ホワイトデー
かみすき
PASTトマ蛍ホワイトデーの話
≪トマ蛍≫どうしてこんなに美しい昨晩冷蔵庫に入れたそれの無事を確認する。
チョコレートで作った薔薇。うん、問題ない。
試行を重ねてやっと綺麗にできた5つを花束のように丁寧にラッピングする。
下段にある大量の失敗作はまた今度食べるとして。ひとりで食べ切るにはなかなかの量だけど、若とお嬢は手伝ってくれるだろうか。
ひと月前のバレンタインデー。
稲妻式、女性からの贈り物を期待していたトーマと、その他諸国で一般的な、男性からの贈り物を待っていた蛍。
盛大なすれ違いを起こしたふたりは、ホワイトデーと呼ばれる今日、やり直しバレンタインデーをする約束をしていた。
互いに贈り物を用意すると決めて迎えた今日はこのあと、蛍の洞天に招かれている。できたばかりの花束を持って、なんだか落ち着かなくて無駄に鏡の前で身だしなみを整えた。プロポーズしに行くわけでもないのにな。
2875チョコレートで作った薔薇。うん、問題ない。
試行を重ねてやっと綺麗にできた5つを花束のように丁寧にラッピングする。
下段にある大量の失敗作はまた今度食べるとして。ひとりで食べ切るにはなかなかの量だけど、若とお嬢は手伝ってくれるだろうか。
ひと月前のバレンタインデー。
稲妻式、女性からの贈り物を期待していたトーマと、その他諸国で一般的な、男性からの贈り物を待っていた蛍。
盛大なすれ違いを起こしたふたりは、ホワイトデーと呼ばれる今日、やり直しバレンタインデーをする約束をしていた。
互いに贈り物を用意すると決めて迎えた今日はこのあと、蛍の洞天に招かれている。できたばかりの花束を持って、なんだか落ち着かなくて無駄に鏡の前で身だしなみを整えた。プロポーズしに行くわけでもないのにな。
秋月蓮華
DONEかたいとどっぽがとーこくのホワイトデーのお返しを探す話
しがもいる
花を贈る【花を贈る】
三月は別れの季節だ。
卒業式がある。卒業式は学生の一大イベントだ。終えて、次の新しい場所へと旅立つ。学生でなくても人によっては旅立つ。
「ホワイトデーのお返しをどうするかだな」
「卒業式も近いが、ホワイトデーも近いもんな。司書へのお返しは纏めて返すとして」
帝国図書館近くの商店街を田山花袋と国木田独歩は見て回っていた。
三月にはホワイトデーがある。バレンタインデーのお返しイベントだ。帝国図書館の文豪たちの間では生贄の日とか供物の日とか言われている。
これは特務司書の少女が毎年バレンタインデーのチョコレートをくれるのだが、お返しをきっちりしておけば何かがあったときに便宜を図ってもらえるからだ。
何かがあったときというのは侵蝕者との闘いではなく、高すぎるものを買ってしまい帝国図書館に支払いを一時的に頼んだらスタッフに怒られた時とか
3047三月は別れの季節だ。
卒業式がある。卒業式は学生の一大イベントだ。終えて、次の新しい場所へと旅立つ。学生でなくても人によっては旅立つ。
「ホワイトデーのお返しをどうするかだな」
「卒業式も近いが、ホワイトデーも近いもんな。司書へのお返しは纏めて返すとして」
帝国図書館近くの商店街を田山花袋と国木田独歩は見て回っていた。
三月にはホワイトデーがある。バレンタインデーのお返しイベントだ。帝国図書館の文豪たちの間では生贄の日とか供物の日とか言われている。
これは特務司書の少女が毎年バレンタインデーのチョコレートをくれるのだが、お返しをきっちりしておけば何かがあったときに便宜を図ってもらえるからだ。
何かがあったときというのは侵蝕者との闘いではなく、高すぎるものを買ってしまい帝国図書館に支払いを一時的に頼んだらスタッフに怒られた時とか
tonanashi_1074
DONEマイ武 関i東i事i変のあと、みっちが現代に戻る前の時間軸付き合ってないけど愛があるマイとみっちのホワイトデーの話
バレンタインの話とは全く繋がってないです
幸福な明日を生きるために ――ねぇマイキー。ホワイトデーに贈るお菓子には、それぞれ意味があるんだよ――
脳裏をよぎったのは、今は亡き愛する妹の得意げな声だった。
「よ、タケミっち」
「マイキーくん!すみません、わざわざオレん家まで来てもらっちゃって」
「いーよ、オレが用あんだから」
「それで、今日はどうしたんですか…?事前にメールくれるなんて、珍しいっすけど…」
