カキツバタ
Rahen_0323
MOURNING三月に書いたレポートのセーブロードを認知していなくて制御出来てない的なアオイとなんかよく分かんないけど記憶が残ってるカキツバタのカキアオループ物が書きたかったやつです。供養。ループ物好きなので隙あらば挑戦してる。プレイヤーは不在です。なんでも許せる方向け。多分この後エリアゼロとかにもカキツバタは普通について来るしなんかのきっかけでゲーム開始直後くらいにも戻ったりする。救いが無さ過ぎるな。 6249
Rahen_0323
TRAINING以前描いたキタカミ姉弟・カキツバタ・自機のイラストと本日トゥイッターにアップした落書きの再掲です。とはいえほぼカキツバタ。落書き垢にアップしたものが半分です。全部アナログ。中身の無い練習イラストが多く絵柄も定まってないのでなんでも許せる方向け。自作に関する絵もあります。
とりあえずお試しですが、問題無さそうだったら今後はここに絵も投下する……かも……? 7
Rahen_0323
DONEヒスイ帰りカキツバタ最終話です!一旦終わりです!シリーズ物なので「置き去った男」の1〜6を先に読むことをオススメします。なんでも許せる方向け。
散々言った通り続編を書く予定なので若干半端かもしれませんが許して。続編はカキツバタとオリジナルのモブがメインになる予定です。ともあれ一旦完結です!突発で始まったシリーズでしたがお付き合い頂きありがとうございました!また続編と別の話でお会いしましょう!
置き去った男 7(終)イッシュとシンオウまで赴き、そしてカキツバタの目的が果たされてパルデアに帰って来た後。
皆は直ぐにアレコレ気を遣ってくれたが、あの地で出会った皆さんの言葉を受け止め切れなかったのか、カキツバタは数日間酷く情緒不安定になってしまった。
ある時はまるで自分を痛めつけるように不自由が少し残ったらしい手足を強く握り掻き毟り、ある時は急に泣き出してしまったかと思えば気絶するように眠り。一日中ボーッとして動けない日もあった。暴れたりとか、そういったことは無かったが。
どうにかシャガさんが利用していた宿に留まってもらって様子を見続けたけれど、ポケモン達も心配している。もう一度医者に掛かった方がいいのでは。
そう俺達が考えていたタイミングだった。
5680皆は直ぐにアレコレ気を遣ってくれたが、あの地で出会った皆さんの言葉を受け止め切れなかったのか、カキツバタは数日間酷く情緒不安定になってしまった。
ある時はまるで自分を痛めつけるように不自由が少し残ったらしい手足を強く握り掻き毟り、ある時は急に泣き出してしまったかと思えば気絶するように眠り。一日中ボーッとして動けない日もあった。暴れたりとか、そういったことは無かったが。
どうにかシャガさんが利用していた宿に留まってもらって様子を見続けたけれど、ポケモン達も心配している。もう一度医者に掛かった方がいいのでは。
そう俺達が考えていたタイミングだった。
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DOODLEヒスイ帰りカキツバタその6です。目的を果たすパート。シリーズ物なので「置き去った男」の1〜5を先に読むことをオススメします。捏造過多でなんでも許せる方向け。諸々ポマとは繋がり無い。
もっと身近な人に救って欲しい気持ちもあったけど今作に於ける彼にとっての全てを考えた結果ですね。次回で一旦完結ですが、呟いていた通り続編も書く予定です。ちゃんと幸せにしてあげたいし掘り下げるところ掘り下げたい感情。
置き去った男 6なんだかんだ、カキツバタと再会した日から三ヶ月以上もの時が流れた。
相変わらずの調子である元先輩は、しかし身体の方は殆ど元気で。怪我も治り一人でも歩けるくらいには回復した。病院の皆さんはそれはもう震えるほど驚いていて。
「それで、カキツバタさんはこれからどうされたいですか?」
ともあれもういつでも退院出来るだろうということで、トップが問い掛けたが。
カキツバタの答えは変わらなかった。
「ノボリさんとショウの家族と会いたい。……その後は、別になにも」
……元々「将来とか考えられない」って言うようなヤツだったけど、最早本気で楽しく生きる気すら無い様子に頭を抱えた。
何事も楽しく、じゃなかったのかよ。今が楽しけりゃいいんじゃねえのかよ。なにがお前をそうさせたんだよ。
8238相変わらずの調子である元先輩は、しかし身体の方は殆ど元気で。怪我も治り一人でも歩けるくらいには回復した。病院の皆さんはそれはもう震えるほど驚いていて。
「それで、カキツバタさんはこれからどうされたいですか?」
ともあれもういつでも退院出来るだろうということで、トップが問い掛けたが。
カキツバタの答えは変わらなかった。
「ノボリさんとショウの家族と会いたい。……その後は、別になにも」
……元々「将来とか考えられない」って言うようなヤツだったけど、最早本気で楽しく生きる気すら無い様子に頭を抱えた。
何事も楽しく、じゃなかったのかよ。今が楽しけりゃいいんじゃねえのかよ。なにがお前をそうさせたんだよ。
Rahen_0323
MOURNING以前投稿した押せ押せ全力投球鋼鉄メンタル主人公アオイとトラウマ持ちで結構マトモでアオイに特段そういう興味の無いカキツバタの続きです。くっつかないカキアオです。途中で終わります。前回の話から読むことをオススメします。
カキ←←←アオ要素と薄っすらモブツバの香りがあります。捏造妄想自己解釈だらけ。ご注意を。
とりあえず投稿しましたが次の更新がいつになるかは謎です。シリーズ抱え過ぎ問題。
くっつかないカキアオ 2翌日。交換留学終了まで残り六日。
「おはようございまーす!」
「おはよー!」
「おはようございますアオイさん!」
私は朝からリーグ部に突撃して、即カキツバタ先輩の姿を探した。
居ない。いつもは授業も仕事もサボってダラッと座ってるのに!今日に限って!昨日も出て行ったきり姿眩ましてたし!あの男は!
「カキツバタ先輩は?」
「授業だそうです」
「要はアオイから逃げたべ」
「間違い無く逃げたわね」
「ぐぬぬ………都合が悪い時だけ授業に出るなんて…………」
「まあアオイに告白される前から出席率は増えてたけどね」
腹が立つけど、でも想定内だ。
あの人はズルいし無駄に頭が回るから、私が帰るまで逃げまくってアヤフヤにすればいいとでも思ってるんだろう。
5196「おはようございまーす!」
「おはよー!」
「おはようございますアオイさん!」
私は朝からリーグ部に突撃して、即カキツバタ先輩の姿を探した。
居ない。いつもは授業も仕事もサボってダラッと座ってるのに!今日に限って!昨日も出て行ったきり姿眩ましてたし!あの男は!
