呑
maya_machida
DOODLE着衣での乳首攻めから、ノッてしまったやり過ぎた朝。(仁科は頭抱えてるけど、本人は気づいてない)と、にしなの呑み込んだよささづか(エロくはない。エロくはないはず………) 3
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ質の前の話
前話「星呑み小話14」→https://poipiku.com/315554/5703292.html
後話「星呑み小話17」→https://poipiku.com/315554/6151812.html
星呑み小話15かん、かん、と鏨の音が響く。風にそよぐ草木は無く、空を渡る鳥もおらず、空間の主と伴侶以外に音を立てるもののいない此処では、実際より随分と大きく聞こえた。
「……[[rb:丹星 > あかほし]]殿、少し休まれては」
延々と鏨を振るう丹星に、[[rb:焼火 > やけひ]]が声をかける。
『なに、まだまだよ』
「しかし……[[rb:畏 > い]]と[[rb:虞 > ぐ]]に尋ねたら、朝から一切休憩をしていないと」
畏、虞とは丹星がその手で鍛え作った二丁の銃だ。元々は剣と鉾であったらしいが、銃が気に入った為作り直し今に至っている。神の作ったものが只の武器である筈もなく、形を変え喋ることも出来る、あやかしのようなものだ。
2393「……[[rb:丹星 > あかほし]]殿、少し休まれては」
延々と鏨を振るう丹星に、[[rb:焼火 > やけひ]]が声をかける。
『なに、まだまだよ』
「しかし……[[rb:畏 > い]]と[[rb:虞 > ぐ]]に尋ねたら、朝から一切休憩をしていないと」
畏、虞とは丹星がその手で鍛え作った二丁の銃だ。元々は剣と鉾であったらしいが、銃が気に入った為作り直し今に至っている。神の作ったものが只の武器である筈もなく、形を変え喋ることも出来る、あやかしのようなものだ。
ntntU
SPOILER酔蝶華感想25その2霊夢がセクシーでワロタ、漫画版だと霊夢寝間着で登場しすぎである
人間がみんなおかしくなってるけど霊夢は寝ているだけだったんだろうか
いつものおっさんたちもおかしくなってるけど店主は無事なんだろうか
熱燗呑んだことないけど熱燗が美味しそうな話でした。萃香はいつもノースリ&ノー下着で元気でよさげで来月も楽しみ。
ちなみにこの絵は電話中の落書き兼ハガキ戦士のボツ絵
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸後~質前の話
前話「星呑み小話12」→https://poipiku.com/315554/5629938.html
後話「星呑み小話15」→https://poipiku.com/315554/5890781.html
星呑み小話14褥で久方ぶりの夢を見ているのであろう己の伴侶をそのままして、[[rb:丹星 > あかほし]]は一人廊下を歩く。其処から見る庭は、植物なぞ一本も生えていない、石と砂で形作られたものだ。作ったものも、管理するものも生き物では無いのだから、似合いではある。只時折、それが妙に虚しいと感じる時がある。今もそうだった。恐らくこれは丹星が丹星としてある限り、つまり永遠に抱えていかなければならない感情なのだろう。
廊下を抜け、数える程しか履いたことのない草履を履く。そのまま戸をくぐれば先にあるのは閉じられた門だ。門を閉じていた閂は勝手に横にずれてごとりと落ち、これまた勝手に門は開く。それを悠々と乗り越えて、忘れ去られし戦神は久方ぶりに自らの意思で人界に降り立ったのであった。
2859廊下を抜け、数える程しか履いたことのない草履を履く。そのまま戸をくぐれば先にあるのは閉じられた門だ。門を閉じていた閂は勝手に横にずれてごとりと落ち、これまた勝手に門は開く。それを悠々と乗り越えて、忘れ去られし戦神は久方ぶりに自らの意思で人界に降り立ったのであった。
pepupepushi
DOODLE初恋の逆襲(イドアズ漫画)☆自分の初恋に気づいていなかったウツ朮″兄弟の話
