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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    らいか⛩

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    花吐きの呪いにかかったK暁です
    中編
    まさかの長さに前中後と分ける事になりました…前編書いてた時は後編だけで良いと思ってたのに…おかしいなぁ…
    でも次で絶対終わらせるのでもう暫くお付き合いくださると幸いです
    読みにくかったりしたら申し訳ありません

    #K暁

    「KK、貴方に一つの質問とお願いがあるの。」
    暁人を心配するも有無を言わさぬ真剣な顔にKKは「あぁ」と返事をするほかなかった。
    「貴方は…暁人くんと付き合ってるのよね?」
    「はぁ?!…まだ付き合ってねぇよ…いずれ告白するつもりだった」
    拗ねた様な顔をしたKKの返事を聞くと凛子は頭を抱えた。
    「あなた…あなたねぇ…はぁ…貴方のそのよく分からない感情のせいで今暁人くんは苦しんでるのよ?」
    「どういうことだ?詳しく話せよ」
    拗ねた顔から一変機嫌の悪くなったKKは凛子に詰め寄る。それを凛子は流しつつ「この前から発生してる花吐きの呪い事件知ってるわよね?」
    「あぁ…いや、待て、もしかして…」
    凛子のその情報だけで暁人の現状を把握したのか今度はKKが頭を抱える番になった。
    「てっきり貴方が告白して付き合ってるものだと思って暁人くんにこの事件について調べに行ってもらったのよ。そしたら…」
    「呪われたってわけか」
    頷くだけで肯定した凛子はひとつため息を吐き「だから貴方に依頼よ。暁人くんを助けてほしいの」と言いながら暁人に渡した資料と同じものをKKに渡す。それをKKは受け取りパラパラと流し見をした。
    「例えばだが、暁人の想った人間が俺じゃなかったらどうする?」
    「それはあり得ないわね、両想いなのに気持ちを言えない人だけを呪ってるみたいよ。」
    どこ情報だそれとKKは不審がるが今までの被害者達の親族の話と被害者を想う人の話を思い出して納得する。
    「つまり両想いだが身を引こうとした方を呪ってるのか…悪趣味だな」
    「暁人くんは429の裏路地に向かったはず。でも呪われたって電話がかかった時怪異の干渉が酷くて次に向かう場所が聞き取れなかった…貴方しか助けられないの。だからお願い。暁人くんを助けてあげて」
    暁人をこの事件に関わらせるべきじゃなかったと後悔している凛子にKKは「もう自分の気持ちから逃げねぇよ。」と呟くと資料を机に置き玄関に向かう。凛子はその姿を見ながら「行ってらっしゃい」と見送るしかできなかった。
    KKは暁人が行っただろう429の裏路地に着くと霊視をした。すると暁人の残留思念がどこかに向かおうと歩き出す。見逃さないようにしながら周りの人に気をつけて残留思念を追いかけた。
    「(向かう先は自宅じゃねぇな…どこに行こうってんだ…?)」
    自宅からもアジトからも遠ざかる様に歩く暁人の残留思念に首を傾げながら喧騒を離れ徐々に行き先がわかり始めてきた。暁人が向かったのは「霧ヶ丘神社」だ。あそこは森があり人があまり入り込まない為周りの人を巻き込まない様にするにはうってつけの場所だろう。だが、それにしてもKKには何かしらの連絡があってもおかしくないはずだがそれをしないのは暁人が身を引こうとしているのだろう事は予想がついた。KKは自分の不甲斐なさと暁人の身勝手な考えに苛立ちを募らせながら森林を歩んだ。
    残留思念はどんどん森の奥を進む。それは暁人の心が拒絶してる様にも見えた。だがKKははいそうですかと引き返すわけにはいかなかった。
    「絶対連れ戻すからな…俺の執着甘く見てんじゃねぇよ」
    徐々に暁人の居場所に近づいているのかマレビト達が溢れ出しそれをいつもより雑に且つ怒りに任せて狩り尽くす。最期の一体のマレビトを倒すと少し木々が開けた場所にたどり着く。それと同時にKKは目を見開く事になる、暁人が一本の木に凭れうつむき座り込んでいたからだ。
    「暁人!!」
    思わずKKは暁人の名を呼び駆け寄ろうとするも目の前に蔦が暁人との間に壁を作るかの様に遮った。暁人はKKの呼び声にピクリと反応を示すが顔を上げる事なく俯いたままだった。
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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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