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MAIKING万年出待ちの古代兵装さんある少女の視点-3
オルタナティブの卵1-3「どうした」
彼の方から声をかけてくるのは、初めて出会った夜以来のことだった。
私の方がまともに言葉を発することができないぐらいにむせび泣いていた。彼の方も声をかけるのをしばらく待っていたぐらいだ。
どうしたと問われても、私はしばらく答えられなかった。どうしようもなく、彼に言いたくなかったからだ。
でも言わなければもっと後悔する。息を整え、こぶしを握りしめ、意を決して口を開いた。
「あのね、今日はお別れを、言いに来たの」
「……どこへ行く」
「お城だって」
彼はただ「そうか」と答えた。今はその無感動な声が少しだけ恨めしかった。
黒リザルフォスを手刀で仕留めて以来、彼の体勢は変わらない。本当に動く気がないらしい。せめて最後ぐらい私の方を見てくれればいいのに、彼はうつむき加減のまま指に絡まり始めた蔓草の先っぽを見ていた。
1852彼の方から声をかけてくるのは、初めて出会った夜以来のことだった。
私の方がまともに言葉を発することができないぐらいにむせび泣いていた。彼の方も声をかけるのをしばらく待っていたぐらいだ。
どうしたと問われても、私はしばらく答えられなかった。どうしようもなく、彼に言いたくなかったからだ。
でも言わなければもっと後悔する。息を整え、こぶしを握りしめ、意を決して口を開いた。
「あのね、今日はお別れを、言いに来たの」
「……どこへ行く」
「お城だって」
彼はただ「そうか」と答えた。今はその無感動な声が少しだけ恨めしかった。
黒リザルフォスを手刀で仕留めて以来、彼の体勢は変わらない。本当に動く気がないらしい。せめて最後ぐらい私の方を見てくれればいいのに、彼はうつむき加減のまま指に絡まり始めた蔓草の先っぽを見ていた。
misa10
MAIKING突然の犬かご若い頃満喫に通って読んでましたが最近るーみっく繋がりでアプリ読みしてます
めっちゃ面白いです…犬くんは乱馬より素直ですぐデレるし、かごめちゃんは本当に中学生かと思うほど聖母で度胸もあってかっこいい
しかし衣装が難しい…念珠などもあとで描き足します😅
4230Eri
MAIKING被験者🍑と研究者❄️の話を書きたかったもの※書きかけなので中途半端な所で終わってます
序章を書いて満足しちゃいました笑
設定メモも載せるので使いたい方いたらどうぞ
音楽、それはいつの時代も人々を楽しませる娯楽の一つである。時代を追うごとに多種多様に変化していく中、音楽を生み出している音楽家たちはいかに自分達の作る曲を、歌を、より多くの人に知ってもらえるかという事に注力するようになっていった。そして自分達の曲を広める為に、自分の歌を歌ってくれる優れたシンガーを育てる事に、力を入れるようになっていった。
ここは、そんな歌に特化した人材─シンガー─を育てるための施設だ。歌の才能を見出されてスカウトされた子達がこの場所に集められ、デビューするその日に向けて厳しいレッスンを受けている。僕は、この施設の職員として働いている。と言っても、僕に任されている仕事はシンガー達がレッスンやトレーニングで使う楽曲を作って提供する事がメインなので、彼らと直接話す事はほとんどない。ここの職員達は基本的に二人体制でチームを組んでおり、僕みたいな楽曲提供がメインの人員と、シンガー達と直接接する事がメインの人員がいる。チームにつき一人のシンガーを担当する事が基本で、僕も担当の子に提供する為の楽曲を作るために彼の事を知る機会はあるが、本当に軽い会話程度しかしたことが無いので、チームの相方と比べたらその頻度は少ない。今も僕の相方がうちの担当シンガーとトレーニングしているので、僕は僕で楽曲制作やトレーニング結果の分析などを行っている所だ。
5090ここは、そんな歌に特化した人材─シンガー─を育てるための施設だ。歌の才能を見出されてスカウトされた子達がこの場所に集められ、デビューするその日に向けて厳しいレッスンを受けている。僕は、この施設の職員として働いている。と言っても、僕に任されている仕事はシンガー達がレッスンやトレーニングで使う楽曲を作って提供する事がメインなので、彼らと直接話す事はほとんどない。ここの職員達は基本的に二人体制でチームを組んでおり、僕みたいな楽曲提供がメインの人員と、シンガー達と直接接する事がメインの人員がいる。チームにつき一人のシンガーを担当する事が基本で、僕も担当の子に提供する為の楽曲を作るために彼の事を知る機会はあるが、本当に軽い会話程度しかしたことが無いので、チームの相方と比べたらその頻度は少ない。今も僕の相方がうちの担当シンガーとトレーニングしているので、僕は僕で楽曲制作やトレーニング結果の分析などを行っている所だ。
やさい
MAIKINGラフ→線画(途中)最近じっくり時間をかけて描くよりサクサク描き上げる事を重視している。時間をかければもっと色々綺麗にできると思うけどもその前に100%飽きて描かなくなるから多少雑でも完成させるようにしてる。らくがきだからな。なので下書きを省き、ラフからすぐ線画に入るようになってる 2
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MAIKING万年出待ちの古代兵装さんある少女の視点-2
オルタナティブの卵1-2 初めて青い目の彼と話をしてから三度の冬を越えるころには、私も少々心が強くなった。図太くなったとも言う。