『今から行っていい?』それだけの簡素なメールに『もちろんです!』と返答をよこした武道は少し不安そうな面持ちで万次郎に問いかけた。
「たいしたことじゃねぇんだけどさ、オマエにコレ、渡したいなって思って」
ポケットから取り出したのは色とりどりの金平糖が詰まったガラスの小瓶だ。武道の手をとり、その温かい手のひらの上にそっと乗せる。
1839脳裏をよぎったのは、今は亡き愛する妹の得意げな声だった。
「よ、タケミっち」
「マイキーくん!すみません、わざわざオレん家まで来てもらっちゃって」
「いーよ、オレが用あんだから」
「それで、今日はどうしたんですか…?事前にメールくれるなんて、珍しいっすけど…」
『今から行っていい?』それだけの簡素なメールに『もちろんです!』と返答をよこした武道は少し不安そうな面持ちで万次郎に問いかけた。
「たいしたことじゃねぇんだけどさ、オマエにコレ、渡したいなって思って」
ポケットから取り出したのは色とりどりの金平糖が詰まったガラスの小瓶だ。武道の手をとり、その温かい手のひらの上にそっと乗せる。
天生麻菜
DONEホワイトデー小話の魈蛍ちゃん🥰公式イラストの内容含みます。
翡翠の小包「…ってことがあったんだ」
望舒旅館の露台で柵に腰掛け蛍は最近あったことを話し終わる。言葉を挟まずじっと蛍の話を聞いていた木賊色の髪の少年は彼女が話終えたのを確認するとゆっくりと口を開いた。
「旅の見聞を共有してくれて、礼を言う。危険な時もあったようだが、無事で何よりだ」
ほっとした表情を浮かべて普段より優しい瞳で蛍を見ている彼に蛍の心臓はとくんと鳴る。
「我に返せる様な物語はないが、代わりにこの菓子をやる」
そう言って彼は小包を蛍に差し出す。彼の袖の布地と同じ翡翠色の小包は薄桃色の紐で口を縛られている。
「魈が用意してくれたの?」
「我一人ではどうしても業障の影響を考えてしまうからな。少しだけ帝君…鍾離様に手を貸していただいた」
971望舒旅館の露台で柵に腰掛け蛍は最近あったことを話し終わる。言葉を挟まずじっと蛍の話を聞いていた木賊色の髪の少年は彼女が話終えたのを確認するとゆっくりと口を開いた。
「旅の見聞を共有してくれて、礼を言う。危険な時もあったようだが、無事で何よりだ」
ほっとした表情を浮かべて普段より優しい瞳で蛍を見ている彼に蛍の心臓はとくんと鳴る。
「我に返せる様な物語はないが、代わりにこの菓子をやる」
そう言って彼は小包を蛍に差し出す。彼の袖の布地と同じ翡翠色の小包は薄桃色の紐で口を縛られている。
「魈が用意してくれたの?」
「我一人ではどうしても業障の影響を考えてしまうからな。少しだけ帝君…鍾離様に手を貸していただいた」
びるば
TRAININGすたば店員風ホワイトデーでゅらり。すたばはバレンタイン限定はあってもホワイトデー限定はなくて、代わりにさくらシリーズがあるらしいですが、韓国のすたばにホワイトデー限定品があって、それがすーごいかわいかったので。
hyogaakira
DONE毎回レオの髪を下ろすか縛るかで悩むので、両方描いてしまえという発想に至った絵です。鏡面を塗るのは初めてだったので新鮮でした。
手を振っているだけなのに、彼は日頃の行いが悪いので握りつぶそうとしてくるようにしか見えなくなってきて面白かったです。
差分は逆バージョンで返り血注意。
返り血をなくしてホワイトデーに使い回した絵でもあります。 2
hyogaakira
DONEホワイトデー絵(まったく美味しそうに見えませんが)黒焦げのクッキー持ってきそうだなと想像して描きました。
別の絵で描いた髪下ろしレオがあまり目立たない構図になったので、
その絵の表情とポーズを魔改造して再利用しました。
表情は立ち絵の差分にもない顔してますね。
daikon_sae
MAIKING青春鉄道二次創作 東武日光線×伊勢崎線2023/3/19春コミの無配でした。
下書きのまま印刷しまして申し訳ないです・・・これが限界でした・・・
これ単体ではよく分からないかもしれないですが
この続きのホワイトデーのお話になります。
↓↓↓
https://poipiku.com/586453/8359231.html 4
雪兎(ユキト)@桜樹しな
DONEダキ恋の描き下ろし無配です💜🧡前回のオンイベ(がおハピ冬)で描いた描き下ろし無配の世界線の続きみたいな感じですが、このままでも読めると思います💪
ホワイトデーネタのダキです🥳
