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    登場人物

    のぞむ(g-enom)

    MOURNING【注】非公式設定、星の王子さまモチーフ
    登場人物:オオカミ少年、飛行機乗り、蛇、黒髪の少年(Little Prayer)、羊飼い(ストレイ・マーチ) ※moon child収録以前につくったお話です
    2章のラストからしばらくして→https://poipiku.com/458280/7267466.html
    下手ですが朗読→https://twitcasting.tv/c:genom297/
    『オオカミ少年の物語』全4章(うち本編2章)「あの星を見ると、なぜだかとても恋しい気持ちになるんだ。」


    1. 夢の章 ~エモクトロ~


     砂漠の中にぽつんと、町がありました。その町にはいつも退屈そうにしている少年がいて、毎日何もない砂漠をふらふらと散歩していました。
     ある日、その町外れの砂漠に赤い飛行機が不時着していました。少年がそっと近寄ると、飛行機のそばで大人の男の人が困った様子で、ぼんやりとパイプを吸っていました。少年はあまりにもびっくりしてしまったので、目を見開いたまま動けませんでした。その大人はやっと少年に気がつき言いました。
     「君はこのあたりに住んでいるのかい?近くに、飛行機の整備ができるところはないかな?」
     少年は首を縦に振ったり横に振ったりしながら、だんだんとわくわくしてきました。もしかしたら、この人は僕をこの町から連れ出してくれるかもしれない。
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    masu_en

    DONE昨年8月発行のかなやさんの不穏な燐ひめ本に寄稿させていただいたもの。テーマは心中です。直接的ではないつもりですが登場人物の死を描写しています。苦手な方は閲覧をお控えください。また、2021年6月までの情報を元に執筆したため、燐音が運転免許を持っていません。
    映画『ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア』のオマージュを多分に含みます。
    【再録】通行料はまけてよ、神さま 明日、地球は滅びるのだそうだ。

     例えばこれを桜河に言われたなら、「インターネットの見過ぎですよ」と窘めたことだろう。椎名に言われたなら、「何かおかしなものでも食べたのですか?」と本気で心配したかもしれない。天城に言われたならば、そうだな、村上春樹にでも影響されたか、あるいは今更『アルマゲドン』でも観たのか。見かけによらず純粋なところのある我らがリーダーは、今度は何にかぶれたのか──うんざりしながらも話に付き合ってやっていたのかも。ただしHiMERUの機嫌が良ければ、という条件付きで。
    「──はあ」
     しかし冗談にしても笑えないこの話題を持ち掛けてきたのは、よりによってあの風早巽だった。
    「もしそれが本当なら……、随分落ち着いているのですね、巽?」
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    白檀香

    DONE五夏五、エロなし、カプ要素有り、ご都合主義、おバカ展開有りのコメディ短編小説です。
    登場人物は五と夏(後半モブ有)
    色々とお粗末です。
    拙い文章ですが必ず以下注意書きをご覧の上お楽しみ下さい。

    《注意》
    ・5月7日のお話のつもりで書きましたがそれ以外は謎の世界線です
    ・原作(劇場版共)をコミカルにパロった描写有
    ・キャラ設定一部崩壊
      (本来別のキャラの科白の引用など)
    五月七日 拘束部屋にて 夏油傑は憔悴しきった様子で拘束部屋の呪符を見つめていた。
     何枚もの呪符が身体に貼り付けられ、両手は後ろで束ねられ身動きがとれないようにされている。特に掌には幾重にも呪符が貼り付いている。

     『傑〜♪調子はどうだい?』
     いつから居たのか、背後から五条悟が現れた。
     『…』
     『傑ぅ〜、黙ってちゃわかんないよ?』
     『…』
     『ヨーヨーHey Yoマイメンすぐる〜♪わっさぷまいめんラブリーすぐる〜♪』
     『…』
     『チッ…無視かよ傑』
     五条はわざとらしくハァと深く溜息をついて肩をすくめた。
     
     暫く沈黙が続いた後、夏油はずっと閉ざしていた口を開いた。
     『…ナンデ私ハココニイル…?』
     夏油は極度の疲労で呂律の回らない状態のまま何故拘束されているのかを尋ねた。
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