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    もちこの本棚📖

    @zunnda_motico

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    現在GW:T(K暁とCPなしメイン、たまに暁K、)作品になります
    (アイコンはいかてんころもさん(@Ikaten_koromo)作です☺️ありがとうございます☺️)

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    支払いは任せろー!
    バリバリバリバリッッ
    やめて!!

    #K暁

    休みの日、KKがせっかくだからと回らない寿司屋に連れて行ってくれた。
    「好きな物を頼めよ、遠慮するな」
    あの時の約束、覚えててくれたんだな…と暁人は内心嬉しく思い、KKの言葉通り食べたいものを好きなだけ食べた。腹八分目以上も食べてしまって少しお腹が苦しい。
    「美味しくてつい食べすぎちゃったよ、僕も出すね」
    「いいよ、オレの奢りだ。支払いは任せろ」
    なんだか悪いなぁと思いつつも、ここで奢ると言ってくれるKKのカッコ良さに惚れ直しそうになったその時
    バリバリバリバリッ
    店内に場違いな音が響き渡る。
    KKが懐から取り出したのはマジックテープ式の財布だった。
    てっきりそれなりにくたびれた革財布が出てくるかと思いきや、意外すぎる展開に惚れ直す所か周囲の刺さる視線に暁人まで恥ずかしくなる。
    「ちょっとやめてよKK!?今どきマジックテープ式なんて…というかこういう格式高い店ではやめてよ!?」
    「あ??」
    なにがダメなんだよ、という表情で構わず支払いを続けるKKを見てがっくりと肩を落とす暁人だった。

    ―という夢を朝から見てしまい、「マジックテープ式の財布とかやめろよ!?」と突然言われたKKは「何言ってんだオマエ」と呆れた表情を暁人に向けたのであった。
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    32honeymoon

    TRAINING・先日アップした画像版に修正を加えて、今までとおなじ横書きにしました。前回読みにくかった皆様はよければこちらで。
    ・修正したのは暁人くんの心情描写が主です。まだKのことを好きになりかけてきたところで、信じる心と無くしてしまう不安の板挟みになっている雰囲気がちょっと出てないかなと感じたので、台詞回しを少し変えてみました。まあ内容は同じなので、再読頂かなくとも問題ないと思います…単なる自己満足。
    【明時の約束】「ねえ、KK。たとえば今、僕がこの右手を切り落としたとして、ーあんたの宿っているこの魂は、何処に宿るのかな」

    ー突然。自らの右手に在る、そのあたたかな光と靄のかかる手のひらに向かって、突拍子もないことを言い出したその体の持ち主に、KKは呆れたように何いってんだ、と返した。

    『ーオレの魂が宿る場所は、ココ、だろ。手を失ったとて、消えるわけがねえ。ああ、ただー大切なものが欠けちまったって言う事実に対して、クソみてえな後悔だけは、一生残るだろうな』

    気を抜いたままで容易に操れるその右手。ぶわりと深くなった靄を握り込むようにぐっと力を込めると、とんとん、と胸を軽くたたく。

    「後悔、?」
    『ああ、後悔だ』
    「どうして?これは、僕の体だ。例え使えなくなったとしても、あんたには何の影響も無い筈だよね。それとも、使い心地が悪くなったとでも文句を言う気?ーああごめん、言い過ぎたかも。…でも、そうだろ」
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    りんご

    DONEK暁デー 『いたずら』 そして表題に戻る系。
    そんなつもりなかった二人がその気になる話です。
    せめて飴くらいは手元に置いとけばよかった!「ご飯? お風呂? それとも僕?」
    「オマエ」

    というわけでこの話は終わった。
    「そんな訳ないでしょ! 何考えてんだよKK!!」
    「いや何なんだよオマエ」
    「こっちが何なんだよ だよ!」
    「なんなんなんだよだよだよ」
    「あああ呪文にするなよ…」
    状況を整理するにしても、普通の生活を詳細に描写する程度のことしかできない。今回の依頼はKK単独の小さなものだったので、資料をまとめることで一日を過ごした暁人は、せめて疲れて帰ってくる相棒のためにと彼の自宅にてご飯や風呂の準備をしていた。合鍵を使って堂々と入り、勝手知ったる様子で冷蔵庫を確認し、風呂の栓を抜いておく。暁人があれこれ始めたことで多少は解消されたが、KKのズボラさは相変わらずだ。買うものの算段を付けて、流しに残っていた食器を洗い、一度外へ出る。必要なものを買い足して再び家へ戻り、手早く下ごしらえを始める。疲れている時はとにかく手軽さ手早さを重視したほうがいいだろう。あの面倒くさがりは手の込んだものを食べるくらいなら、そのまま寝かねない。炊飯器のスイッチを押して、玉ねぎと牛肉を切って皿に移しておく。冷蔵庫へいったん入れて、掃除するべく浴室へ向かった。そこからは家主の帰宅まで散らかったものを拾っておく作業だった。
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