「カキツバタ先輩は?」
「授業だそうです」
「要はアオイから逃げたべ」
「間違い無く逃げたわね」
「ぐぬぬ………都合が悪い時だけ授業に出るなんて…………」
「まあアオイに告白される前から出席率は増えてたけどね」
腹が立つけど、でも想定内だ。
あの人はズルいし無駄に頭が回るから、私が帰るまで逃げまくってアヤフヤにすればいいとでも思ってるんだろう。
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MOURNING三月くらいに書こうとしてた名も無きパルデアリーグ職員モブと卒業後パルデアリーグに就職したカキツバタが仲良くなる話、のボツです。供養です。途中で終わります。大分構想は纏めてたけど完結まで行けなくて放置してたので投下します。モブがちょっとキモいトップ信者だったりしますが根っこは良識ある善人です。あと名も無きモブがいっぱい出ます。捏造だらけです。大分好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。 12765
Rahen_0323
DOODLEヒスイ帰りカキツバタその5です。若干不穏パート。調子良かったので一日に二話更新しちゃいます。シリーズ物なので「置き去った男」の1〜4を先に読むことをオススメします。なんでも許せる方向け。
ヒスイ入りした時点で彼を救えるのはスグリ達じゃねえかもなと途中からずっと思ってた。全部が悲しい。早く幸せになってくれ。
置き去った男 5カキツバタの帰還から一ヶ月半が経った。
元々身体が丈夫な男だったからか医者も驚くほど怪我の治りが早く、間も無くリハビリも始まって。退院もそう遠くないだろうと、俺達は彼をサポートしながらこれからのことを本人抜きで話し合っていた。
「行方不明からの死亡扱いだったのに加え、イッシュリーグの協力もあり諸々の届け出自体についてはどうにかする手筈を整えられましたが……」
「問題は年齢の方やな。七年のブレをどう説明せいっちゅーのか。役所の人間相手とはいえ『タイムスリップしてました』は流石にマズい気ぃするわ」
「そうですかね?世界には"ときわたりポケモン"の存在も確認されてますよ?変に隠すよりも、偉い人くらいには伝えるべきでは?」
5336元々身体が丈夫な男だったからか医者も驚くほど怪我の治りが早く、間も無くリハビリも始まって。退院もそう遠くないだろうと、俺達は彼をサポートしながらこれからのことを本人抜きで話し合っていた。
「行方不明からの死亡扱いだったのに加え、イッシュリーグの協力もあり諸々の届け出自体についてはどうにかする手筈を整えられましたが……」
「問題は年齢の方やな。七年のブレをどう説明せいっちゅーのか。役所の人間相手とはいえ『タイムスリップしてました』は流石にマズい気ぃするわ」
「そうですかね?世界には"ときわたりポケモン"の存在も確認されてますよ?変に隠すよりも、偉い人くらいには伝えるべきでは?」
Rahen_0323
DOODLEヒスイ帰りカキツバタその4です。ポケモンとの再会パート。シリーズ物なので「置き去った男」の1〜3を先に読むことをオススメします。
なんでも許せる方向けです。細かいことは気にしないで読んでください。
普通にゲットしたとかタマゴから孵ったとかなら全然仲良くなれそうだけどなあ……と思いながら書いてた。皆幸せになって欲しい気持ちはある。
置き去った男 4カキツバタが帰って来てそのまま入院した日から一週間が経った。
あれからねーちゃん達も加わって、彼の体調も気にしながら七年分の積もり積もった話を毎日のように沢山した。俺達の仕事の話からリーグ部の皆が今どうしてるか、バトルについてやシンプルな世間の情勢まで。
カキツバタは特に辛そうでもなく、むしろ俺達が元気にやってたことに安心した様子で相槌を打っていた。正直元気じゃない日もいっぱいあったし、リーグ部も彼の失踪で色々起きてたんだが。その心に燻ってる希死念慮が強まりでもしたら大変なので、暗い部分はあまり語らなかった。
「カキツバタはどうしてたの?ヒスイでのこととか、話せる部分だけでも話して欲しいべ」
安定した頃を見計らって聴取も受け、過去や未来であったことをオモダカさん達に少し口にしたらしいけど。やはりというか、俺達にもリーグや警察にも全てを打ち明けるのは難しいみたいで、詳細はバトルやポケモンの話くらいしか引き出せなかった。
5507あれからねーちゃん達も加わって、彼の体調も気にしながら七年分の積もり積もった話を毎日のように沢山した。俺達の仕事の話からリーグ部の皆が今どうしてるか、バトルについてやシンプルな世間の情勢まで。
カキツバタは特に辛そうでもなく、むしろ俺達が元気にやってたことに安心した様子で相槌を打っていた。正直元気じゃない日もいっぱいあったし、リーグ部も彼の失踪で色々起きてたんだが。その心に燻ってる希死念慮が強まりでもしたら大変なので、暗い部分はあまり語らなかった。
「カキツバタはどうしてたの?ヒスイでのこととか、話せる部分だけでも話して欲しいべ」
安定した頃を見計らって聴取も受け、過去や未来であったことをオモダカさん達に少し口にしたらしいけど。やはりというか、俺達にもリーグや警察にも全てを打ち明けるのは難しいみたいで、詳細はバトルやポケモンの話くらいしか引き出せなかった。
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話五話目です。完全シリアス。ずっとハルトくんがブチギレてます。シリーズ物なので「アレは死んだ(一話)」「SOS?(二話)」「堪えた悲鳴(三話)」「円盤(四話)」から読むことをオススメします。
次回少しは進展すると思います。総文字数2万字をとうに超えているのでそろそろ進展させたい。
王者僕とスグリとアカマツくんは、タロちゃんに伝えられた住所、ソウリュウシティにあるあの先輩の実家を訪ねた。
それは随分立派なお屋敷で、それなりに驚いたけれど。まあツバっさんが実はお坊ちゃんだったという事実は些細な話だった。
「じゃあ、行くよ」
「うん」
無駄話の一つもせず、僕が先陣を切って手を伸ばし、インターホンを鳴らす。
