れんげ
MOURNINGハロウィンの差分で書いてたけど終わらなかったやつ供養ぶつ切り
「トリックオアトリート!」
楽しそうに合言葉を言い放った新八に片頬が引きつった。というかハロウィンという行事の名称はたどたどしいくせにその単語は流暢に言えるのかよ。
「お前はもちろん知ってんだろ? 菓子を渡さないとどうなるか、ってな」
そう言ってカカカと大口を開けて愉快そうに笑う。そんな爽やかで明るい雰囲気のミイラ男が居てたまるか。
コートのポケットに手を入れると小さな物が指先に触れる。
カルデアでの生活もそこそこ長ければ人生経験もそこそこの良い大人だ。この季節にもなれば子ども姿のサーヴァント達へ渡すための菓子くらい持ち歩いているもので。
「渡してやっても良いけど、普通に手渡しも面白みに欠けるよな」
「面白みとかいるか?」
784楽しそうに合言葉を言い放った新八に片頬が引きつった。というかハロウィンという行事の名称はたどたどしいくせにその単語は流暢に言えるのかよ。
「お前はもちろん知ってんだろ? 菓子を渡さないとどうなるか、ってな」
そう言ってカカカと大口を開けて愉快そうに笑う。そんな爽やかで明るい雰囲気のミイラ男が居てたまるか。
コートのポケットに手を入れると小さな物が指先に触れる。
カルデアでの生活もそこそこ長ければ人生経験もそこそこの良い大人だ。この季節にもなれば子ども姿のサーヴァント達へ渡すための菓子くらい持ち歩いているもので。
「渡してやっても良いけど、普通に手渡しも面白みに欠けるよな」
「面白みとかいるか?」
HankenyouRoutou
MOURNINGラン夢レン/ペットカメラを設置される🎋ロバの話👤←一人称「自分」。🎋をペットとは思ってないけど過保護。性別はご自由に。
🎋←素直になれないけど👤にド執着してるし自分を👤のペットだと思ってる。 5818
Tsuge_TRPG
MOURNINGFRaTRlCiDE-フラトリサイド-HO1:寮長 Siegfried・Lee・Waldegrave
(ジークフリート・リー・ウォルドグレイヴ)
立ち絵と表情差分など 7
unp_utaw
MOURNINGハルに男女関係なくみんなメロメロ(*'ω'*)ハル視点なのでシューニャ=チィ。
ハルシャルはらすめんとその日、屋敷の縁側でなんぞ溜息を吐いてぼんやりしている、屋敷主の弟子である青年が居た。
どうも今朝方「チィ」と喧嘩をした――というか一方的に乙女心を悪戯に揺さぶるような事でも言って怒らせた――らしく、妹分だと親しくしてきた娘から大きな紅葉を頬に頂いてしまったらしい。
ひりひりと痛む頬を治療もせずそのままにしている時点で、反省の色は見えるが、「何故」が分からない辺りがまだまだ朴念仁。
人生経験の浅い少年という面があるということなのだろう。
チィの世話が第一の使命、己の存在理由である。
だが仲間を認識する程度の知能はあるのと、チィがムネチカと出掛けている以上、彼女の世話が今は必要ないという理由の複合から、凹んでいる仲間を慰めるというモードに判断が切り替わった。
1419どうも今朝方「チィ」と喧嘩をした――というか一方的に乙女心を悪戯に揺さぶるような事でも言って怒らせた――らしく、妹分だと親しくしてきた娘から大きな紅葉を頬に頂いてしまったらしい。
ひりひりと痛む頬を治療もせずそのままにしている時点で、反省の色は見えるが、「何故」が分からない辺りがまだまだ朴念仁。
人生経験の浅い少年という面があるということなのだろう。
チィの世話が第一の使命、己の存在理由である。
だが仲間を認識する程度の知能はあるのと、チィがムネチカと出掛けている以上、彼女の世話が今は必要ないという理由の複合から、凹んでいる仲間を慰めるというモードに判断が切り替わった。
くさかべ
MOURNING供養カテゴリにしていいのか悩むところだけど、これから昨日のやつの救済に入りたいけど救えるかはわからない。カンケイで着地したい。
20241031
話が不穏なのでパスは801 1573
cblt_k
MOURNING人殺し🦅(20)×神父🐊(30)はっぴーはろうぃん
朽ちた教会から紡がれる聖歌。日が昇っても薄暗いそこから細々と囁くように聞こえる声に耳をすませる。この教会を管理していた神父は既に他界し、町外れのここへ足繁く通っていた最後の信者も随分前から姿を見ていない。神父不在の、神すらも見捨てたような廃墟と化したこの教会に、人がいる。
ぎっ、と扉を軋ませて日の光を中へ入れれば途端に歌はピタリと止んだ。さっきまであった人の気配が一瞬の間に消え、静寂と埃まみれの十字だけがそこにある。人気はない。ならばさっきのは亡霊か、はたまた特異な悪魔の類いか。つまらない考えを巡らせて祭壇へと近づいたその時、影から伸びた何かが自分を押し倒した。
「っ…」
掃除のされていない床に背を打ちつけ息が詰まり、長い丈の裾が揺れ埃を巻き上げた。ヒタリと首筋にあたる無機質な冷たさは、小さな、それでいて刃こぼれもなさそうなナイフらしく、鈍い銀の刃よりも冷えきった澱む赤色の瞳に見下ろされる。
6045ぎっ、と扉を軋ませて日の光を中へ入れれば途端に歌はピタリと止んだ。さっきまであった人の気配が一瞬の間に消え、静寂と埃まみれの十字だけがそこにある。人気はない。ならばさっきのは亡霊か、はたまた特異な悪魔の類いか。つまらない考えを巡らせて祭壇へと近づいたその時、影から伸びた何かが自分を押し倒した。
「っ…」
掃除のされていない床に背を打ちつけ息が詰まり、長い丈の裾が揺れ埃を巻き上げた。ヒタリと首筋にあたる無機質な冷たさは、小さな、それでいて刃こぼれもなさそうなナイフらしく、鈍い銀の刃よりも冷えきった澱む赤色の瞳に見下ろされる。
メープルシロップ味のシベリア
MOURNING※付き合っている※ほんのり🩶が吸血鬼化(?)
