へし
myn_hsb
PROGRESSすれちがいへしさにドライorウェット「今宵、寝所にお伺いしたいのですが……宜しいでしょうか」
審神者がその日の職務を終え、執務室から夕餉の準備が済んだであろう大広間へと向かう前。互いを労いながら他愛の無い会話していた中で、彼女が部屋の障子戸に手を掛ける間にそっと耳打ちされた言葉である。
その文言を恭しく紡いだのは件の本丸に所属し、今の今まで近侍として審神者の補佐役に徹していたへし切長谷部だった。二回りほど己より背丈の低い審神者に配慮してやや身を屈めた所為で、普段よりも一層距離が近くなる。落ち着き払った低音ながらも秘めやかな声に静かに首を傾ければ、薄く青を帯びた紫色の眼差しがその感情を隠しもせずに熱烈に瞬いていた。
「えっ、と……な、何か相談事かな……?」
7490審神者がその日の職務を終え、執務室から夕餉の準備が済んだであろう大広間へと向かう前。互いを労いながら他愛の無い会話していた中で、彼女が部屋の障子戸に手を掛ける間にそっと耳打ちされた言葉である。
その文言を恭しく紡いだのは件の本丸に所属し、今の今まで近侍として審神者の補佐役に徹していたへし切長谷部だった。二回りほど己より背丈の低い審神者に配慮してやや身を屈めた所為で、普段よりも一層距離が近くなる。落ち着き払った低音ながらも秘めやかな声に静かに首を傾ければ、薄く青を帯びた紫色の眼差しがその感情を隠しもせずに熱烈に瞬いていた。
「えっ、と……な、何か相談事かな……?」
いなばリチウム
DONEなんとなくカンストと就任ネタだけどあんまり関係ないかも。審神者が飲み会に行った時の話。直接的な表現はないけど主へし前提。
黒歴史笑うないつか来た道「――ですよね、そう思いませんか、先輩!」
「んぁ、何、なんて?」
いい塩梅に酒が入り、部屋の暖かさもあってうとうとしていた俺は肩を強めに揺すぶられ、強制的に覚醒させられた。馴れ馴れしく俺の肩を掴んでいる青年は首まで赤く、呂律は若干あやしいものの目は据わっている。何この酔っ払い。誰か面倒見てやれよ。あたりを見回すものの、俺とその青年の周辺にだけ見えない壁がある感じにやや遠巻きにされている。いつからこうなっていたんだろう。そもそも誰だこいつ。同じテーブルについているといことは近いエリア管轄の審神者だろうけど。俺を先輩、と呼ぶが、見た目はそう変わらなそうな年に見える。
「だから、経験値とレベルの話ですって。あんなもんは、飾りっつうか、ただの数字に過ぎないんですよ。だってそうでしょう、ね、ね」
3149「んぁ、何、なんて?」
いい塩梅に酒が入り、部屋の暖かさもあってうとうとしていた俺は肩を強めに揺すぶられ、強制的に覚醒させられた。馴れ馴れしく俺の肩を掴んでいる青年は首まで赤く、呂律は若干あやしいものの目は据わっている。何この酔っ払い。誰か面倒見てやれよ。あたりを見回すものの、俺とその青年の周辺にだけ見えない壁がある感じにやや遠巻きにされている。いつからこうなっていたんだろう。そもそも誰だこいつ。同じテーブルについているといことは近いエリア管轄の審神者だろうけど。俺を先輩、と呼ぶが、見た目はそう変わらなそうな年に見える。
「だから、経験値とレベルの話ですって。あんなもんは、飾りっつうか、ただの数字に過ぎないんですよ。だってそうでしょう、ね、ね」
hnbechoco
DONE #刀帳No118で1月18日はへし切長谷部の日#刀帳No119で1月19日はへし切長谷部極の日
CC福岡59での無配ペーパーとなります。
長谷部の日なので再掲載します。
通販された方にもこちらのペーパー同封しておりますので、是非通販もご利用ください。
【刀剣乱舞】共犯【へしさに】
https://chococat.booth.pm/items/5313252
HAL
PAST【お風呂の本丸:第2話】文章版:「二振り目の非番の日~おとなのお風呂の本丸~」。好奇心の強い特付き長谷部君がおとなのお風呂の本丸に足を踏み入れてしまい…というお話です。R‐18。期間限定で公開します。PW:燭へし5桁の数字。 11900moonrise Path
DOODLEさんたくろぉすを信じたいわんぱく長谷部。わんぱくではない方のくりへし風味。煙社降臨節暦 第二十夜/わんぱく長谷部くんのクリスマス 藤の上に雪が降る。この軽やかに、だが惹かれるように地を目指して落ちる雪の重量を何という言葉で表現すればいいのか大倶利伽羅には分からなかった。ただ黙って、小さな背中を見張っていた。縁側にはわんぱくのへし切長谷部国重が座っていた。じっと雪の庭を見張っている。一日、ずっとだ。