……返ってきたのはシンとした静寂。中々応答が無かったので懲りずにもう一度押して、ついでに中まで届くよう声を張った。
「ごめんくださーい!ブルーベリー学園リーグ部チャンピオンのハルトです!カキツバタくんについてお話を伺いに来ました!」
「……………………………」
「すみませーん!誰か居ませんかー!?」
5499それは随分立派なお屋敷で、それなりに驚いたけれど。まあツバっさんが実はお坊ちゃんだったという事実は些細な話だった。
「じゃあ、行くよ」
「うん」
無駄話の一つもせず、僕が先陣を切って手を伸ばし、インターホンを鳴らす。
……返ってきたのはシンとした静寂。中々応答が無かったので懲りずにもう一度押して、ついでに中まで届くよう声を張った。
「ごめんくださーい!ブルーベリー学園リーグ部チャンピオンのハルトです!カキツバタくんについてお話を伺いに来ました!」
「……………………………」
「すみませーん!誰か居ませんかー!?」
Rahen_0323
DOODLEヒスイ入りして帰って来たカキツバタその3です。再会とよしよしパートです。続きは未定。シリーズなので「置き去った男」の1と2を先に読むことをオススメします。
怪我や体調不良表現があります。細かいことはあんまり気にしないで読んで欲しい。なんでも許せる方向け。
早く幸せになってくれ〜〜〜呟いてたりしてたけどアカデミーにでも行って普通に学校卒業してくれ〜〜〜
置き去った男 3カキツバタが意識を失ってしまったので、聴取だとか細かいことは後回しになり、俺は一先ず放り出してしまっていたゼロゲートでの仕事を片付けておいた。仲間達も各々の業務に戻ったらしい。
一応薬の投与でカキツバタの容体は落ち着いていたし、病室にはハルトを残したので大丈夫だとは思うが、それでもどうにも身が入らなくて。
済むとリーグまで書類と端末を取りに行き、直ぐにあの嘗ての先輩の元へと戻った。
「ハルト、カキツバタ」
「! スグリ!おかえり」
ノックを挟み静かに扉を開けば、ハルトもまたノートパソコンを立ち上げていた。訊けばハッサクさんが気を配って持って来てくれたらしい。同じリーグ職員でよかったよ、と笑ってた。
「ツバっさん、丁度起きたところなんだ。薬の影響でちょっとボーッとしてるみたいだけど」
6359一応薬の投与でカキツバタの容体は落ち着いていたし、病室にはハルトを残したので大丈夫だとは思うが、それでもどうにも身が入らなくて。
済むとリーグまで書類と端末を取りに行き、直ぐにあの嘗ての先輩の元へと戻った。
「ハルト、カキツバタ」
「! スグリ!おかえり」
ノックを挟み静かに扉を開けば、ハルトもまたノートパソコンを立ち上げていた。訊けばハッサクさんが気を配って持って来てくれたらしい。同じリーグ職員でよかったよ、と笑ってた。
「ツバっさん、丁度起きたところなんだ。薬の影響でちょっとボーッとしてるみたいだけど」
Rahen_0323
DOODLE三月頭に書いたカキツバタ中心にブルベの皆の未来ifです。短い。カキツバタは自分より上のダメな人が居たら幾らかマトモになりそうだなあということでアイリスお姉様に我儘女王になってもらいました。多分カキツバタが側に就く前から似た調子だったけど義弟が来て甘えからダメ加減がかなり増した感じだと思う。アイリスもなんとなく書類仕事とか苦手そう。割と似た者同士の義理姉弟。全部捏造です!!!! 3722
Rahen_0323
DOODLEフィジカル強いカキツバタが見てえなあと二月に書いてたやつです。とても短い。ぬるい暴力や流血があります。捏造過多。ちゃんと制裁されますが結構嫌なモブも居るのでご注意を。
実際ドラゴンと生活してるんだろうし人一人くらいなら軽々投げられそう。ジジイの遺伝子もロマンがありますよね。 2440
Rahen_0323
MAIKING記憶喪失カキツバタその3です。今回はカキツバタ視点でなんにも分からんってパート。ホラーのつもりはなかったけどちょっと怖そうなシーンがあったりします。捏造妄想自己解釈過多、未来if要素、ぬるい流血もあります。なんでも許せる方向け。シリーズなので「残花を手に」の1と2を先に読むことをオススメします。
残花を手に 3「っ、俺、責任、取るから。絶対、助ける、から」
目覚めて直ぐに見知らぬ男にそう縋られて、困らないヤツは居ない、と思う。多分。
気付けば知らない場所で寝ていて、自分の名前というものすら思い出せない異常性には早くに気付いていた。
なにも思い出せない。なにも分からない。
それでもそれが普通ではないことくらいは。
勿論彼のことも分からないので、どうすればいいのかただただ困惑して。でも、何故かどうにか宥めてあげたくて。
「あ、ツバっさん起きたんだ!気分はどう……って、スグリ?どうしたの?」
酷く狼狽して俺に抱き付く彼へと呼び掛けるそれに、ハッと現実に戻ってきた。
「スグ?なにがあったの?」
「スグリ。カキツバタが困っている。離れた方が」
4573目覚めて直ぐに見知らぬ男にそう縋られて、困らないヤツは居ない、と思う。多分。
気付けば知らない場所で寝ていて、自分の名前というものすら思い出せない異常性には早くに気付いていた。
なにも思い出せない。なにも分からない。
それでもそれが普通ではないことくらいは。
勿論彼のことも分からないので、どうすればいいのかただただ困惑して。でも、何故かどうにか宥めてあげたくて。
「あ、ツバっさん起きたんだ!気分はどう……って、スグリ?どうしたの?」
酷く狼狽して俺に抱き付く彼へと呼び掛けるそれに、ハッと現実に戻ってきた。
「スグ?なにがあったの?」
「スグリ。カキツバタが困っている。離れた方が」
Rahen_0323
DOODLEヒスイ入りしてヌルッと帰ってきたカキツバタその2です。別にシリーズ化するつもりは無かったけど書きたいので書いた。続きを出すかは分からないです。怪我や体調不良の表現があります。カキツバタが中々メンタルブレイクな目に遭ってたりします。なんでも許せる方向け。結局皆不憫だな……幸せになるんじゃなかったのかよってね……
置き去った男 2俺達は号泣して騒ぐハルトとハッサクさんをなんとか宥めて、落ち着いた頃にオモダカさんが咳払いをした。
