halca_alice
MAIKING現パロヒュンマ。(893モノのつもりなので苦手な方はご注意ください)ヒュンマフェス合わせのつもりですが、前日の深夜から描き始めたという体たらくで申し訳ありません…。
とりあえず1ページ。
こんな感じの893パロでヒュンマ描きたいなぁというイメージです。
後々作品とする場合、このシーンがあるかどうかはわかりません。ご了承ください。
simasimadayone
DONEオレの天使を傷つけた礼は!ヒュンマフェス・リラン作品
氷魔塔姫抱っこ救出後ifです。
マァムの頬の傷に気づいたヒュンケルは…⁉︎
ヒュンマの2人は至って真面目ですが、そんな2人の世界をまともに浴びる敵味方たち…。
ガーゴイルFが私のお気に入りです…☺️ 5
simasimadayone
DONEヒュンマフェス・リラン作品・氷魔塔姫抱っこ
別に展示した漫画「オレの天使を傷つけた礼は!」の表紙のイメージです。
・生涯の誓いと天使の愛
鬼岩城戦にて誓いを立てたヒュンケルと、恥じらいつつも嬉しそうなマァムです。
・地底魔城の膝枕
過去作ですがお気に入りのため登録しました。 3
suika
DONE恋人の日記念でかきました!マァムとレオナの話。原作終了後数年、ヒュンマとダイレオが成立してる世界線です。
お茶会「恋人同士って……何するの?」
レオナは瀟洒なティーカップをごく小さなかちゃりという音をたてて置いた後、まじまじとこちらを見つめた。
「……どういうレベルの話かしら?」
「レベル……って、言われると。ただ、みんな恋人同士で何、してるのかなあって思ったのよ」
うーん、と眉間に皺を寄せたレオナが首を傾げた後、ひとつ頷いた。
「分かった。その話、初級、中級、上級があるわ。どれにする?」
指を1本ずつ立てながらそう言ったレオナは、最後に3本の指をひらひらと目の前で優雅に振る。
「……初級」
『中級』と『上級』に込められた声の力強さになんとなく怯み、まずは段階を踏もう、とそう答えると「そうよね」とレオナはしかめつらしく頷いて指をしまい、にっこりと微笑んで生き生きと『初級』の話をはじめた。
2018レオナは瀟洒なティーカップをごく小さなかちゃりという音をたてて置いた後、まじまじとこちらを見つめた。
「……どういうレベルの話かしら?」
「レベル……って、言われると。ただ、みんな恋人同士で何、してるのかなあって思ったのよ」
うーん、と眉間に皺を寄せたレオナが首を傾げた後、ひとつ頷いた。
「分かった。その話、初級、中級、上級があるわ。どれにする?」
指を1本ずつ立てながらそう言ったレオナは、最後に3本の指をひらひらと目の前で優雅に振る。
「……初級」
『中級』と『上級』に込められた声の力強さになんとなく怯み、まずは段階を踏もう、とそう答えると「そうよね」とレオナはしかめつらしく頷いて指をしまい、にっこりと微笑んで生き生きと『初級』の話をはじめた。
suika
DONE原作終了後数年、ヒュンマ付き合ってる設定です。ただただ甘い。バレンタイン……チョコレート(多分)……
溶ける「……茶色い」
美味しいのかな、とマァムがつぶやいて焦茶色をした板状の菓子を鼻に近づける。ふんふん、と匂いを嗅いで首を傾げた。
「なんだろう……あんまり嗅いだことない匂い」
顔を離してまじまじとそれを見つめるのが、初めて見るものに興味を示す小動物を連想させてヒュンケルは微笑んだ。
「出所は確かだろう? どうしても食べられなかったら、残りはもらってやるから」
「……レオナのお勧めだものね……美味しくないってことはないと思うけど……」
