リオン
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。06 レオナルド・ライト・Jr マリオンがドアを開けると、そこには先客がいた。
ぴしりと姿勢正しく椅子に腰掛けていたその人物――レオナルド・ライト・Jrは、ドアの音を聞きつけるやいなや勢いよく振り返り、大きな音を立てて椅子から立ち上がる。
「マ、ママリオン!!」
「……ボクはそんな名前じゃない」
声が裏返ったような奇声を発するジュニアに、マリオンは意味が分からないとばかりに呆れた溜め息を吐いた。
「あっ、わ、悪い! 緊張して……」
「というか、いつからそこにいたんだ。まだ集合時間より幾分か早いはずだが」
「そ、それは……マ、マリオンはどうなんだ!?」
もごもごと何かを言い淀むようにする彼に怪訝な瞳と「質問に質問で返すな」という言葉を向けたマリオンは、それでも彼の問いに言葉を返す。
2219ぴしりと姿勢正しく椅子に腰掛けていたその人物――レオナルド・ライト・Jrは、ドアの音を聞きつけるやいなや勢いよく振り返り、大きな音を立てて椅子から立ち上がる。
「マ、ママリオン!!」
「……ボクはそんな名前じゃない」
声が裏返ったような奇声を発するジュニアに、マリオンは意味が分からないとばかりに呆れた溜め息を吐いた。
「あっ、わ、悪い! 緊張して……」
「というか、いつからそこにいたんだ。まだ集合時間より幾分か早いはずだが」
「そ、それは……マ、マリオンはどうなんだ!?」
もごもごと何かを言い淀むようにする彼に怪訝な瞳と「質問に質問で返すな」という言葉を向けたマリオンは、それでも彼の問いに言葉を返す。
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。05 ウィル・スプラウト ばたばたと騒がしい音とともにドアが開く。
「遅れてすみません!」
息を弾ませながら駆け込んできた人物――ウィル・スプラウトは、先に席についているマリオンにがばりと頭を下げた。
「ボクも今来たところだ。別にそこまで気にする時間じゃない。……だから、まずその息を整えろ」
「あ、ありがとう、ございます……」
ここまで全力疾走したらしいウィルは、折り曲げた膝に手を付きながら肩で息をする。あまりの様相にマリオンは椅子から立ち上がると「大丈夫か……?」と声を掛けた。
ふと彼に近づいた瞬間、ふわりとした花の香りが鼻腔をくすぐり、マリオンは呟くように言葉を漏らす。
「花……」
「えっ?」
「花の匂いがする」
生花独特の優しい香りが彼を包み込んでいることを指摘すると、ウィルは少し照れたように笑った。
2034「遅れてすみません!」
息を弾ませながら駆け込んできた人物――ウィル・スプラウトは、先に席についているマリオンにがばりと頭を下げた。
「ボクも今来たところだ。別にそこまで気にする時間じゃない。……だから、まずその息を整えろ」
「あ、ありがとう、ございます……」
ここまで全力疾走したらしいウィルは、折り曲げた膝に手を付きながら肩で息をする。あまりの様相にマリオンは椅子から立ち上がると「大丈夫か……?」と声を掛けた。
ふと彼に近づいた瞬間、ふわりとした花の香りが鼻腔をくすぐり、マリオンは呟くように言葉を漏らす。
「花……」
「えっ?」
「花の匂いがする」
生花独特の優しい香りが彼を包み込んでいることを指摘すると、ウィルは少し照れたように笑った。
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。04 ディノ・アルバーニ マリオンが小会議室のドアを開けると、独特な匂いが彼の鼻をかすめた。その匂いに顔を顰めると、マリオンはその部屋の奥にいる人物に目を向ける。
その人物――ディノ・アルバーニはマリオンの姿を目にすると、ピザを持っている手とは逆側の手をぶんぶんと振った。
「あ、マリオンくん! こんにちは!」
「……ピザ臭い」
「え? そうかな? 良い匂いだと思うんだけど……」
食べたピザの欠片を口の端につけながら小首を傾げるディノを横目に、マリオンが部屋の窓を開ける。清涼な空気が流れていく感覚にほっと息を吐き、マリオンはディノに白い目を向けた。
「この場は飲食禁止じゃないのか」
「えぇ!? そんな話は聞いてないけどなぁ。一応ブラッドに『良い?』って訊いたけど『節度は守れ』としか言われなかったし」