★「産声を上げるのが早すぎた」「きみの産声を丸呑みにする」と同じ設定で、「産声を上げるのが早すぎた」の3ページ目直前の時間軸の話ですが、☆の前提がわかっていればこれ単体でも大丈夫です 6
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ弐の前の話
前話「星呑み小話:あやかしやしき」→https://poipiku.com/315554/4949196.html
後話「星呑み小話:さとりの話」→https://poipiku.com/315554/6439517.html
星呑み小話:凪の夜――こんな事になるなんて思わなかった。
朝日が差し込むにはまだ早い、薄暗い寝床で[[rb:旋葎 > せんり]]は思う。本当は今すぐにでも起き上がりたいのだが、そうもいかない。理由は2つある。
先ず、身体が怠い。次に、身体が重い。痩躯の割に大した怪我や病気と縁がない旋葎としては、あるまじき事態である。何故そうなったかと言えば、――[[rb:楓星 > ふうせい]]のせいであった。
『……』
前兆は無かったと、旋葎は思う。むっすりと黙ったまま、布団に転がる旋葎を見下ろしている。
「……あー、お前」
『言われなくても、分かってる』
被せるように早口で投げられた言葉に、旋葎は目を見開く。楓星の表情は何時もと大して変わらず不機嫌そうで、状況と親睦性がない。
2274朝日が差し込むにはまだ早い、薄暗い寝床で[[rb:旋葎 > せんり]]は思う。本当は今すぐにでも起き上がりたいのだが、そうもいかない。理由は2つある。
先ず、身体が怠い。次に、身体が重い。痩躯の割に大した怪我や病気と縁がない旋葎としては、あるまじき事態である。何故そうなったかと言えば、――[[rb:楓星 > ふうせい]]のせいであった。
『……』
前兆は無かったと、旋葎は思う。むっすりと黙ったまま、布団に転がる旋葎を見下ろしている。
「……あー、お前」
『言われなくても、分かってる』
被せるように早口で投げられた言葉に、旋葎は目を見開く。楓星の表情は何時もと大して変わらず不機嫌そうで、状況と親睦性がない。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸の後の話
前話「星呑み小話10」→https://poipiku.com/315554/5491746.html
後話「星呑み小話14」→https://poipiku.com/315554/5703292.html
星呑み小話12『落ち着きがねえなァ』
けたけたとした笑い声を、[[rb:一重 > かずしげ]]は無視した。今はそんな何時ものことに構っている場合ではない。小さな村で、ひっそりと暮らしていただけでは見ないものばかりなのだから。
――今、一重は[[rb:石動 > いするぎ]]と共に、ある屋敷を目指していた。一重の奉公先となるそれは、叔父の[[rb:汽一 > きいつ]]と共に暮す村からは一国程離れており、幼い一重には初めての長旅となる。その付添を頼まれたのが石動だった。彼はそもそも国を越えて荷物を運ぶことを生業としていたので、適役だろうという判断である。勿論それ以外にも理由はあるのだが、一重は知らされていない。
2590けたけたとした笑い声を、[[rb:一重 > かずしげ]]は無視した。今はそんな何時ものことに構っている場合ではない。小さな村で、ひっそりと暮らしていただけでは見ないものばかりなのだから。
――今、一重は[[rb:石動 > いするぎ]]と共に、ある屋敷を目指していた。一重の奉公先となるそれは、叔父の[[rb:汽一 > きいつ]]と共に暮す村からは一国程離れており、幼い一重には初めての長旅となる。その付添を頼まれたのが石動だった。彼はそもそも国を越えて荷物を運ぶことを生業としていたので、適役だろうという判断である。勿論それ以外にも理由はあるのだが、一重は知らされていない。
vkos
MOURNINGハロウィン漫画描くときに酒呑み音頭を調べてたら関連動画に出て、この図が頭に浮かんで仕方なかったので…白薔薇「ピ、ピアノはありますよ💦」
ゾズマ「アセルス毎日ぐーるぐる(迷子)」
イルドゥン「二時間ちょっとの訓練場だと?」
