視
makino1639
DONE不死煉ドロライのお題より拝借第17回「スーツ」 (2023年5月)でふわっと考えていた後半を、第28回「カメラ」を機会に書き下ろして全体を再構成しました
コロコロ視点変わって、しんみりエンド
原作軸、時系列は適当、♾️🚂や最終話に関するもの含め捏造設定多々アリ
死ネタ、出しゃばりなモブなど何でも許せる方向け 5780
okopi_to
DOODLE鶴尾/転生ネタ有の現パロ/R15くらいX(Twitter)で開催中の『鶴尾マンスリードロライ』4月のお題『エイプリルフール』で書きました。
・尾視点のゆるい話
・事前・事後描写があるので一応ワンクッション
・『生』ノ~ス…は食べたことがないので、いつの日か聖地巡礼する際に食べてみたいです……
▲Warningの画像クリックで開きます▲ 6297
yukimi_trpg28
SPOILERVOID感想絵スチルまとめ+α。HO2視点 #茸卓VOID二陣2022.11~2023.4通過済
本編最初から最後まであるのでネタバレです(描いた順番はバラバラ)
※NPCなどの容姿捏造、自陣オリジナル描写の抜粋あり。
※HO1とHO2のCP描写があります 35
so/soka_@落書きメイン
DOODLE厨二組フルダイブ 落書き 二枚目からセッション、シナリオネタバレあり。未通過、未視聴閲覧要注意でお願いいたします。
花淵君と比留間さんがっつり書いたのこれが初めて?みたいな部分あるのでお手柔らかに…
KPLさん、PLさんもいます。なぜか。 8
デデ王沼の芋月
MOURNINGヒスイノボリとヒスイにポーンしたクダリが邂逅してから数週間後くらいのイメージ。ノボリの一人称視点、と言うより独白。誰かに聞かせているとかではなく、自分の中で考えている感じです。行間に色んなものを詰め込んでいる『古のHPの手法』なので画像化小説ではなく通常の文章としてポイします。なんでも許せる方のみお付き合い下さい。 734Do not Repost・どべ
INFO【4/29追加】※「これの何が悪いの?」な感性な方はお去り
※他にも被害者多数
※ギャレに詳細話→https://x.gd/luWVG
⚠️各SNSブロック推奨→@rinene3
てっきり「募集条件を無視してきたから描くのを拒否した腹いせ」から盗作し始めたのかと思いましたが…… ゆるパク元の自分に平気で接触してきて自キャラ描かせようとした事が判明してさすがに鳥肌出た。
下はただの保管。 49
umaretate_ta
DONE【ラブブル2展示】色別で♤視点、♡視点、監視点です
⚠️監督生喋ります⚠️
一歩踏み出せ!いや踏み出すな!
自覚あり♡なし♤の短い話です😇
すでにいろいろミスを見つけましたが何卒ご容赦ください...。
PASS→エスデュの数字2桁
数日間、このまま展示しております🙏 7
yummygrain
DOODLE後天的TS。よその研究室からハさんが預かってた(ハさんの現在の恋人が男だとどこからか聞きつけ、媚びを売るために送りつけてきていた)TS薬品を事故でひっかぶったノさん。ハさんに元に戻るまで絶対許さん怒りの視線を向けるので、ハさんは心中土下座しながら薬品のデータを送ってもらって解毒剤を必死に研究する。必死すぎて徹夜して倒れてTS中でもラッキースケベするけどその宇宙猫思考のおかげで解毒薬開発成功する。kara
DOODLEラハ光♀フィナーレより後
ヒカセンは自機のジルで、名前も出てくる。
理性が負けそうになってる話の続きみたいなやつ。ジル視点。
自分の心の問題だ、自覚はあった。
感情の起伏が緩やかになっている。悪く言えば鈍い。フレイは、それ見たことか、と少し悲しそうに吐き捨てて、あなたの悲しみや苦しみはきちんとここにあるから大丈夫だと言った。