「それで、カキツバタさん」
「あ、このまま話す感じ?いいけど」
落ち着いた、とは言うがハルトはぎゅうぎゅうカキツバタにしがみついている。しかしどの道暫くはこのままだろうと我らがトップは開口した。
「後々チリやアオキが国際警察と共に聴取に伺いますが」
「おーおーデカく出たねぃ。そんな大事になってんのか。まあ音信不通行方不明で七年だもんなあ」
「大事、どころか」
「カキツバタさん、えと、言いづらいけどもうとっくに死亡届け出されてて」
「へえーオイラ死んだのか。ウケる」
「「「かっる」」」
「死んだっていうか死んだことになってただけですよ!!ツバっさん生きてるでしょ!!生きて!!!」
5320「それで、カキツバタさん」
「あ、このまま話す感じ?いいけど」
落ち着いた、とは言うがハルトはぎゅうぎゅうカキツバタにしがみついている。しかしどの道暫くはこのままだろうと我らがトップは開口した。
「後々チリやアオキが国際警察と共に聴取に伺いますが」
「おーおーデカく出たねぃ。そんな大事になってんのか。まあ音信不通行方不明で七年だもんなあ」
「大事、どころか」
「カキツバタさん、えと、言いづらいけどもうとっくに死亡届け出されてて」
「へえーオイラ死んだのか。ウケる」
「「「かっる」」」
「死んだっていうか死んだことになってただけですよ!!ツバっさん生きてるでしょ!!生きて!!!」
Rahen_0323
DOODLE失踪(ヒスイ入り)してヌルッと戻って来たカキツバタの話です。何番煎じか分からないけどヒスイに行っちゃう推しの話は無限に考えちまうよ……ありがとう邪神(愛憎)。怪我の表現やカキツバタが時間に置いて行かれている表現があったりします。オチはありません。なんでも許せる方向け。皆結構不憫だけどこの後きっと幸せになります。
カキツバタが失踪した。
俺スグリが荒らしてしまったものの元の形に戻っていったブルーベリー学園で、その一報が広まるのは早かった。
皆進級と卒業が決まって、俺も次年度からブルベリーグに復帰しようと沢山の人が応援してくれてて。友達も、仲間も、家族も、全部上手く行ってて幸せだった中。消えてしまった。
たった一人。それでも大きな存在であったカキツバタが、ポケモンも荷物もなにもかも置いて、気付けば居なくなっていた。
勿論俺達は探した。アレで手持ちを大事にしていたアイツが彼らさえ置き去りにするなんて有り得ない。スマホもパスポートも財布も持たずに消えるなんて容易ではない。きっと彼の身になにかがあったのだと。あんな男でも流石に疑いようがなかった。
4959俺スグリが荒らしてしまったものの元の形に戻っていったブルーベリー学園で、その一報が広まるのは早かった。
皆進級と卒業が決まって、俺も次年度からブルベリーグに復帰しようと沢山の人が応援してくれてて。友達も、仲間も、家族も、全部上手く行ってて幸せだった中。消えてしまった。
たった一人。それでも大きな存在であったカキツバタが、ポケモンも荷物もなにもかも置いて、気付けば居なくなっていた。
勿論俺達は探した。アレで手持ちを大事にしていたアイツが彼らさえ置き去りにするなんて有り得ない。スマホもパスポートも財布も持たずに消えるなんて容易ではない。きっと彼の身になにかがあったのだと。あんな男でも流石に疑いようがなかった。
Rahen_0323
DOODLEスグリくんへの感情発散後編です。ちょっと半端かもしれない。誰も幸せじゃないです。※捏造妄想自己解釈過多
※主人公不在で原作改変が多い
※全体的にスグリくんに厳しくて皆不憫
※カキツバタが大分弱ってます
※精神異常、体調不良表現があります
※とにかく暗い
※とりあえずなんでも許せる方向けです。ご注意を
ちゃんと愛はあります。でもこのくらいされてもなにも言えないと思うんだわ…… 6185
Rahen_0323
DOODLE突然スグリくんへの感情を発散したくなって書いたやつ。多分後編に続きます。全然バッドエンドの予定です。※捏造妄想自己解釈過多
※主人公不在で原作改変が多い
※全体的にスグリくんに厳しくて皆不憫
※カキツバタが大分弱ってます
※軽度の暴力表現や体調不良表現があります
※とにかく暗い
※とりあえずなんでも許せる方向けです。ご注意を
スグリくん含めた皆ちゃんと好きです愛はあります 5547
Rahen_0323
DONE視界不良カキツバタその6です!大分駆け抜けてしまいましたが一旦完結でございます!捏造妄想自己解釈過多。特定のキャラに若干厳しいシーン有り。シリーズ的なものなので「閉じた世界」の1〜5を先に読むことをオススメします。
まだ色々と書きたいシーンがあるのでそのうち番外編という名の補完話を書くと思われます。ですが一旦完結です。お付き合い頂きありがとうございました!また別のお話でお会いしましょう!
閉じた世界 6ゼイユとハッサク先生と一緒に病室で落ち着かずに待っていると、やがてノックの音が響いた。
「失礼する」
「おーす」
「ツバっさん!」
「カキツバタ。案外早かったわね」
「お疲れ様ですよ。シャガさん、カキツバタくん」
やって来たのは、思った通りあの不器用な祖父と孫だった。僕は直ぐ様椅子から立ち上がってツバっさんの補助に向かう。躊躇いなく乗り換えられたお祖父さんはちょっとショックを受けていた。あ、なんかごめんなさい。
とはいえシャガさんは少し空気が緩んでいて、ツバっさんも気まずそうだけど若干顔色が良くなっていて。
仲直り、出来たのかな?
そうホッと息を吐いた。
「おや、他の患者達は」
「皆さん『そこまで症状が重いワケでもないから』と、それぞれ出掛けました。中には今日退院予定だった方も居たようで」
11059「失礼する」
「おーす」
「ツバっさん!」
「カキツバタ。案外早かったわね」
「お疲れ様ですよ。シャガさん、カキツバタくん」
やって来たのは、思った通りあの不器用な祖父と孫だった。僕は直ぐ様椅子から立ち上がってツバっさんの補助に向かう。躊躇いなく乗り換えられたお祖父さんはちょっとショックを受けていた。あ、なんかごめんなさい。
とはいえシャガさんは少し空気が緩んでいて、ツバっさんも気まずそうだけど若干顔色が良くなっていて。
仲直り、出来たのかな?