オルロワ「馬車屋するなら出資しても良い」
零姫「こんな夫嫌じゃ」
飛ばし屋「一日一便だぜ」
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸の前の話。怪我描写有り
前話「星呑み小話3・前」→https://poipiku.com/315554/4904736.html
後話「星呑み小話3・後」→https://poipiku.com/315554/5108676.html
星呑み小話11神というものは生物――特に人間が「そうあれ」と望み、祈ることで名前と形を保っている。人の、身勝手でどうしようもない望みに沿うには、理解がなければ話にならない。戦の、野蛮な血塗れの神である[[rb:丹星 > あかほし]]とて例外ではなく、それが出来ていたからこそ今の今まで消えずにいたのだ。存在も名前もこの国から消え失せた神は幾多もいる。消えずとも、神達は人間が繁栄するほどに力が目減りしていくのを感じていた。だから残った神は消え失せる前に表舞台から降りることとした。今も起きている神は丹星のみであろう。他は恐らく永遠に起きることはない。消えるか眠るか、淀んだ二択の末の酷い結末だ。
何故前者を選ばなかったのか、丹星は夢のうちで何度も答えを探した。星がなければ今もその答えを見つけることが出来なかっただろう。
2120何故前者を選ばなかったのか、丹星は夢のうちで何度も答えを探した。星がなければ今もその答えを見つけることが出来なかっただろう。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸後の話
前話「星呑み小話8」→https://poipiku.com/315554/5355684.html
後話「星呑み小話12」→https://poipiku.com/315554/5629938.html
星呑み小話10「……気になってたんだけど」
何時ものように大人しく座っている[[rb:伊呂波 > いろは]]がそう呟いた。
『はい』
[[rb:鯨湦 > けいしょう]]が短く返事をする。その手はゆっくりと確かめるように伊呂波の髪を櫛で梳いている。
ある日急に項が見えるほどに切った伊呂波の髪は、年月と鯨湦のまめな手入れの結果、女のように長くなっていた。それを毎朝鯨湦が梳り、結んで飾り付けるのが二人の日課となっている。
男の髪を手入れして飾り付けるなんて、道楽にしても趣味が悪くないか、と伊呂波は思うのだが、こうしている時の鯨湦は顔が見えずとも随分楽しそうなのが伝わるので、されるがままになっている。それに、こうして朝を二人で迎えるのも久しぶりだ。
1204何時ものように大人しく座っている[[rb:伊呂波 > いろは]]がそう呟いた。
『はい』
[[rb:鯨湦 > けいしょう]]が短く返事をする。その手はゆっくりと確かめるように伊呂波の髪を櫛で梳いている。
ある日急に項が見えるほどに切った伊呂波の髪は、年月と鯨湦のまめな手入れの結果、女のように長くなっていた。それを毎朝鯨湦が梳り、結んで飾り付けるのが二人の日課となっている。
男の髪を手入れして飾り付けるなんて、道楽にしても趣味が悪くないか、と伊呂波は思うのだが、こうしている時の鯨湦は顔が見えずとも随分楽しそうなのが伝わるので、されるがままになっている。それに、こうして朝を二人で迎えるのも久しぶりだ。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ肆のエピローグ的な話その2
前話「星呑み小話:渡れぬ水が横たわる」→https://poipiku.com/315554/8478175.html
後話「星を呑んだ 伍」→https://privatter.net/p/7702350
星呑み小話9「まだ険しい顔をしていますね」
[[rb:晶 > あきら]]の声に[[rb:楓星 > ふうせい]]は「していない」とぶっきらぼうに返事をした。子供のような有様に、晶はこれ見よがしに溜息をつく。
それを無視する楓星は、ただひたすら一点を睨んでいる。先にいるのは、[[rb:旋葎 > せんり]]と[[rb:石動 > いするぎ]]だ。
