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    卒業

    nmnm_nmsn

    REHABILI▼春高後〜卒業のあいだに関係が変化する(予定)東西の話の書きかけ冒頭(予定)▼ディープなキスをしているだけ▼描写が下手
    無題 ――うわ、すげえ。
     それが西谷夕17歳、生まれて初めてのキスに対する最初の感想。いや、最初とはいえねえか。はじめは触っちゃいけないと言われているモノにビクビクしながら触ってはバッと離れていく指先のように、一瞬くっついてはすぐに離れるキスともいえない唇同士の接触を繰り返すこと数回。俺の方が小っ恥ずかしさに耐えきれず「もっとガッと来てくださいよ、ガッと! アンタならできるでしょ!」と胸ぐら摑んで叫んだら、旭さんは広い手を俺の肩に置いて、緊張してたんだろうな、節分の鬼のお面みたいなツラで「い、いくからね……」と言って、たっぷり10秒は経ってからやっと顔を寄せてきた。
     乾いた唇を今度は強く押しつけられて、さらに何秒か経つ。で、この後ってどうするんだ? 濡れた何かがちろちろと俺の唇をなぞるように撫でている。キス初心者の俺もそれなりに緊張して、それなりに固くなっていたらしい。いつのまにか旭さんの手は俺のうなじに触れていて、それが少し擽ったくて、思わず唇を緩めたその瞬間、俺は旭さんが先ほどまでの旭さんじゃなくなっていることを悟った。 
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    kanosaya

    MEMO身内で盛り上がっていた現パロの自分担当部分
    (空ディル夫婦とディル空)
    支部のそれぞれを現パロに持ってきた感じ。

    高校進学で家庭の事情でお世話になる先を探していた嫁空ちゃん(ディル空の空くん)が同性だと思っていたディルックさん(ディル空の旦那)のところにお世話になって一悶着あってくっついたけど、ディルックさんと同じ顔をしたらお姉さんに『高校卒業までは我慢しなさい』と言われた二人という設定
    空くんの18歳の誕生日にディルックさんに抱かれて、それ以降は何もなく、卒業までは一緒に寝るだけの2人『何が欲しい?』
    そう、ディルックさんに聞かれたのでぼくは素直に答えた。
    形ばかりの夫婦だからせめて抱いて欲しいーまさかそんな事を言うと思ってたなかったのかディルックさんは本当に驚いた顔をしたけれど、ぼくの気持ちをわかってくれたのか引き寄せてくれた。
    誰にも教えていないけれど、ぼくの旦那さんはディルックさんだ。
    色々あって、既成事実も何もないのにディルックさんはぼくと籍を入れてくれた。ディルックさんが指にはめている指輪と同じものをぼくは持っているけれど、指にははめられなくてこっそりと忍ばせている。まだ早いから『本当にぼくがちゃんも奥さんになった時に指にはめてね』と言ったら微笑んで小さく頷かれた。ちなみにディルックさんの指にはまっている指輪はぼくが頼まれてはめた。見た目の印象を裏切る少し節張ったぼくよりはるかに大きな手をつかまえて、ゆっくりととおした。2人きりの誰もいない不思議な時で、ディルックさんが少し嬉しそうだったのを覚えている。
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