kan_drd
DONE【土井利】※二人しゃべりません※
現パロ(2518)
クラスメイトのモブ女子が利吉の新たな一面をみつけてしまうお話
うららかさやか「ちょっとちょっと、なに良席引き当ててんの!」
「いやぁ、ねぇ……もっと窓際の方がよかったんだけど……」
こんな教室のど真ん中じゃあ、おちおち居眠りだってできやしない。
いやしないけど。しないつもりだけど。
担任の強い意向でくじ引きの結果を覆すことは許されていないから、多分夏休みまでこのままの席になる。何人かの鋭い視線を感じたりもしたけれど、それこそ担任の言うように己のクジ運を恨んでほしい。
こんな眠れない席なのに主に女子からうらやましがられるのは、右斜め前の男のせいだった。
容姿端麗、成績優秀、文武両道、眉目秀麗、と思いつく四字熟語を並べたててみてもそのどれもが当てはまるのだから見事なもの。山田利吉という男は本人は望んでいないようだけれど、なにかと話題の中心にされがちだった。
3141「いやぁ、ねぇ……もっと窓際の方がよかったんだけど……」
こんな教室のど真ん中じゃあ、おちおち居眠りだってできやしない。
いやしないけど。しないつもりだけど。
担任の強い意向でくじ引きの結果を覆すことは許されていないから、多分夏休みまでこのままの席になる。何人かの鋭い視線を感じたりもしたけれど、それこそ担任の言うように己のクジ運を恨んでほしい。
こんな眠れない席なのに主に女子からうらやましがられるのは、右斜め前の男のせいだった。
容姿端麗、成績優秀、文武両道、眉目秀麗、と思いつく四字熟語を並べたててみてもそのどれもが当てはまるのだから見事なもの。山田利吉という男は本人は望んでいないようだけれど、なにかと話題の中心にされがちだった。
調@大人向け他
DONE2025年6月19日、Xにて公開しました真ん中バースデーの塚不二の小説部分全文です。ALTを兼ねまして、こちらにも公開いたします。6月19日の夜に、どこかの誰かが見た光景です。こちらでも、真ん中バースデーおめでとう!
Special dinner お忍びだね、と隣の席から声がした。彼女は思わず耳を澄ませる。空腹に耐えかね適当に入った湾岸の商業施設のカフェだった。
入り口より中一階くらいは低い店内は、大きな洞窟の底にも見えた。抑えられた照明に黒と木目が落ち着いていて、暖色の明かりがたゆたう薄闇のところどころに緑が葉っぱを広げている。案内された席に座ると、森の深くに隠れた気もした。テーブルで、キャンドルの炎が揺れている。
居心地のよい隠れ家だった。席も適度に離れていて、好奇と集中がない限り、余所の話はただの音だ。だから彼女は聴覚にすべての意識をこらす。お忍びって、あのお忍び――?
久しぶりだね、個室じゃないのは――。楽しげに、やわらにひそめくその声は、耳にとても心地いい。海の底でゆったりくつろぐ気分になれる。あるいは山奥、秘密の別荘の暖炉の前か。どちらも行ったことはないし、言っていることは凄いのだけれど。
2782入り口より中一階くらいは低い店内は、大きな洞窟の底にも見えた。抑えられた照明に黒と木目が落ち着いていて、暖色の明かりがたゆたう薄闇のところどころに緑が葉っぱを広げている。案内された席に座ると、森の深くに隠れた気もした。テーブルで、キャンドルの炎が揺れている。
居心地のよい隠れ家だった。席も適度に離れていて、好奇と集中がない限り、余所の話はただの音だ。だから彼女は聴覚にすべての意識をこらす。お忍びって、あのお忍び――?
久しぶりだね、個室じゃないのは――。楽しげに、やわらにひそめくその声は、耳にとても心地いい。海の底でゆったりくつろぐ気分になれる。あるいは山奥、秘密の別荘の暖炉の前か。どちらも行ったことはないし、言っていることは凄いのだけれど。
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七&光なお阿国さん&光慶くんお誕生日おめでとう!
七緒ちゃんとなお姫のななおサンドでお祝いですよ!
阿国さんたちが並ぶと両親と息子みたいで可愛いし夜の阿七ちゃんとなお姫はもう夫婦とその娘なんよ。お幸せに!!
