七海
_beniwosasu
PAST※転載翻訳等一切認めておりません。 Don't re-upload.2023年1月発行『好きな子』WEB再録です。
第三者視点(硝子・七海)から見た五伏の話です。小説版第二話の話を含みます。 29
rai
MENU10月27日東京ビックサイトCOMIC CITY SPARK 19
妖言34 西ホール ギ17b
呪術廻戦オールキャラグッズです!
スペースにお越し頂いた方へお名刺をお配り致します!
当日はよろしくお願い致します! 12
ぐ@pn5xc
DONEやっと涼しい秋になりましたが、引き続き忙しい七と五。七海が提案します🍁2024.10.7秋のエスケープ「小さい秋~小さい秋~」
キッチンで五条が歌っている。
「小さい秋~見ぃつけた~」
七海はリビングのテーブルで何となく聞いていた。
「小さい秋~小さい秋~小さい秋…」
冷蔵庫を開け、葡萄のジュースを取り出し、次のフレーズに入った五条は「…あれ?」と歌を止める。
「最初は『誰かさんが』で始まるんですよ」
七海は言った。
「そっか。どんだけ見つけんのかと思った、小っさい秋」
五条は笑う。
「ていうかお前、わかってんなら最初に教えてよ」
「気持ち良さそうに歌ってましたので」
七海は手元の珈琲を飲んだ。
昨夜、遅い時間に五条は七海の家に来た。余程疲れていたのか倒れ込むようにベッドに入り、そのまま眠ってしまった。それでも久しぶりに顔を見て、七海の体温を感じたのが嬉しかったのか、今朝、五条は機嫌がいい。良かったのだが。
1979キッチンで五条が歌っている。
「小さい秋~見ぃつけた~」
七海はリビングのテーブルで何となく聞いていた。
「小さい秋~小さい秋~小さい秋…」
冷蔵庫を開け、葡萄のジュースを取り出し、次のフレーズに入った五条は「…あれ?」と歌を止める。
「最初は『誰かさんが』で始まるんですよ」
七海は言った。
「そっか。どんだけ見つけんのかと思った、小っさい秋」
五条は笑う。
「ていうかお前、わかってんなら最初に教えてよ」
「気持ち良さそうに歌ってましたので」
七海は手元の珈琲を飲んだ。
昨夜、遅い時間に五条は七海の家に来た。余程疲れていたのか倒れ込むようにベッドに入り、そのまま眠ってしまった。それでも久しぶりに顔を見て、七海の体温を感じたのが嬉しかったのか、今朝、五条は機嫌がいい。良かったのだが。
Haniwa
DONE✨🥖🕺「はいよろこんで」🕺🍙✨YT: https://www.youtube.com/watch?v=1K3WDpgbKsI
TWT: https://x.com/HaniwaBun/status/1825095474044629069
水素くんちゃんさん
PROGRESS灰七webオンリー作品でした。書いてたのが途中で消えたので泣いています。
とりあえず進捗だけ上げて少しずつ増やせていけたらなと。
パス→灰七の日[○/○○]
灰原が生きていた高専時代に逆行し何度も繰り返す七海の話です。
タイムリープはお好き?私は三度の飯くらい大好き。 2366
uto_aa_saiga
PROGRESSpixivでシリーズしているIF過呪怨霊灰原です。色々設定に捏造がありますのでご注意下さい。
シリーズ一作目:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15284287
注意書き
今回ちょっとダーク寄りになります。
下衆でクズなモブが出てきます。
灰七糖分控えめだけど濃度は高いみたいな。
過呪怨霊全開灰原と呪詛師寄りっぽい七海をお届けします。 12695
knurgw_963
DONEささみさんの本の表紙イラストを担当させていただきました!楽しく描かせていただきました!ありがとうございます!
(担当したキャラクター立ち絵部分のみ掲載)
ミニキャラのお相手キャラも一緒に写っていますので注意!