そうホッと息を吐いた。
「おや、他の患者達は」
「皆さん『そこまで症状が重いワケでもないから』と、それぞれ出掛けました。中には今日退院予定だった方も居たようで」
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話四話目です。例の如くシリアス全開。シリーズ的なものなので「アレは死んだ(一話)」「SOS?(二話)」「堪えた悲鳴(三話)」から読むことをオススメします。気付けば追うのに色々不親切な仕様になっていた。申し訳ない。
次回はハルトくん視点で進みます。
円盤校長室を去り、カキツバタの部屋の鍵を返却した後。
シアノ校長から借りたDVDは、誰の部屋にもビデオデッキは無かったし先生に借りようにも事情を説明するのはマズいので、私が所有していたパソコンから再生するのを決めた。
ハルトさん達の連絡がまだ無いことを確認してから先輩達と自室に入り、パソコンを起動する。
「それにしても、タロ」
「?」
「アンタ、カキツバタのポーチそのまま持ち歩くつもりなの?」
高くも安くもないノートパソコンが起動するのを待つ間、ふとそうゼイユさんに指摘された。
私は腰に提げていたポーチを一瞥して、迷った末に頷く。
「快く思われないのは分かってますけど……これを受け取ったのは私です。……掴んでしまった以上、置いておく気になれなくて」
3925シアノ校長から借りたDVDは、誰の部屋にもビデオデッキは無かったし先生に借りようにも事情を説明するのはマズいので、私が所有していたパソコンから再生するのを決めた。
ハルトさん達の連絡がまだ無いことを確認してから先輩達と自室に入り、パソコンを起動する。
「それにしても、タロ」
「?」
「アンタ、カキツバタのポーチそのまま持ち歩くつもりなの?」
高くも安くもないノートパソコンが起動するのを待つ間、ふとそうゼイユさんに指摘された。
私は腰に提げていたポーチを一瞥して、迷った末に頷く。
「快く思われないのは分かってますけど……これを受け取ったのは私です。……掴んでしまった以上、置いておく気になれなくて」
Rahen_0323
MAIKING記憶喪失になるカキツバタの話その2です。と言っても今回もほぼ導入。長編書きの本領を発揮しつつある。捏造妄想自己解釈過多。未来if要素もあります。なんでも許せる方向け。一話目である「残花を手に」から読むことをオススメします。
cpのつもりは一切ありません。クソデカ感情です。この流れだと今後更にどんどんデカくなりそうだな……
残花を手に 2パラドックスポケモンの調査。それは半分成功で、半分失敗に終わった。
事前に確認されていた全種類の捕獲が完了して、また新たに湧かない、見つからないとも言い切れないが原因究明は進むだろうと先生達は言っていて。
しかし、テラリウムドームどころかエリアゼロでさえ一切観測されていなかった謎のポケモンにより、カキツバタが倒れてしまったのだ。
俺を庇った所為で、と罪悪感に支配される暇無く、俺は学園直属の研究員達に聞き取りの協力を頼まれて、答えられることは全て答えた。
「テラパゴスのような謎のポケモン?」
「姿も大きさもよく見えなかった?しかしあの時は吹雪いていなかったよ?」
「強い光か……調べたところ、そのタイミングだけカキツバタくんのスマホの動画も監視カメラの映像も不具合が起きていたようだが」
5293事前に確認されていた全種類の捕獲が完了して、また新たに湧かない、見つからないとも言い切れないが原因究明は進むだろうと先生達は言っていて。
しかし、テラリウムドームどころかエリアゼロでさえ一切観測されていなかった謎のポケモンにより、カキツバタが倒れてしまったのだ。
俺を庇った所為で、と罪悪感に支配される暇無く、俺は学園直属の研究員達に聞き取りの協力を頼まれて、答えられることは全て答えた。
「テラパゴスのような謎のポケモン?」
「姿も大きさもよく見えなかった?しかしあの時は吹雪いていなかったよ?」
「強い光か……調べたところ、そのタイミングだけカキツバタくんのスマホの動画も監視カメラの映像も不具合が起きていたようだが」
Rahen_0323
MAIKING記憶喪失になるカキツバタ、を書こうとした導入です。導入なのに長くなってしまった。早く記憶失ってくれ。捏造妄想自己解釈過多、未来if要素も含まれます。なんでも許せる方向け。
ポケモンのゲットとかそういうのが伴ってもポケモンの調査はポケモンの為でもあるから、頼んでくる相手とか状況にもよるかもしれないけどこの子達は大概普通に引き受けそうだなあ、と思った(本文の補足)。
残花を手にあの酷く眩しくも黒い日々が過ぎ去って、ブルーベリー学園の皆が進級・卒業してから暫く。
休学していたのもあり単位がギリギリだったもののなんとか二年生になった俺、ブルベリーグ暫定二位のスグリと、なんだかんだグダグダ言いながら漸く三年生へ昇った現チャンピオン、カキツバタは、二人テラリウムドームのポーラエリアに来ていた。
「はーっ、ダリィよおーかったりぃよおー」
「文句言うなリーグ部長。仕事サボってたツケが回っただけだべ」
腹立たしくも少し誇らしいことに、この男は俺に負けてから多少は爪を研ぐことを思い出せたようで。前チャンピオンである交換留学生、ハルトが去った後正式にチャンピオンに戻り、皆の進言もあってブルベリーグに復帰出来た俺を実力で叩きのめした。現在戦績は三対七くらいの割合でカキツバタが勝っていて、俺はランク二位に甘んじる他無くなった。
6657休学していたのもあり単位がギリギリだったもののなんとか二年生になった俺、ブルベリーグ暫定二位のスグリと、なんだかんだグダグダ言いながら漸く三年生へ昇った現チャンピオン、カキツバタは、二人テラリウムドームのポーラエリアに来ていた。
「はーっ、ダリィよおーかったりぃよおー」
「文句言うなリーグ部長。仕事サボってたツケが回っただけだべ」
腹立たしくも少し誇らしいことに、この男は俺に負けてから多少は爪を研ぐことを思い出せたようで。前チャンピオンである交換留学生、ハルトが去った後正式にチャンピオンに戻り、皆の進言もあってブルベリーグに復帰出来た俺を実力で叩きのめした。現在戦績は三対七くらいの割合でカキツバタが勝っていて、俺はランク二位に甘んじる他無くなった。
Rahen_0323
SPUR ME視界不良カキツバタその5です。ジジイお説教&仲直り回。捏造妄想自己解釈過多。シリーズ的なやつなので「閉じた世界」の1〜4を先に読むことをオススメします。
もう直ぐ終わるかもしれないし終わらないかもしれない感じですね。ジジイが登場したことにより最初に練っていた構想と大分離れてしまったので分からない。まあ頑張ります。
閉じた世界 5ゼイユ達がツバっさんを連れて行ってくれたのを確認してから、僕はシャガさんへ向き直った。
筋骨隆々で背が高く、口元が見えないくらい髭を生やしている。確かに細身で幼い顔立ちのツバっさんとはあまり似てなかった。ただ、こちらも聞いた通り髪と目の色は殆ど同じで。
「…………………………」
孫と真逆で無口なのかもしれない。黙って静かに見据えられて、ちょっと怯みそうになってしまった。この目に睨まれるのは、想像したより怖い。