相変わらず村の人は私を手厚く庇護してくれるので、申し訳なさは募った。だがお礼は欠かさなかったし、十三にもなれば手伝いも色々できる。ついでに「いつかもっと恩返しをするからね」と冗談交じりに言えるぐらいの愛嬌も身に着けた。
それでも私は青い目の彼のところへ通うことを止めなかった。
「また来たのか」
ほほ笑むでもなく、苦笑いするでもない。彼の表情はまるっきり変わらない。ただ声色を聞けば、嗜めながらも少し喜んでいると思った。私の勝手な思い込みかもしれないけれど、そういうことにしておく。
「だって草取らなきゃ、また埋もれちゃうよ」
2527相変わらず村の人は私を手厚く庇護してくれるので、申し訳なさは募った。だがお礼は欠かさなかったし、十三にもなれば手伝いも色々できる。ついでに「いつかもっと恩返しをするからね」と冗談交じりに言えるぐらいの愛嬌も身に着けた。
それでも私は青い目の彼のところへ通うことを止めなかった。
「また来たのか」
ほほ笑むでもなく、苦笑いするでもない。彼の表情はまるっきり変わらない。ただ声色を聞けば、嗜めながらも少し喜んでいると思った。私の勝手な思い込みかもしれないけれど、そういうことにしておく。
「だって草取らなきゃ、また埋もれちゃうよ」
こたつねこ
MAIKINGポッキーゲームイチナン書きかけのやつちゃんと書きあげたらちゃんとどっかにうpして消します
この物語は妄想であり原作とは全く関係ございません
そして当たり前のように腐描写ありです
それでも大丈夫な方はどうぞご覧下さいませ 3822
chibitaaa_knd
MAIKING431を読んで2日後くらいに殴り書きした出勝漫画をちょびちょびデジタルにおこしてます。回想で茶てくるけど出勝です。クリスタの練習も兼ねてるので途中からペン変わったり台詞手書きになったりはちゃめちゃですが、それでも良ければ…
ただ言えるのは絶対的に出勝だ!!ってこと!!
まだまだ続きます(どんどん長くなってる)
4/18 更新 14
tsuzu_ooO
MAIKINGネップリで出したやつの単体今後増えたい あおきーろPCできるだけやりたい
ふたりでプリクラ撮らないと出られない部屋という妄想から始まったんだけど、私にらくがきの才能が無さすぎる。たすけて 5
bowbayo_kurumi
MAIKINGKKブロマンス小説のかきかけですなんか圭が転生して夢の中で智将と出会う話生まれてからずっと、何かを探している気がする。
自分の半分が世界のどこかに埋まっている気がして、それを探し続けている。
*
圭は夢を見ていた。
夢の中で、圭は広大な森の中を歩いている。樹々のその高さに圧倒され、木漏れ日で金色に輝いている葉を見やる。先が割れ逆三角の形をしたそれに見覚えがあるようなないような、なんとも曖昧な記憶の中辺りを見渡すが、道のような道は一つも見つからない。迷いながらもひたすら歩き続けた。
夢の中で圭が歩みを進めていると、突然、目の前に鏡のように光り輝く湖が現れた。揺らぎのない水面を覗くと自分の顔が映っているのだが、よく見ると、その顔は圭自身ではなく——
「……誰?」
圭は小さく呟いた。その瞬間、湖の水面が波立ち、姿が歪んだ。
806自分の半分が世界のどこかに埋まっている気がして、それを探し続けている。
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圭は夢を見ていた。
夢の中で、圭は広大な森の中を歩いている。樹々のその高さに圧倒され、木漏れ日で金色に輝いている葉を見やる。先が割れ逆三角の形をしたそれに見覚えがあるようなないような、なんとも曖昧な記憶の中辺りを見渡すが、道のような道は一つも見つからない。迷いながらもひたすら歩き続けた。
夢の中で圭が歩みを進めていると、突然、目の前に鏡のように光り輝く湖が現れた。揺らぎのない水面を覗くと自分の顔が映っているのだが、よく見ると、その顔は圭自身ではなく——
「……誰?」
圭は小さく呟いた。その瞬間、湖の水面が波立ち、姿が歪んだ。
hanaya_koso
MAIKING学パロで転校生の🍁×ゴーストの🐳くん。前からずっと放置してたやつを、フォロイーさんのツイートで思い出したので上げてみる。続くかもしれない。
転校生とは、いつだって注目の的に上がるもの。アカバもそうだった。転校早々、前の学校ではどうだの好きな食べ物はなんだの彼女はいるかだの、ありとあらゆることを聞かれて疲弊しきっていた。いちいちあしらうのも面倒で、質問攻めにしてくるクラスメイトから逃げ、今は図書室に一時避難している。古く寂れ、なおかつ校舎からは渡り廊下を渡らなくてはならない場所にあるそこは、アカバからすれば格好の逃げ場かつ隠れ場所だったのだ。
「疲れた疲れた」
暑い中逃げ回って汗だくのシャツをパタパタ扇ぎ、微量ながら風を送る。もっとエアコンの風が当たる場所はないかと歩き回りながら探していた時、カウンターに座って本を読んでいる生徒がいることに気がついた。少年の頬や手は傷だらけで、スポーツか何かをやっているのかと思ったが、その腕はやけに細い。図書委員の札を首から下げているので、おそらく今はその業務中なのだろう。
1886「疲れた疲れた」
暑い中逃げ回って汗だくのシャツをパタパタ扇ぎ、微量ながら風を送る。もっとエアコンの風が当たる場所はないかと歩き回りながら探していた時、カウンターに座って本を読んでいる生徒がいることに気がついた。少年の頬や手は傷だらけで、スポーツか何かをやっているのかと思ったが、その腕はやけに細い。図書委員の札を首から下げているので、おそらく今はその業務中なのだろう。