師走半ば、さんたくろぉすの正体がわんぱく長谷部にばれた。何も準備を進めていた燭台切が衣装を隠し損ねたとかそういう話ではない。主からさんたくろぉすの話しを聞いたわんぱく長谷部は、贈り物をくれるこの親切な老人が煙突や竈で怪我をすることがないようにと本丸中を探索したのだ。
屋根裏、床下、なんのその。埃まみれになっては歌仙兼定に怒られていた頃は可愛かったもので、やがて押し入れ、天袋と刀たちのプライヴァシーはあってなきがごとくとなった。さんたくろぉすの衣装は布団の間に挟んで隠していたのだが、見つかった。
1351師走半ば、さんたくろぉすの正体がわんぱく長谷部にばれた。何も準備を進めていた燭台切が衣装を隠し損ねたとかそういう話ではない。主からさんたくろぉすの話しを聞いたわんぱく長谷部は、贈り物をくれるこの親切な老人が煙突や竈で怪我をすることがないようにと本丸中を探索したのだ。
屋根裏、床下、なんのその。埃まみれになっては歌仙兼定に怒られていた頃は可愛かったもので、やがて押し入れ、天袋と刀たちのプライヴァシーはあってなきがごとくとなった。さんたくろぉすの衣装は布団の間に挟んで隠していたのだが、見つかった。
moonrise Path
DOODLEくりへしをアプリコットの香りのする刀たちと共にお送りいたします。煙社降臨節暦 第十四夜/くりへし「あ……」
か細く悲痛な悲鳴が本丸の片隅に響く。たおやかな指先に血がにじんでいた。京極正宗であった。
肉体を持つが故に、どこへでも行ける、飯が食える、自分の足で帰ってくることができる、色々言う者がいるけれども不便を感じ持て余すことも多々あり。それに慣れてゆく。戦い、血を流し、生きるうちに。刀であった時よりも重たい身体は甲斐がある、と心の裡では思うている大倶利伽羅である。戦も、命をかけることも甲斐がある。飯。美味ければ文句はなし。風呂。熱ければ尚よい。便利が増えればそれはそれでありがたくいただくが、本丸の一角にハンドクリームがずらりと並んだのは面食らった。
「京極正宗の手荒れが、それは酷いものでな」
1640か細く悲痛な悲鳴が本丸の片隅に響く。たおやかな指先に血がにじんでいた。京極正宗であった。
肉体を持つが故に、どこへでも行ける、飯が食える、自分の足で帰ってくることができる、色々言う者がいるけれども不便を感じ持て余すことも多々あり。それに慣れてゆく。戦い、血を流し、生きるうちに。刀であった時よりも重たい身体は甲斐がある、と心の裡では思うている大倶利伽羅である。戦も、命をかけることも甲斐がある。飯。美味ければ文句はなし。風呂。熱ければ尚よい。便利が増えればそれはそれでありがたくいただくが、本丸の一角にハンドクリームがずらりと並んだのは面食らった。
「京極正宗の手荒れが、それは酷いものでな」
ぴよハノレ
DONEいちへしwebオンリー12/16-17ネップリラインナップです。1枚目はサクカなので表紙として入れました。ネップリに入っているのは2枚目以降です。
ローソンファミマでLZNBPB5W7Qです! 7
fk_oftn
DONE女審神者オンラインイベント桜のサークルカットです。自撮りなので審神者の着物の合わせは逆になってます。イベントはコチラから↓
https://picrea.jp/event/eaf2067e34d6876930d2b304db688ab6b9d5064b7e682f7831297d39fbe01c92
裏ノ宙
DONE最強過ぎて不健全フラグを全てへし折る的中くん筋力良し体力良し精神力良し(STR16/CON15/POW17)のフィジカル最強男が同人誌における不健全フラグを破壊するだけの話。
※オールギャグ。🎯に勝てるモブはいません。
※たまに🐊もフラグに巻き込まれる(可哀想)
※我厄NPCの名前が出てきます。
※CP表現は無いつもりですが弊生産ラインは🎯🐊です。 8497
bwrned_mawr1510
DOODLE「後悔さえも空の向こうに消えていった」別れのあの瞬間に去来したものが後悔で、本丸に戻ったあともジクジクと治りの悪い傷痕のように残ればいいなと思いました。
少なくとも現世の彼女は忘れてしまうけれど、刀剣男士側はどうなのでしょうね?
