asaki @ootrRH pixivへ掲載した作品は予告なく消える場合があります。当該作品にリアクション頂きありがとうございました。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 40
ALL 蘭カミュ 笹仁 大浮 シルフェリ はとかぐ asakiDONE付き合いたてのイチャイチャ会話をお楽しみ下さい。 2801 asakiDOODLEなにかが始まるかもしれない二人【笹仁】Tout est à toi. ぶわりと沸き上がる透明な雫が空へ投げ出された。 それは真夏の陽射しを反射してきらきらと光り、僅かな時間だけ空を舞い落ちる。雫はぴしゃんと溜まった水面を打って跳ねて、また輝いて――液体という集合体に沈んでも、うねる水面がきらきらとする。360度どこから見ても輝きを放つ様が、抜けるように澄んだ青空と相まって美しい。きらきらと眩んでしまいそうなほど光が溢れる。 だからこそ、風に乗って聞こえてくるこの音の羅列が笹塚の作ったものだと分かる。 クライアントの打ち合わせから菩提樹寮に戻ってきた仁科は、ほのかに漂ってくる音の残滓に聞き入ってしまった。外はまだ残暑が厳しかったが、初めて聞くメロディを聞ききってしまいたいという欲が勝ったからだ。 3900 asakiDONEハグの日と聞いたので【笹仁】hug you tight! - side:SN - 朝、出かける前に「打ち合わせに行ってくる」と声をかけたが返事はなかった。 返事がないのは集中している証拠。いつものことである。 リビングのパソコンデスクに置き物かというくらい物静かに佇んでおり、仁科は進捗が芳しくないのだなとそっと部屋を後にした。 今日に限ってすべての訪問場所が離れており、時間のロスができない状況で広範囲を移動することになった。おかげで笹塚の様子を見に戻ることもできず、夕方になった。幸いにも最後の打ち合わせは早く終わり、仁科はいまだパソコンデスクの前に鎮座しているだろう笹塚を思った。 (あたたかくて、栄養がありそうなものがいいかな) 仁科が料理をすることもあるが、帰宅時間を考えるとデパ地下で買っていくのがいいだろう。 2562 asakiDONE冬至だっていうから……お腹が減ったらごめんね【笹仁】winter solstice「笹塚、さーさづか!」 キッチンの方から声をかけられて、そちらを見ると仁科が何か作っているようだった。 もくもくとした湯気が立ち上り、気が付けばふわりとした出汁の匂いがする。それに応じるように腹がぐうと鳴いた。 「メシにするけど、おまえも食べる?」 「食う」 「準備するから待ってて」 声をかけてきている時点で、仁科は笹塚に食事をさせる気だったはずだ。そうでなければわざわざしつこく声をかけてこない。 料理をする仁科も珍しいが、そうやって笹塚に食べさせようとする仁科も珍しかった。 笹塚は作業していた場所からソファの定位置に座って仁科を待つ。作業する仁科の生活音が耳に届き、サンプリングしたくなる衝動を抑えながら大人しくすることにした。 3577 asakiMOURNING12/1は映画の日らしいので【笹仁】beauty in the movie ドラマの劇伴を作るときはストックの中から引っ張り出した曲をアレンジすることが多い。ふんわりとしたオーダーで、使用する場面などは特に指定されない。笹塚が依頼されるのはメインテーマだったり、エンディングのインストだったりと一部分が多いのでそれで事足りてしまうのだ。 だが映画は違う。事細かにオーダーがあり、監督の強いこだわりを延々聞いてイチから作らなければならない。そうなると笹塚はリサーチにかなりの時間を割くことになる。 前者は自由に笹塚が色付けをしておけば好き勝手に解釈してくれる絵画のようで、後者はバラバラのピースを渡されてきれいに当てはめろと言われているようなものだ。出来上がりの図は誰も分からない。携わる者の力量が試される。 2687 asakiMOURNING11/4尻の日って聞いたから……。調べたけど全然違ったね!見かけたのはなんだったんだ!その人が尻好きだっただけか!笑書いといて、脱稿に浮かれて上げるの忘れてました 1389 asakiDONE1031は天才の日だそうで【笹仁】Dear My Prodigy ――笹塚創は天才だと誰もが言う。 (俺も、そう思う) その意見に否やはないが、作曲家・笹塚創という人物像は一人歩きしてしまっているところがある。 仁科が営業先で聞く天才笹塚のイメージはいくつかある。 よく聞くのは情緒、あれだけ繊細な曲を仕上げられるのはふくよかな感受性あふれた人であると言われている。 (空気は読めないし、情緒ゼロだけど。豊かな感受性ってのは正解) そう宣った映画のプロデューサーは、もちろん笹塚に会ったことなどない。的を得ているなと思う反面、笹塚を妖精かなんかだと思っているのかというくらい繊細な人物だと思い込んでいた。理由は直接会いたいという要望をにべもなく断っていたからだろう。加えて、仁科が「人と会うのは得意じゃない」とフォローを入れたのがまずかったか。 2056 asakiMOURNINGハロウィン、ホラー映画に怯える仁科が書きたかっただけでした。