Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    チャデス

    朧気(おぼろげ)

    MOURNING離人感が強く現実感が持てない部長♂が笙悟と出会って好きになり勢い余って告白する一人称文。笙悟の影が薄い。

    R-18笙主♂漫画のプロットとして書いたもの。
    漫画も描き進めているもプロットとは違った感じになりそうだったので供養。
    プロットだし分かればいいやと雰囲気重視で書いたのでなにもかもメチャクチャです。すみません。
    続きのR-18部分は恥ずかしかったので載せてせてないです…。
    笙主♂プロット膜が包んでいる。
    それは俺をこの世界から隔離していた。
    すりガラスのような膜は全てを遠くのものにさせた。

    皆と話しているのに自分が話しているように感じられない。
    ご飯を食べているのに自分が食べているように感じられない。

    膜越しに見る皆の顔はぼんやりしている。
    話す言葉は質の悪いスピーカーから漏れ出てるようにくぐもって聞こえ、現実感に欠けた。

    ただこれでもちゃんと感情はある。
    困っている皆を見ると胸が痛むし、共感だってできる。
    だけどこれは別の人が感じているもので自分のものではないような変な感覚が同時につきまとった。


    あのときだってそうだった。
    入学式から逃げ出してほどなくデジヘッド達に追われていたとき。
    周りの景色は曇り、アリアの声もエコーがかかっていて全てが他人の出来事のように感じられた。
    1770

    れっか

    DOODLEタル鍾のうさぎバース
    TLで湧いてがーって書いたので世界観がめちゃくちゃです……。うさぎバースの詳細は各自で回覧お願いします。
    タル鍾のうさぎバース風呂場からあがり、冷んやりとするフローリングを踏みしめながらベッドの上に身を置く。滴る水滴をタオルに染み込ませながらゆっくりと体を拭いていった。
    「ふぅ」
     ほんの少し茹る体はこれからの快感を待ち焦がれているようだ。毛が密集する場所である頭髪と腰にある丸い尻尾を細やかに、丁寧に、香りの良いオイルで染み込ませて行くのが鍾離の日課であり楽しみであった。
     (愛も変わらず伽羅の香りは落ち着く。)
     細い手に琥珀色の粘性のあるオイルがとろりと落ちる。それを手に広げて自身の頭にある大きな耳をにゆっくりと馴染ませていった。
    根本には少しだけ。中間から毛先になるにつれて多めに漬け込んでいく。満遍なくしっとりした毛心地はずっと手入れをしているおかげで埋めたくなるような柔らかさだ。大きなうさぎの耳を顔の前に持っていけばふわっと広がる重厚な香りに酔いしれそうで。風呂から上がったとはまた違った意味で頬を染めていく。この時間がなんとも気持ちよくて。このまま眠ってしまいたくなるくらいに幸せで。
    6139