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    視力検査のC

    @savoy192

    らくがきや作業進捗など上げます〜

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    POIPOI 179

    視力検査のC

    PAST夜道にて猫又と遭うこと

    ディ.オジョナ?
    首の後ろで柔らかく滑(ぬめ)りを帯びた、桃ほどの重さのあるものが落ちる音がした。それは夕暮れの平穏な田舎にはおよそ似つかわしくない音と言えた。
    続いてずるり、と何かを引き摺って歩くような音がする。段々とこちらに近付いてきており、ぺしゃり、ぺしゃりと水を撒き散らすようなのも付随していた。
    帰路へと就いていたジョナサンははたと足を止めて、砂利混じりの地面を荒さぬようそっと右足を横にずらした。こちらが立ち止まると向こうも態とらしく大人しくして、動向を伺っているようで、息を詰める音が僅かに聞こえた。どうやらあちらもこの静まり返った細道で同じ方向に向かっているらしい────
    わざわざ付けてくるだなんて律儀だな、と思いつつもジョナサンの直感は相手が一筋縄ではいかない存在であることを示していた。背中を流れた嫌な汗を振り払うかのように、一思いに後ろの夜道を振り返ってしまう。思いの外、体はすんなりと動いてくれた。
    月の無い夜だった。鵺(ぬえ)の鳴き声はとうに去り、生き物たちも今宵は棲家に籠ることに決めたらしく林からも気配を臭わせることはなかった。手元にある燈以外に目を助けるものは他に無く、灯光より先の景 2012

    視力検査のC

    MAIKINGそれだから君は厄介さ(未完)②

    ①の続き。
    しばしの沈黙が流れた後、ジョナサンはぽつりと呟くように言った。
    「……ディオは、色んなことを知っているんだね。僕も一度ロンドンに行ってみたいよ」
    途端、ディオは眉根を寄せ、フンと鼻を鳴らして低い声で言った。
    「……あんな腐乱死体の見本市みたいな場所にいられるか」
    一応注釈しておくと、ディオはロンドンのごく一部の地域──東のはずれといったような地域──について話した。
    「えっ?」
    「俺はもうあの場所に戻りたくなんかないね」
    「あの肥溜めの中でも更に腐りきっている…人間かどうかも怪しい屑が」
    「い、いったい何の話だい?」ジョナサンが驚くのも無理はなかった。
    「俺のクソッタレの親の話さ」
    ディオは実に快活そうに笑った。
    ええ。まさかそんな風に言わなくても……とはいえジョナサンは直接会ったこともないので、判断はつかなかった。面食らったような顔をして、視線を散々さ迷わせてから、強い口調で言ってしまった。
    「自分の親をそんな風に言うことないじゃあないか」
    またディオの顔は不快に歪む。
    「ジョースター卿は、」
    ディオは一旦言葉を区切った。
    「よくできた人だよな。俺の父親──父親とも認めたくないが、ア 6081

    視力検査のC

    MAIKINGそれだから君は厄介さ(未完)①

    ややこしい設定ですが、n巡後の1部舞台でダニーの死から1年後ぐらいで、エリナさんとはまだ会っていません。
    ディオ君の悪意に鈍感なジョナさんと、ジョナさんの心の隙間に付け込みたいディオ君の話。
    友情寄り?でお互いに本心を測りかねてぎくしゃくしている……みたいな関係です。
    ややこしい設定ですが、n巡後の1部舞台でダニーの死から1年後ぐらいで、エリナさんとはまだ会っていません。
    ディオ君の悪意に鈍感なジョナさんと、ジョナさんの心の隙間に付け込みたいディオ君の話。
    友情寄り?でお互いに本心を測りかねてぎくしゃくしている……みたいな関係です。

    それだから君は厄介さ



    a.夕焼けの赤い色は

     ジョースター邸を北に1マイルほど進んだところに、背の低いシダの草が群生する丘陵地があった。
     緑の海が、地平の果てにまで広がっていた。
     そこに黒の頭髪と金の頭髪がふたりぼっちで浮かんでいる。ふたつの頭は夕陽の光に照らされながら、背の低い草原の中を粛々と歩んでいた。
     辺りは草の匂いに満ちて、しっとりとぬれた爽やかな匂いが鼻腔をやわらかく擽(くすぐ)っている。
     にわかに風がごうと吹き、遅れて土ぼこりが髪に絡み付いた。突然の不快感に黒髪の彼は頭を振って思わず空を見上げてしまう。じわりと照りつける陽射しは、いつの間にか鬱々と立ちこめる雲に遮られていた。空は明らかに雨の兆候を示していた。