2333その人物――ディノ・アルバーニはマリオンの姿を目にすると、ピザを持っている手とは逆側の手をぶんぶんと振った。
「あ、マリオンくん! こんにちは!」
「……ピザ臭い」
「え? そうかな? 良い匂いだと思うんだけど……」
食べたピザの欠片を口の端につけながら小首を傾げるディノを横目に、マリオンが部屋の窓を開ける。清涼な空気が流れていく感覚にほっと息を吐き、マリオンはディノに白い目を向けた。
「この場は飲食禁止じゃないのか」
「えぇ!? そんな話は聞いてないけどなぁ。一応ブラッドに『良い?』って訊いたけど『節度は守れ』としか言われなかったし」
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。03 フェイス・ビームス「今回はオマエか」
「アハ、今日はよろしくね」
扉の開く音が響く。その音に反応したマリオンが扉の方へと視線を向けると、扉から入ってきた人物――フェイス・ビームスはひらりと手を振って応えた。
「『今日は』という程の時間じゃないだろ」
「相変わらずの態度だね。一緒にショコラを食べて紅茶を飲んだ仲でしょ」
「それとこれとは話が別だ」
人の良さそうな表情を浮かべるフェイスに、マリオンは顔を顰める。これが街にいる女性であれば、彼が浮かべる甘い表情に絆されてしまうのだろうが、生憎この場にいるのはフェイスの他にマリオンしかいなかった。しかし、そんなつれない態度をするマリオンは日常茶飯事なのだろう。フェイスは薄く笑みを浮かべたまま口を開く。
2497「アハ、今日はよろしくね」
扉の開く音が響く。その音に反応したマリオンが扉の方へと視線を向けると、扉から入ってきた人物――フェイス・ビームスはひらりと手を振って応えた。
「『今日は』という程の時間じゃないだろ」
「相変わらずの態度だね。一緒にショコラを食べて紅茶を飲んだ仲でしょ」
「それとこれとは話が別だ」
人の良さそうな表情を浮かべるフェイスに、マリオンは顔を顰める。これが街にいる女性であれば、彼が浮かべる甘い表情に絆されてしまうのだろうが、生憎この場にいるのはフェイスの他にマリオンしかいなかった。しかし、そんなつれない態度をするマリオンは日常茶飯事なのだろう。フェイスは薄く笑みを浮かべたまま口を開く。
雪風(ゆきかぜ)。
DONE※パロディ+クロスオーバー要素あり。アニメーター「池上たろう」さんのTwitterに上げてた絵が元…(https://twitter.com/tarou968)
シンカリオン19話で、みんなについにデレを見せたリュウジ。
とわちゃんも大喜び❤
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。02 オスカー・ベイル「この企画における交流の場は、あの部屋だと聞いていたんだけど」
そう冷たく言い放つマリオンがいるのは【HELIOS】内にあるスポーツジム。時間帯によっては鍛錬に励む多くの『ヒーロー』を見ることができるその場所に今いるのは、彼ともう一人――オスカー・ベイルのみだった。
「ブラッドさまに非はない。俺が無理を言ったんだ。マリオンとはこの場の方が分かり合える、と」
「ふん、アイツもオマエには甘いんだな。ボクはあの変態と同じ空間に閉じ込められたというのに」
「この企画の目的は個々の交流だ。それが行いやすいという理由であれば、場所については不問とする。ただそれだけだ」
「どうだか」
ブラッドを追及する話題に僅かに顔を強ばらせるオスカーだったが、ふっと息を吐くと事務的な口調でマリオンの言葉を返す。するとマリオンは「これ以上の会話は不要だ」と言わんばかりに会話を打ち切った。
2387そう冷たく言い放つマリオンがいるのは【HELIOS】内にあるスポーツジム。時間帯によっては鍛錬に励む多くの『ヒーロー』を見ることができるその場所に今いるのは、彼ともう一人――オスカー・ベイルのみだった。
「ブラッドさまに非はない。俺が無理を言ったんだ。マリオンとはこの場の方が分かり合える、と」
「ふん、アイツもオマエには甘いんだな。ボクはあの変態と同じ空間に閉じ込められたというのに」
「この企画の目的は個々の交流だ。それが行いやすいという理由であれば、場所については不問とする。ただそれだけだ」