だけどダメだ。ちゃんと話をしないと、彼は本当にツバっさんを休学させてしまうかもしれない。そんなことになったら、皆きっと悲しむ。状態からして仕方ないと納得出来ても、それでも僕は全員と一緒に居たいんだ。
14738筋骨隆々で背が高く、口元が見えないくらい髭を生やしている。確かに細身で幼い顔立ちのツバっさんとはあまり似てなかった。ただ、こちらも聞いた通り髪と目の色は殆ど同じで。
「…………………………」
孫と真逆で無口なのかもしれない。黙って静かに見据えられて、ちょっと怯みそうになってしまった。この目に睨まれるのは、想像したより怖い。
だけどダメだ。ちゃんと話をしないと、彼は本当にツバっさんを休学させてしまうかもしれない。そんなことになったら、皆きっと悲しむ。状態からして仕方ないと納得出来ても、それでも僕は全員と一緒に居たいんだ。
むらかみ
DOODLEまだ番外編クリアしてないから、大体毎日タロちゃんが部室にいて可愛いで満たしてくれる。タロちゃんはアカマツといてもカキツバタといても、ネリネといても可愛い。番外編もやっちゃいたいけど、これで終わっちゃうよって思うとキビキビしに行けないまま1ヶ月を過ごしている。
Rahen_0323
MOURNINGメモ帳バグって小説禁断症状が出そうなので供養です(?)押せ押せ全力投球鋼鉄メンタル主人公アオイとトラウマ持ちで結構マトモでアオイに特段そういう興味の無いカキツバタのドタバタです。くっつかないカキアオです。途中で終わります。
カキ←←←アオ要素と薄っすらモブツバの香りがあります。捏造妄想自己解釈だらけ。ご注意を。本当はとっくに書き終わってるけど文字数多いので編集の問題ががが……
くっつかないカキアオブルーベリー学園。人気の少ないテラリウムドーム内ポーラスクエアにて。
「カキツバタ先輩っ!!好きです!!この世で一番愛しています!!結婚を前提に付き合ってください!!」
「!?!? ごめんなさいっ!?」
私アオイの初恋の人への一世一代の大告白は、秒で打ち砕かれた。
私の交換留学期間が終わる、一週間前の出来事だった。
初めての恋。初めての告白。そして初めての失恋。
それらを怒涛の勢いで体験した私は、ちょっとだけ落ち込みはしたけど。
「そう来たか……ならば私にも考えがある!!」
皆に頑固だの主人公だの諦めが悪いだの言われがちは私は、即座に持ち直して大好きでターゲットであるカキツバタ先輩を指差した。
当の本人は、とりあえず断りはしたけど困惑してますって感じで。
5780「カキツバタ先輩っ!!好きです!!この世で一番愛しています!!結婚を前提に付き合ってください!!」
「!?!? ごめんなさいっ!?」
私アオイの初恋の人への一世一代の大告白は、秒で打ち砕かれた。
私の交換留学期間が終わる、一週間前の出来事だった。
初めての恋。初めての告白。そして初めての失恋。
それらを怒涛の勢いで体験した私は、ちょっとだけ落ち込みはしたけど。
「そう来たか……ならば私にも考えがある!!」
皆に頑固だの主人公だの諦めが悪いだの言われがちは私は、即座に持ち直して大好きでターゲットであるカキツバタ先輩を指差した。
当の本人は、とりあえず断りはしたけど困惑してますって感じで。
Rahen_0323
SPUR ME視界不良カキツバタその4です。捏造過多でまだまだ途中。段々文字数が減ってる気がする(事実)。シリーズ的なものなので「閉じた世界」の1〜3を先に読むことをオススメします。
ジジイと孫があまり仲が良くないのでご注意を。大体ずっとギスギスしてます。どう和解するんだろうこれ……(ノープラン)
閉じた世界 4コンコン、と扉を叩いてから「失礼しまーす」と言い病室にお邪魔した。
ツバっさんの見舞い、というか暇してると踏んで構いに来てあげた僕とハッサク先生は、そこで首を傾げることになる。
「あれ?」
ツバっさん居ない。もしかして部屋間違えた?
いや、一つベッドが空いてるし、そこのシーツは乱れてるから……恐らくさっきまで居たのだろうと考えられる。
「失礼。カキツバタくん……金色の目に白髪の少年を知りませんか?こちらに居た筈なのですが」
ハッサク先生の姿に驚いていた同室の患者さんは、途端に困惑を滲ませる。
「それがあの兄ちゃん、家族に連れられてどっか行っちまって」
は?家族!?
僕達は顔を見合わせた。僕も学園の皆も本人が嫌がってたのを知ってるから伝えてない。先生やトップ達にも配慮して欲しいと言った記憶がある。
9711ツバっさんの見舞い、というか暇してると踏んで構いに来てあげた僕とハッサク先生は、そこで首を傾げることになる。
「あれ?」
ツバっさん居ない。もしかして部屋間違えた?
いや、一つベッドが空いてるし、そこのシーツは乱れてるから……恐らくさっきまで居たのだろうと考えられる。
「失礼。カキツバタくん……金色の目に白髪の少年を知りませんか?こちらに居た筈なのですが」
ハッサク先生の姿に驚いていた同室の患者さんは、途端に困惑を滲ませる。
「それがあの兄ちゃん、家族に連れられてどっか行っちまって」
は?家族!?
僕達は顔を見合わせた。僕も学園の皆も本人が嫌がってたのを知ってるから伝えてない。先生やトップ達にも配慮して欲しいと言った記憶がある。
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話三話目です。相変わらずギャグ要素ゼロ。ここから読むとなにも分からないと思うので「アレは死んだ(一話目)」と「SOS?(二話目)」から読むことをお勧めします。
堪えた悲鳴ここに居るのは六人。私達は一先ず二手に分かれて行動することを決めた。
私とゼイユさんとネリネ先輩。ハルトさんとスグリくんとアカマツくん。丁度男女で役割を決めて、早々に動き出す。
ハルトさん達はカキツバタの実家に改めて話を聞きに。私達は先生に協力をお願いして、彼の行動や帰省の意図を探ることにした。
「ここがカキツバタくんの部屋です」
男子寮にある正真正銘男子の部屋。その前で、生徒の部屋の鍵を管理している警備員さんと先生は立ち止まり、告げてきた。
カキツバタの自室なんて、来るのは当然初めてだ。他の二人もそうだろう。
でも、『男の子の部屋だから』という抵抗はあまり無かった。カキツバタだし、ここまでさせてくれた原因は彼だ。とうに腹は括ってる。
5083私とゼイユさんとネリネ先輩。ハルトさんとスグリくんとアカマツくん。丁度男女で役割を決めて、早々に動き出す。
ハルトさん達はカキツバタの実家に改めて話を聞きに。私達は先生に協力をお願いして、彼の行動や帰省の意図を探ることにした。
「ここがカキツバタくんの部屋です」
男子寮にある正真正銘男子の部屋。その前で、生徒の部屋の鍵を管理している警備員さんと先生は立ち止まり、告げてきた。
カキツバタの自室なんて、来るのは当然初めてだ。他の二人もそうだろう。
でも、『男の子の部屋だから』という抵抗はあまり無かった。カキツバタだし、ここまでさせてくれた原因は彼だ。とうに腹は括ってる。
Rahen_0323
SPUR ME視界不良になるカキツバタその3です。まだまだ途中。相変わらず捏造過多。最初から読まないとよく分からないと思うので「閉じた世界」「閉じた世界 2」を読んでからの閲覧をお勧めします。
