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    MOURNINGアレックスしないと出られない部屋に本編ロドと30年後ロド詰める話、完全にこの流れから進めなくなったので現在書き直ししてます。こちらのルートは供養ということで置いておきます。きちんと書いてまたあげますので暫しお待ちを!!
    「ウワー知ってるこれ!セックスしないと出られない部屋だ!!」
    「セックスしないと出られない部屋!?」
    「そのままだよロナルドくん!ご覧、扉の上にでかでかと掲げられた看板を!!」
    「う、うわああぁ書いてある!!」
    バタンと大きな音を立てて閉ざされた扉の上、ゴシック体で記された注意書きの看板には「セックスしないと出られない部屋」というトンチキな文言が記されていて、ロナルドとドラルクは揃って悲鳴をあげた。

    ふたりがそういう関係になって数ヶ月が経つが、死にやすい吸血鬼の身体を拓くというのは大変な困難を極めるものだった。またロナルドは血気盛んな若者であるが故、挿入に至るまでに誤射してしまう日々を繰り返してしまう。そんな中、どうにか行為の最後までに至るようになった矢先の出来事に、ふたりは頭を抱えつつもこの大いなる大義名分を得たことに深く感謝せざるを得なかった。如何せん、ムードの作り方を知らない若造と、知識だけは蓄えてしまった吸血鬼とでは事に及ぶまでに時間を要することが多い。やれ寒いから棺桶に入らせろだの、ジョンが寝たからいいだろうだの、雰囲気を作るのが下手にも程があり、それはどちらにも言えることではあった。
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    MOURNING以前書きたいところだけ開き直って書くタグで書いた、交通障害によりらぶほ避難するリーマンロドの別√。こっちはロくんの矢印強め。あとこちらも書きたいところだけ書きなぐりました。
    降り積もる雪のため公共交通機関は大打撃を受け、ドラルクとロナルドは新横浜の駅前で為す術なく打ちひしがれていた。タクシーやバスには長蛇の列、駅周辺のホテルは軒並み埋まっているのは年末、更には金曜日の夜のためであろうか。どうしたものか、と考えあぐねたドラルクがピンと来たのは、避難場所として稀に使用することのある施設の利用だった。
    「ラブホテル行ってみようか、ロナルドくん」
    「……はぁ!?」
    ドラルクからの提案に対し、端正な顔を盛大に崩して叫んだロナルドに周囲の視線が集まる。帰宅難民の鋭い殺気をいなしながら、ふたりはどうにかラブホテルを見つけることが出来た。幸か不幸か一室しか空きがなく、ふたりは滑り込むようにしてその部屋へと入室した。しっかりと暖房の効いた暖かな室内に、ふたりは揃って息を吐く。ドラルクはばさりとコートを脱ぎ捨てると、手早く靴下を脱ぎスラックスの裾を捲った。こっちかな、と言いながら開けた扉の先には浴室があり、それを見て大きい湯船だねぇ、と嬉しそうにロナルドに笑いかけた。
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    MOURNINGオメガバロドの発情期入ったドちゃんとロくんの話、こういう展開にしたいけどオチがわからず供養…多分いかにもな展開にはならないのが弊社のオメガドラちゃかな…どうでしょうか。
    「ジョン、ドーナツ買ってきたぞ。ちょっと俺と交代しようか」
    蓋の閉じられた棺の上、丸くなりじっと息をひそめていたアルマジロが、ぱっとその身体を開き小さな声でニュンと鳴いた。実はアルファだったというジョンは、ロナルドとドラルクとがその番関係を結ぶ前まで、その脆弱過ぎるオメガにとっての騎士だったのだという。交わることはないとしても互いの絆が絶対であると信じてやまなかったジョンは、ふたりがその関係に至ったことを伝えると、えっ、という表情を浮かべていた。ロナルドにならドラルクのことを任せられる、という思いと、それはそれとて大切な主人の騎士の座は渡せませんよ、という思いとが拮抗したゆえの表情だったらしい。
    今でこそ抑制避妊剤は比較的容易に手に入れることが出来る。しかしほんの少し前まで、それらは一部の吸血鬼により一子相伝で伝えられる秘薬であったり、原材料すら入手しにくく更には配合も困難な薬であったのだという。今のように流通がされるようになるまで、ドラルクには発情期が訪れ、そのドラルクを守り続けてきたのがジョンだった。とはいえ、襲い来る不埒なアルファからその身を呈して主人を守るというわけではない。棺にひっそりと納まる主人の側を離れず、発情期が過ぎるのをそっと見守り続ける、というのが騎士たるジョンの使命であった。
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