きっと疲れてしまったんだと、休めば良くなるよと誰かが言った。きっとそうだと思ったし、実際、宙の果てから戻った時より、たっぷり休んで、暫く経ってからの方がずっと良くなった。元気になって良かったと言われたから、元気になったのだろう。丸くなったとも言われた。
みんなには、なんとなく誤魔化せてる気がした。グ・ラハには、誤魔化せていない気がした。
++++
あれから、一緒に眠ってくれなくなった。ベッドに潜り込むことも許してくれなくて、部屋に入っても少し微妙な困ったような顔をされる。仕方が無いから、返し損なったままずっと持ち歩いている彼のブランケットと一緒に眠っている。
4430感情の起伏が緩やかになっている。悪く言えば鈍い。フレイは、それ見たことか、と少し悲しそうに吐き捨てて、あなたの悲しみや苦しみはきちんとここにあるから大丈夫だと言った。
きっと疲れてしまったんだと、休めば良くなるよと誰かが言った。きっとそうだと思ったし、実際、宙の果てから戻った時より、たっぷり休んで、暫く経ってからの方がずっと良くなった。元気になって良かったと言われたから、元気になったのだろう。丸くなったとも言われた。
みんなには、なんとなく誤魔化せてる気がした。グ・ラハには、誤魔化せていない気がした。
++++
あれから、一緒に眠ってくれなくなった。ベッドに潜り込むことも許してくれなくて、部屋に入っても少し微妙な困ったような顔をされる。仕方が無いから、返し損なったままずっと持ち歩いている彼のブランケットと一緒に眠っている。
もずけ
MOURNING鯖モブ寮生視点 レオ監♀鯖モブ寮生は寮長の恋を成就させたい!!「オレ、監督生を部活の見学に呼ぼうと思うんだよね」
ルームメイトがオレの発言に目を剥いた。やつは手にしていたグラビア雑誌を取り落とした後、さっと顔を青くした。
「お前、そんなことしたら、寮長にボイルにされんぞ」
「ちっげーよ! そういう下心じゃなくて!!」
断じて違う。そもそもオレの好みは、もっと小さくてふわっとしてて、リスみたいでオレが守る!! って心の底から思えるような女の子だ。まかり間違っても、寮長相手に殴ってでも止めると啖呵を切ったり、あの人の協力を取り付けるために一晩中部屋の前で大騒ぎしたりするような女じゃない。
「そうじゃなくて、ぶっちゃけあの2人もどかしいんだよ!」
そうもどかしい。
寮長は監督生のことを気に入ってるし、監督生も寮長に懐いている。でもあの2人がお互いに抱いている感情は、それだけじゃない。お互いがお互いを見つめる目が、どんなふうになっているか、一度あの2人は鏡を見て確かめたほうがいい。
4397ルームメイトがオレの発言に目を剥いた。やつは手にしていたグラビア雑誌を取り落とした後、さっと顔を青くした。
「お前、そんなことしたら、寮長にボイルにされんぞ」
「ちっげーよ! そういう下心じゃなくて!!」
断じて違う。そもそもオレの好みは、もっと小さくてふわっとしてて、リスみたいでオレが守る!! って心の底から思えるような女の子だ。まかり間違っても、寮長相手に殴ってでも止めると啖呵を切ったり、あの人の協力を取り付けるために一晩中部屋の前で大騒ぎしたりするような女じゃない。
「そうじゃなくて、ぶっちゃけあの2人もどかしいんだよ!」
そうもどかしい。
寮長は監督生のことを気に入ってるし、監督生も寮長に懐いている。でもあの2人がお互いに抱いている感情は、それだけじゃない。お互いがお互いを見つめる目が、どんなふうになっているか、一度あの2人は鏡を見て確かめたほうがいい。
とおる
DONE2024/05/04 スパコミにて頒布予定のAU本「B.B.」の書下ろし部分冒頭サンプルです。サンプルで結構な量を公開しますが、本にはまだまだ沢山あるので!!!大丈夫です!!
