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    於花🐽

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    POIPOI 24

    於花🐽

    DONEメイドコスサマ×イチ
    攻めの女装
    ありのまま今起こっている事を話すと、三ヶ月ぶりに恋人に逢いに自宅を尋ねたらその恋人が玄関でメイド服を着て仁王立ちして自分を出迎えてくれた。何を言っているかわからないと思うが一郎にも解らない。
    「おかえりなさいませ、クソ野郎のご主人様」
     声低っ。捲し立てる早口すごっ。
     ミニスカメイド服から伸びる白い脚は白のニーハイソックスを穿いていて、絶対領域が眩しい。
     胸の谷間がのぞいている。おっぱいの谷間ではなく胸筋の谷間だけれども。
     触角? 双葉ちゃん? は残しつつも短い髪は一応ツインテールだ。リボンの髪止めは可愛い。
    「ただいま……?」
    「おう、今日は俺様メイドがしーっかりお世話してやんよ」
     メイドコスの恋人様がお怒りなのが伝わってくる。
     言い訳は聴いてくれなさそうだが、一郎が恋人に会えないぐらい関東近辺の様々なメイド喫茶に通いつめていたのには訳があるのだ。依頼だったのだ。決して趣味でメイドさんに会いに行っていた訳ではない。
     粘着質な迷惑な客をどうにかしたいと依頼があったのは三ヶ月前の事だ。
     依頼主はメイド喫茶を経営するオーナーの組合だった。
     その迷惑客というのは様々な店で出禁 2237

    於花🐽

    MAIKING両片思いサマイチ、恋心を自覚するイチ。「俺様のイロになれ」
     左馬刻の台詞に一郎は固まった。
     とうとう言葉にされてしまった。
     和解して以来左馬刻の様子がおかしかったのだ。
     TDD時代も距離は近かった。気軽に肩を組まれるのは当たり前だったし、左馬刻が酔っ払ってる時にキスされた事もある。
     和解してから昔の距離感に戻ってきたたとは思っていたが、それが昔とは違うように感じていた。左馬刻の手になんというか性的な欲を感じるのだ。触れてくる手はただの接触ではなく欲を孕んでいる気がする。手だけではない。自分を見つめる目にも熱がこもってるように思える。
     そんな話を乱数に相談したのは先日の事だった。
     乱数は大きな目をまん丸にした。意外という表情にそうだよな、自意識過剰だよなと返そうとしたら乱数は「今更?」と言ってきた。
     「今更?」とはなんだ。
    「あっなたがっのぞむならぁ」
     唐突に歌い出したのは乱数の右隣に座ってた幻太郎だ。
     それにノって乱数もハモり始めて、乱数の左隣に座ってる帝統はテーブルを指先で叩いててパーカッション代わりにリズムをとりだす。
    「は? え?」
     突然始まったポッセのミニライブに戸惑いを隠せない。
     歌い終わ 4181

    於花🐽

    MOURNING前についったに載せたのの再掲

    捏造tdd時代の🐴→←1️⃣と🍭→💉の仲良し?ご飯話

    https://twitter.com/0HanaBon/status/1288838366239158274?s=19
    四人で食事に出かけると、テーブル席での並び順は一番奥に乱数、その隣が寂雷、乱数の向かえに一郎、一郎の隣が左馬刻と決まっている。
     最初に座った時は体格の大きさでこの並びにした。一番小さい乱数と一番背の高い寂雷が隣に並んで、真ん中の二人が隣に座った。といっても左馬刻と一郎共に背が高い。左馬刻はよく通路に脚を出して座っていて、人が通ると脚を退けている。奥に座る二人は気付いてないので、寂雷は場所を代わろうかと提案したが左馬刻が「うるさいのの隣はごめんだ」と言ったのでこの席順だった。
     並び順が完全に定着したのはある出来事からだった。その時は一郎が一番初めに座って、その隣に気まぐれな乱数が一郎の隣に座った。
     四人でわざわざ話しあってその並びで座ると決めていたわけではなく、妥当だと暗黙でその並びになっていたのでまあたまにはいいかと一郎の正面に寂雷が座ってその隣に左馬刻が座った。
     並びが変わろうといつも通り楽しい食事だった。一郎が料理を食べる度に「うまいっす」と笑顔で言って、本当に美味しそうに言うのでその都度乱数が「僕にも一口!」と言い一郎も律儀に一口与えてやるのがとても微笑ましかった。
     食 4319

    於花🐽

    MOURNING前についったに載せたのの再掲

    新生mcd時代の🐴←1️⃣風味
    🐴に彼女の影がある。

    https://twitter.com/0HanaBon/status/1279663154859892737?s=19
    左馬刻の綺麗な顔が腫れている。一大事である。国宝指定されていないのが不思議な顔が殴られるなどただ事ではない。
     いや、顔の造形の良さで計る一郎の心持ちは横に置いても左馬刻が顔を殴られるなど珍事である。
     ラップバトルは勿論、素手の喧嘩でも滅法強いこの男が顔に傷を作るとはどういう事なのか。
     頬骨の上が赤く腫れていて、まともに拳を喰らったのがわかる。
    「……どうしたんすか」
     相手は誰なのか。左馬刻にこんなストレートに一撃を入れられる相手に立ち向かって一郎自身も無傷でいられるはずはないだろうが、それでも黙ってはいられない。
    「……なんでもねぇよ」
     左馬刻は怒っている様子もなく、一郎に答えた。この人が素直に事情を言うはずはなかった。
    「女か」
     呆れたように口を挟んだのは簓だ。
     一郎の心中に渦巻くものを察して左馬刻の内情をばらす。
     正解だったらしく左馬刻は気まずそうに二人から視線をずらす。
    「女の人が?」
     女性が叩いてここまでの怪我になるだろうか。
    「どうせまた前の男が出てきて左馬刻にからんできたんやろ?」
     これまでの付き合いから事情を見透かしている簓に左馬刻は黙っているのは無意 743