「どうだか」
ブラッドを追及する話題に僅かに顔を強ばらせるオスカーだったが、ふっと息を吐くと事務的な口調でマリオンの言葉を返す。するとマリオンは「これ以上の会話は不要だ」と言わんばかりに会話を打ち切った。
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。01 ヴィクター・ヴァレンタイン「どうしてこのボクがこんな巫山戯た企画に参加しなくちゃならないんだ……」
とある小会議室の一つ。マリオン・ブライスは苛々した様子で机をこつこつと指で叩いた。
「この件に関しては概ね同意ですが、席に着き鍵を掛けられてしまった以上はどうしようもできませんよ」
彼のテーブル越しに座っている人物――ヴィクター・ヴァレンタインは、マリオンの愚痴に眉一つ動かすことなく言葉を返す。その答えが気に入らなかったのか、それとも彼が気に入らなかったのか、マリオンは眉間の皺を深く刻むと大きな溜め息を吐いた。
「そもそも、どうしてこんな部屋に閉じ込められなければならないんだ」
「普通ならここまでしないでしょうが、一部仲の悪い関係の『ヒーロー』もいますから。逃げ出さないようにするための一つの方法なのでしょう」
2637とある小会議室の一つ。マリオン・ブライスは苛々した様子で机をこつこつと指で叩いた。
「この件に関しては概ね同意ですが、席に着き鍵を掛けられてしまった以上はどうしようもできませんよ」
彼のテーブル越しに座っている人物――ヴィクター・ヴァレンタインは、マリオンの愚痴に眉一つ動かすことなく言葉を返す。その答えが気に入らなかったのか、それとも彼が気に入らなかったのか、マリオンは眉間の皺を深く刻むと大きな溜め息を吐いた。
「そもそも、どうしてこんな部屋に閉じ込められなければならないんだ」
「普通ならここまでしないでしょうが、一部仲の悪い関係の『ヒーロー』もいますから。逃げ出さないようにするための一つの方法なのでしょう」
りう_
DONE11/14逆トリオンリー「月よりのエトランゼ」で展示していた作品です。逆トリで晶くんの世界にやって来たフィガロと晶くんが買い物デートして二人でダーツをしています。
ご都合主義なので、厄災がどうにかなって、二人はお互いの世界を行き来出来るようになっている…という想定です。
※ちょっとだけフィガロ親愛ストのネタバレがあります。
勝者の願い そこそこ人の多い、昼下がりの商店街。自分と同じく買い物に出ている人や外食に来ている人が多いのだろう。
彼と連れ立って歩くとちらちらとすれ違う人たちの視線を感じた。その視線は、俺では無く隣を歩く人へと一心に向けられている。それはそうだろう、俺の横にはこの国では見かけない珍しい色彩と、頭一つ飛びぬけた長身、それに整った顔立ちを持った麗人が居るのだから。
そっと斜め上を見遣ると、彼は珍しそうに立ち並ぶ建物たちを眺めているようだった。色とりどりの看板がひしめき合うように集まり、その身を光らせ主張している。建物の入り口には所々のぼりがあるのも見えた。
その一つ一つに書かれた文字を確認するように、時折フィガロの唇が開いては、音もなく動く。どうやら看板に書かれた文字を読み取っているようだ。
5024彼と連れ立って歩くとちらちらとすれ違う人たちの視線を感じた。その視線は、俺では無く隣を歩く人へと一心に向けられている。それはそうだろう、俺の横にはこの国では見かけない珍しい色彩と、頭一つ飛びぬけた長身、それに整った顔立ちを持った麗人が居るのだから。
そっと斜め上を見遣ると、彼は珍しそうに立ち並ぶ建物たちを眺めているようだった。色とりどりの看板がひしめき合うように集まり、その身を光らせ主張している。建物の入り口には所々のぼりがあるのも見えた。
その一つ一つに書かれた文字を確認するように、時折フィガロの唇が開いては、音もなく動く。どうやら看板に書かれた文字を読み取っているようだ。
m_seriina
DONE新作に続く、逆トリップオー晶シリーズever afterの4作目です。逆トリオンリー月エトで先行で公開しました。微修正してpixivに上げています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16434534
スタンプとても嬉しいので残します。ありがとうございます…!!