「Born to Shine」(ダンサールス)の書下ろし→ルス視点とハン視点の冒頭
「Break Out」の書下ろし→ルス視点(本編なぞり)とハン視点(本編後)の冒頭 44946
李坂怜菜
DONE楽トウポメガバ。ポメガの🐶とそれを知った8️⃣。両想い。🐶視点。過去作の片想い編(https://poipiku.com/9312231/10174263.html)の続き。2人でポメガについての本を読んで学ぶ話。終始人間の姿です。
ポメガバの設定がかなり自己流です。あくまでも「諸説ある」内の一つだと思って頂けますと幸いです。
OK?(pass:y/n) 2685
84_84_hs
PAST侑日/モブ視点前途洋洋前途洋洋
『午後6時より宮侑引退会見 MSBYブラックジャッカル』
十余年をMSBYブラックジャッカルでフランチャイズ・プレイヤーとして走り続けたその人は、そのキャリアを終わらせるのだと言う。
2度のオリンピック代表選手として、また長きに渡るチームの正セッターとしてVリーグ優勝へと幾度となく導き、癖のあるスパイカー達を巧みに操る手腕、その上に甘いルックスと人柄(主にチームのツッコミ役)からなる人気をもって早すぎる引退を惜しむ声が大きかった。
そんな私もMSBYの箱推しファンとして彼の引退は涙を流すほど惜しいと思う。忘れもしない引退を発表した日、休日の午後に公式SNSから発信された情報を見た瞬間スマホを落とし思わず「なぜ……?」と呟いてしまったほどだ。数日手につかないであろう仕事は休もうかとも思った。素人目から見てもまだまだ現役選手として不足は無く、彼が居たからこそMSBYはVリーグの上位をひた走れたといっても過言では無いと思っている。
2123『午後6時より宮侑引退会見 MSBYブラックジャッカル』
十余年をMSBYブラックジャッカルでフランチャイズ・プレイヤーとして走り続けたその人は、そのキャリアを終わらせるのだと言う。
2度のオリンピック代表選手として、また長きに渡るチームの正セッターとしてVリーグ優勝へと幾度となく導き、癖のあるスパイカー達を巧みに操る手腕、その上に甘いルックスと人柄(主にチームのツッコミ役)からなる人気をもって早すぎる引退を惜しむ声が大きかった。
そんな私もMSBYの箱推しファンとして彼の引退は涙を流すほど惜しいと思う。忘れもしない引退を発表した日、休日の午後に公式SNSから発信された情報を見た瞬間スマホを落とし思わず「なぜ……?」と呟いてしまったほどだ。数日手につかないであろう仕事は休もうかとも思った。素人目から見てもまだまだ現役選手として不足は無く、彼が居たからこそMSBYはVリーグの上位をひた走れたといっても過言では無いと思っている。
ebita_gogo
SPOILER本編M18スクショ(ばでみネタバレ)エレベータ内で「射線を見極めろ!」を繰り返す度にちょっとずつ見えてくる父さん超可愛い~~~!!ってスクショしてた。
あと「エドワードを追え」表記なの、ルク視点!って感じで滾る~~~~ルクにとってファントムは父さんですのでぇ~~~~↑↑↑って気分がアガった。 4
too_daume
PROGRESS進捗というより悲鳴父水でスぺース取ったのにゲタ水本しかない状態を防ぎたい…!でも配信が早く来すぎて話の辻褄が爆発してるのを無視できなくなっている…ッ!!笑って…だれか笑って!!
そんな感じで…できてもできたてコピー本まっしぐらなんですがそうなったらなったでプリンターがおかしい問題と向き合わないといけないのがつらい…
あ、缶バッジの絵は普通紙カラーでプリントだったのでちゃんとできました! 2
李坂怜菜
DONEつなとらエイプリルフール。🐉🐯未満。甘さはありません。🐯視点で🐉は出番少なめ。🐯が最後に抱いた感情は、はたして。私が思う、今の二人の嘘の在り方。
※独自解釈なのでご注意下さい…!