『……なんであればかり気にかけるんだ』
低い声で楓星が吐き出す。
「数百年ぶりに死んだと思っていた親同然の存在と再会すれば、普通そうなると思いますが?」
楓星は返事をしない。
恐らく、楓星も全く理解していないわけではないのだろう。それでも、旋葎の全ては自分のものであり、他者に分け与える部分なぞないと考えているから不満が湧き上がってしまう。
1460[[rb:晶 > あきら]]の声に[[rb:楓星 > ふうせい]]は「していない」とぶっきらぼうに返事をした。子供のような有様に、晶はこれ見よがしに溜息をつく。
それを無視する楓星は、ただひたすら一点を睨んでいる。先にいるのは、[[rb:旋葎 > せんり]]と[[rb:石動 > いするぎ]]だ。
『……なんであればかり気にかけるんだ』
低い声で楓星が吐き出す。
「数百年ぶりに死んだと思っていた親同然の存在と再会すれば、普通そうなると思いますが?」
楓星は返事をしない。
恐らく、楓星も全く理解していないわけではないのだろう。それでも、旋葎の全ては自分のものであり、他者に分け与える部分なぞないと考えているから不満が湧き上がってしまう。
Lobotomy_poppo
DONE職員ハンター。ルイスとマックスとハンターで三馬鹿トリオ。お酒好きで強いは強いんだけど酒癖が日替わりでどれもこれもクソめんどくせぇ。
あまりたくさん飲ませるとめんどくせぇ。呑み会にはバカトリオをセットで誘おうな。
渡チキ
PAST去年の年末に開催された兼歌WEBオンリー『恋の和歌さわぎ~電脳庭園にて~』で投稿させていただいた漫画の再放送その③喜怒哀楽「哀」😢悲しい題材なのに個人的に一番好きな仕上がりのお話になってしまいました😂負の感情に呑まれた付喪神は魔性にとっては至高の食物。どうにかして食べようと、魔性達が日々折れた恋刀を模しておびき出そうとしている感じです。最後のあれについては読み手様のご想像にお任せします^^ 8yuruunisan
DONE星を呑む ソロデカ かなり甘い デカイベ後 甘いものが好きでもなく食に興味が薄いデカラビアと贈り物をするソロモン 灯火イベント前に書いたので違和感あるかもしれません。星を呑む「助かるぜ」
機械工のメギド、タムスが弾んだ声を出した。ハンマーに歯車、作業途中でも手軽に食べられる保存食、彼は意気揚々と一式抱えて作業場に戻っていく。
その姿を見送り、ソロモンはほっと一息をついた。
「気に入って貰えたみたいでよかった」
ソロモンのアジトのメギド達には、軍団長たるソロモンからプレゼントを贈られる習慣がある。
そして、当然の事だがメギドによって喜ぶプレゼントは様々で、少し困ったことに要求方法も様々だった。
先程の機械工の彼は、そう言う意味では分かりやすいメギドだった。ヴァイガルドに慣れてない所があるのか、他の理由か、欲しい物を直接の品名で言うのは苦手のようだが、どういった物が欲しいのかは自覚していて、それをソロモンに要求するのにも躊躇が無い。甘え上手で、ソロモンにとっても楽な相手だとも言えるだろう。
6930機械工のメギド、タムスが弾んだ声を出した。ハンマーに歯車、作業途中でも手軽に食べられる保存食、彼は意気揚々と一式抱えて作業場に戻っていく。
その姿を見送り、ソロモンはほっと一息をついた。
「気に入って貰えたみたいでよかった」
ソロモンのアジトのメギド達には、軍団長たるソロモンからプレゼントを贈られる習慣がある。
そして、当然の事だがメギドによって喜ぶプレゼントは様々で、少し困ったことに要求方法も様々だった。
先程の機械工の彼は、そう言う意味では分かりやすいメギドだった。ヴァイガルドに慣れてない所があるのか、他の理由か、欲しい物を直接の品名で言うのは苦手のようだが、どういった物が欲しいのかは自覚していて、それをソロモンに要求するのにも躊躇が無い。甘え上手で、ソロモンにとっても楽な相手だとも言えるだろう。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸のエピローグ的な話その3
