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    bell39399

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    お弁当ドッキリ

    #ハロウィン妖精

    糸鋸に御剣、ミサイルと不思議生物たち。今日は揃って久々のドライブだ。大きな公園のドッグランでミサイルを遊ばせて(その間不思議生物たちはロデオ宜しくミサイルの背に乗っていた)、一頻り遊んでから気持ちの良い芝生の広場でようやく色づき始めた木々を眺められる場所にレジャーシートをひく。
    「さてお待ちかねのお弁当ッス」まずはミサイル用のおやつとお水を用意して、続いて自分たちの分を広げた。弁当箱の蓋を開け、御剣が「ヌオぉ」と唸る。「かぼちゃと栗しか入ってない!」そこにニヤリと笑った糸鋸が「じゃーん」と別の弁当箱を広げた。「ドッキリ成功ッス!我々のお昼はこっちッス!」
    「私はいつものアレを言うまでがセットと言う事でいいだろうか」「カルいジョークで勘弁してほしいッスー!そっちはUMAの弁当ッスよ」栗とかぼちゃづくしの弁当箱は不思議生物たちへ、不思議生物たちもキィキィ鳴いて踊ってはしゃいでいる。「勘弁してやるか」御剣もふっと眉間のヒビを緩ませた。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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