OK?(pass:y/s) 1728
李坂怜菜
DONE楽トウ。両片想い。朝の星座占いを見た話。🐶視点。占い今朝のテレビの星座占いは最下位。仕事場へ送ってもらう道中も渋滞にはまり、赤信号にも何度も捕まった。
車から降りたまさにその場に水溜りがあり靴が濡れ、時間を確認しようと画面を付けたスマホの充電はまだ午前中にも関わらず4分の1を切っていた。
占いに絶大な信頼を置いているわけではないが、ここまで不幸が続くとさすがに「今日は運が悪いな」と思ってしまう。
ようやくスタジオに到着し、これから仕事が始まる。ここからは何の言い訳もきかない。出来栄えはそのまま俺の実力だ。よし、気合い入れるぞ。
楽屋へ向かう廊下。密かに一人決意を新たにしていると、背後から声がする。
「狗丸!」
その声に心臓が大きく高鳴る。
緊張する……はずだった。いつもならそうだった。でも今日は違う。
631車から降りたまさにその場に水溜りがあり靴が濡れ、時間を確認しようと画面を付けたスマホの充電はまだ午前中にも関わらず4分の1を切っていた。
占いに絶大な信頼を置いているわけではないが、ここまで不幸が続くとさすがに「今日は運が悪いな」と思ってしまう。
ようやくスタジオに到着し、これから仕事が始まる。ここからは何の言い訳もきかない。出来栄えはそのまま俺の実力だ。よし、気合い入れるぞ。
楽屋へ向かう廊下。密かに一人決意を新たにしていると、背後から声がする。
「狗丸!」
その声に心臓が大きく高鳴る。
緊張する……はずだった。いつもならそうだった。でも今日は違う。
李坂怜菜
DONE楽トウ未満。桜の下で撮影な2人。8️⃣←🐶の淡い片想い。🐶視点。桜八乙女楽が桜の木の下で儚げな表情を浮かべる。
それはもう奇跡のような美しさだと、容易に想像できるだろう。俺は今まさにそれを目の当たりにしている。言葉にできないこの心境をどうか察してくれ。もはや現実かどうかも怪しい。それくらい絵になる。
今日は雑誌の撮影で、春号ということで桜をテーマに外ロケだ。グループの垣根を越えて、メンバーをシャッフルして何回かに分けて担当するということらしい。俺が八乙女と同じ回を担当するわけなのだが、どうにもソワソワする。
八乙女のソロショットから撮影が始まり当然の如く見学しているのだが、え、俺、これの次に写るの?そして同じページに載る?正気とは思えない。
八乙女の後に俺のソロ撮影も終了し、今は休憩時間。次はツーショットを撮ることになっている。俺のソロ撮影はどうにも酷く緊張してしまい、いろんなパターンを試してどうにかOKが出たという具合だった。自分に桜が似合うなんて微塵も思えず、八乙女と肩を並べることを考えて尚更焦ってしまった。プロ失格だと思いつつ、仕方ないとも思ってしまう。無理だろ、あんな綺麗なもの見た後で自信満々に撮影なんて。
1322それはもう奇跡のような美しさだと、容易に想像できるだろう。俺は今まさにそれを目の当たりにしている。言葉にできないこの心境をどうか察してくれ。もはや現実かどうかも怪しい。それくらい絵になる。
今日は雑誌の撮影で、春号ということで桜をテーマに外ロケだ。グループの垣根を越えて、メンバーをシャッフルして何回かに分けて担当するということらしい。俺が八乙女と同じ回を担当するわけなのだが、どうにもソワソワする。
八乙女のソロショットから撮影が始まり当然の如く見学しているのだが、え、俺、これの次に写るの?そして同じページに載る?正気とは思えない。
八乙女の後に俺のソロ撮影も終了し、今は休憩時間。次はツーショットを撮ることになっている。俺のソロ撮影はどうにも酷く緊張してしまい、いろんなパターンを試してどうにかOKが出たという具合だった。自分に桜が似合うなんて微塵も思えず、八乙女と肩を並べることを考えて尚更焦ってしまった。プロ失格だと思いつつ、仕方ないとも思ってしまう。無理だろ、あんな綺麗なもの見た後で自信満々に撮影なんて。
李坂怜菜
DONEつなとら。卒業の季節の2人。🐯視点。第二ボタン3月ともなれば服装も少しは薄着になるかと思いきや、まだまだ冷たい風から身を守る重装備が必要なのが現状だ。今日も今日とて冬の装いで、俺と龍之介は道を歩いている。
