Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    nappa_fake

    @nappa_fake

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 😇 🙏 💘
    POIPOI 130

    nappa_fake

    ☆quiet follow

    #mirmプラス
    mfstと秘書🌸とリップクリームの話

    #mirm夢
    #メフィスト(魔入間)
    #mirmプラス

    2/26潤いを移す その朝、先に起きようとしたらメフィスト様がしがみついてくる。いつものことなので、引き剥がして起きつつキスをしたら、めちゃくちゃ痛かった。
    「いったあ」
    「ん……、どしたの」
     思わずつぶやいてしまい、メフィスト様が起きてしまった。
    「あ、すいません。その、キスしたら何か痛くて」
    「え」
     いつもはなかなか起きてこないメフィスト様がパッと起き上がる。
    「なんで、どうして」
    「そんなに慌てなくても。たぶん、メフィスト様の唇が荒れてるんですね」
     メフィスト様は指で自分の唇を触って顔をしかめる。
    「――ほんとだ」
    「リップクリームってお持ちじゃないですよね。じゃあ、今は私のをお貸ししますね」
     ベッドサイドに置いてあるリップクリームを手に取り、メフィスト様の頬に手を添える。
    「え、なに」
    「リップクリームを塗ります。保湿ですよ」
    「や、優しくしてね」
    「もちろん」
     ゆっくりゆっくり、メフィスト様の唇にリップクリームを塗りこんでいく。唇が濡れたように光って、なかなかえっちな眺めだ。メフィスト様がちょっと怯えた顔をしているから、余計に。
    「いかがですか?」
    「なんかベタベタする」
     まあ、初めてだとそうかもしれない。
     メフィスト様は上下の唇を擦り合わせている。
    「違和感あるなあ」
    「慣れてもらうしかないですね。嫌ならキスできないですけど」
     そう言うとメフィスト様は口をへの字にする。
    「それ言われちゃうとさー」
    「ふふ、意地悪でしたね」
     じゃあ、お詫びをしようか。
     唇にちょっと多めにリップクリームを塗って、メフィスト様に覆いかぶさる。
     くちくちと、音がして唇が擦り合わされる。
     けど、すぐに舌が絡んで口端から唾液が漏れる。
    「痛くなかった?」
    「痛くはなかったですけど、リップクリーム剥がれちゃいました」
    「キスされたらさ、嬉しいからついね」
    「……やっぱり、普通に塗りますね」
    「俺も慣れるようにします」
     最後にもう一度キスしてベッドから降りる。
     ――寝直そうとしているメフィスト様から布団を引き剥がした。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works