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    ふぁんた

    secret_xxxxx9

    MAIKINGロン毛不良の三っちゃんが猫を拾う話。
    まだまだやさぐれてる初期の三が、猫の流花を拾うファンタジー(ノリオを添えて)
    まだまだ流花要素がないし、続いてしまっている…
    不良が雨の日に猫を拾うっていうシーンを三でやりたかっただけ。
    みっちゃんと猫。「あれ?みっちゃん?」

    自分の少し後ろを歩いていたはずの三井寿の姿が消えたことにふと気付いて、堀田徳男は辺りを見回す。

    持っていた傘がどうしても視界を狭めるから、身体の向きを変えて大きく首を動かすも、その姿は見つけられない。

    おかしいな、今までしゃべっていたはずなのに。

    今日は一日中雨だった。
    いや、今日も、と言った方が正しいかもしれない。それくらい何日も天気はぐずついていて、雨が降ったりやんだりを繰り返していた。
    学校をサボってファミレスやコンビニ前にたむろしてみたり、仲間内で誰かの家に集まって酒や煙草をやるなんてことは日常茶飯事だから、ここ数日の雨でも三井や堀田がやることなんてそう変わらなかった。

    今日も雨が降っていたが、学校にいても退屈なためコンビニまで足を延ばした二人は、もう昼休みも終わり授業が始まる時間だと分かっていながらも急ぐことなくだらだらと校門までの道を歩いていた。
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    あつあげ

    MOURNINGあまりの暑さで、設定が夏になったRPG風の短編。
    一泊二日の中世風ファンタジー。約4000字です。
    長文乱文駄文で失礼します。興味があればどうぞ。

    ゲーム「マシンナイト」に感化されて昔ウディタで自作したRPGが元。
    (しょぼいけど)完成させたが、いらないデータと一緒に誤って消した。
    後日、修正しようとした時に気付いて泣いた。

    データつくるのが面倒で省いた箇所も加筆してみたよ。
    かぎたん    *  1  *

     どこかの世界の、最果ての農村サイハテ村。
     ある夏の朝。村外れにある大きな家。
     そこに一人の少年が帰省した。彼は玄関の前で、手紙を見つめていた。
    「キースへ
     この手紙を読んでいるという事は、また鍵を忘れて帰って来たのね(母より)」

     時は少しだけ遡る。
     スペアの鍵を鉢植えの下に隠しておいたはずと、たかをくくっていた少年。慣れた手つきで鉢を持ち上げるが「無い!」
     代わりに置き手紙があった。滲んだインクには母のうんざりも滲み出ていた。

     鍵を忘れがちな少年が、この物語の主人公キースである。学園都市で剣術を専攻する剣士のたまご。人としてもヒヨッコ。家の鍵をまた宿舎に置きっぱなしにして、忘れてきたのだ。
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