今回は善良なモブしか居ないと思います。ちなみに正直ここからの展開を考えて自分で手を叩いて喜んでる。どうなっちゃうんだろうね(他人事)。
閉じた世界 3飛行機を乗り継いで、到着時間をボタン経由でしっかりハッサク先生に伝えて。学園の外に出てしまったのだからツバっさんの補助により気を配って、数時間後パルデア地方に到着した。
「はぁーっ、やっと着いたわね」
「眠い」
「二人共、お疲れ様。あ、ツバっさん足元気を付けてね」
「アンタはアンタで元気過ぎよ体力オバケ」
僕のホームであるパルデア地方。一度白杖を買いに戻ってたしそこまで長い間離れてたこともないのに、なんだか久しぶりに感じる。
時差と移動時間によりすっかり日が傾いていたそこで、一先ず迎えのハッサク先生を探した。彼は大柄で服装と髪色も目立つので、苦も無く見つかる。
「ハッサク先生ー!」
「! ハルトくん!カキツバタくん、ゼイユくん!」
10739「はぁーっ、やっと着いたわね」
「眠い」
「二人共、お疲れ様。あ、ツバっさん足元気を付けてね」
「アンタはアンタで元気過ぎよ体力オバケ」
僕のホームであるパルデア地方。一度白杖を買いに戻ってたしそこまで長い間離れてたこともないのに、なんだか久しぶりに感じる。
時差と移動時間によりすっかり日が傾いていたそこで、一先ず迎えのハッサク先生を探した。彼は大柄で服装と髪色も目立つので、苦も無く見つかる。
「ハッサク先生ー!」
「! ハルトくん!カキツバタくん、ゼイユくん!」
Rahen_0323
DOODLE未来ifのカキゼイの結婚話です。捏造とか妄想が激しい。最初からカキゼイがくっついてるし未来捏造激しいし一族とカキツバタが和解してたり色々話が進んでます。勢いだけの話なのでノリで読んでください。皆ハッピーで愛情が交錯してます。全員平凡に幸せになってくれという感情。 5266
Rahen_0323
CAN’T MAKE呟いていた妄想を書きました。対スグリ用のパーティを作ろうとしていたカキツバタの話です。捏造過多。本当はもっと凝りたかったけどこれが限界です。続きが浮かばなかったのとこれ以上は無理モードに入ってしまったので半端に終わります。続きは出るかもしれないし出ないかもしれない。
戦略とか苦手な上スグリ戦うろ覚えな状態で書いたので色々間違ってる可能性があります。なんでも許せる方向け。 10232
POI9652141
DONE◇カキツバタが落ち込んだアオイとバトルする話・両片思いカキアオ
・カキ→アオイ カキ(←)アオイ
輝けよ、世界 部室の椅子に座り、オイラはそっと様子を伺う。アオイがおかしい気がする。アオイは部室の端でいつものようにゼイユやタロ、そして特別講師として来ているボタンという女子と談笑しているものの、どことなくまとう空気が堅い。さっきもぼんやりとしていた。
気づいている人間はオイラと、アカマツ……は、確信がないものの「なんか変な感じがする?」というような顔でときたま見ている。こっちも、特別講師で来ているペパーという男子と料理についての会話中だ。ちなみにネリネは生徒会長の仕事、スグリは課題の提出でまた来ていない。
姿勢を正し、腕を組む。
体調が悪いわけじゃなさそうだから急を要するものじゃない、とは思うものの──。
11387気づいている人間はオイラと、アカマツ……は、確信がないものの「なんか変な感じがする?」というような顔でときたま見ている。こっちも、特別講師で来ているペパーという男子と料理についての会話中だ。ちなみにネリネは生徒会長の仕事、スグリは課題の提出でまた来ていない。
姿勢を正し、腕を組む。
体調が悪いわけじゃなさそうだから急を要するものじゃない、とは思うものの──。
Rahen_0323
DOODLEカキツバタとハッサクが話してるだけの話です。捏造過多。特になにか解決するわけでもない。カキツバタは好きな絵をササッと描くのは好きそうだけどお題決められたり時間や道具を沢山使えってなったら「え〜」ってなりそうだと思った。 6353
Rahen_0323
MOURNING兄ツバタとアオイちゃんとリーグ部。番外編前軸(というか番外行く前に書いてた)なので姉弟は居ません。アイリス年下でカキツバタがうっかり自分を「お兄ちゃん」って言っちゃうとこ見たいな〜と大分初期に書いていたものです。本当に沼ったばかりに書いたやつで解釈違いとかあったりするけど供養。
このカキツバタはコンプレックスとかというよりチャンピオンの義妹への感情がデカ過ぎるのかもしれない。割とシスコン。 5749
Rahen_0323
SPUR ME視界不良になるカキツバタの話その2です。全然シリーズとかにするつもりではなかったけど終わる気配がまるで無いので見て見てします。まだまだ途中。最初から読まないとよく分からないと思うので作品欄の「閉じた世界」を読んでからの閲覧をお勧めします。
捏造過多。酷いモブが居たりカキツバタが割と不憫です。なんでも許せる方向け。
閉じた世界 2結局その日もロクな進展は無く、太陽が沈んでしまった。
僕はアカマツくんと一緒にツバっさんを彼の部屋まで送り届けて、申し訳なさやら胸の痛さやらを覚えながらも声を掛ける。
「ツバっさん、本当に一人で大丈夫?もう先生にも伝わってるとはいえ、絡まれたばっかりなのに……」
「気持ちは察するけど、オイラはお泊まり会の気分じゃないなぁ」
「そうじゃなくて!もうっ!茶化さないで!」
この人はふざけなければ死んじゃうのかな。本当は不安でいっぱいなクセにいちいちノリが軽い。
アカマツくんが肩を落とし、僕は呆れた。
「カキツバタ先輩、変なとこで無防備だから言わせてもらうけど!ノックされたりしても簡単に出ないでよ?せめて相手の声とか、なにしに来たかとか聞いてから……」
15173僕はアカマツくんと一緒にツバっさんを彼の部屋まで送り届けて、申し訳なさやら胸の痛さやらを覚えながらも声を掛ける。
「ツバっさん、本当に一人で大丈夫?もう先生にも伝わってるとはいえ、絡まれたばっかりなのに……」
「気持ちは察するけど、オイラはお泊まり会の気分じゃないなぁ」
「そうじゃなくて!もうっ!茶化さないで!」
この人はふざけなければ死んじゃうのかな。本当は不安でいっぱいなクセにいちいちノリが軽い。
アカマツくんが肩を落とし、僕は呆れた。
「カキツバタ先輩、変なとこで無防備だから言わせてもらうけど!ノックされたりしても簡単に出ないでよ?せめて相手の声とか、なにしに来たかとか聞いてから……」
Rahen_0323
MAIKINGここで最初に投下してたカキツバタが居なくなる話の二話目です。ギャグ要素ゼロです。ここから読むとなにも分からないと思うので一話目から読むことをオススメします。死ネタではありません。
完結してから支部に一気にって思ってたけどそれだと一生投稿しなさそうなので、尻叩きでもあります。
SOS阿鼻叫喚になったリーグ部の騒ぎに誰かが気付いたようで、間も無く先生達がやってきた。
「どうしたんだ」と優しく尋ねられたけれど、とても誰も話せる状態じゃなかったから、一番冷静だったハルトさんが説明してくれて。
カキツバタの死は瞬く間に学園中に知れ渡った。
先生達も本当になにも知らなかったらしい。後からカキツバタの担任が彼の実家へ電話して怒鳴り散らしていたと聞いた。三留の問題児を任されるだけあり厳しい人だったものの、あそこまで鬼気迫る表情と声は初めて見た、とも。
