mimico_mochi3
MOURNINGファイレコ後のドガとブリッグズの話。ドガブリ未満
ドガブリ未満。Nice tux by the way.「そう言えば、あのタキシードって、経費は出たんですか?」
目の前でラップトップのキーボードで軽快な音を立てながら、暫く所在不明だった部下が声を上げた。
何の話だ。
咄嗟に判断がつかない。
顔を上げると、ドガはいつものように真っ直ぐな眼差しで俺を見つめていた。
単独行動を行い、イーサン・ハントと行動を共にしてきたドガの顔を直接見るのは、久々だった。
前に顔を合わせたのは、南アフリカのコンゴ・ヨアだ。
事がすべて終わると、イーサン・ハントのチームの一部はすでに雲隠れしていた。
現場に残り、心配をかけたと謝り続けるドガの頭を、拳で軽く殴った。
後で訴えられるかもしれないが、そんなことはどうでも良かった。
3249目の前でラップトップのキーボードで軽快な音を立てながら、暫く所在不明だった部下が声を上げた。
何の話だ。
咄嗟に判断がつかない。
顔を上げると、ドガはいつものように真っ直ぐな眼差しで俺を見つめていた。
単独行動を行い、イーサン・ハントと行動を共にしてきたドガの顔を直接見るのは、久々だった。
前に顔を合わせたのは、南アフリカのコンゴ・ヨアだ。
事がすべて終わると、イーサン・ハントのチームの一部はすでに雲隠れしていた。
現場に残り、心配をかけたと謝り続けるドガの頭を、拳で軽く殴った。
後で訴えられるかもしれないが、そんなことはどうでも良かった。
進明 歩
MOURNINGジュンくんが海外に旅立つ前夜の本当に短い話。離れている間の電話の話、帰国した時の話とまとめようとしてたんですが、6/14中には間に合わないのでこちらだけでもひっそりとお祝いを…。※ポエムっぽいので苦手な方は避けてください。
絵文字をありがとうございました!
2025/6/14
旅立ち前夜 夜の静寂の中に目覚めると、胸がキュッと苦しくなることがある。自分はこの世にたった一人で、誰の声も聴こえず、目も見えないのではないかと。
ジュンの鼓動は速まり、おかげでまだ自分の命がここに在ることを知る。
……トクットクッ……
少しして自分のものとは違う心音が伝わってきた。その頃には暗闇にも慣れて、鼻先にある柔い髪と腕の中の温かい身体に気がつく。
何よりも、自分よりも、大切ないのち。
そんなことを本気で思っているなんて知ったら、腕の中の恋人――日和は喜ぶどころか、「もっと自分を大切にするんだね!」と怒るだろうけど。
身じろぐジュンに起こされたのか、日和が寝返りを打ちジュンの方を向いた。睡魔に抗い瞼を持ち上げようとする様子が愛おしくて、瞼にそっとキスをする。
1118ジュンの鼓動は速まり、おかげでまだ自分の命がここに在ることを知る。
……トクットクッ……
少しして自分のものとは違う心音が伝わってきた。その頃には暗闇にも慣れて、鼻先にある柔い髪と腕の中の温かい身体に気がつく。
何よりも、自分よりも、大切ないのち。
そんなことを本気で思っているなんて知ったら、腕の中の恋人――日和は喜ぶどころか、「もっと自分を大切にするんだね!」と怒るだろうけど。
身じろぐジュンに起こされたのか、日和が寝返りを打ちジュンの方を向いた。睡魔に抗い瞼を持ち上げようとする様子が愛おしくて、瞼にそっとキスをする。
妄言くん
MOURNINGサカ0⃣勘違いネタ挫折 朝、簓が目を覚ますと──下着以外の服を着ていなかった。腰に走ったのは痛み。数秒呆然とし、昨日のことを思い出そうとしたが──どついたれ本舗のメンバーで集まり、盧笙宅で飲み始めて以降の記憶が無い。
周りを見回す限り、盧笙の家であることは間違いない。
隣には、家主が転がっていた。……同様に、服を着ていない状態で。
待て。どういうことだ。
フリーズしたままでいると、盧笙が呻き声を漏らしながら身動ぎした。目を覚ましたらしい。
「……んん、なんや、朝か……」
「…………盧笙…………」
「……簓? なんでお前服着てへんねん、……俺、も……?」
呆然とした顔が、段々と真剣な色を帯びていく。
「……ちょお待てえや。なんやこの腰の痛み……」
1482周りを見回す限り、盧笙の家であることは間違いない。
隣には、家主が転がっていた。……同様に、服を着ていない状態で。
待て。どういうことだ。
フリーズしたままでいると、盧笙が呻き声を漏らしながら身動ぎした。目を覚ましたらしい。
「……んん、なんや、朝か……」
「…………盧笙…………」
「……簓? なんでお前服着てへんねん、……俺、も……?」
呆然とした顔が、段々と真剣な色を帯びていく。
「……ちょお待てえや。なんやこの腰の痛み……」