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    あまき🍬🌳

    DONE少年囚人リオセスリが、看護師長シグウィンに初めて「平等」を与えられる話。


    ・勢い任せ。ほぼ一発書き。
    ・初めてレベルの一人称視点です。
    ・短いのでサクッと読めます。
    ・誤字脱字あると思います。色々多めに見てください。
    ・リオセスリが子供だった故に平等な扱いではなかった可能性の話です。つまり捏造。
    ・カップリング要素は無いです。
    平等な囚人 くそっ! 覚えとけよ! 卑怯な奴らめ! これは俺が集めた特別許可券を使って手に入れたパンと水だ!
    俺は心の中で悪態をつきながら薄汚い通路を走った。暗すぎて見てないだけで、本当に汚いのか? なんて、ここには小綺麗にしてる奴なんてごく限られているし、どうせろくに掃除なんてしちゃいないんだから、まともに考える必要はない。トカゲの走ってる通路ってだけで、抱えていたパンも水も落とせやしなかった。
    奴らに足をやられなくて良かった。追いつかれたら今日の飯がなくなって、もっと最悪だったからな。
    ぎりっと悔しさで口の端を噛む。殴られた右の頬が痛い。口の中は血の味でいっぱいだった。
    なにが、「こんにちは、良い物を持ってるね。リオセスリくん」だ、複数人で囲んで食料を奪おうなんて汚い真似しやがって。
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    佐伯雛子

    DONE坂視点坂伴ssです。坂の母を捏造していたり、モブ上官が出てきてたりな短い話です。ピアノを弾くサカノーエコージが書きたかったんです。
    因みに作中で坂が弾いている曲はタイトルの曲です。編曲は作曲者の妻版でご想像ください。元々原曲が歌曲でそれをピアノ用に編曲しているので、歌詞を読みながら、曲を聴きながら読んでみるとより楽しいかもしれません。

    ※9話ネタバレ注意
    ※ばんちゃは最後しか出ません。
    Widmung【坂視点坂伴ss】少し昔話をしよう。
    これは私がまだ少尉に上がりたての頃。季節は夏、上官に連れて行かれた迎賓館での夜会での話だ。

    ***

    上流階級の社交場とは退屈なものである。華やかなドレスや着物に身を包んだ淑女達、仕立ての良い正礼装姿の紳士達が一つどころに集まっては噂話に花を咲かせ、上辺だけの微笑に、言葉尻にじわりと欲を潜ませて。何とも居心地の悪い場所であった。

    おまけに黒を纏った男達の中で第二種軍装の白は目立つのか。至る所から無数の視線を向けられているのが痛い程分かった。頭のてっぺんから爪先までを這う、ねっとりとした視線。粗はないかと誰も彼もが己に点数をつけているようで堪らなく不愉快だった。

    己の成功の為に飾り立てた連中から勧められるがまま上機嫌で杯を煽る上官を横目に、青二才であった私はこのくだらない集まりが早くお開きになることをただ願っていた。
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    Rahen_0323

    SPUR MEスグリ対策考えてたカキツバタif、六話目です。全て幻覚。
    地獄のチャンピオン交代ループと保護者召喚です。バトルシーンは書けなかった。無念。
    超好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜5話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
    次回、またしてもなにも知らない主人公登場。多分主人公視点になります。バトルもあるかもしれない。
    地獄の沙汰もバトル次第 6日照りの中、結晶が砕けリザードンが倒れ伏した。

    「勝者、チャレンジャースグリ!!こ、これによりランキング変動!!ブルベリーグチャンピオンは、スグリとなります!!」

    観客席が騒つく。三天王とゼイユが絶句している。
    その中オイラとスグリは、ただ静かに互いを見据えていた。
    「……本当、強くなったねぃ、お前」
    「はぁっ、はぁ…………は、はは、勝てた……見ろよ、やっぱり俺は正しかった………!!頑張れば才能にも主人公にも勝てるんだ!!」
    「……………………」
    ただ、向こうはオイラを見ているようで見ていなかった。相変わらず何処か遠くのなにかを見ている。
    人のことを勝手に捻じ曲げないで欲しいなあ。オイラはお前が認めて欲しいと思うヤツを知りもしないんだぜ?ていうか『主人公』ってなんのことよ?
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