きって
CAN’T MAKEタビヴェン金魚になれないこいつを飼ってもいいか?とヴェントルーは手を差し出してきた。見ると屋台で売られているような赤い金魚がビニール袋に入っていて揺蕩っている。近所で夏祭りがあったことを思い出して金魚すくいでもやってきたのかと問いかけると捨てられていたのを拾ってきたのだとヴェントルーは言った。
洗面器を借りるぞと風呂場に向かったヴェントルーに袋を押し付けられる。見るからに入っている水が少なく、袋の底に横たわるように漂っている金魚が弱っているのは明らかだった。
「飼うのはいいが長くは無いかもしれないぞ」
風呂場から戻ってきたヴェントルーに言う。
「承知の上だ」
ヴェントルーは薬缶に水道水を入れ沸騰させた後、直接薬缶にがらがらと氷を入れた。水温が常温になったのを確かめてから洗面器に移し、袋ごと金魚を洗面器に浮かべる。
1728洗面器を借りるぞと風呂場に向かったヴェントルーに袋を押し付けられる。見るからに入っている水が少なく、袋の底に横たわるように漂っている金魚が弱っているのは明らかだった。
「飼うのはいいが長くは無いかもしれないぞ」
風呂場から戻ってきたヴェントルーに言う。
「承知の上だ」
ヴェントルーは薬缶に水道水を入れ沸騰させた後、直接薬缶にがらがらと氷を入れた。水温が常温になったのを確かめてから洗面器に移し、袋ごと金魚を洗面器に浮かべる。
minatomachi919V
CAN’T MAKEキスの構図がわからない(キスではない)これのワンシーンのつもり。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16987641
choko_bonbon
CAN’T MAKE──通知音五「もしもし、硝子? なに? どしたの?」
家「七海が怪我した」
五「は?」
家「ちょっと深手だ。早く来い」
──シュン!!
五「今日の現場、軽めだって聞いてたんだけど」
家「うわ、早いなオマエ」
からの、話。 2
RonNatsume888
CAN’T MAKEほんの稀に失礼クリエイターがいい仕事するじゃん…現実ではノーサンキューですが。な怪文書。3/14一か月前の今日、奇しくも同じ月曜日。唐突な訪問があったのであれば次はこちらが待ち伏せしてやることにした。
製菓業界、それも小売の営業戦略だなんだといわれても、「もらったからにはお返しよね」なんて母さんが笑うから返礼品なんて用意されてしまっている。
踏切近くの直線道路。ああ、これが第二中里踏切か。Zギアの中に画像として保管された風景に感傷をおぼえながら待っていたら、柔らかい日差しと共に彼がやってきた。
えっ?なんでここに??と目を丸くしている。それもそうだ。だって自分は都内にはいないはずなんだから。
「『来ちゃった』といったらどうする?シン」
「いや来ちゃったってお前そんな…学校よかったのか?」
「どうせ二学期はろくに行けていないんだから変わらないさ。どうせこのあと大宮まで来るんだろう?そのまえにこれは終わらせたくてな」
1213製菓業界、それも小売の営業戦略だなんだといわれても、「もらったからにはお返しよね」なんて母さんが笑うから返礼品なんて用意されてしまっている。
踏切近くの直線道路。ああ、これが第二中里踏切か。Zギアの中に画像として保管された風景に感傷をおぼえながら待っていたら、柔らかい日差しと共に彼がやってきた。
えっ?なんでここに??と目を丸くしている。それもそうだ。だって自分は都内にはいないはずなんだから。
「『来ちゃった』といったらどうする?シン」
「いや来ちゃったってお前そんな…学校よかったのか?」
「どうせ二学期はろくに行けていないんだから変わらないさ。どうせこのあと大宮まで来るんだろう?そのまえにこれは終わらせたくてな」