スレ違い
CMYKkentei
DONE綾滝すれ違いおしまい。加筆したら支部にのせるつもり。浜三木の生産ラインでもあるのでご了承ください。恋とはどんなものかしら⑤終 「私は失恋したんだな。」
久しぶりに子供のように泣いたせいでガンガンと痛む頭とは対照的に、気持ちはさっぱりしていた。さっきまで途方に暮れていたというのに、イマイチ引きずらない所も自身の良さである、と滝夜叉丸は理解している。
どうしようも無いのだから、好きでいるしかないし、結局考えてみたら何をどう振舞おうが4年間見せてきた自分を塗り替えるほどは変われないし、それにその自分だってずっと魅力的だったはずだ。いつもそうだった。結局滝夜叉丸は悩んでも、いつもの素敵な滝夜叉丸に戻ってくるのだ。だから、またその「いつも」を取り戻そうと、タカ丸の部屋にあった鏡を覗き込んだ。
部屋の主は、さっき部屋を訪れた三木ヱ門と共に席を外していた。落ち着くまで居てもいいし、出ていってもいい、と気遣いの言葉を残して。戸の前に居たらしい三木ヱ門は少しだけ様子を伺うような素振りを見せたが、目が合うと慌てて逸らされた。不器用なヤツらしい、不器用な優しさを感じて、また少し目頭が熱くなった。
3196久しぶりに子供のように泣いたせいでガンガンと痛む頭とは対照的に、気持ちはさっぱりしていた。さっきまで途方に暮れていたというのに、イマイチ引きずらない所も自身の良さである、と滝夜叉丸は理解している。
どうしようも無いのだから、好きでいるしかないし、結局考えてみたら何をどう振舞おうが4年間見せてきた自分を塗り替えるほどは変われないし、それにその自分だってずっと魅力的だったはずだ。いつもそうだった。結局滝夜叉丸は悩んでも、いつもの素敵な滝夜叉丸に戻ってくるのだ。だから、またその「いつも」を取り戻そうと、タカ丸の部屋にあった鏡を覗き込んだ。
部屋の主は、さっき部屋を訪れた三木ヱ門と共に席を外していた。落ち着くまで居てもいいし、出ていってもいい、と気遣いの言葉を残して。戸の前に居たらしい三木ヱ門は少しだけ様子を伺うような素振りを見せたが、目が合うと慌てて逸らされた。不器用なヤツらしい、不器用な優しさを感じて、また少し目頭が熱くなった。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。浜三木もだしたいよね?もうちょいで終わります。恋とはどんなものかしら④『恋って素敵、だって恋をすると綺麗になるのよ。』
そんなの、嘘ですよ、と言ってやりたかった。だってそんなの、同室の男を見ていればハッキリと分かるからだ。
綾部喜八郎の同室の男こと、平滝夜叉丸は花も綻ぶくのたまよろしく、どうやら最近は恋というものに熱心で、自分のサインやらブロマイドそっちのけで奇妙な本ばかりを読み漁っていた。最初こそ、すぐに飽きるだろうと思っていたけれど、意外や意外、それはなかなか終わる気配を見せなかった。
「もしかして、恋、してるとか…?」
「えぇ…?」
そうだ、確か守一郎がそんな事を言ったんだった。頬に手を当てて、恥じらうような素振りを見せた彼とは対照的に喜八郎は眉間に皺を寄せた。その時はただ「面倒くさいことにならなければいいなぁ」と思うだけだった。
4117そんなの、嘘ですよ、と言ってやりたかった。だってそんなの、同室の男を見ていればハッキリと分かるからだ。
綾部喜八郎の同室の男こと、平滝夜叉丸は花も綻ぶくのたまよろしく、どうやら最近は恋というものに熱心で、自分のサインやらブロマイドそっちのけで奇妙な本ばかりを読み漁っていた。最初こそ、すぐに飽きるだろうと思っていたけれど、意外や意外、それはなかなか終わる気配を見せなかった。
「もしかして、恋、してるとか…?」
「えぇ…?」
そうだ、確か守一郎がそんな事を言ったんだった。頬に手を当てて、恥じらうような素振りを見せた彼とは対照的に喜八郎は眉間に皺を寄せた。その時はただ「面倒くさいことにならなければいいなぁ」と思うだけだった。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら③ 一晩、悩んでみた結果、やはりスーパースターには失恋は似合わないのではないか、ということだった。