※お相手一覧※
呪術:七海
グラブル:パーシヴァル
009:ハインリヒ
あんスタ:茨(+友情:スバル)
2434:🌶️
FGO:渡辺綱(主従)
他:ポケモン世界観夢主さん3人 10
Arasawa
DONEハピエン前提で、愛する女に嫌われ逃げられてる七海が好きな人にオススメの話です。前回のお話
https://poipiku.com/3203356/10482935.html
七海の出戻りが解釈違いな元カノの話 3任務先で祓いきれなかった呪霊の返り血をシャワーのように浴びてしまった後の、バケツをひっくり返したような雨は私にとって救いだった。吐瀉物のような臭いが漂う呪霊の返り血に比べれば多少の酸性雨なんて聖水みたいなものだ。特に酷い上半身に存分に雨を浴びて、ずぶ濡れ状態で補助監督と合流するとフイと目を逸らされた。
露骨に拒絶されて傷付かないわけではないけれど、今の自分の汚さを思えば仕方がない。まだニオイが残っているのかもしれない。早く暖かいシャワーを浴びたい。ずぶ濡れのまま高専の高級車に座るわけにいかず、トランクを開けて何か敷けそうなものを探しているとちょっとびっくりしてしまうような大きさの声で「あの!」と声を掛けられた。
2800露骨に拒絶されて傷付かないわけではないけれど、今の自分の汚さを思えば仕方がない。まだニオイが残っているのかもしれない。早く暖かいシャワーを浴びたい。ずぶ濡れのまま高専の高級車に座るわけにいかず、トランクを開けて何か敷けそうなものを探しているとちょっとびっくりしてしまうような大きさの声で「あの!」と声を掛けられた。
Arasawa
DONEハピエン前提で、愛する女に嫌われ逃げられてる七海が好きな人にオススメの話です。前回のお話
https://poipiku.com/3203356/10482794.html
七海の出戻りが解釈違いな元カノの話 2『七海が毎日高専に来てるんだよねぇ』
「……ふーん」
『休日だって顔を出して毎日毎日誰かさんのことをハチ公みたいに待ってるよ。未練タラタラだねぇ』
「だから何」
『おー、機嫌悪う』
「わざわざ電話で言う?」
『来なくなったんだから電話しかないでしょ?ん?そういえば来なくなった時期って七海が来始めた時期と一致してるけど……ハッ!まさか七海が待ってる人って……』
「うるさい」
白々しい推理を披露する同期の電話をブツ切りして深くて長い溜息を吐いた。
七海と顔を合わせたくなくて、結局あれ以来一度も高専に足を運んでいない。悟の言うことが真実だとしたら、それはそれで結局腹が立つ。未練タラタラなくらいどうだって言うんだ。絶対にあの時の私の方が未練タラタラだったし、生死に関わるレベルでメンタルに支障をきたしていた。休みの日まで顔を出している?暇すぎるんじゃないのか。今度高専に用があるから七海が休みの日に行こうと思っていたのに、どうしたらいいんだろう。……次遭遇してしまった時に、ガツンと言えばなんとかなるのかも。いや、でも結構ハッキリ言ったと思うんだけど。
3700「……ふーん」
『休日だって顔を出して毎日毎日誰かさんのことをハチ公みたいに待ってるよ。未練タラタラだねぇ』
「だから何」
『おー、機嫌悪う』
「わざわざ電話で言う?」
『来なくなったんだから電話しかないでしょ?ん?そういえば来なくなった時期って七海が来始めた時期と一致してるけど……ハッ!まさか七海が待ってる人って……』
「うるさい」
白々しい推理を披露する同期の電話をブツ切りして深くて長い溜息を吐いた。
七海と顔を合わせたくなくて、結局あれ以来一度も高専に足を運んでいない。悟の言うことが真実だとしたら、それはそれで結局腹が立つ。未練タラタラなくらいどうだって言うんだ。絶対にあの時の私の方が未練タラタラだったし、生死に関わるレベルでメンタルに支障をきたしていた。休みの日まで顔を出している?暇すぎるんじゃないのか。今度高専に用があるから七海が休みの日に行こうと思っていたのに、どうしたらいいんだろう。……次遭遇してしまった時に、ガツンと言えばなんとかなるのかも。いや、でも結構ハッキリ言ったと思うんだけど。
Arasawa
DONEハピエン前提で、愛する女に嫌われ逃げられてる七海が好きな人にオススメの話です。七海の出戻りが解釈違いな元カノの話 1呪術師としての物心がつく前から七海はそばにいた。七海は、私が二年の時に入学してきた。彼のことは大好きだった。彼も実は私のことが好きだったと判明して、学年が上がる前に付き合い始めた。そこからずっと、灰原が亡くなっても夏油が離脱しても、ずっとずっと七海のそばにいた。七海がいない人生なんて考えられなかった。だからこそ、私は高専卒業と共に呪術師を辞めようとした七海を必死で引き留めた。七海に地獄を味わわせ続けるとしても、そばにいてほしかった。当時高専を卒業して一年目だった私は、七海がいない人生が考えられなかった。
七海は誰よりも何よりも心の支えだった。支えを失った自分がどうなるのかなんてわからなくて、七海がいない人生なんて考えるだけで背筋が凍るほど寂しくて、時には冷静に時には情けなく泣きじゃくりながら説得したけれどまるで効果がなかった。七海は七海で、私をこの地獄から連れ出そうとしてくれた。お互いにお互いを熱く説得しあって、険悪にもなる日もあったし見えない心を身体で分かり合うように貪りあう日もあった。大きな紆余曲折を経て、結局私は七海と共に過ごす人生よりも、この地獄で支えを失ったまま生きる道を選択してしまった。
2300七海は誰よりも何よりも心の支えだった。支えを失った自分がどうなるのかなんてわからなくて、七海がいない人生なんて考えるだけで背筋が凍るほど寂しくて、時には冷静に時には情けなく泣きじゃくりながら説得したけれどまるで効果がなかった。七海は七海で、私をこの地獄から連れ出そうとしてくれた。お互いにお互いを熱く説得しあって、険悪にもなる日もあったし見えない心を身体で分かり合うように貪りあう日もあった。大きな紆余曲折を経て、結局私は七海と共に過ごす人生よりも、この地獄で支えを失ったまま生きる道を選択してしまった。