いつも思うけど、レオナってどうやってこういう情報を仕入れてくるのかしらね、とマァムが可笑しそうに笑う。レオナが女王に即位した後も三賢者たち――特にアポロの気苦労は絶えないらしい。
1781美味しいのかな、とマァムがつぶやいて焦茶色をした板状の菓子を鼻に近づける。ふんふん、と匂いを嗅いで首を傾げた。
「なんだろう……あんまり嗅いだことない匂い」
顔を離してまじまじとそれを見つめるのが、初めて見るものに興味を示す小動物を連想させてヒュンケルは微笑んだ。
「出所は確かだろう? どうしても食べられなかったら、残りはもらってやるから」
「……レオナのお勧めだものね……美味しくないってことはないと思うけど……」
いつも思うけど、レオナってどうやってこういう情報を仕入れてくるのかしらね、とマァムが可笑しそうに笑う。レオナが女王に即位した後も三賢者たち――特にアポロの気苦労は絶えないらしい。
suika
DONEヒュンケルとラーハルトがただただ飲んでいるお話。原作終了後です。ヒュンマとダイレオが結婚している前提なのでご注意ください。
小屋「前にも会ったことがあるな」
沈みかけた夕陽を映して煌めく鱗と瞳の色に覚えがあり、そう竜に話しかけるヒュンケルに鞍の金具を外すラーハルトが言う。
「分かるのか?空竜は気性が荒いがな、国の周りだと飛べる方がなにかと面倒がない」
空竜にしては小型のその竜はヒュンケルのことを金色の眼で見やるとふしゅう、と息を吐いて小屋の隣に体を丸めた。長い尾がぱたりぱたりと動いて収まりの良い位置を探すのを眺める。
「お前のことは気に入っているようだぞ。気に入らない奴は間合いに入れた瞬間に薙ぎ倒す」
パプニカの領地の外れの山あいにあるこの小屋はラーハルトがたまに寝泊まりをしているらしい。
宮殿内にも部屋を与えられているはずだが、ダイに呼ばれた時以外はほとんど寄り付いていない様子だった。
4627沈みかけた夕陽を映して煌めく鱗と瞳の色に覚えがあり、そう竜に話しかけるヒュンケルに鞍の金具を外すラーハルトが言う。
「分かるのか?空竜は気性が荒いがな、国の周りだと飛べる方がなにかと面倒がない」
空竜にしては小型のその竜はヒュンケルのことを金色の眼で見やるとふしゅう、と息を吐いて小屋の隣に体を丸めた。長い尾がぱたりぱたりと動いて収まりの良い位置を探すのを眺める。
「お前のことは気に入っているようだぞ。気に入らない奴は間合いに入れた瞬間に薙ぎ倒す」
パプニカの領地の外れの山あいにあるこの小屋はラーハルトがたまに寝泊まりをしているらしい。
宮殿内にも部屋を与えられているはずだが、ダイに呼ばれた時以外はほとんど寄り付いていない様子だった。
suika
DONE原作終了後数年、ヒュンマ結婚した設定です。「夢」 の少し前のお話。
月夜ふうと月明かりが差し込んで窓の外を見上げる。
少し厚くかかっていた雲が晴れて、満月が灯りの消えた部屋の中まで鈍く柔らかい光を届けた。
「今日、満月だったのね」
まどろむ瞳でそう言うマァムの少し乱れた髪を梳いてやる。
「……そうだな」
そう呟いて、柔らかな月明かりを見つめたままのヒュンケルに、マァムは閉じかけていた瞼を開けて尋ねた。
「何か、考え事、してる?」
「……いや。……昔、月をよく見たんだ。城の入り口で」
「地底魔城の、入り口?」
「ああ。あの階段は遊び場だった。そこしか空が見られる場所はなかったんだ……闘技場には、近寄るなと言われていたから」
マァムは何も言わずに、そっとヒュンケルの頬に触れた。ヒュンケルはその指先を柔らかく絡めてしばらく見つめた後、微笑む。
1412少し厚くかかっていた雲が晴れて、満月が灯りの消えた部屋の中まで鈍く柔らかい光を届けた。