少し先に学生服を着た男子が数名、黒い筒を手に歩いているのが見えた。
「卒業式かな」
龍之介が呟き、俺も頷く。卒業証書が入っているであろう筒を、ヤンチャな彼らは刀に見立てて軽く振り回していた。
「もうそんな時期か」
「3月だもんね。桜、間に合えば良かったんだけど」
生憎まだ桜は咲いていない。それでも彼らの解放感や達成感溢れる笑顔を見ると、まるで満開の花のようだとも思えた。
ふとあることに思い至り、脳内で少しモヤモヤが生まれる。黙って視線を落とす俺に龍之介はすぐに気付いて、「虎於くん?」と心配そうに声をかけてきた。
1458少し先に学生服を着た男子が数名、黒い筒を手に歩いているのが見えた。
「卒業式かな」
龍之介が呟き、俺も頷く。卒業証書が入っているであろう筒を、ヤンチャな彼らは刀に見立てて軽く振り回していた。
「もうそんな時期か」
「3月だもんね。桜、間に合えば良かったんだけど」
生憎まだ桜は咲いていない。それでも彼らの解放感や達成感溢れる笑顔を見ると、まるで満開の花のようだとも思えた。
ふとあることに思い至り、脳内で少しモヤモヤが生まれる。黙って視線を落とす俺に龍之介はすぐに気付いて、「虎於くん?」と心配そうに声をかけてきた。
李坂怜菜
DONEつなとら。まだ付き合ってない2人の話。🐉視点。君の瞳に乾杯最近、不思議に感じることがある。虎於くんの瞳がキラキラしているように見えるのだ。
綺麗な人だし、かっこよくて美しい。これまでも輝いて見えていた。だけど最近特に、俺を真っ直ぐに見つめるその瞳が、より一層綺麗に思える。
何が変わったわけでもないのに何故だろう。
「龍之介?」
名前を呼ばれてハッとする。虎於くんが怪訝そうな顔で首を傾げながら俺のことを見ている。ほら、今も。キラキラしてる。
「なんでもないよ、ごめんね」
「なんでもなくないだろ、上の空で」
「うーん…」
「俺の話聞いてたか?」
うっ、と言葉を詰まらせると彼は面白くなさそうに口を尖らせた。怒らせてしまっては元も子もない。隠し事はしたくないし、素直に言ってみようか。
906綺麗な人だし、かっこよくて美しい。これまでも輝いて見えていた。だけど最近特に、俺を真っ直ぐに見つめるその瞳が、より一層綺麗に思える。
何が変わったわけでもないのに何故だろう。
「龍之介?」
名前を呼ばれてハッとする。虎於くんが怪訝そうな顔で首を傾げながら俺のことを見ている。ほら、今も。キラキラしてる。
「なんでもないよ、ごめんね」
「なんでもなくないだろ、上の空で」
「うーん…」
「俺の話聞いてたか?」
うっ、と言葉を詰まらせると彼は面白くなさそうに口を尖らせた。怒らせてしまっては元も子もない。隠し事はしたくないし、素直に言ってみようか。
李坂怜菜
DONEつなとら。風の強い日の2人。両片想い。🐯視点。春一番外ロケの休憩中。現場から少し離れたところで龍之介と二人で水分補給をしていると、一陣の強い風が吹いた。
服や髪が靡いて「うわ」と声をあげるが、特に大きな被害はない。遠くで短い悲鳴が聞こえて振り返ると、風に煽られてよろめいた女性二人組が互いに支え合いながら歩いているのが目に入った。
龍之介も同じものを見ていたようで、「大丈夫かな」と心配そうな声を発する。
「俺たちは風に飛ばされることはないから心配いらないね」
「まあ、さすがにこの身体のデカさで風に負けることはないな」
「天はもしかしたらよろけちゃうかもしれないな…風が強い日は守ってあげないと」
ここに居ないメンバーの身を案じて決意を新たにする龍之介を、俺は複雑な想いで横目に見る。
1558服や髪が靡いて「うわ」と声をあげるが、特に大きな被害はない。遠くで短い悲鳴が聞こえて振り返ると、風に煽られてよろめいた女性二人組が互いに支え合いながら歩いているのが目に入った。
龍之介も同じものを見ていたようで、「大丈夫かな」と心配そうな声を発する。
「俺たちは風に飛ばされることはないから心配いらないね」
「まあ、さすがにこの身体のデカさで風に負けることはないな」
「天はもしかしたらよろけちゃうかもしれないな…風が強い日は守ってあげないと」
