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    yurikoARASHIANS

    @yurikoARASHIANS

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    yurikoARASHIANS

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    久々にホワワンと浮かんだので途中の途中ですがそのままup。時間掛かっても完成させられたらいーなーというゆる~い文です🤗

    #イダアオ
    #idao
    #keki

    未定(異世界idaoちゃんのお話)「う、、、みず、水が欲し…」
    漆黒の髪を持ち背の高い男は、カラカラの喉を痛めながらも、掠れ声で必死に水を青年に求めた。
    だが、運悪く此処には湿地帯さえ無い。生えている草木を千切れば水分は出るが、善き水とは限らない。嘔吐や痺れ、高熱で亡くなってしまう場合もある。勿論無毒な水が出てくる草木もあるのだが、青年は専門家ではないので見分けが付かず、途方に暮れた。
    「俺が、もうちょっと上手く魔法を使えれば…」
    息も絶え絶えに水を求めている男とは対照的な、明るい髪色を持つ青年…名は青木。青木の家系は水に特化した魔法使える血族だった。だが青木は己の体温の低さのため、氷しか放出させられないのである。攻撃の時には役に立つのだが、こういう人助けにはとんだ役立たずの自分に思わず項垂れた。

    試しに手の上に魔法陣を書く。ポワンと出てきたのはやはり氷で…しかも厄介なことに、なかなか溶けない特性を持った氷なのだ。
    「お前…、氷、、出せるのか?俺の口に放り込んでくれ」
    「あ、でもこの氷は…!」
    長身の男は戸惑っている青木から強引に氷を取り、自分の口の中に押し込んだ。
    「ダメだって!俺の氷は冷たすぎて口の中に引っ付くんだよ!それで窒息するヤツも…」
    案の定、男は苦しそうに自分の首に手を回し悶え始めた。
    「あーもー!どうしたら!!」
    青木が頭を抱えていると、長身の男性はぐっと青木の顔を捉え、あろうことか自分の口の上に重ねた。
    「?!?!?!」
    青木は突然の出来事に頭が混乱した。
    『えっと、俺の…一応ファーストキス…相手が男っておい…。でもこの場合って、人工呼吸…みたいな、人助けだからノーカン???』
    「ゴクリ。」
    と、暫く経ってから長身の男の喉から音がした。
    ようやく唇が解放された。
    長身の男は身を起こし
    「すまん、ふたり分の熱でなら、溶けるんじゃないかと思って….必死だった」
    「あ、いやー、まぁ人助けだからな、気にしてないよ。ノーカンノーカン!」
    「人がいいんだな」
    そう言って男はふわりと青木の頭を撫でながら続けた。
    「命の恩人だ。お礼がしたい」
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