「今日、満月だったのね」
まどろむ瞳でそう言うマァムの少し乱れた髪を梳いてやる。
「……そうだな」
そう呟いて、柔らかな月明かりを見つめたままのヒュンケルに、マァムは閉じかけていた瞼を開けて尋ねた。
「何か、考え事、してる?」
「……いや。……昔、月をよく見たんだ。城の入り口で」
「地底魔城の、入り口?」
「ああ。あの階段は遊び場だった。そこしか空が見られる場所はなかったんだ……闘技場には、近寄るなと言われていたから」
マァムは何も言わずに、そっとヒュンケルの頬に触れた。ヒュンケルはその指先を柔らかく絡めてしばらく見つめた後、微笑む。
suika
DONE結婚後のヒュンマ朝朝の空気に小鳥が囀る。
くるくると忙しなく羽ばたいては脚を休める場所を探す小鳥たちを見てマァムは微笑んだ。もう鳥が渡る季節だ。
額に流れた汗を拭うと、布からは乾いた太陽の匂いがする。昇ってからそれほど経っていない朝日の光が低い位置から差し込んできて、マァムは思わず目を細めた。
ふう、と息を吐いて顔を拭った布を畳んで横に置く。
朝の清冽な空気を吸い込んで腹の奥から押し出すように吐き出すと、全身に力が行き渡っていった。それを何度か繰り返すと、冷たさで意識が静かに澄み渡っていくのを感じる。
ふと、ざくざくと道の石を踏んで近づく足音に、羽ばたきの音を残して小鳥たちが飛び立った。
マァムは閉じていた目を開けて、門から入ってきたヒュンケルに笑いかける。
3977くるくると忙しなく羽ばたいては脚を休める場所を探す小鳥たちを見てマァムは微笑んだ。もう鳥が渡る季節だ。
額に流れた汗を拭うと、布からは乾いた太陽の匂いがする。昇ってからそれほど経っていない朝日の光が低い位置から差し込んできて、マァムは思わず目を細めた。
ふう、と息を吐いて顔を拭った布を畳んで横に置く。
朝の清冽な空気を吸い込んで腹の奥から押し出すように吐き出すと、全身に力が行き渡っていった。それを何度か繰り返すと、冷たさで意識が静かに澄み渡っていくのを感じる。
ふと、ざくざくと道の石を踏んで近づく足音に、羽ばたきの音を残して小鳥たちが飛び立った。
マァムは閉じていた目を開けて、門から入ってきたヒュンケルに笑いかける。
suika
DONEtmkzのスイカクエストにやられたので書きました。誰も付き合ってませんがヒュンマ、ダイレオ、ポプメル風味です。
砂浜「あっつーい! スイカ、まだかしらね」
「取りに行ってくれたんだから、待ってましょ」
苦笑するマァムの横で、大きなパラソルの下に置かれた長椅子に腰掛けたレオナはわかってるわよー、とサンダルの足をぱたぱたと振って砂浜を振り返った。
「それにしてもずいぶん経ってるわよね。ヒュンケルがあれだけ切ってたんだから、足りないってことないと思うけど。どうしちゃったのかしら。もう暑くて干からびちゃうわ」
「そうねえ、確かにだいぶかかってるけど……。レオナ、暑いならその上着、脱いでおいたら?」
「もう〜。これは日除けよ。着なかったら大変なことになっちゃうでしょ」
まったく、と首をふるレオナの横でメルルが微笑んだ。
「マァムさんもこれ、着ませんか? 皆さんの分を用意していただけたみたいです」
4313「取りに行ってくれたんだから、待ってましょ」
苦笑するマァムの横で、大きなパラソルの下に置かれた長椅子に腰掛けたレオナはわかってるわよー、とサンダルの足をぱたぱたと振って砂浜を振り返った。
「それにしてもずいぶん経ってるわよね。ヒュンケルがあれだけ切ってたんだから、足りないってことないと思うけど。どうしちゃったのかしら。もう暑くて干からびちゃうわ」
