Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    中世

    shiraishiMrs

    DOODLE人/中世/姉弟妹 捏造名前
    今はもうここに居ない 神に見放されたといっても、それは今に始まったことではないのだと思う。
     あのお姉ちゃん、ウリャーナが──妹が、兄の「お上品な遊び仲間」にするみたいに──激昂するのを、ふたりは小さくなって部屋の隅の空気を分けあうようにして、聞きたくなかったけれど、でもたしかに聞いていた。歳近い妹、ナターリヤは半分泣いていた──それだけでじゅうぶんに悲劇的な事件だと痛感できた──が、イヴァンは昼間のようにはめそめそしなかった。妹の手前、というのもあったかもしれないが、冷厳なナターリヤが喉を詰まらせ、弱虫のイヴァンが神経を尖らせざるを得ないという、その場は異質な状況にあった。
     それでもイヴァンは、姉の言葉のひとつひとつを、高温の鉄の塊で心臓に押し焼かれるような心地で聞いていた。銀色の鈴が転がるような、軽涼なウリャーナの声。その声で、煮凝りみたいな憎悪をはらんで「おまえ」とか「くそ女」とか最悪な言葉を紡ぐのが、腐って軋む、染みのある天井ごしに響いてくる。かつてならウリャーナはぜったいにそんな粗野な言葉を使わない──もっと言えば別人のように怒鳴り散らすこともしない──と信じていたのだが、怒りや憎しみは人間を壊すのだと思い知る。それがたとえば清貧な聖職者でも、血の味も知らぬ貴族の息子だったとしても、ろくでなしの母親のもとに生まれついた貧乏娘だったとしても、「その時」は平等に訪れるものなのだとイヴァンはすでに気がついていた。
    3407

    fucoshnkl

    MOURNINGなんか去年まんがでテンパってる時に手元で吐き出した奴隷シマと富豪ヤマのお話
    いわゆるなんでも許せるひと向け

    ※注意※
    ・シマヤマである必要はない
    ・舞台設定はよくわからない 少女漫画によくある中世と何かがごっちゃになったファンタジー的な 少なくとも現代ではない
    ・たぶん年齢操作
    ・覚えてないけど色んな人が書いたやつ混ざってる
    ・もちろんフリー素材
    ・シマヤマである必要はない
    富豪と海賊ハカタ国でおきゅうと長者として名を馳せる富豪のヤマカサ
    友人に連れられ興味本位で闇オークションに参加したところ、ある出品に目が釘付けになりました
    筋骨隆々の美しい体をした若い男で、上半身は裸、下半身に申し訳程度に被せられた薄布ごしに見え隠れする男根が見事です
    「今いくらの値がついている?」
    「1,500スゴカ(通貨)だな」
    「面倒だな 1万5千!」
    ヤマカサは一気に値を釣り上げ、男を競り落としました

    男の身柄を引き取って帰宅したヤマカサは、自室のベッドの上から誘います
    「さぁ 僕を抱いてくれ」
    目を丸くする男
    「……あなたは男性ですよね?」
    「男を抱くのは初めてか?」
    「……女性にも、触れたことはありません……」
    「なるほど、それもいいだろう」
    5314