目を瞬く百々人が、次の瞬間には「アマミネくんには関係ないよね」なり、「焦ってるってどういうこと」なり、年下の生意気な言動に気分を害してしまう可能性が高いことに、秀はぎくりと身を強ばらせる。鋭心もトレーナーも帰宅してしまって、二人きりになったレッスンルームがしんと静まり返る。
yrn_utpr
MOURNING秀百々って言うと殴られそう…なうえに、筆力が足りなくて秀百々パートまで書ききれなかったやつ。中途半端なとこで終わります!イマジナリーフレンド「百々人先輩」
聞きなれた声をかけられて、百々人は愕然とした。
そこは百々人の自室。レッスンが終わって、一人で暮らすこの部屋にさきほど帰り着いたばかりだ。ダンスレッスンで疲弊した体をベッドに預けて、うとうとしていた時のことだった。
一気に眠気が飛ぶ。慌てて体を起こせば、ベッドのそばに見慣れた、しかしここにあるはずのない後輩の姿があった。
「今日のレッスンは散々でしたね」
絶句する百々人に構わず、「それ」はひとりで勝手に喋りだす。
「リズムに乗れないし、体はぶつかるし」
「……。」
次に来るだろう言葉に想像がついて、百々人はぐっと拳を握りしめた。
「先輩、才能ないですよ」
俺と違って、と言外に含ませながら、「それ」は秀の顔をして百々人をあざけった。
7874聞きなれた声をかけられて、百々人は愕然とした。
そこは百々人の自室。レッスンが終わって、一人で暮らすこの部屋にさきほど帰り着いたばかりだ。ダンスレッスンで疲弊した体をベッドに預けて、うとうとしていた時のことだった。
一気に眠気が飛ぶ。慌てて体を起こせば、ベッドのそばに見慣れた、しかしここにあるはずのない後輩の姿があった。
「今日のレッスンは散々でしたね」
絶句する百々人に構わず、「それ」はひとりで勝手に喋りだす。
「リズムに乗れないし、体はぶつかるし」
「……。」
次に来るだろう言葉に想像がついて、百々人はぐっと拳を握りしめた。
「先輩、才能ないですよ」
俺と違って、と言外に含ませながら、「それ」は秀の顔をして百々人をあざけった。