「そうねえ、確かにだいぶかかってるけど……。レオナ、暑いならその上着、脱いでおいたら?」
「もう〜。これは日除けよ。着なかったら大変なことになっちゃうでしょ」
まったく、と首をふるレオナの横でメルルが微笑んだ。
「マァムさんもこれ、着ませんか? 皆さんの分を用意していただけたみたいです」
suika
DONEヒュンマです。ドラクエの日記念で書いていたものを仕上げました。「火を起こして」「まだ、会えない」の前日譚。旅路 高いいななきの声に振り返ると、二頭の馬の手綱を持ったマァムが貸し馬の駅舎から歩いてくるところだった。
目的の村まで歩いて数日、だがその途中の街道に貸し馬が整備されていると宿の主人から聞いて、マァムが乗ってみようと言い出したのだった。
「お待たせ!ちょうど二頭、借りられたわ」
「ありがとう。荷物は、これでいいか?」
袋の中には薬草と毒消し草の束、硬く焼いたパンと干し肉とチーズの塊が入った包み。一番底にはキメラの翼が収まっている。
「薬草、ずいぶん多いんじゃない?」
袋に収まった束の厚みにその数を数えたマァムが目を瞬かせた。
「安く売っていた。多くて困ることもないだろうと思ったが……」
ふふ、とマァムは笑って袋の中にそれをしまう。
2481目的の村まで歩いて数日、だがその途中の街道に貸し馬が整備されていると宿の主人から聞いて、マァムが乗ってみようと言い出したのだった。
「お待たせ!ちょうど二頭、借りられたわ」
「ありがとう。荷物は、これでいいか?」
袋の中には薬草と毒消し草の束、硬く焼いたパンと干し肉とチーズの塊が入った包み。一番底にはキメラの翼が収まっている。
「薬草、ずいぶん多いんじゃない?」
袋に収まった束の厚みにその数を数えたマァムが目を瞬かせた。
「安く売っていた。多くて困ることもないだろうと思ったが……」
ふふ、とマァムは笑って袋の中にそれをしまう。
suika
DONEヒュンマ。「まだ、会えない」の前日譚。火を起こしてロモスから2日の距離、短い旅なので携行食はそれほど用意していない。
パンとチーズをかじって、道すがらに実をつけていた果物を最後につまむともうやる事も無くなった。
「このまま行けば多分明日のお昼には着けるわね」
地図を畳んで言うマァムが、足元についた汚れを払うのを見てヒュンケルが言う。
「水場があると良かったが。明日は宿に泊まれるといいな」
「いいの!久しぶりの野宿だし、ヒュンケルと一緒の旅って初めてだから……何だか楽しい」
「……オレもだ」
そうヒュンケルが言って、手に持っていた薪を焚き火にくべて手を払うと、横に腰を下ろした。薄いマントにふわりと包まれて引き寄せられる。ロモスの初秋の夜は暑くも寒くもないが、虫除けのために薄布は必要だった。
1371パンとチーズをかじって、道すがらに実をつけていた果物を最後につまむともうやる事も無くなった。
「このまま行けば多分明日のお昼には着けるわね」
地図を畳んで言うマァムが、足元についた汚れを払うのを見てヒュンケルが言う。
「水場があると良かったが。明日は宿に泊まれるといいな」
「いいの!久しぶりの野宿だし、ヒュンケルと一緒の旅って初めてだから……何だか楽しい」
「……オレもだ」
そうヒュンケルが言って、手に持っていた薪を焚き火にくべて手を払うと、横に腰を下ろした。薄いマントにふわりと包まれて引き寄せられる。ロモスの初秋の夜は暑くも寒くもないが、虫除けのために薄布は必要だった。
suika
DONEヒュンマです。大戦終了後数年、付き合ってる。まだ、会えない届け物をして欲しい、と呼ばれたマァムが城を尋ねると、アバンは城の裏手に作った庭園を自ら手入れしていた。