from Day 4 onwards, 平日は飛ぶように時間が過ぎた。正しく、約一年前の生活をやり直しているようだった。
前の事なんて覚えてるかな、と思っていたが杞憂で、完全に覚えている訳ではないが、仕事は一度やった事をやり直すためそこそこに捗った。同僚とのランチで聞いた愚痴やちょっとした浮いた話には、前よりいい返しをしてあげられた気がする。
ただし記憶通り繁忙期だったため、定時に帰ることはなかなか叶わず、仕事の合間や夕方にはオーエンを思い出してそわそわとした。
数日するとオーエンも生活リズムがわかったようだった。スペアキーと少しのお小遣いを渡して、最低限の生活の常識を伝えた上で、自由に過ごしてもらうようにした。魔法が使えないので、そうそう間違いも起こらないと思いたい。
5918前の事なんて覚えてるかな、と思っていたが杞憂で、完全に覚えている訳ではないが、仕事は一度やった事をやり直すためそこそこに捗った。同僚とのランチで聞いた愚痴やちょっとした浮いた話には、前よりいい返しをしてあげられた気がする。
ただし記憶通り繁忙期だったため、定時に帰ることはなかなか叶わず、仕事の合間や夕方にはオーエンを思い出してそわそわとした。
数日するとオーエンも生活リズムがわかったようだった。スペアキーと少しのお小遣いを渡して、最低限の生活の常識を伝えた上で、自由に過ごしてもらうようにした。魔法が使えないので、そうそう間違いも起こらないと思いたい。
shindoidon
DONE逆トリオンリー開催おめでとうございます🎶北トリオがなんやかんやで現世でコンビニバイトしてる話です‼️
途中のカラー絵はピザさん(@pizza_umaine)がデザインしてくれました🎶 14
nrmy_nrtm
DONEいろいろな絵です。混ざっててすみません、下記の中に苦手なものがあったらブラウザバックしてください。
北→研究部(子供の姿あり)→北ハロ、ガストに血を吸われるマリオンとか→フェイス、ベスティの絡み→猫の西 16
コノツキナナセ
DONEウェズンとアダーラのシリーズ2話目『揺るぎなき力』……だけど今回はアダーラは出てきません。
主人公とウェズンが出会う話。かなり捏造な話。
時間軸でいうとリベリオン森林とセレーネ杜の間あたり。
ストーリーが完全にうろ覚えだから間違ってたら目をつぶってください。
2.揺るぎなき力 たまたま今日はみんなが忙しい日だった。サルガスもアルゴルもプロキオンも、みんなそれぞれやることがあるらしい。最近ずっと忙しかったし、たまにはそんな日があってもいいかな、なんて思っていた。
あの日からメイサさんの姿をあまり見かけない。見かけても視線すら合わせてもらえない日々が続いていた。――リゲルさんにあんなことがあったあとだから無理もないけれど……。
なんとなくボクはミッドガルドのなかを歩いていた。時間を潰す術が他に見当たらなかったからだ。部屋に籠っていても苦しいだけだし、それなら散歩していた方がマシだ。
でも外は外でやっぱり良い気はしない。ボクを見てヒソヒソと話をする人々が視界の端に映る。でもボクは見て見ぬふりをするしかない。関わったって良いことは起こらないし、ボクにはボクを理解してくれる人がいるから。あの赤いアームを振り回して嬉々として笑うサルガスが脳裏に浮かんで、少し心が軽くなった。
2404あの日からメイサさんの姿をあまり見かけない。見かけても視線すら合わせてもらえない日々が続いていた。――リゲルさんにあんなことがあったあとだから無理もないけれど……。
なんとなくボクはミッドガルドのなかを歩いていた。時間を潰す術が他に見当たらなかったからだ。部屋に籠っていても苦しいだけだし、それなら散歩していた方がマシだ。