scT35P
PROGRESS※主死んでるめちゃくちゃ重いへし主小説進捗のせ
死にゆく貴方と視界に白いものが映った。膝から顔を上げる。雪が降り始めていた。
息が白く浮かび上がった。呼吸をするたび鼻頭がツンと冷えて鼻水が垂れる。
――主は雪が好きだったな。
本丸が雪景色になるとそれは喜んで俺を連れ出したものだ。3年分の記憶が一気に蘇って鮮明に瞼の裏を焼く。カゴンと音が立つ。空き缶が転がって足元にたどり着く。クリスマスが近いのだろう。路地の外は煌びやかなイルミネーションが輝いて家族連れが談笑し、ウィンドウショッピングをしている。
――主がここにいなくてよかった。
路地裏は薄汚くて囲む建物内の暖かさから剥離するように寒かった。ゴミの山と鈍く温風を吐き出す換気扇が迷路のように配置されている。身を隠すには丁度良かったが暮らせる環境ではなかった。
2120息が白く浮かび上がった。呼吸をするたび鼻頭がツンと冷えて鼻水が垂れる。
――主は雪が好きだったな。
本丸が雪景色になるとそれは喜んで俺を連れ出したものだ。3年分の記憶が一気に蘇って鮮明に瞼の裏を焼く。カゴンと音が立つ。空き缶が転がって足元にたどり着く。クリスマスが近いのだろう。路地の外は煌びやかなイルミネーションが輝いて家族連れが談笑し、ウィンドウショッピングをしている。
――主がここにいなくてよかった。
路地裏は薄汚くて囲む建物内の暖かさから剥離するように寒かった。ゴミの山と鈍く温風を吐き出す換気扇が迷路のように配置されている。身を隠すには丁度良かったが暮らせる環境ではなかった。
unknowntb140
DONE刀ミュ花影準拠。あの妙に波長が合うというか仕事と話が早そうな長谷部と長義ペアです。あの本丸には次郎ちゃんがいます!という気持ちを込めてカットインさせています。書けば出るっていうし(意味が違う) 8
ordinary_123
MOURNING『ア🕳ル強化プログラムに参加した燭へしの長谷部とくりんばの山姥切国広』※あまりにもしょうもない
※品がないタイプのすけべネタです
※タイトルと最初の注意書きで察してください
※小説ではなくほぼあらすじのみ。完結はしてる
※燭へしのへし目線
鍵:over18?(小文字で) 2645
ayame_s_h
DONE燭へし済みの長谷部くんをたくさん集めて燭台切のお話しをしてもらいたい願望2長谷部くんがいっぱいまた燭へし済みの長谷部くん10振りくらい集めてみた。
前回と同じく「燭台切光忠についてお話しして」って主命を出してその様子を別室のモニタールームで見ながら酒を飲む会スタート。
「また集められたのか」
「仕方ない。主命だ」
「前回は帰ってから散々な目に遭わされた」
「「同じく」」
「まぁ、悪くはなかったが……ん"んっ」
「お前……」
「ところで今日は何を話せばいいんだ?」
「ここに書いてある」
「『燭台切光忠について(惚気でも喧嘩したことでもご自由に♡)だそうだ」
「惚気……なぜ惚気など……」
「主にはすべてお見通しなのだろう」
「なッ!?」
「逆にばれてないとでも思ってたのか?」
「そんな……」
「そして今回も主よりこちらの酒をいただいた」
1466前回と同じく「燭台切光忠についてお話しして」って主命を出してその様子を別室のモニタールームで見ながら酒を飲む会スタート。
「また集められたのか」
「仕方ない。主命だ」
「前回は帰ってから散々な目に遭わされた」
「「同じく」」
「まぁ、悪くはなかったが……ん"んっ」
「お前……」
「ところで今日は何を話せばいいんだ?」
「ここに書いてある」
「『燭台切光忠について(惚気でも喧嘩したことでもご自由に♡)だそうだ」
「惚気……なぜ惚気など……」
「主にはすべてお見通しなのだろう」
「なッ!?」
「逆にばれてないとでも思ってたのか?」
「そんな……」
「そして今回も主よりこちらの酒をいただいた」