庭園の隅には家のような硝子張の建物が作られている。中に入ると温かくて、水気が肌にまとわりつくような空気だった。上を見上げると、硝子板を支える骨組みの四角に切り取られて透き通る青い空が輝いている。
「……すごいですね、ここ。全部硝子なんですか」
「ちょっと我儘を言って作ってしまいました。職権濫用ですかね」
カールでは見ない南の地域の植物が階段状に作られた棚に並んでいて、目を丸くしてそれを眺めるマァムにアバンはからからと笑う。
「私のライフワークですから。他の地域の植物がカールの気候で育つのか育たないのか、何をしてやれば育つのかを確かめたいんです。例えばこれは――」
5244庭園の隅には家のような硝子張の建物が作られている。中に入ると温かくて、水気が肌にまとわりつくような空気だった。上を見上げると、硝子板を支える骨組みの四角に切り取られて透き通る青い空が輝いている。
「……すごいですね、ここ。全部硝子なんですか」
「ちょっと我儘を言って作ってしまいました。職権濫用ですかね」
カールでは見ない南の地域の植物が階段状に作られた棚に並んでいて、目を丸くしてそれを眺めるマァムにアバンはからからと笑う。
「私のライフワークですから。他の地域の植物がカールの気候で育つのか育たないのか、何をしてやれば育つのかを確かめたいんです。例えばこれは――」
suika
DONE大戦後、付き合ってるヒュンマです。「まだ、会えない」の後のお話。
捏造に捏造を重ねています!注意!
貝の音 海沿いの村に宿を取って二人で村を散策していると、南側に開けた砂浜があると立ち寄った店の売り子達が教えてくれた。
村は林の奥に途切れ途切れに見える海より高い位置にある。店の売り子に教えられたとおりに村はずれの道から林の中の階段を降りていくと、目の前に一面の白い砂浜が広がっていた。
海の匂いを運ぶ優しい汐風が、二人の髪を靡かせて攫っていく。
「うわあ……すごい!」
マァムが歓声をあげて白く太陽を弾いてきらめく砂浜を見渡した。村まではずっと森の中の街道を通ってきたので、時折吹いていく潮風や木々の隙間に覗く青い水平線に海の気配を感じる程度で、こんなに開けた砂浜が近くにあるとは思っていなかった。突如現れたその光景にしばし二人で目を奪われる。
4076村は林の奥に途切れ途切れに見える海より高い位置にある。店の売り子に教えられたとおりに村はずれの道から林の中の階段を降りていくと、目の前に一面の白い砂浜が広がっていた。
海の匂いを運ぶ優しい汐風が、二人の髪を靡かせて攫っていく。
「うわあ……すごい!」
マァムが歓声をあげて白く太陽を弾いてきらめく砂浜を見渡した。村まではずっと森の中の街道を通ってきたので、時折吹いていく潮風や木々の隙間に覗く青い水平線に海の気配を感じる程度で、こんなに開けた砂浜が近くにあるとは思っていなかった。突如現れたその光景にしばし二人で目を奪われる。
suika
DONEたま…いの絆のヒュンマサマースイカクエストの衝撃がまだ消えません。キャラ崩壊してたらすいません。メタ的な表現もあります。並行世界の罠「……一応聞いてやるが。なんだ、その服は」
「新しい衣装だ」
謎の薄着で真顔のままこともなげにそう言うヒュンケルにラーハルトはしばし沈黙した。
よく分からぬ理由に乗せられてスイカを切らされていたところまでは黙って見ていた。此奴の勝手だ。しかし、共に魔物を倒すとなるとその点についてはどうしても一言言っておきたい。
「布だろう。あの人間共に言ってやれ。その服では戦闘の用には足りぬと」
生真面目な顔でうむ、とヒュンケルは自分の着ている服を一瞥して頷いた。