前話「星呑み小話7」→https://poipiku.com/315554/5310073.html
後話「星呑み小話10」→https://poipiku.com/315554/5491746.html
星呑み小話8約二ヶ月ぶりに見た[[rb:鯨湦 > けいしょう]]は酷いものだった。
人間の形を維持し続けることくらい、呼吸よりも容易いはずだ。けれど、今の鯨湦の身体は時折水と腐った肉が透けては戻っている。
「……老けた?」
少々迷ってから、[[rb:伊呂波 > いろは]]はわざとからかうようにそう言った。表情もそれに合うようにしたつもりだが、恐らく出来ていないだろう。
この地での化物退治から半月程が経過した頃、結局使うことのなかった小鳥の妖とよく似たものが飛んできた。甲高い声のそれが単語で告げたのが、鯨湦の来訪である。
嫌ならすぐ返事を返せ、ということも言っていたが、それはしなかった。明けて翌日、すなわち今こうして二人は久々の対面をしている。
2124人間の形を維持し続けることくらい、呼吸よりも容易いはずだ。けれど、今の鯨湦の身体は時折水と腐った肉が透けては戻っている。
「……老けた?」
少々迷ってから、[[rb:伊呂波 > いろは]]はわざとからかうようにそう言った。表情もそれに合うようにしたつもりだが、恐らく出来ていないだろう。
この地での化物退治から半月程が経過した頃、結局使うことのなかった小鳥の妖とよく似たものが飛んできた。甲高い声のそれが単語で告げたのが、鯨湦の来訪である。
嫌ならすぐ返事を返せ、ということも言っていたが、それはしなかった。明けて翌日、すなわち今こうして二人は久々の対面をしている。
Do not Repost・東龍
DONE【2021/9/28・カラー版追加】お題【ナ行のキャラ】と、いうわけで
BEST HITSのニコをば。ついでに線画。
……なんか手塚治虫先生が呑み屋でアトムとウランのエロ漫画描いたけど慌てて破り捨てた話を思いだしたくらい、妙に性的に感じました。
やらしいショタだなぁ(殴)。 2
sawah
MOURNINGはい、プレミアムう◯い棒明太子をツマミに呑んだくれていたのは庶民の私でございます決してシャルル様ではごさいません。
あしからず
酔ってるとはいえなんてくだらないもの描いてしまったのか 供養。 2
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ陸のエピローグ的な話その1
前話「星を呑んだ 陸」→https://privatter.net/p/7931199
後話「星呑み小話7」→https://poipiku.com/315554/5310073.html
星呑み小話6「絶対に嫌だ!」
甥・[[rb:一重 > かずしげ]]の鼓膜を裂くような大声なぞ初めて聞いた、と[[rb:汽一 > きいつ]]は内心驚く。そもそも、あまり感情を表に出さない子供だった。それがあの一件から段々よくも悪くも年相応の振る舞いをするようなってきている。
「叔父さんもさ!駄目だと思うでしょう!?」
少し涙の浮かんだ目で一重が汽一の方を見る。
「……思うところはなくもないが、良いんじゃないかと儂は思うがなぁ」
その言葉に一重の首に巻き付いていた蛇が笑う。
『ほれみろ!そんなお綺麗なことを思ってるのはオマエだけだ!』
煽るような物言いに、一重が乱雑に蛇を払う。床に落ちた蛇は一瞬水のようになり、すぐに狐の形を取った。
2479甥・[[rb:一重 > かずしげ]]の鼓膜を裂くような大声なぞ初めて聞いた、と[[rb:汽一 > きいつ]]は内心驚く。そもそも、あまり感情を表に出さない子供だった。それがあの一件から段々よくも悪くも年相応の振る舞いをするようなってきている。
「叔父さんもさ!駄目だと思うでしょう!?」
少し涙の浮かんだ目で一重が汽一の方を見る。
「……思うところはなくもないが、良いんじゃないかと儂は思うがなぁ」
その言葉に一重の首に巻き付いていた蛇が笑う。
『ほれみろ!そんなお綺麗なことを思ってるのはオマエだけだ!』
煽るような物言いに、一重が乱雑に蛇を払う。床に落ちた蛇は一瞬水のようになり、すぐに狐の形を取った。