でも外は外でやっぱり良い気はしない。ボクを見てヒソヒソと話をする人々が視界の端に映る。でもボクは見て見ぬふりをするしかない。関わったって良いことは起こらないし、ボクにはボクを理解してくれる人がいるから。あの赤いアームを振り回して嬉々として笑うサルガスが脳裏に浮かんで、少し心が軽くなった。
haruno
TRAINING祈りミカちゃんや他の色々なこともあって準決思うと 祈り を捧げてしまう
ベテル⭐︎"ウス@ first takeで作業しやした
オリオン座は自分にとって特別枠な冬の季語
推CP星座のリツイート様思い出して
星は単体でもとても美しいものだとも思ってまた
Cromwell_CGC
DONEアッシュアームズの代理人×センチュリオンでハロウィン。今年のハロウィンイベ中の二人を1日弱で書きましたハイ、ハロウィンの二人「そうだ、センチュリオンはハロウィンの出し物には参加しないの?」
「…私は、少し用事があってな…」
「そう、少し君の出す物を見てみたかったけど。まぁそう言うなら仕方ないね。」
「代理人、時間は大丈夫か?」
「うぉ、もうこんな時間。そろそろ皆んなの出し物を見に行かなきゃだから行ってくるよ。」
「そうか、貴方が帰ってくるのはいつ頃になるんだ?」
「順調に行けば五時くらいかな、順調に行けばだけどね。」
dollsが大規模なイベントを開催するのだ。問題が起こらない筈はない、少なくとも順調に行くとは考え難い。
「そうか、六〜七時頃になりそうだな。」
「そう思っててくれて問題無いよ。んじゃ行ってくるね、君のイタズラ楽しみにしてる。」
1679「…私は、少し用事があってな…」
「そう、少し君の出す物を見てみたかったけど。まぁそう言うなら仕方ないね。」
「代理人、時間は大丈夫か?」
「うぉ、もうこんな時間。そろそろ皆んなの出し物を見に行かなきゃだから行ってくるよ。」
「そうか、貴方が帰ってくるのはいつ頃になるんだ?」
「順調に行けば五時くらいかな、順調に行けばだけどね。」
dollsが大規模なイベントを開催するのだ。問題が起こらない筈はない、少なくとも順調に行くとは考え難い。
「そうか、六〜七時頃になりそうだな。」
「そう思っててくれて問題無いよ。んじゃ行ってくるね、君のイタズラ楽しみにしてる。」
まっしろしろすけ
MAIKING【ガスマリ】ガストとキスをする夢を見たマリオンが、その夢に振り回される話。続きものの予定です。
『きっと全て、夢のせい』 骨張った大きな手が、そっとこちらの内腿に優しく触れる。くすぐったくて身じろぎするマリオンを捕まえるかのように、『彼』が空いてる手を顔に伸ばしてきた。
「オマエ、なんでこんなこと……っ!」
普段腑抜けた顔をしてばかりの彼が熱を宿した瞳で見つめてくることに、動揺せずにはいれなかった。マリオンと『彼』はこんなのことをするような特別な間柄ではない。こんなの夢に決まっている。現実逃避する思考を咎めるかのように、彼が耳元に近づいてきた。
「なあ、マリオン」
「っ、」
吐息が耳元に当たり、ゾクリと身震いした。知らなかった、普段は調子のいいことばかり話す彼の低い声は声色が違うだけでこんないけない気持ちにさせられるなんて。
4525「オマエ、なんでこんなこと……っ!」
普段腑抜けた顔をしてばかりの彼が熱を宿した瞳で見つめてくることに、動揺せずにはいれなかった。マリオンと『彼』はこんなのことをするような特別な間柄ではない。こんなの夢に決まっている。現実逃避する思考を咎めるかのように、彼が耳元に近づいてきた。
「なあ、マリオン」
「っ、」
吐息が耳元に当たり、ゾクリと身震いした。知らなかった、普段は調子のいいことばかり話す彼の低い声は声色が違うだけでこんないけない気持ちにさせられるなんて。
wagashi_01414