「防御面ではそうだが。しかし布と言えばラーハルト、お前もそう変わらないのではないか」
肩も出ている、と上衣を指差すヒュンケルに思わず頭に血が昇ってラーハルトは叫んだ。
1314「新しい衣装だ」
謎の薄着で真顔のままこともなげにそう言うヒュンケルにラーハルトはしばし沈黙した。
よく分からぬ理由に乗せられてスイカを切らされていたところまでは黙って見ていた。此奴の勝手だ。しかし、共に魔物を倒すとなるとその点についてはどうしても一言言っておきたい。
「布だろう。あの人間共に言ってやれ。その服では戦闘の用には足りぬと」
生真面目な顔でうむ、とヒュンケルは自分の着ている服を一瞥して頷いた。
「防御面ではそうだが。しかし布と言えばラーハルト、お前もそう変わらないのではないか」
肩も出ている、と上衣を指差すヒュンケルに思わず頭に血が昇ってラーハルトは叫んだ。
suika
DONE結婚後ヒュンマです。子どもがいるので注意。腕「――眠ったと思ってもすぐに起きるんだ。こんなにずっと泣くなんて知らなかったよ。腕がもっと必要だと思った。父さんみたいに」
「お前も赤子の時はさんざん泣いたな。残念だが、六本あっても足りなかったぞ。そりゃあ、大変だった」
「そうなの?覚えてないよ」
「そうだろうなあ。こんなに小さかったからな。魔物たちとみんなで、寄ってたかって世話をしたものだよ」
横に座った父は、顎の骨をかつかつと鳴らして笑う。ああ、子どものときと同じ、あの懐かしい声だ。何度も話しかけるたびに笑って「そうか」と聞いてくれた、優しい声。話していると、幼い時のような喋り方になってしまうのが自分でもおかしかった。
まだ話したいことがたくさんあった気がする。ここに来るまでに、長い、長い時間が経ってしまったから。
1378「お前も赤子の時はさんざん泣いたな。残念だが、六本あっても足りなかったぞ。そりゃあ、大変だった」
「そうなの?覚えてないよ」
「そうだろうなあ。こんなに小さかったからな。魔物たちとみんなで、寄ってたかって世話をしたものだよ」
横に座った父は、顎の骨をかつかつと鳴らして笑う。ああ、子どものときと同じ、あの懐かしい声だ。何度も話しかけるたびに笑って「そうか」と聞いてくれた、優しい声。話していると、幼い時のような喋り方になってしまうのが自分でもおかしかった。
まだ話したいことがたくさんあった気がする。ここに来るまでに、長い、長い時間が経ってしまったから。
suika
DONE原作終了後数年、ヒュンマ結婚した設定です。「夢」の少し前のお話。
月夜ふうと月明かりが差し込んで窓の外を見上げる。
少し厚くかかっていた雲が晴れて、満月が灯りの消えた部屋の中まで鈍く柔らかい光を届けた。
「今日、満月だったのね」
まどろむ瞳でそう言うマァムの少し乱れた髪を梳いてやる。
「……そうだな」
そう呟いて、柔らかな月明かりを見つめたままのヒュンケルに、マァムは閉じかけていた瞼を開けて尋ねた。
「何か、考え事、してる?」
「……いや。……昔、月をよく見たんだ。城の入り口で」
「地底魔城の、入り口?」
「ああ。あの階段は遊び場だった。そこしか空が見られる場所はなかったんだ……闘技場には、近寄るなと言われていたから」
マァムは何も言わずに、そっとヒュンケルの頬に触れた。ヒュンケルはその指先を柔らかく絡めてしばらく見つめた後、微笑む。
1412少し厚くかかっていた雲が晴れて、満月が灯りの消えた部屋の中まで鈍く柔らかい光を届けた。
「今日、満月だったのね」
まどろむ瞳でそう言うマァムの少し乱れた髪を梳いてやる。
「……そうだな」
そう呟いて、柔らかな月明かりを見つめたままのヒュンケルに、マァムは閉じかけていた瞼を開けて尋ねた。
