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    a_9matu

    REHABILIバッツマンが配達員を助けるために納棺師をクリケットバットで殴って殺してしまったので二人で納棺師を納棺する話。
    気持ち的にバツ(←)配がバツ→←←配になる感じ。そう、この配くん闇深いので納棺師を踏み台にしました。ガンジくんに対してめちゃくちゃいい子のフリしてるけど、これも自分を好いてもらうための計画の一つです。
    背景推理やってないのでガンジくん雰囲気で書いてます。ごめんなさい
    踏み台にはちょうど良かった。足元に広がる赤にかつて自分がやったことへの罪を思い出す。あれも正当防衛だった。……これも正当防衛だ。殺されそうになっている奴を見ないフリをするなんてできるわけなかった。ただ思ったより力強くて、手元にあったクリケットバットで殴りつけてしまった。少し気絶してくれるだけでよかったのに、奴の後頭部と俺のクリケットバットには真っ赤な血がこびりついている。それをただ呆然と眺めていれば、誰かに肩を叩かれた。振り返ると先ほど奴に襲われてた、配達員のビクターが俺にメモを見せてくる。
    『助けていただいて、どうもありがとうございました。』
    その様子があまりにも普通で俺は少しだけ背筋に寒気が走る。目の前で倒れてる奴は死んだんだぞ。瞳孔も開いて息もしていない。触った感触だってもう温もりがほとんどなくなって冷たいはずだ。ビクターは恐れることなく、死んだ奴の遺体を抱えるとこの部屋に用意されていた棺の中に納めた。
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    sinohara0s

    REHABILI猫は人間には聞こえない声で鳴けると聞いたので
    ※謎の無黒風仲良し時空

    サイト格納済みです。読みやすい方でお読みください。
    横書き:http://mpmp.rakusaba.jp/rinzi/text/lxh/none/y_nya-nya-.html
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    サイレントニャーニャー 風息がひとりで相槌を打っていると思ったら、小黒が彼の膝に乗っていた。ふんふんと興味深そうに子猫に頷いている風息を後目にしながら、無限は風息の座るソファの斜め横にある食卓の席に腰かける。無限には風息の独り言としか思えないのだが、実は小黒も喋っているらしい。
     それを知ったのはつい最近のことで、それまでは無限は小黒を無視すると度々文句を言われていた。初めての時などもっと酷く、突然無限の脇腹にぶつかるように飛び込んできたと思えば、どうして自分を無視するのかと涙ながらに訴えられて無限は困惑するしかなかった。
     この世に生を受けて四百年に四半世紀を足してまだ足りない。それだけ生きれば耳の一つ衰えてもおかしくはないと思ったが、弟子以外の声を聞き逃してしまうこともないのだ。なぜよりによって小黒の声が聞こえないのか随分長い事悩んでいたのだが、どうやら猫の生態が関与しているらしい。
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