     ジョナサンとディオは屋敷を離れて丘の上を散策していた。
     暮れ時の冷えた風を体 9822

    視力検査のC

    PAST散策(修正版)

    DIOショタジョナで山中を散策して神隠しに遭う話。パロです
    散策(修正版)

    DIOショタジョナで山中を散策して神隠しに遭う話。パロです

     その日はよく晴れて湖は碧く凪ぎ、雨上がりの湿気が何とも言えず心地よかった。風が枯葉を撒いて頬を掠めるのに少々倦みつつも、砂利混じりの腐葉土を踏みしめ、僕は知り合いの男に手を引かれながら木々の合間を回(めぐ)っていた。山中の白樺林を通り抜け、頭上の鳥の囀りに暫し耳を傾けていたが、ふと、羽虫が目の前を横切ったのに驚いて意識を自身へと引き戻した。

     そういや、男はどこへ向かっているのだろうか。集落からは随分離れてしまったように思うが……
     とても一人では帰れそうにない道程を思うと些か不安めいたものを感じずにはいられない。夕暮れまでには帰ってこい、との弟の言いつけを自分は果たして守れるだろうか。

     白んだ秋空の下、紅葉林へと差し掛かる。木漏れ日が山道に点描をつくっていた。陽射しはまだ暖かく柔らかい。しかし、歩を進めていくうちに、影が濃くなり始めたのが分かった。何とも言えない不安に男の手を強く握れば、優しく握り返される。しかし立ち止まってはくれないらしい。
     男の様子を伺おうと頸を上へと傾けると、光を帯びた紅葉 2879

    視力検査のC

    PASTデンドロフィリアの模倣

    DIO→ジョナ前提DIO←ジョル。DIO様がジョナさんのことを考えながら植物で抜く話
    デンドロフィリアの模倣

    DIO→ジョナ前提DIO←ジョル。DIO様がジョナさんのことを考えながら植物で抜く話

     「……っ……、……」

     洋燈の灯が影を追い、陰を暴く。
     瀟洒な装飾を施された調度品が僕らを取り囲むようにしてそびえ立っている。
     僕は広く豪奢な部屋の中央で革張りの椅子に掛け、長テーブルを挟まずに父と少し離れたところで向かい合っている。まぁ、対面するというよりは僕が一方的に観察するような姿勢を取っているのだが……
     というのも。
     僕は無造作に足を組んで目の前の父を見つめているが、父は脚を肩幅ほどに開き、これまた広いベッドの縁に座している。
     父は僕が生み出した黄チューリップの花弁に自身を擦り付けている。
     目の前の僕のことなどお構いなしに、静かに熱い息を吐き、目を閉じて耽っている。
     傍から見るとかなり滑稽な恰好だ。

     父に花弁をくれてやるようになって1ヶ月になるが……僕は父のこの行為の意味するところが未だによく判らない。自分の創った植物がマスターベーションに使われるのは初めてだ。
     初めは、確かデンドロフィリア(樹木性愛)……と言ったかな……父はそういった性的倒 3234

    視力検査のC

    PAST領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)②

    ①の続き。
    領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)②

    ①の続き。


    (その時僕は大都市の光景に目を奪われるばかりだったかな…大きな街に出かけるなんてそう滅多にあることではないし、初めて目にするものが沢山あって、馬車の窓に張り付きっぱなしだった。馬車が横に4台も通れるほどの広い道路で、何百もの人々が行き交い、道端のあちこちからは吟遊詩人が英雄譚を朗々と語る声が聞こえる…街の迎賓館に着いて馬車から降りた後も、僕は辺りをよく見回していた。迎賓館では地方の名士が他にも大勢集まっていて、父は彼らとの会談に出席したのだった…勉強のためにと父は僕をも招いてくれ、何人かの有力者たちに紹介してくれた。僕はたどたどしいながらも席の者皆に挨拶を済ませ、大人たちの小難しい会話を何とか理解しようと努めた。その時に僕は、上席の方に、とても若いが上等な身なりの青年が座っているのに気が付いた。彼は会談の最中に何度か意見を述べることもあり、他の有力者たちにも彼の言葉は重んじられているように思えた。僕はてっきり彼のことを誰それかのご子息なのだと思っていたから、仲間意識を感じて、会談の後に握手を求めに行った。大人たちの会 5774