「何か、考え事、してる?」
「……いや。……昔、月をよく見たんだ。城の入り口で」
「地底魔城の、入り口?」
「ああ。あの階段は遊び場だった。そこしか空が見られる場所はなかったんだ……闘技場には、近寄るなと言われていたから」
マァムは何も言わずに、そっとヒュンケルの頬に触れた。ヒュンケルはその指先を柔らかく絡めてしばらく見つめた後、微笑む。
simasimadayone
DONE先生は察しがいいからヒュンのことは何でもわかっちゃうんだ…!ヒュンと先生の架け橋がマァムなら、ヒュンとマァムの架け橋は先生かも知れないね😊💜❤️
先生の言う「大切な人」は、先生にとってのフローラ様だと思うのです。 2
simasimadayone
DONEアナログ・ヒュンマチャレンジ!ネイル村の結婚式でね、村人たちと一緒にアイリッシュダンスするんだ…。ヒュンケルは踊りを知らないんだけど、マァムのリードで段々踊れるようになって、2人で弾ける笑顔を見せるんだ…。
…早く結婚してくれ!!!! 2
simasimadayone
DONEサマスタヒュンマ、ヒュンケルもできました!「この花、お前によく似合うな…」のヒュンです。
彼シャツマァムと対のイメージ。
切り慣れてきたスイカも切ってあげちゃうよ!
最後の一枚は、去年の指描きを放置してたやつ。貝殻と足跡。
ちょうどいいので渚ヒュンマコレクションに納めておきます。 4
simasimadayone
MEMOヒュンマ脳による、ヒュンの光の闘気は、マムへの愛の力なのではないかの妄想。光の闘気=愛! ヒュンケルの光の闘気はマァムへの愛じゃないかという妄想。
鬼岩城のミスト戦で、闘魔傀儡掌を破るヒュンケルを見ていて思ったのですが、ヒュンケルにとって暗黒闘気は「憎しみ」、光の闘気は「愛」なんじゃないか?と思いました。(ヒムはどうかわからないけど、やっぱり愛というのはある気がする)
アバンに対して抱いていた敬愛=光の闘気と、アバンに対して抱いていた憎しみ=暗黒闘気を併せ持っていたのかヒュンケルだから。
正義の心=光の闘気に目覚める、ということは、マァムへの愛に目覚めたと言ってもいいんじゃないか?と思うんですね。
とすると、あのミスト戦で闘魔傀儡掌を破ったヒュンケルの「ウオオオオッ!」の雄叫びは、直前に自分を信じ抜いて涙を浮かべてくれたマァムへの溢れる愛しさからくるものであって、「たとえ死しても、生涯光の力だけで戦うことを誓う」=「たとえ死しても、生涯マァムへの愛の力だけで戦うことを誓う」となって、マジで人前で生涯の愛を誓ってる熱い熱い告白場面になるんですね!エモいですね!!
715鬼岩城のミスト戦で、闘魔傀儡掌を破るヒュンケルを見ていて思ったのですが、ヒュンケルにとって暗黒闘気は「憎しみ」、光の闘気は「愛」なんじゃないか?と思いました。(ヒムはどうかわからないけど、やっぱり愛というのはある気がする)
アバンに対して抱いていた敬愛=光の闘気と、アバンに対して抱いていた憎しみ=暗黒闘気を併せ持っていたのかヒュンケルだから。
正義の心=光の闘気に目覚める、ということは、マァムへの愛に目覚めたと言ってもいいんじゃないか?と思うんですね。
とすると、あのミスト戦で闘魔傀儡掌を破ったヒュンケルの「ウオオオオッ!」の雄叫びは、直前に自分を信じ抜いて涙を浮かべてくれたマァムへの溢れる愛しさからくるものであって、「たとえ死しても、生涯光の力だけで戦うことを誓う」=「たとえ死しても、生涯マァムへの愛の力だけで戦うことを誓う」となって、マジで人前で生涯の愛を誓ってる熱い熱い告白場面になるんですね!エモいですね!!