2025.6.19 4
酢酸の卓報告
DONECOC「すみません!結婚情報誌を制作している者なんですが…」KP/KPC 塩ウナギさん/滅 颯ちゃん @sio_sirooni
PL/PC
ひとやさん/孳 護榴ちゃん @kagekiri108
わたし/紐 乃踊
ゾスク継続 🐭🐶🐮
一年女子で可愛いブライダルシナリオ!最高に可愛くて癒されました!
一年女子!好!!!!
pp101615
DONE6/15つなとらオンリーの無配です。もらってくださった方ありがとうございます🎀
重い空気がじっとりと肌にまとわりつくような日々が続いていた。長雨が降り頻る、夏にはまだ遠い梅雨の最中の息苦しい夜だった。地上よりも天に近いマンションの一角。外界から囲われた部屋の中では、『除湿』に設定したエアコンが静かに音を立てていた。
「『人生で心に残っている日はどんな日ですか?』」
さらりとした感触の右の手のひらを真上に向けて、開いては閉じて、空を掴んだ。虎於はソファの上に膝を折って座りながら、照明に透ける手のひらをじっと眺めていた。
今日は互いに仕事が早く終わった。楽屋に戻って『これからどうだ』と虎於からラビチャを送れば、『俺もさっき終わったとこ! スタッフさんおすすめのナッツをもらったから持っていくね』と即座に返信が届いた。意図せず緩む口元に気がついて、ここが楽屋でよかったと安心した。せめて外では「御堂虎於」のままでいたい。寄りたい場所があると適当に話して宇津木の迎えを断り、タクシーを掴まえるべく楽屋を後にした。
3924「『人生で心に残っている日はどんな日ですか?』」
さらりとした感触の右の手のひらを真上に向けて、開いては閉じて、空を掴んだ。虎於はソファの上に膝を折って座りながら、照明に透ける手のひらをじっと眺めていた。
今日は互いに仕事が早く終わった。楽屋に戻って『これからどうだ』と虎於からラビチャを送れば、『俺もさっき終わったとこ! スタッフさんおすすめのナッツをもらったから持っていくね』と即座に返信が届いた。意図せず緩む口元に気がついて、ここが楽屋でよかったと安心した。せめて外では「御堂虎於」のままでいたい。寄りたい場所があると適当に話して宇津木の迎えを断り、タクシーを掴まえるべく楽屋を後にした。
two_of_mam
DONE千年の青 夏夏のバイクを借りて阿翔が天宇を乗せて連れてきたのは、鬱蒼とした森の中にある──長年この場所にひっそりと佇んでいたのだろうと思わせる──朽ちた建物だった。
天井はとうに崩れ落ち、青々とした緑が空を覆っている。
眩しい太陽の光は、深緑の梢の間からこぼれ落ちる過程で眩しさをなくし、柔らかい光となって森の中を照らしている。
ところどころ淡い光が当たる古びた建物は、神聖で厳かな雰囲気を湛えていた。
天宇は、はぁと自然にこぼれ落ちた感嘆の溜息をつきながら、蔦が這う壁を仰ぎ見る。
じっと黙って後ろに立っていた阿翔が天宇の肩越しに話しかけてきた。
「天宇。目、瞑って」
「?……なぜ?」
「いいから!見せたいものがあるんだ」
1423天井はとうに崩れ落ち、青々とした緑が空を覆っている。
眩しい太陽の光は、深緑の梢の間からこぼれ落ちる過程で眩しさをなくし、柔らかい光となって森の中を照らしている。
ところどころ淡い光が当たる古びた建物は、神聖で厳かな雰囲気を湛えていた。
天宇は、はぁと自然にこぼれ落ちた感嘆の溜息をつきながら、蔦が這う壁を仰ぎ見る。
じっと黙って後ろに立っていた阿翔が天宇の肩越しに話しかけてきた。
「天宇。目、瞑って」
「?……なぜ?」
「いいから!見せたいものがあるんだ」
n_ishi240
DONE長鉈男×主人公※妄想注意! 個人で妄想した二次創作久々にお絵描き。ずっとネームだけはできてたやつ
吹っ切れガンガン行くぜ系主人公に対して「まじかよ」反応な長鉈男好きなんだわ 4