何を隠そうこの平滝夜叉丸は、あろう事か同室の綾部喜八郎に懸想していた。けれどまぁ良く考えれば、自身の次に容姿が整っているようにも思うし、マイペースではあるが天才トラパーと名高く才覚に溢れている。私が、私の次に好ましく思うのは仕方がないことである。
しかし、私の優秀な脳はあることにも気づいていた。それは、彼が先輩である立花仙蔵を慕っているということだ。
ならば、どうすればいいか、二択だった。
よし、と腹を括るなり、滝夜叉丸は読みかけだった本を捲り始めた。どうすれば喜八郎が私に恋心を向けるのか、学び、作戦を立てなければならないと思ったからである。
3518何を隠そうこの平滝夜叉丸は、あろう事か同室の綾部喜八郎に懸想していた。けれどまぁ良く考えれば、自身の次に容姿が整っているようにも思うし、マイペースではあるが天才トラパーと名高く才覚に溢れている。私が、私の次に好ましく思うのは仕方がないことである。
しかし、私の優秀な脳はあることにも気づいていた。それは、彼が先輩である立花仙蔵を慕っているということだ。
ならば、どうすればいいか、二択だった。
よし、と腹を括るなり、滝夜叉丸は読みかけだった本を捲り始めた。どうすれば喜八郎が私に恋心を向けるのか、学び、作戦を立てなければならないと思ったからである。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い。続き。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら②「恋って素敵、だって恋をすると綺麗になるのよ。」
ほんとうよ、とその弾む声は言っていた。その鈴の鳴るようなくのたまたちの声を、綾部喜八郎は穴の中で聞いていた。足元、危ないですよ、と呼びかけようかと悩んだが、楽しそうな会話に水をさしてはいけない気がした。
気持ちと同様に、少女たちの足取りも浮ついていたのか、結局穴に落ちてくることはなく、高い声も遠ざかって行った。別に、特段気にかけることでも無いいつもの話だ。そんな事を思いながら上をぼーっと見上げていると、誰か覗き込んでいた。
「ここにいたのか。」
逆光で顔なんて見えないのに、誰かなんて直ぐに分かった。特徴的な声と、それに自分を探す存在なんて数える程度しかいない。そして薄ぼんやりと、「お前も落ちてきてはくれないんだな」なんて考えていたりした。
3689ほんとうよ、とその弾む声は言っていた。その鈴の鳴るようなくのたまたちの声を、綾部喜八郎は穴の中で聞いていた。足元、危ないですよ、と呼びかけようかと悩んだが、楽しそうな会話に水をさしてはいけない気がした。
気持ちと同様に、少女たちの足取りも浮ついていたのか、結局穴に落ちてくることはなく、高い声も遠ざかって行った。別に、特段気にかけることでも無いいつもの話だ。そんな事を思いながら上をぼーっと見上げていると、誰か覗き込んでいた。
「ここにいたのか。」
逆光で顔なんて見えないのに、誰かなんて直ぐに分かった。特徴的な声と、それに自分を探す存在なんて数える程度しかいない。そして薄ぼんやりと、「お前も落ちてきてはくれないんだな」なんて考えていたりした。
CMYKkentei
MAIKING綾滝すれ違い。ゆくゆくはちゃんと綾滝になるけど綾→仙ぽい描写あり。文仙と同じ生産ラインで作られているので匂わせがあります。全然途中だから完成出来たらいいなの気持ち。恋とはどんなものかしら「私は失恋したのか」と理解をしたのは、恋をしていたのだと自覚したのと同時だった。その後に池を覗きこんで反射させた自分の顔は、美しく整ったいつものものであるというのに、笑顔がほんの少しだけ滑稽に見えた。
少し前に時を遡り、考えていた事を話すとするならば、この平滝夜叉丸は恋というものをしらないな、と思い巡らしていた。
というのも、この圧倒的な美貌、才能をもってしてモテるな、という方が無理な話であると自覚はしているというのに、自身がその感覚を知らない、というのは些か失礼な気がしたからだ。それから、自分が誰が好きかを考えてみた。同級生は好きだ。でもそれは所謂「同じ釜の飯を食った」仲だからとも言えるものだし、慕ってくれる後輩も、導いてくれる先輩も、等しく好ましく思ってはいるが、話に聞く「甘酸っぱい痛み」とは違うと断言出来た。