    視力検査のC

    PAST領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)①

    一応DI.Oジョナ

    領主ジョナさんが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないから教皇DIO様に謁見する感じの中世もどきパロ ほのぼのギャグだよ 小説の体裁を整えていないよ ホントにしょーもないので流し読みしてほしい
    領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)①

    一応DI.Oジョナ

    領主ジョナさんが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないから教皇DIO様に謁見する感じの中世もどきパロ ほのぼのギャグだよ 小説の体裁を整えていないよ ホントにしょーもないので流し読みしてほしい

    ※一応念のため申し置きしておくと、このお話は中世とはいっても書かれている全ての設定がきちっと史実に則っているわけではないです(というか作者は調べものするの大のニガテなので色々大目に見てほしいお) 実証主義よりもあくまでフィクションの面白さと分かりやすさを優先してるよ つまり間違いもあればでっちあげもあります
    ※設定上このお話はごっこ遊びみたいなものでとにかくふざけて書いたので、あんまり細かいことを気にせずに読んでくれると嬉しい


    領主ジョナサンが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないので教皇DIO様に謁見する話
    エセ中世ヨーロッパ おとぎ話風ほのぼのギャグ

     むかしむかしあるところに地主貴族のジョナサンが住んでいました。ジョナさんは南ドイツの一地方の、 9829

    視力検査のC

    BLANKディ.オジョナ
    ■ジョナさんを監禁しようとするも勝手に暴走してしまうD妄想ツイ
    ■ジョナさんを監禁しようとするも勝手に暴走してしまうD妄想ツイ
    ジョナ君を何とか言いくるめて自宅(窓は全て防弾ガラス製、鍵は全て指紋認証)に招き入れることに成功したブランドーさん。ジョナさんのスマホは隠したし凶器になりそうなものは周りに無いし睡眠薬飲ませて眠らせることに成功したぞ! 眠ってるうちに何かしないとジョナさんに返り討ちにされるが…

    さて眠ってるジョナ君を何とか特注ベッドまで運ぶことに成功したブランドーさん。自分より重いジョナさんを引き摺…運ぶのは流石に骨が折れた様子。背中と腰に湿布を貼った後でジョナさんの衣類を脱がしに掛かるがなんと緊張で上手くボタンが外せない! 大丈夫かブランドー!?

    ジョナさんが肌着一枚になったところで思い余ってちゅっちゅし始めるブランドーさん。(本当に大丈夫か?) 息を荒らげながら両手で包み込むように耳や首筋も撫で撫でしている…長い間我慢してたんだろうな… ひとしきり口内荒らして唾液を啜った後にそういえばまだ媚薬飲ませてなかったと我に返るが…

    我に返ったのでJに媚薬を飲ませようとするブランドーさん。口移しで飲ませたので自分もテンション上がってしまっ 2576

    視力検査のC

    BLANKディ.オジョナ
    ジョナさんがぬいぐるみです。
    ディオがぬいぐるみに欲情してるので注意
    寝る前に夜な夜なJ似のぬいぐるみに話しかけているうちになんとそのぬいぐるみにJの魂が宿ってしまう…(もうファンタジー) ぬいぐるみの体を持ったJは初め自分が生きていることを悟られまいとできるだけじっと動かずにいるのだが、Dの指が首の繋ぎ目をなぞってきた瞬間に思わずびくりと反応してしまい
    (な、なんだ…!? 今のディオは前世のことを覚えているのか…?)
    と不安になりつつも動揺を悟られまいと体の力を抜くJ。Dは一瞬動いたぬいぐるみのJを訝しげに見遣りつつ、体のあちこちをしこたまぐいぐいと引っ張って満足いくまで揉みくちゃにするのだった… Dの子どもじみた扱いにぐったりとするJ。
    その日の夜のDは睡眠薬を飲んでJの首元をなぞっているうちに寝てくれたが、Jは首周りを這い続けるDの指が不気味に感ぜられてなかなか気が休まらなかった(そもそもぬいぐるみは睡眠を取る必要が無いのだが)。次の日からはJはDの居ない間に体を動かすことにして、少しばかり家の中を探索しようと決めた。
    Dの住んでいる部屋は都内一等地の超高層マンションの最上階をまるごと所有しているだけあって若くして一人で住むには広すぎる程であった。 5589