mowanorai7
DOODLE語彙力ないサドビ10話の合宿の話 多分ネタバレ皆んな可愛い…22歳組可愛いね天才 私そういえば酒呑みキャラ好きだったと再認識した
こっからTRIGGER大変になるの考えたくない…というかあと3話でホントに終わる…??????マジ…??????? 3
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ伍の後の話後編
前話「星呑み小話3・前」→https://poipiku.com/315554/4904736.html
後話「星を呑んだ 陸」→https://privatter.net/p/7931199
星呑み小話3・後生きるのは苦しいことだと、[[rb:鯨湦 > けいしょう]]は知っている。
腐った重い身体を引きずっていれば尚更だ。捨ててしまえば楽になれることも、勿論知っている。
けれども、鯨湦にそれを選ぶことは出来ない。
今日もとっくに死んでいる身体を引きずって、しがみついている。
「――お前の方が死にそうだな」
そう言ったのは[[rb:旋葎 > せんり]]だった。
『……ああ、来てたんですか』
「招き入れておいて何を言うんだか。しかし、まあ……」
旋葎の目に映るその部屋は、一面赤く染まっていた。佇む鯨湦も着物を赤くしている。
それでいて染めたモノの残骸は一つも見当たらないのだから器用なものだと、旋葎は感心する。口に出すと後ろの[[rb:楓星 > ふうせい]]が呆れ果てそうなので黙っていたが。
2136腐った重い身体を引きずっていれば尚更だ。捨ててしまえば楽になれることも、勿論知っている。
けれども、鯨湦にそれを選ぶことは出来ない。
今日もとっくに死んでいる身体を引きずって、しがみついている。
「――お前の方が死にそうだな」
そう言ったのは[[rb:旋葎 > せんり]]だった。
『……ああ、来てたんですか』
「招き入れておいて何を言うんだか。しかし、まあ……」
旋葎の目に映るその部屋は、一面赤く染まっていた。佇む鯨湦も着物を赤くしている。
それでいて染めたモノの残骸は一つも見当たらないのだから器用なものだと、旋葎は感心する。口に出すと後ろの[[rb:楓星 > ふうせい]]が呆れ果てそうなので黙っていたが。
ryuhi_k
DONEべったー掲載「星を呑んだ」シリーズ本編外の一コマ伍の後の話
前話「星を呑んだ 伍」→https://privatter.net/p/7702350
後話「星呑み小話3・前」→https://poipiku.com/315554/4904736.html
星呑み小話5ごろごろと、飲み込めないものがいつまでも残り続けているような。
他にどう表現したらよいのかも分からぬものが、[[rb:睲壡 > とうえい]]と名乗ることにした妖の中で燻っていた。
全てはうまくいった筈だ。己の主は幻を見ることなく――。
『いや、あれは……どうなんだろうな……』
己の本体である鏡が置かれた部屋から、庭を見る。赤い花が咲き誇る先に主の後ろ姿と、もう一つ何かがいる。何かは酷く曖昧で、人のように見えた次の瞬間には妖にしか見えない形になってしまう。鏡にすらそう映るのだから恐ろしい。
主を想うのならば、引き離すべきなのだろう。けれども、それが主の隣に居て欲しいと願ったのは紛れもなく睲壡だ。同じように間近で星を見た男の声によって、主の目以外にも映ることとなった。
1130他にどう表現したらよいのかも分からぬものが、[[rb:睲壡 > とうえい]]と名乗ることにした妖の中で燻っていた。
全てはうまくいった筈だ。己の主は幻を見ることなく――。
『いや、あれは……どうなんだろうな……』
己の本体である鏡が置かれた部屋から、庭を見る。赤い花が咲き誇る先に主の後ろ姿と、もう一つ何かがいる。何かは酷く曖昧で、人のように見えた次の瞬間には妖にしか見えない形になってしまう。鏡にすらそう映るのだから恐ろしい。
主を想うのならば、引き離すべきなのだろう。けれども、それが主の隣に居て欲しいと願ったのは紛れもなく睲壡だ。同じように間近で星を見た男の声によって、主の目以外にも映ることとなった。