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    mi4ra1_under

    DONEバレンタインデーをきっかけに恋が芽生える王道もセドハリなら通れます。
    好意が恋へと育っていく瞬間を目撃した双子が今後二人の恋をサポートしてくれるかもしれないし、適度に邪魔してくるかもしれない!どっちも読みたい!
    バレンタイン/愛の日 2月14日。バレンタインデー。
    愛の日とも呼ばれている今日は何だか城の中が浮ついた空気に溢れている気がして、そんな日に廊下でばったり出会ったせいか彼の顔を見た時(何かあげたいな)って思ったんだ。ポケットを探ったらたまたまそこにハニーデュークスの高級チョコレートが入っていたから、話の途中に何の気なしに「ハッピーバレンタイン」ってチョコレートを差し出していた。すると甘い笑顔が良く似合う彼の体が石みたいに硬直してしまったのを見て、渡すタイミングを間違えたかもしれないことに僕は遅れて気がついた。

    「ありがとう、ハリー!」
    「ひぇ……」

    石化から戻ってきたセドリックがチョコレートのお礼にと広げた腕に囲われてつい、情けない声を漏らしてしまった。ぎゅう、と柔らかく抱きしめる腕と壁のような硬い体のあたたかさに埋もれて思わず顔が赤くなる。他意なく渡したたった一枚のチョコレートで男女問わず人気のある校内屈指のハンサムからハグが返ってくるなんて、思ってもみなかった。そこにさらに、自分に対してだけの特別なものなんだと錯覚させるとびきりの甘い笑顔まで付いている。正直言ってキャパオーバーだ。沸騰しそうなくらい熱くなった顔を見られる恥ずかしさに狼狽えていると、するりと腕を解かれてあたたかい体が離れていく。ほっとしたような寂しいような気持ちで彼を見ると、セドリックは大事そうに手にしたチョコレートを眺めてからへにゃりと眉尻を下げた。困ったようなその顔にハリーが首を傾げると、
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    なまたまご

    TRAININGラノベ作家大倶利伽羅さんと家事代行にょたんばちゃん③小さな絆芽生え編前半です!
    注:大倶利伽羅さんがダサい
    この話はますおさん考案の設定を元にした三次創作です。エピソードの案は小ゆずさんより頂きました。
     心頭滅却すれば火もまた涼し、よく聞く言葉だがあれは嘘だ。人は火に触れれば焼け死ぬ、涼しい訳がないだろう。あれは単なるものの例えで、そんな馬鹿な指摘をする方が馬鹿だ。それは分かっている。俺は湯船の中で茹だる身体に、溜息を吐いた。それでもまだ足りず、湯船の中へと頭を沈める。ちょうど地獄の釜のようにぶくぶくと泡を立たせる。堪らなくなって顔を上げたが、状況は以前として変わらない。俺の脳裏からミニスカメイドの白桃如き尻が離れなかった。どこからどうはみ出しているのか、むちむちと音を立ててパンツのクロッチから恥じらいもなくはみ出している肉。それらはまるで競い合うようにむちむちと自分の居場所を取り合っていた。俺は馬鹿げたことに、その肉と下着の間に指を入れてみたい、と一瞬でも思ってしまった。その柔らかさや温度に興味を持ってしまった。その時のそれが性欲であると、その時はすぐに気づかなかったが、恐らく、いや…当然これは性欲に当るだろう。叶うことなら、それはただ単に純粋に気になっただけで、決して性欲ではないと主張したい。
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