※前回の描き下ろし無配はポイピクに残ってます← 4
こたなつ(ごゆ用)
DONEバレンタイン&ホワイトデー話甘いのおひとつどうぞ・原作沿い平和軸
・一時しぶに上げていた話です
・初恋に余裕のないポンコツな五と健気男前な悠がいます
✳︎
二月十四日。これまで悠仁にとっては義理チョコをいくつか貰える日だった。
けれど今年は少し違う。チョコはたったひとつ、本命だけ。そして貰うのではない。あげるのだ。
「……作っちゃった」
ころりと丸い、チョコレートトリュフ。初めてにしては上手く出来たそれを繁々と眺める。自分が作ったと思うとやはりどこか照れ臭かった。しかし、かといって渡さなければ何も始まらない。
形の良いものを選び、用意した箱に詰め、リボンを巻いた。よくある赤やピンクではなく水色にしたのは好きな人の瞳の色だからだ。
慣れないラッピングに苦戦しつつもなんとか完成させたそれを手の上に乗せる。
11151・一時しぶに上げていた話です
・初恋に余裕のないポンコツな五と健気男前な悠がいます
✳︎
二月十四日。これまで悠仁にとっては義理チョコをいくつか貰える日だった。
けれど今年は少し違う。チョコはたったひとつ、本命だけ。そして貰うのではない。あげるのだ。
「……作っちゃった」
ころりと丸い、チョコレートトリュフ。初めてにしては上手く出来たそれを繁々と眺める。自分が作ったと思うとやはりどこか照れ臭かった。しかし、かといって渡さなければ何も始まらない。
形の良いものを選び、用意した箱に詰め、リボンを巻いた。よくある赤やピンクではなく水色にしたのは好きな人の瞳の色だからだ。
慣れないラッピングに苦戦しつつもなんとか完成させたそれを手の上に乗せる。
すずの
DONEチョコボックスのバレンタインとホワイトデーのお礼に描いたものです。Twitterにあげたものと同じですが、描き直したり修正したりしているものもあります。
みなさん温かいメッセージをありがとうございました。 9
sakanapan2
DOODLE妻の心 夫知らず毎年年度末は帰りが遅いよ。
>リアクション
ありがとうございます!オッシャレ~!!
土日の間に… って思ったけど日曜日も出勤しちゃって本当に暇がないよ… いつになったら飲めるかな!?
たまごやき@推し活
PASTカルデアアンぐだ♀、ホワイトデーバディリングと付き合ってないふたり
2022.3
お返しは三倍で「何だマスターか。少し付き合え、丁度休憩するところだ」
いつものようにコーヒーを持って彼の部屋へ行くと、休憩をとるところだったらしい。最近は特に忙しそうにしていたから、こうしてソファに向かい合って座るのも久しぶりに感じる。
「今回は順調?」
「……作家に進捗を尋ねるなど、随分と度胸があるのだな! 締切まではまだ時間がある、作家へ無駄に圧力をかけるのは控えてもらおうか」
彼はマグカップにコーヒーを注ぎながら悪態をついた。原稿進捗は相変わらずらしい。締切まで時間があるのなら、今日はここでのんびりしていっても良いんだろうか? テーブルに彼が並べたお菓子の缶を眺めながら考える。
「ところでこんなところで油を売っていてもいいのか? 今日は忙しいだろう」
2091いつものようにコーヒーを持って彼の部屋へ行くと、休憩をとるところだったらしい。最近は特に忙しそうにしていたから、こうしてソファに向かい合って座るのも久しぶりに感じる。
「今回は順調?」
「……作家に進捗を尋ねるなど、随分と度胸があるのだな! 締切まではまだ時間がある、作家へ無駄に圧力をかけるのは控えてもらおうか」
彼はマグカップにコーヒーを注ぎながら悪態をついた。原稿進捗は相変わらずらしい。締切まで時間があるのなら、今日はここでのんびりしていっても良いんだろうか? テーブルに彼が並べたお菓子の缶を眺めながら考える。
「ところでこんなところで油を売っていてもいいのか? 今日は忙しいだろう」
抹茶Cocoa(@M_ocoC)
DOODLEひとくち絵日記3/15分その4・卵床にぶちまけゴール
・雪の壁が崩壊
・弟からホワイトデーもらった
・凍結した
・333番目のポゴレジェなった
・うちの子お絵かきっこした
・飯作る夫、鶏むね肉のにおいで気が気じゃない犬
・ガスと電気料金払った
・ハチの2段目いけた
・スーパーのカートで子供にひかれた
・お酒のことしか考えられなかった
・ひとくち絵日記ぎりぎりで応募まにあった