混乱も混乱。酷いパニックが広まる中、私や皆は宥められながら部屋に戻った。
とにかく一度シャワーを浴びて着替えなさい、とあちこち薄汚れていた私は勧められた。いつもなら言われなくても真っ先にそうしてたけど、気が重くて身体が重くて怠くて。どうにかお風呂場まで入ったが、結局十分もせずに上がってしまった。
6256「どうしたんだ」と優しく尋ねられたけれど、とても誰も話せる状態じゃなかったから、一番冷静だったハルトさんが説明してくれて。
カキツバタの死は瞬く間に学園中に知れ渡った。
先生達も本当になにも知らなかったらしい。後からカキツバタの担任が彼の実家へ電話して怒鳴り散らしていたと聞いた。三留の問題児を任されるだけあり厳しい人だったものの、あそこまで鬼気迫る表情と声は初めて見た、とも。
混乱も混乱。酷いパニックが広まる中、私や皆は宥められながら部屋に戻った。
とにかく一度シャワーを浴びて着替えなさい、とあちこち薄汚れていた私は勧められた。いつもなら言われなくても真っ先にそうしてたけど、気が重くて身体が重くて怠くて。どうにかお風呂場まで入ったが、結局十分もせずに上がってしまった。
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PAST私事ながら誕生日なのでカキツバタの誕生日にまつわる捏造話を投稿しました。もっと人間臭くて後輩達の愛を受け止めるカキツバタ書きたいなあと思って書いてたやつです。ドラゴン一族がハッサク以外普通に酷いです。彼がどんな環境で育ったのかもっと知りたい。愛されてたとしても本人にミリも伝わってない気はする。 8294
Rahen_0323
DOODLE人違いで理不尽に追われて理不尽に怪我させられるカキツバタです。かわいそうに。流血、暴力、未来やらカメさんについてやら色々捏造表現があります。フワッとした記憶で書いたので間違いもありそう。なんでも許せる方向けです。フワッと読んでください。ご注意を。 3737
Rahen_0323
DOODLEカキツバタとアオキが話してるだけです。捏造過多。カキツバタとアオキさんは別に相性は良くも悪くもないと思ってます。ただ「才能」に関する価値観は周囲と大分乖離してそう。
少し前に途中で投げ出してたやつをふと思い立って完成させた系なのでおかしな点とかあるかもしれません。 5383
Rahen_0323
SPUR ME何度か呟いていた視界不良になるカキツバタ、の今書き終わってる部分までです。完成にまだまだ掛かりそうなので尻叩き。捏造過多でゴミみたいなモブが出たりします。あとまだ途中ですがそこそこ長いです。攻略本未読なので間違いとかもあるかもしれません。ご注意を。
閉じた世界イッシュ地方のバトル強豪校、ブルーベリー学園。
そこの生徒であるオイラ、カキツバタと交換留学生ハルトは、ゴタゴタが終わった後の今日も飽きずにポケモン勝負を繰り返そうとバトルコートに立っていた。
「今日は新顔も連れて来ましたよ、ツバっさん!!」
「へっへー、そら楽しみだねぃ。どれ、オイラもちと捻りを入れてみっか!」
「上等!!さあ、戦りましょう!!」
今回の舞台はいつものエントランスではなく、オイラ達の記念すべき初戦の場でもあったポーラスクエアだ。
向こうは先約があった為で、オイラもハルト……キョーダイも何処だろうとあまり気にしないタチなのでこうなった。
久々のポーラでの彼とのバトル。腕が鳴るってな。
向かい合った二人は、ボールを片手で上に投げてはキャッチしてを数度する。
24654そこの生徒であるオイラ、カキツバタと交換留学生ハルトは、ゴタゴタが終わった後の今日も飽きずにポケモン勝負を繰り返そうとバトルコートに立っていた。
「今日は新顔も連れて来ましたよ、ツバっさん!!」
「へっへー、そら楽しみだねぃ。どれ、オイラもちと捻りを入れてみっか!」
「上等!!さあ、戦りましょう!!」
今回の舞台はいつものエントランスではなく、オイラ達の記念すべき初戦の場でもあったポーラスクエアだ。
向こうは先約があった為で、オイラもハルト……キョーダイも何処だろうとあまり気にしないタチなのでこうなった。
久々のポーラでの彼とのバトル。腕が鳴るってな。
向かい合った二人は、ボールを片手で上に投げてはキャッチしてを数度する。
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PAST沼って間も無い頃に書いてたやつです。推し同士を絡ませたかっただけの話。カキツバタとペパーが遭難してちょっと仲良くなる話です。二人共自己肯定感が低めでお互いへの遠慮が無い。 11267
Rahen_0323
DOODLE書きたいと思った時には書いていた失踪ネタ。失踪してるので当然ですが割と誰も救われません。なんでも許せる方向け。カキツバタは多分普通に探されてるし10年後くらいに見つかりそうではある。 3200
Rahen_0323
MOURNINGカキツバタが留年してなかったら的なifのボツです。途中で終わります。カキツバタがあんまり捻くれてないので注意。割となんでも許せる方向けです。留年してないの良いことな筈なのに誰も全然幸せじゃないしこの後普通にバッドエンドの予定でした。最悪過ぎる。 6078
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話です。めっちゃ暗くて皆かわいそう。続きは書けたら書きます。
※死ネタを期待されるとアレなのでネタバレするとちゃんと生きてます。ハッピーかは分かんないけど前向きな結末の予定。
アレは死んだ「カキツバタ、ほら書類!」
いつものブルーベリー学園。いつものリーグ部。いつもの日常。
ドサドサと置かれた書類に、彼はあからさまに嫌な顔をした。
「うげ〜多くね?誰かなんかやらかしたの?」
「始末書じゃないです!部長が当たり前に処理する物です!これでも私達が減らしたんですよ?」
「ええ〜。でもよぉ、全然どーでもいいの混ざってるじゃん絶対。ほらコレとか。テラリウムドームの天気がどうたらとかさぁ、そんなのドーム部の専門だろぃ」
「リーグ部の四天王は各エリアを任されてるんです!当たり前でしょ!?文句言ってないで、黙ってやる!」
「かったりぃよお」
「チョコレート食べない!書類が汚れる!」
「……へぇい」
交換留学生や特別講師に触発されたのか、これでも彼はマトモになった方だ。
5407いつものブルーベリー学園。いつものリーグ部。いつもの日常。
ドサドサと置かれた書類に、彼はあからさまに嫌な顔をした。
「うげ〜多くね?誰かなんかやらかしたの?」
「始末書じゃないです!部長が当たり前に処理する物です!これでも私達が減らしたんですよ?」
「ええ〜。でもよぉ、全然どーでもいいの混ざってるじゃん絶対。ほらコレとか。テラリウムドームの天気がどうたらとかさぁ、そんなのドーム部の専門だろぃ」
「リーグ部の四天王は各エリアを任されてるんです!当たり前でしょ!?文句言ってないで、黙ってやる!」
「かったりぃよお」
「チョコレート食べない!書類が汚れる!」
「……へぇい」
交換留学生や特別講師に触発されたのか、これでも彼はマトモになった方だ。