ここに居ないメンバーの身を案じて決意を新たにする龍之介を、俺は複雑な想いで横目に見る。
李坂怜菜
DONEつなとら。付き合ってる。🐯の誕生日の話。ネガティブ思考の🐯視点。🐯誕2024自分の中身が空っぽだと気付いた時、地に足が付かない感覚を味わった。俺がこれまで見てきたものは、聞いてきた言葉は、与えられてきた幸福は、歩いてきた人生は、一体なんだったのだと。
無意味だったとは言わない。楽しいことも嬉しいこともあった。それでも、他人を傷付けて蹴落としてのし上がろうとした事実を突き付けられてしまえば、これが俺の人生の末路だったのだと嫌でも思い知らされる。
何のために生きてきたのだろう。
鼻で笑われてしまいそうな疑問が脳裏に過ぎる。
なぜ生まれてきたのだろう。
答えのない問いを捨て去る勇気がない。
大丈夫だ。今の俺には居場所がある。なりたい姿も、助けたい人達も、愛する人も、幸せを感じられる要素が周りにたくさんある。
1955無意味だったとは言わない。楽しいことも嬉しいこともあった。それでも、他人を傷付けて蹴落としてのし上がろうとした事実を突き付けられてしまえば、これが俺の人生の末路だったのだと嫌でも思い知らされる。
何のために生きてきたのだろう。
鼻で笑われてしまいそうな疑問が脳裏に過ぎる。
なぜ生まれてきたのだろう。
答えのない問いを捨て去る勇気がない。
大丈夫だ。今の俺には居場所がある。なりたい姿も、助けたい人達も、愛する人も、幸せを感じられる要素が周りにたくさんある。
李坂怜菜
DONEつなとら🏯時代劇パロ。殿様🐯が城下町に住む🐉を一方的に見つけて城に呼ぶ、出会いの話。🐯視点。
その時代の知識皆無で口調も現代のもの。雰囲気だけ感じて頂きたく…
※二人の関係性としては🐉🐯ですが公の立場は🐯が上なので苦手な方はご注意下さい。
OK?(pass:y/n) 2120
李坂怜菜
DONEつなとら。透明人間になる夢を見た🐯の話。🐯視点。↓こちらからお題「透明」お借りしました🌸
https://odaibako.net/gacha/1151
透明人間透明人間になった。
自由に外を歩き回って無銭で諸々を楽しんだり、なんて気持ちには一切ならなかった。周りの誰にも気付いてもらえず、声も届かず、触れることも叶わない。
世界にたった一人きり。
そんな気持ちになって、何処にも行けず立ち尽くすしかない。
助けてくれ。
口にすることが無意味だと分かるから、口を開いても声を出せない。届かないことを再確認して虚しい気持ちになることは明確だ。わざわざそんなことをする勇気はない。
助けてくれ。
それでも心の中では何度も何度も叫んでいる。
助けてくれ。
これは罰だろうか。過去に犯したあらゆる罪が脳裏を駆け巡る。
これは罰だろうか。自分の手で傷付けたたくさんの人間の顔が浮かぶ。
これは罰だろうか。
986自由に外を歩き回って無銭で諸々を楽しんだり、なんて気持ちには一切ならなかった。周りの誰にも気付いてもらえず、声も届かず、触れることも叶わない。
世界にたった一人きり。
そんな気持ちになって、何処にも行けず立ち尽くすしかない。
助けてくれ。
口にすることが無意味だと分かるから、口を開いても声を出せない。届かないことを再確認して虚しい気持ちになることは明確だ。わざわざそんなことをする勇気はない。
助けてくれ。
それでも心の中では何度も何度も叫んでいる。
助けてくれ。
これは罰だろうか。過去に犯したあらゆる罪が脳裏を駆け巡る。
これは罰だろうか。自分の手で傷付けたたくさんの人間の顔が浮かぶ。
これは罰だろうか。
李坂怜菜
DONEつなとら探偵パロ。探偵🐉と助手🐯。🐯視点で片想い風。
ぼんやりと不穏な過去あり。謎解き要素ゼロ🕵️
※肌には刺さりませんが🔪と🪡が出て来ますので鋭利なもの苦手な方はご注意下さい。
上記の内容OK?(pass:y/n) 2392
李坂怜菜
DONEつなとら。猫の日に2人で外を歩く話。🐉←🐯の🐯視点。猫の日の二人龍之介と2人での仕事終わり、次の現場へ向かうにはまだ少しだけ早い、そんなタイミング。昼食と夕食のちょうど真ん中のような時間に、俺たちは2人で通りを歩いていた。
