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    差別

    asa_elu

    DONEおふとんバース伯チヒ
    その他の人ハクリくん×まくらチヒロくん
    伯チヒというかハクリくんが自覚する話です
    ※バース自体の説明は作品内でしてないです
    ※元にないオリジナル設定があります

    言い訳というか。
    バチ世界が治安悪いので『付加価値』とはしましたが、元の設定通りバース性の差別はないという設定です。
    あくまで付加価値というか……(それも差別と言われたらそれまでですが……)
    「ハクリ、調子悪いのか?」
    「んぇ?」
     間抜けな声が出たな、と頭のすみっこの方で思った。
     柴さんは『野暮用』で、ヒナオさんとシャルちゃんは女の子同士で買い物とかで、俺とチヒロで留守番の日。どうしようかって話してる時だった。実は最近ちょっと寝不足気味で、別に体の調子は悪くないけど、チヒロはそういうとこによく気づく。凄いと思う。さすが侍!
     チヒロはあまり表情が動かないけど、心配そうな顔をして首をかしげてるのがわかった。あまり心配をかけるわけにはいかないので、慌てて手と首を振る。
    「いや、ちょっと寝不足気味っつーか! 全然だいじょ……ふ、ぁ……んぐ、」
     大丈夫、と言おうとしたところで欠伸が出そうになってそれを噛み殺した。説得力ないなあ。
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    @t_utumiiiii

    DOODLE医師になる夢を挫折してエミリー・ダイアーとして歌手デビュー(蛍)したリディア先生のお歌がお気に入りの入院患者4-1-1ちゃん エマエミ?
    ※差別的な描写等
    蛍(エマエミ) 彼女のデビュー作であり出世作でもある『蛍』をはじめ、発表した数多の曲は皆人々に愛され、ひとたびレコードが発売されれば、それから毎週ヒットチャートの上位に君臨する稀代の歌手こと“エミリー・ダイアー”が幼いころに抱えていた夢は、彼女のトレードマークでもある星の光の色をそのまま映し取ったかのようなティアラと、澄み切った夜空色をしたマーメイドラインのドレスの織り成す魅力的な雰囲気とは似ても似つかず、「医師になること」というものだった。全ての患者の健康を守り、助け、その幸福に寄与する、誠実な医者になること。それが、幼いころのエミリー、もとい、リディア(彼女の本名だ)が胸に抱いていた夢だった。
     女学校では模範生として知られた彼女が、幼少期から温め続けていたその夢を具体的に追い始めた頃、医師という過酷な職業選択に対して非協力的な態度を取り、度々衝突することとなった両親の元から逃げるように飛び出した彼女は、学費と生活費とを捻出する必要から、求人を出していた下宿近くのバーで働き始めた。そこで彼女はときに歌い手としてステージにも立ったが、それはもっぱら演者が時間通りに現れず、いきり立つ客を諌めるためのその場しのぎであって、彼女が歌うことを自ら志願したわけではなかった。彼女はどちらかと言えば臆病な性質であったが、何らかの(この場合は、金銭上の)必要があればそれなりに豪胆に振舞うことができる性質であり、ステージを出しているバーの側からすれば、それなりに見映えのする若い娘、それも歌がある程度務まるようなものを立たせておけば問題ない。双方の利害の一致として、彼女は時折バーのステージで歌い、余分のチップを貰いながら、昼間は学生としての生活を続けていた。
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