huyunog
DONE超センシティブらくがき画像なので本当に何でも許せる人向けてか、フォロワーさんとヒュンなら絶対こう言いますねとか盛り上がったのでやっちまった。ちゃんとこれ某有名下着メーカーからメンズとして出てるやつだから…。
しかも購買層一定数きっちりいるから!(言い訳)見たらくじょうはうけつけない強気の姿勢でいく。
共に盛り上がったJ様に捧げます…。
ほぼとれす。 2
simasimadayone
DONEねこたさんに、私がリクエストした「潮風で甘さが増した🍉を食べて、甘いな…とマァムに微笑むヒュンケル」のお話を書いていただきまして、めちゃくちゃ甘くて最高だったので、その一幕を描かせていただきました!マァムの手についた🍉の汁を味わうヒュンケルです✨
ねこたさんのお話は下記リンクにて😚✨
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17987394
かのん
DONEサークル名の元ネタであるドビュッシーの曲をモチーフに描いたものです。ドビュッシー=印象派=モネ=睡蓮
という、何とも安直な発想(^^;)
朝開いて(目覚めて)夜閉じる(眠る)、という睡蓮の花の特性を、ヒュンマで表現してみました。
かのん
DONESommerfugl~蝶々~ちょっと妖艶な雰囲気のある黒い蝶に、ヒュンケルとマァムの秘めた本心が引き出される、という画が浮かんで書いてみました。映像が浮かぶような文章を目指したつもり…です(^^;)
北欧の作曲家・グリーグの同名のピアノ曲のイメージも交えて書いています。 10
かのん
DONEAndante spianato付き合って間もないヒュンマのデート話。
ショパンの同名のピアノ曲をモチーフに書きました(正確には、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」という曲の前半部分)。
前回のフェスの時からずっとこの曲をモチーフにした作品が書きたいと思ってたので、出来はともかく、実現出来て良かったです! 8
simasimadayone
DONEヒュンマ・スターフェス展示作品⑤たまきずパワーで展示が増えた!
渚の…、渚のヒュンマサマースタイルっ!!!!
たまきずありがとうありがとう…😇
団長みスタイルとたまきずスタイルにしてみました😘
この後二人で水鉄砲で遊んでスイカ割りするんでしょ知ってる💜❤️💜❤️💜❤️
はーっもう無限にイチャイチャしてほしいよー😇✨ 2
n_tamakizu
MEMO文字起こし協力ねこたさん芳流さん“小松「マァムってまだ恋というものが自覚がない。
自覚のない愛もあったんですよね。(中略)
この時点でマァムもヒュンケルに対してこれがどういう気持ちなのかまだなんにも気づいていない」
関「その後なんとなく気付いていくみたいな」
小松「そうですね。
やっぱり違うぞこれの胸の高鳴りは」”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開 4
n_tamakizu
MEMOダイ好きTVでヒュンマ民に激震走る。文字起こし聖母達ねこたさん、芳流さん
DMでの公開はねこたさんから許可済み
“異性として好きな感じもありつつ、ここの段階でまだ、ヒュンケルから見ると聖母というくらいだから愛なんですけど、演技の愛とか恋愛の恋とかって切り替えとかってありますか?”
引用元
ダイ好きTV#71 2022年6月4日公開
39:00〜
サイトーブイさんから小松さんへ 5
imajin30
DONE海でビーチバレー、健康ビキニ❤️布が少なくて心配な💜、動きやすくていいわ〜な❤️
💜『今にもはち切れそうではないか、、』
❤️『やだっ!どこ見てるのよ』
試合中、マムパイばかりを目で追う💜
あわやポロリを必死で食い止める!!
そして姫抱っこで退場。
❤️hケル怒ってる…どうしよう
💜いかん、、感触が腕に残って、、心頭滅却、色即是空。
٩( 'ω' )و 3