何をするわけでもない、ただの偶然の結果なのだが、それでも密かにデートみたいだと思ってしまう。口に出さなければ許されると言い聞かせ、隣を歩く背の高い男の横顔を窺い見ていた。
「あ」
そんな時、突然龍之介が声を上げる。自分の視線や想いを勘付かれたかと背筋が凍るが、彼の目が全然違う方向を見ていると気付いて安堵した。
「虎於くん、ちょっと待ってて」
そういうが早いか、龍之介はその場を走り去ってしまった。呆気に取られてその背を目で追うと、少し先のパン屋に到着したのが分かった。小腹の空く時間だ。何か食べたかったのだろう。
1929何をするわけでもない、ただの偶然の結果なのだが、それでも密かにデートみたいだと思ってしまう。口に出さなければ許されると言い聞かせ、隣を歩く背の高い男の横顔を窺い見ていた。
「あ」
そんな時、突然龍之介が声を上げる。自分の視線や想いを勘付かれたかと背筋が凍るが、彼の目が全然違う方向を見ていると気付いて安堵した。
「虎於くん、ちょっと待ってて」
そういうが早いか、龍之介はその場を走り去ってしまった。呆気に取られてその背を目で追うと、少し先のパン屋に到着したのが分かった。小腹の空く時間だ。何か食べたかったのだろう。
李坂怜菜
DONEつなとら未満。🐯視点。🐉←🐯の後ろ暗い想い。あの日の背中ŹOOĻとTRIGGERが同じ番組に出演することも少なくない。俺たちの間にあったことを何も知らない世間から見たら、今をときめくアイドルという点で同じ場所に立つことも不自然ではないのだろう。それは俺が望んでいることのようでもあり、どこか居心地が悪いようでもある。今日もその「同じ番組に出演する」日だった。
少し用を済ませるために楽屋を出て廊下を歩いていると、少し先に龍之介の姿が見えた。1人で歩いている。向かっている先はTRIGGERの楽屋だ。戻ろうとしているのだろうと容易に想像がつく。
何の迷いもなく、その背を追った。「今日もよろしく」と挨拶がしたかった。本当にただ、それだけだった。
すぐにその距離は縮まっていく。そろそろ声をかければ聞こえるだろう。
689少し用を済ませるために楽屋を出て廊下を歩いていると、少し先に龍之介の姿が見えた。1人で歩いている。向かっている先はTRIGGERの楽屋だ。戻ろうとしているのだろうと容易に想像がつく。
何の迷いもなく、その背を追った。「今日もよろしく」と挨拶がしたかった。本当にただ、それだけだった。
すぐにその距離は縮まっていく。そろそろ声をかければ聞こえるだろう。
李坂怜菜
DONEつなとら。寒い日に2人で仕事だった話。付き合ってるかもしれないし付き合ってないかもしれない。🐯視点。ある寒い日「寒いねぇ」
本日何度目になるか分からない一言を龍之介が溢す。俺も自身の両手を擦りながら無言で頷いた。
2月下旬。春が近付いているとはいえ、まだまだ油断できない。真冬並みの寒さを迎えた今日、俺と龍之介はラジオのゲストに呼ばれ、今はその収録が終わったところだ。
スタジオの1階へ降りるエレベーターを待っているのだが、暖房の効きが良くないのか待機場所はどことなく肌寒い。
寒がりな龍之介はマフラーに口元を埋めたり両手をコートのポケットにしまったり、またすぐに手を取り出してハァと息をかけて温めたりと忙しない。
「虎於くん寒くない?」
「寒いよ。手袋を持ってこなかったのは失敗だったな」
「俺も同じ。服ももっと暖かいのにすればよかった」
1112本日何度目になるか分からない一言を龍之介が溢す。俺も自身の両手を擦りながら無言で頷いた。
2月下旬。春が近付いているとはいえ、まだまだ油断できない。真冬並みの寒さを迎えた今日、俺と龍之介はラジオのゲストに呼ばれ、今はその収録が終わったところだ。
スタジオの1階へ降りるエレベーターを待っているのだが、暖房の効きが良くないのか待機場所はどことなく肌寒い。
寒がりな龍之介はマフラーに口元を埋めたり両手をコートのポケットにしまったり、またすぐに手を取り出してハァと息をかけて温めたりと忙しない。
「虎於くん寒くない?」
「寒いよ。手袋を持ってこなかったのは失敗だったな」
「俺も同じ。服ももっと暖かいのにすればよかった」