【笹仁】Halloween tellor「ハロウィンぽいことしたいって言ったけどさぁ……」 仁科はソファの上で行儀悪く体育すわりをし、両手でマグカップを持ったままぼやく。視線の先にはテーブルの上に届いたファーストフードを黙々と並べる笹塚がいた。 (まぁ、笹塚が楽しんでるんならいい、のか……?) 事の発端は仁科の何気ない一言だった。 週末にライブハウス主催のハロウィンライブがあった。複数のバンドやユニットが参加していたため、ライブの終了後に簡単な打ち上げに誘われた。普段なら参加は控えるのだが、ハロウィンというイベントごとのせいか客はけが悪くすぐに帰ることは難しそうで、仁科と笹塚は打ち上げにお邪魔することにした。そこで主催が気を聞かせてサプライズでハロウィン演出をし、仁科は久々に童心に返って楽しませてもらった。 3467 asakiTRAINING眼鏡の日なので(眼鏡はあまり関係ない) 2933 asakiDONE本日は七夕です。七夕を色々調べたところ、諸説アリアリだったのでごった煮にしてイチャイチャさせました。七夕と見せかけた、七夕はほぼ関係ない話です。【笹仁】The rendezvous is on Sirius.「へぇ、これは思った以上にきれいだね」 仁科は美しく染まった爪の先を見つめて、そう呟いた。 「まだそのままでいて、乾いてないから」 弓原はネイルをしまいながら注意を促した。 表面は乾いているように見えるが、触ってはいけないのだそうだ。 爪の根元から先端へ、うっすらとシアーなグラデーションになった赤い爪は見ているだけでなんだか心が躍る。光にあてるとちゅるんとした光沢があって、微細なラメが繊細に輝く。いくらでも見ていられそうだった。 お試しで弓原に塗ってもらったのだが、これは癖になりそうな予感がする。 ★ 発端は"七夕の夕べ"という演奏会に出演することになったことだ。 七夕祭りの中の催しの一環で、スターライトオーケストラが演奏する。学生オケなので制服での参加だが「なにか七夕らしいことがしたい!」と朝日奈が言い出すのは必然だった。 7749 asakiMOURNING箱詰めR15くらい箱詰め:笹塚と仁科「うぐぅ……っ」 胸部を重いもので圧迫され、肺の中の空気が勝手に押し出される。 酸素を求めて喘ぐが、重しをされた肺はなかなか膨らまず徐々に窒息するのではという可能性がよぎった。同時に重しが少しだけ浮いて、急な解放にひゅっと酸素が喉を通りむせた。 「っ……ごほっ、っふ、は……?」 視界は薄暗い。何かが脚に触れていて、身じろぎができなかった。少しでも動かそうものならギチッと音がしそうである。あと、関節が妙な方向に曲がりそうで無謀なことをしようとは思えなかった。 「仁科」 覚えのある声が頭上から聞こえる。視線だけそちらに移せば、仁科の真上にそれはいた。 「笹塚」 丁度、仁科に覆いかぶさるようにしている。腕で自らの体を支え、仁科との距離を空けている。 4961 asakiREHABILIキスの日だと言うのでキャッキャウフフな話のはずだったのになぜかこうなった………イチャイチャしろよぉ……【笹仁】advantage kiss むにと唇を押し付けられ、やんわりと食まれる。 厚みもないそれの感触を楽しむようなキスに思わずどんと胸を叩いた。それでも笹塚はやめようとはしなかった。 笹塚は、仁科と二人きりでいると突然キスをしてくるようになった。触れるだけのキスは徐々に回数が増え、かすめ取るようなキスの時もあれば今みたいに遊ばれることもある。 傍若無人な笹塚もこればかりは人目を避けているので、それくらいの良識はあったかと唇を触れ合わせながらぼんやりと思う。仁科にとってこれは何ら思うところのない行為である。笹塚が満足すれば指先から美しい音楽が生み出される、そのためだけに仁科は奉仕しているのだ。 (好きな相手とした方が、もっといい音楽が生まれるはずだーー) 2995 asakiDONE12/19 エアコレ用クリスマスカード雰囲気笹仁今年は12/13深夜から12/15未明くらいまでだったそうです。残念ながらアドベント笹仁は絶賛あんな感じなので、没案です asakiMOURNING※コンミスいます※※なんでも許せる方向け※改めて、仁科のホーム画面の朝のあのセリフ聞いて「あんなことすんなり出てくるなら、しょっちゅうやってるってことですよね」としか思えなかったので供養しておきます。オチなどはない。【笹仁】専用のアレ「コンミス、眠そうだね。膝枕でもしようか?」 寝ぼけ眼のコンミスにそう声をかけると、一歩分の距離を取られた。 「冗談だよ?」 笑ってそう返すと、コンミスは先程までの眠気はどこへやらぶんぶんと左右に頭を振った。 「私ごときが、そんな恐れ多い」 「大袈裟じゃない? 男の膝枕なんて減るものでもないし」 女性にしてもらうのは恋人やそれに近い間柄での特権だと思うが、男の膝枕にそこまでの価値はないと思う。冗談とはいえ勧めておいて言うのもどうかと思うが、恐らく硬いので心地は良くないだろう。 「えーと、その、ですね」 「コンミス?」 「仁科さんのお膝は、利用される方がいらっしゃるというか、専用というか…その、」 コンミスは言いにくそうにもじもじと視線を彷徨わせており、仁科はなんのことだろうなと首を傾げた。 1133 asakiDONEまだまだ次に時間がかかりそうなので、11/22ということでリハビリかねて。※コンミスいます。 4 1