コスプレ話は前に書いたので今回は違う感じのものを。吸血鬼要素出しといてあんまり活かせなかったのでいつかしっかり目に吸血鬼パロを書きたい。
無常の夢路 一
湯気の立たない紅茶。初めに目に映ったのがそれだ。顔を上げてみると、向かいには理解くんが座っていて僕を凝視していた。僕の身体に穴でもぶち抜くんじゃないかというぐらい、鋭い熱視線だった。
僕は最初、理解くんにとって何か悪いことをして問い詰められている最中かと思った。ではこの冷めた紅茶は何だろう。全く以て淹れた覚えがない。カフェかどっかと思って辺りを見渡しても、今いる空間はハウスの内装にそっくりだった。ただ、この違和感はなんだろう。全体的にグニャグニャしているという感じ。向かいに居る理解くんだけが確かな形を得ていた。
おまけに時間の前後感覚が全く掴めない。僕らはいつからこうしているんだろう。五分も経ってない? 実は一日中ずっとこの場面が続いてたりして。
7801湯気の立たない紅茶。初めに目に映ったのがそれだ。顔を上げてみると、向かいには理解くんが座っていて僕を凝視していた。僕の身体に穴でもぶち抜くんじゃないかというぐらい、鋭い熱視線だった。
僕は最初、理解くんにとって何か悪いことをして問い詰められている最中かと思った。ではこの冷めた紅茶は何だろう。全く以て淹れた覚えがない。カフェかどっかと思って辺りを見渡しても、今いる空間はハウスの内装にそっくりだった。ただ、この違和感はなんだろう。全体的にグニャグニャしているという感じ。向かいに居る理解くんだけが確かな形を得ていた。
おまけに時間の前後感覚が全く掴めない。僕らはいつからこうしているんだろう。五分も経ってない? 実は一日中ずっとこの場面が続いてたりして。
あのひょけ
MOURNING6月とかに書いたものです。とても中途半端です。季節外れも甚だしい。続きは羅生門に食べられました。海開き梅雨も明け、熟しきった太陽がカンカンと砂浜を照りつける。ザザァと涼し気な波音が聞こえるが、体感的な涼しさは一欠片も感じない。
「いやあ今日は佳い海日和だねえ!入水にも丁度ぴったりじゃないか!」
「わーい海だー!何食べよっかなあ〜かき氷にぃ、焼きそばにぃ、後は其れから…」
「善いですね!僕はイカ焼きとフランクフルトと焼きとうもろこしとカレーライスが食べたいです!」
「海水浴場で自殺をするな太宰!!あと乱歩さんと賢治は食欲旺盛で佳いことだが!メインは海だぞ!」
「ははは、僕は海にぷかぷか浮いてみたいです」
「浮き輪も持ッてきたからね、後でボクも一緒に泳ぎたいな」
「水鉄砲も持ってきましたから、海で泳いだ後撃ち合いっこしましょう!アサルトライフルの水鉄砲もありますよ!」
1513「いやあ今日は佳い海日和だねえ!入水にも丁度ぴったりじゃないか!」
「わーい海だー!何食べよっかなあ〜かき氷にぃ、焼きそばにぃ、後は其れから…」
「善いですね!僕はイカ焼きとフランクフルトと焼きとうもろこしとカレーライスが食べたいです!」
「海水浴場で自殺をするな太宰!!あと乱歩さんと賢治は食欲旺盛で佳いことだが!メインは海だぞ!」
「ははは、僕は海にぷかぷか浮いてみたいです」
「浮き輪も持ッてきたからね、後でボクも一緒に泳ぎたいな」
「水鉄砲も持ってきましたから、海で泳いだ後撃ち合いっこしましょう!アサルトライフルの水鉄砲もありますよ!」