4029少し前に時を遡り、考えていた事を話すとするならば、この平滝夜叉丸は恋というものをしらないな、と思い巡らしていた。
というのも、この圧倒的な美貌、才能をもってしてモテるな、という方が無理な話であると自覚はしているというのに、自身がその感覚を知らない、というのは些か失礼な気がしたからだ。それから、自分が誰が好きかを考えてみた。同級生は好きだ。でもそれは所謂「同じ釜の飯を食った」仲だからとも言えるものだし、慕ってくれる後輩も、導いてくれる先輩も、等しく好ましく思ってはいるが、話に聞く「甘酸っぱい痛み」とは違うと断言出来た。
かえる
DONE完璧無量大数軍との闘いに赴くブラック。それを知らされずに遠ざけられるペンタ。
すれ違いが生む断絶。言葉は届かない。
「ヘイ、ブラック」と呼びかけるまでに長い長い葛藤と逡巡があったとしたら…。
引用した文章は坂口安吾著「宿命のCANDIDE(カンディード)」より、詩人菱山修三の言葉。
懸崖 タッグを解消しようとしたのは、彼の身辺整理だった事を後になって知った。御楯となりて出で立ち、帰らぬ任務に就いた彼らは。後には何も残さぬつもりだったのだ。ただ、私だけがひとり。
あの闘いに赴く少し前から、彼へと続く四次元の通路は閉ざされていた。私はそれを彼からの峻拒と受け取った。「お前はここまでだ」とどうしても立ち入れてはくれなかった。幾度も呼びかけてみたが彼は応えてくれない。はるか四次元空間の彼方でそっぽを向いたまま、同じ姿の彼が佇んでいるのが見えた。あれは、影なのだ。私に影だけを置いて行った、その影が陽炎の如く揺らめいて、彼の命もまた消えかけているのだと解った。あれは、彼の、最期の焔…。
深い隔絶が、此岸と彼岸のあいだのように横たわっていた。
649あの闘いに赴く少し前から、彼へと続く四次元の通路は閉ざされていた。私はそれを彼からの峻拒と受け取った。「お前はここまでだ」とどうしても立ち入れてはくれなかった。幾度も呼びかけてみたが彼は応えてくれない。はるか四次元空間の彼方でそっぽを向いたまま、同じ姿の彼が佇んでいるのが見えた。あれは、影なのだ。私に影だけを置いて行った、その影が陽炎の如く揺らめいて、彼の命もまた消えかけているのだと解った。あれは、彼の、最期の焔…。
深い隔絶が、此岸と彼岸のあいだのように横たわっていた。
Tukemono_kirai
MOURNINGあだ名のせいであらぬ疑いをかけられるルーカスさんのお話です。リカルーのしょうもねぇ痴話喧嘩が見れますよ。
ロックがあまり喋りませんが、後半の彼の脳みそはずっと読み込み不良を起こしてるだけですので気にしないでください。(言い訳)
タイトルのアンジャッシュには「すれ違い」というルビを振ってると思ってくれたら嬉しいです。
パスワードはこうなった原因のパプリカくんのあだ名カタカナ2文字です! 3095
nousonam19
MEMOゼイユ→←アオイホワイトデーも贈り物の意味も知らないアオイとのすれ違い
※マシュマロには「あなたのことが嫌いです」や「その気持ちはお断りします」という意味があるという解釈を採用しています
無題19「…そう。」
えへへと笑うアオイの笑顔が視界の端で揺れるけど、まともに顔を見られない。
手に持たされた小さな袋。
マシュマロが詰まってるだけの軽い感触が、ずしりと胸にのしかる。
渡される直前、「わたしもゼイユに好きって言いたくて。」顔を真っ赤にしながら言うアオイに、
嬉しくて嬉しくて抱きつきかけた。
はい!と勢いよくアオイから渡された小さな袋。
見た瞬間、頭が真っ白になった。
…マシュマロ。
意味なんか調べなくても知ってる。
「ゼイユ?」
フラれた。ダメだった。
瞳を伏せて、贈られたマシュマロの袋を握り潰しそうになる。
好きという言葉に期待した。あたしの勝手な早とちりだった。
アオイが言う、“好き”の答え合わせ。
喉が詰まって、声が出ない。