SPUR MEif世界線/🌪軍人設定/ヒーロー不在/死ネタの予定サブスタンスの影響で巨大化したイカがいたりするくらいだから、人為的にサブスタンスを摂取させる方法以外にも事故で融合しちゃう事があるのでは?という疑問から思いついた話。🌱は人類初のサブスタンス適合者で、世界にはまだサブスタンスの存在は知られていない。資源枯渇で世界は抗争状態、ニューミリオンは軍が支配してる設定 1073
astro_picnov
DOODLE先日のシンカリオン×エヴァのコラボ回(2021/09/17放送のエピソード21)で名古屋駅で無表情で小ボケをかますレイちゃんが妙にツボに入ったため、少し落書きしたくなりました。無表情で少しだけ強引な綾波レイ①「碇君、あれ」
レイが指した先にあるのは青い背景に白文字で書かれた『あおなみ線』の案内板。
名古屋駅から金城ふ頭までを結ぶ第三セクター経営の鉄道路線である。
「あおなみ線・・・が、どうかしたの?」
「あやなみ線」
間髪入れずレイが呟いた。
思わずシンジがレイの顔を見るも、いつも通りのレイの横顔が"あやなみ線"の案内板を見つめていた。
「・・・綾波?あれはあおなm」
「あやなみ線」
今度は明らかにシンジの言葉に被せてきた。
2人の間に発生した沈黙の中でシンジは頭をフル回転させて次の言葉を必死に探す。
「・・・今度、"あやなみ線"に乗って、一緒に・・・レゴランドに遊びに行こうか」
「ええ」
363レイが指した先にあるのは青い背景に白文字で書かれた『あおなみ線』の案内板。
名古屋駅から金城ふ頭までを結ぶ第三セクター経営の鉄道路線である。
「あおなみ線・・・が、どうかしたの?」
「あやなみ線」
間髪入れずレイが呟いた。
思わずシンジがレイの顔を見るも、いつも通りのレイの横顔が"あやなみ線"の案内板を見つめていた。
「・・・綾波?あれはあおなm」
「あやなみ線」
今度は明らかにシンジの言葉に被せてきた。
2人の間に発生した沈黙の中でシンジは頭をフル回転させて次の言葉を必死に探す。
「・・・今度、"あやなみ線"に乗って、一緒に・・・レゴランドに遊びに行こうか」
「ええ」
Cromwell_CGC
PROGRESSwotbセンチュリオン擬人化進捗冒頭部分
「使えねな」 「映画じゃあんなに活躍してたのにww」 「要らないよ」 「フリー経験値で飛ばそう」 「完全下位互換」
こんな暴言を浴びせられるのにはもう、慣れた。
神…WGは私を見捨てたのだ。神が愛するのはソ連車や架空戦車。こんな私をバフするメリットなどないのだ。そう、私はティア8イギリス中戦車、Centurion Mk.1
ツリーの片隅に、ひっそりと放置される。
今日も、そしてまた、妹達への踏み台にされる為にガレージに呼び出される。
「ティア8イギリス中戦車、センチュリオン、着任しました。」
「宜しくね。」
心にもないであろう言葉をかけられる。大抵そうだ。上辺だけは取り繕っているがどうせイベント戦だけの出撃になるのだ。コレでもまだマシな方だ、酷い時には最初から暴言を浴びせられる。しかしそんな事にも慣れた。
807こんな暴言を浴びせられるのにはもう、慣れた。
神…WGは私を見捨てたのだ。神が愛するのはソ連車や架空戦車。こんな私をバフするメリットなどないのだ。そう、私はティア8イギリス中戦車、Centurion Mk.1
ツリーの片隅に、ひっそりと放置される。
今日も、そしてまた、妹達への踏み台にされる為にガレージに呼び出される。
「ティア8イギリス中戦車、センチュリオン、着任しました。」
「宜しくね。」
心にもないであろう言葉をかけられる。大抵そうだ。上辺だけは取り繕っているがどうせイベント戦だけの出撃になるのだ。コレでもまだマシな方だ、酷い時には最初から暴言を浴びせられる。しかしそんな事にも慣れた。