Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    交通

    s_pa_de_

    DONE付き合いたての真緒とあんずが、交通トラブルで同じホテルの一室に泊まることになる話。ズ!とズ!!の間くらいの話です。
    星灯りの未来を(まおあん)街灯で照らされた道に、スーツケースのタイヤが転がる小さな音だけが聞こえる。駅前だというのにすれ違う人はまばらで、通りを埋める店は軒並みシャッターが閉められていた。時間は夜の九時。そんな、夜中でもないような時間に、全く人気がなくなってしまうような田舎の駅前を、あんずと真緒はお互いスーツケースを引きながら歩いているのであった。
    「あっ、あれホテルだよ」
    「んっ⁉︎あ、そ、そうだな!」
    「真緒くん待ってて。聞いてくる」
    あんずはその場にスーツケースを置いて、少し離れたところで煌々と輝くビジネスホテルへと駆け出していった。その後ろ姿を真緒はぼうっと見つめる。
    ーーこれ結構、やばいんじゃないか?
    事の発端は地方での仕事の依頼が入ったことにある。撮影地近くのホテルに前泊しようということになり、そのつもりで予定を練っていたのだが、真緒は急遽生徒会長の仕事で、身動きが取れなくなってしまったのであった。それをあんずが手伝う形で、夜に宿泊施設に到着できるように遅れて電車に乗り込んだ。それが、野生動物と衝突したとか何とかで止まってしまい、スーツケースひとつで見知らぬ田舎町に放り出されたのが三十分ほど前の話だった。
    5428

    5oma_n

    MOURNING以前書きたいところだけ開き直って書くタグで書いた、交通障害によりらぶほ避難するリーマンロドの別√。こっちはロくんの矢印強め。あとこちらも書きたいところだけ書きなぐりました。
    降り積もる雪のため公共交通機関は大打撃を受け、ドラルクとロナルドは新横浜の駅前で為す術なく打ちひしがれていた。タクシーやバスには長蛇の列、駅周辺のホテルは軒並み埋まっているのは年末、更には金曜日の夜のためであろうか。どうしたものか、と考えあぐねたドラルクがピンと来たのは、避難場所として稀に使用することのある施設の利用だった。
    「ラブホテル行ってみようか、ロナルドくん」
    「……はぁ!?」
    ドラルクからの提案に対し、端正な顔を盛大に崩して叫んだロナルドに周囲の視線が集まる。帰宅難民の鋭い殺気をいなしながら、ふたりはどうにかラブホテルを見つけることが出来た。幸か不幸か一室しか空きがなく、ふたりは滑り込むようにしてその部屋へと入室した。しっかりと暖房の効いた暖かな室内に、ふたりは揃って息を吐く。ドラルクはばさりとコートを脱ぎ捨てると、手早く靴下を脱ぎスラックスの裾を捲った。こっちかな、と言いながら開けた扉の先には浴室があり、それを見て大きい湯船だねぇ、と嬉しそうにロナルドに笑いかけた。
    1344

    Lupinus

    DOODLE男さにわ×鬼丸くん現パロ設定 官能小説現パロにしたかったのだが森○登○彦パロみたいになってしまったやつ 京都で大学に通っている主人公(さにわではない)と鬼退治をしている青年(刀剣男士かもしれない)が出会う話 将来的にはたぶんラブコメさに鬼 鬼丸くん周辺のレア太刀がいろいろいる
    【追記】
    20/12/26 交通情報と短刀が増えました。
    21/4/9 親戚が増えました。
    「僕の知り合いが鬼退治をやっていてね」
    「えっ」
    「僕の知り合いが鬼退治をやっていてね」
    「」
    最近電車に乗り遅れたり落とし物をしたりと妙に運が悪い主人公。民俗学サークルの不思議ちゃん先輩に相談したらもしかして鬼にとりつかれているのでは?と言われてしまう。先輩の紹介でやってきた粟田口で出会った鬼丸さんに、あんたを狙う鬼を切ってやると言われて……

    ・主人公
    都大学(粟田口まで自転車で十分くらい)に通う平凡な大学二回生。民俗学系のサークルに所属。

    ・先輩
    主人公のサークルの先輩。民俗学をやっている院生。ものすごいマイペースぶりで大学の有名人。
    北野白梅町のマンション在住。自転車通学。
    一度だけ忘れ物の弁当を届けに来た弟にものすごく兄者と呼ばれていたのでそのときからあだ名が兄者になった。

    ・鬼丸さん
    粟田口の古民家に暮らしている先輩の友人。人を寄せ付けない雰囲気の青年。
    おいしい日本酒と引き換えに鬼を切ってくれるらしい。
    きれい好きのようで家は古いけど片付いているし風呂だけはリフォームされている。
    よく親戚の子どもたちが遊びに来ているので怖いけど悪い人ではなさそう。

    ・先輩の弟
    嵐山 1692

    jab_kyojin

    DONEプロペシ小説「Ticket」/ペッシ視点。
    休日にプロシュート兄貴から呼び出されたペッシ。
    それも「交通手段は何であれ切符は2枚買え」と不可解なことを言われる。
    1枚分不要な切符の理由は?
    ―Ticket—


    「……」

    腑に落ちない……。
    そう思いながら、オレはバスの券売機に札を差し込んだ。

    ――スッ

    券売機が5ユーロ札をのみ込み、タッチパネルに5種類の切符が表示される。
    選ぶはバスの1回券、1.5ユーロ。それを2枚。オレの分と、プロシュート兄貴の分だ。

    「兄貴ってば無駄なこと嫌いなくせによぉ~~。もぉ~~」

    休日の今日、兄貴から電話があり、家に来いと呼び出された。しかも、『交通手段は何であれ切符は2枚買え』と意味不明なことを言う。兄貴は家にいるんだから、兄貴分の切符はいらないはずだけど、それを指摘しても『ごちゃごちゃ言うな』と一蹴するし……。
    仕事柄、突然呼び出されることには慣れているし、休日が吹き飛ぶことも気にしない。暗殺チームの〝唐突″には意味があるんだ。それは些細な任務も同じ。些細な任務、されど綿密な構成の一部。そのときには理解できないことも、任務を経て意味を知る。
    仕事はチームプレイだけど、人を殺したことのない下っ端のオレには、パズルのような世界観だ。小さな任務を1ピース、1ピースはめていき、チーム全体で暗殺というミッションをこなしていく。

    ……じ 3542