516えへへと笑うアオイの笑顔が視界の端で揺れるけど、まともに顔を見られない。
手に持たされた小さな袋。
マシュマロが詰まってるだけの軽い感触が、ずしりと胸にのしかる。
渡される直前、「わたしもゼイユに好きって言いたくて。」顔を真っ赤にしながら言うアオイに、
嬉しくて嬉しくて抱きつきかけた。
はい!と勢いよくアオイから渡された小さな袋。
見た瞬間、頭が真っ白になった。
…マシュマロ。
意味なんか調べなくても知ってる。
「ゼイユ?」
フラれた。ダメだった。
瞳を伏せて、贈られたマシュマロの袋を握り潰しそうになる。
好きという言葉に期待した。あたしの勝手な早とちりだった。
アオイが言う、“好き”の答え合わせ。
喉が詰まって、声が出ない。
sobateisyoku
MOURNINGゼタセン界隈の先人の方々とネタかぶりしてそうな気がしたので、こちらで供養。かぶってたらごめんなさい。マトリクスについての報われないすれ違い系です。何でも許せますか?(yes/no) 592
並(なみ)
DOODLE【洛→信】 パス:英字数字信を好きだと自覚した洛は、信がヨダレ垂らして昼寝してるのを偶然見てついエロい姿を妄想してしまうと良いな。
両片想いの洛信、だけど洛は信が兄貴のこと好きだと思っているので勝手にやらしいこと妄想して「すまない」って謝ってくるよ。
何で謝るんだよ!と聞いても自分の気持ちを言うわけにはいかないので首を横にブンブン振って教えてくれない洛。すれ違いの時期のモダモダも美味しい 2
さわら
PROGRESS2025年5月発行予定ずっとえっちしてるカカイル本
恥ずかしがりなイルカと、そんなイルカを愛してやまないカカシが、すれ違いエッチを経て深く結ばれる話です。
pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24318344 5
nuchatea3
DOODLE⚠️🔴🔵すれ違いえいぷりるふーる
どっちって聞かれたらそりゃどっちやりたいですかって聞かれてるっていう発想になるわな。気が早いけど😇
色んな意味で立派に成長して🔴は再チャレンジです。 5
くうた
MEMO【ノロケと遠吠え】KP:ごま杉 PL:くうた
昨晩すれ違い、気まずい雰囲気で終わってしまったので急遽、話し合いの場を設けてくれました!
アザミくんって結局俺の事大好きすぎるってことなんだよな。
最高のノロケでした。🥃
959uri
DONE【クラゲしゅめ】幼い頃に助けてもらった💙ちゃんと一緒にいたくて、人型になって会いに行く。幼い頃は‘ヒミツのお友達’として過ごす。色々あって時が過ぎ、大きくなった💙ちゃんが会いにきた時、「💙殿も成体になったでござるな!」とついに海に攫っていく。溢れ出るクリーチャー感に怯える💙と、一緒にいられて大満足のすれ違い。しかし、最終的にはラブラブになる!! 4
afg3Noel
DOODLE春夏秋冬の青室秋ネタ。秋と言えば秋スぺですね。
過去のプロットに以下お題メーカーの結果が残っていたのでそれと絡めました。
青室へお題は『君以外からの愛を拒んでる/約束と、訪れる終わり/どうにもならないね、と笑う』です。
すれ違いの青室なのでハッピーでは無いですが、春夏秋冬の順に読めば最後はハッピーなので……(言い訳)
後日pixivに上がります。 2600
ダミーいなば
DOODLEすれ違い両片思いの音響ビマとヨダナP、ビマの内心。弊デア、ペパムンをヨダナは覚えててビマは覚えてない、ビマの二重忘却が発生中。
前投稿はこちら https://poipiku.com/3508015/11371623.html
ーとこちら https://poipiku.com/3508015/11398622.html 14
かちく
MEMOCOCシナリオ「検証A」雨宿り様作KP ちゃまめさん
PL/PC
かちく/棠梨 順
ホラーだ!オカ板だ!ということでずっと気になっていた念願のシナリオで遊べました~! オカ板のノリで探索できるのめちゃくちゃ楽しかったです…
そしてなぜか割と両片思いのすれ違いっぽい甘酸っぱいものが発生しました(?) なんで???
nuchatea3
DONE⚠️若干注意じっとり伊食満(全7p)
両片思いのすれ違い。
先に想い始めたのはまさかの留くんの方からとかだったら私は嬉しい。
これ以上詰め寄ったら迷惑とは思っていつつも退かない意志強め伊くんもいい。 7
みずあめだ
DONEやっと弟が目覚めて有頂天になっていたら突然見舞いを拒否されてしまう兄弟のすれ違い小説ですがちゃんと仲直りします。いつもの通りの捏造軸ひめ要。糖度は低めです。
兄視点と弟視点、ユニット視点でごちゃごちゃしてます。キャラの口調に自信がありません。色々練習も兼ねてます。なんでも読める人向けかも。
パス→誕生日 7901
ゆず茶
DOODLE10 すれ違い 伝わらない 届かない元々腐は見る専で描かないので解像度低いしキャラ崩壊酷いです、何でも許せる人向け漫画
蜘→胎→真片想いフルコンボ
蜘:気持表に出さないのでCPなし、胎真 4
an子
DONE過去ログ「サタイサ 所轄刑事のイサミと捜査一課のサタケが一夜の過ちするありがち話が読みたい 2話」。お約束すれ違い勘違い好きすぎてサタに彼女がいる前提の浮気ぽい話なので苦手な方は注意。呼び名の役職名は省略してます。本来さんづけじゃないはずですが原作にない役職名で呼ぶの違和感強くて(そもそも👮パロ書くなという話ですが) 8noraneko_gensui
DOODLE『頼む…逃げないでくれ…』っていう感じの切羽詰まった熊さんが描きたくて…腐ってるかどうかは別としてこの二人は色んなすれ違いも経験したのではなかろうか。すれ違いながらも徐々に隙間を埋め合わせていった結果が2の腐れ縁…だったらいいな…なんてnoa/ノア
DONE新春SSおみくじ:第六番 [風信&南風 パイロットAU]※南風はでてきません
認識のすれ違いにより、風信機長と組むモブ副操縦士君が勘違いをするお話。
「おはよう」
ブリーフィング室で後ろからかけられた声に、若い副操縦士が振り返る。
「おはようございます。風信機長ですか」
「ああ。NY2501便はここだな?」
「はい、はじめまして」
社内で名高い風信機長だが、その副操縦士はまだ一緒に飛んだことはなかった。二人で確認を始める。
風信も、話しながらこの初めて組む副操縦士の様子をみていた。少しばかり早とちりしがちなところはありそうだが、判断は早そうだ。ちらちらと自分の顔を伺ってくる様子に少し引っかからないでもないが、機長の反応が気になるのは仕方ないだろうとそれほど気にはとめなかった。
一通り確認を終えたところで、風信は指を軽く弄び、左手から指輪をはずした。だが外したところでそれは風信の指からぽろりと落ちた。
1302ブリーフィング室で後ろからかけられた声に、若い副操縦士が振り返る。
「おはようございます。風信機長ですか」
「ああ。NY2501便はここだな?」
「はい、はじめまして」
社内で名高い風信機長だが、その副操縦士はまだ一緒に飛んだことはなかった。二人で確認を始める。
風信も、話しながらこの初めて組む副操縦士の様子をみていた。少しばかり早とちりしがちなところはありそうだが、判断は早そうだ。ちらちらと自分の顔を伺ってくる様子に少し引っかからないでもないが、機長の反応が気になるのは仕方ないだろうとそれほど気にはとめなかった。
一通り確認を終えたところで、風信は指を軽く弄び、左手から指輪をはずした。だが外したところでそれは風信の指からぽろりと落ちた。