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    あまや

    REHABILISSS/凪砂の朝
    ⚠︎年齢操作(詳細は出ませんが20↑)、寮は出てる、死ネタ
    ※タイトルは最果タヒさんの詩より
    きみが、死んでも残る花「茨おはよう」

    私の日課は朝起きてリビングの茨に声をかけるところから始まる。
    コーヒーを淹れてまだぼんやりしている頭をスッキリさせたら朝食の準備だ。
    朝は和食がいいと茨が言っていたからご飯とお味噌汁。いつもなら昨日の夕飯の残りを食べるけれど昨日は外食だったから目玉焼きとウインナーを焼いた。もうちょっと食べたいなと思ってサラダとヨーグルトを追加した。4個パックのいちご味。果肉がごろごろ入っていて美味しい。ジュンのおすすめだ。
    和食には緑茶だからコーヒーを飲み干して緑茶を淹れ直す。見栄えにはそこまで興味がなかったけれど、朝ごはんを食べたよとSNSに上げるようになってからランチョンマットやお皿、箸置きにまでちょっとこだわるようになった。美濃とか有田とか、陶器自体には昔から興味があったので、いざ収集し始めると大変なことになってしまった。棚に入らない分は棚の中を空けてから買い足してくださいね、と茨が怒っていたので知り合いにあげたりよく検討して購入するようになったのは成長だろう。
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    oki_tennpa

    DONE薄めのティカクロ
    2部直前に書きました。
    クロエのマナエリアの話。短め、雰囲気小説。

    クロエとラスティカの関係は変わってしまうかもしれないけど、幸せな時間がどこかにあると思うので。
    カプ感ほぼ無し。捏造賢者、死ネタ有ります。

    冒頭の詩は童謡「からたちの花」のパロディになります。
    春って暖かくて良いな~。
    春の水晶にヴィオレットは濡れてミモーザの花が咲いたよ。
    白い白い花が咲いたよ。

    「綺麗な歌だね。のんびりしてて、昼寝しながら聞きたい感じ。でもミモーザって黄色じゃない?白いのもあるの?」
    「おや、そうだったかな。賢者様の教えてくださった歌と混ざってしまったようだ。ミモーザは黄色だよ、クロエ」

    時計の針も仕事を忘れて、白蝶貝の盤面でうたた寝するような昼下がり。
    きぃんと澄んだ鉱石の、冬の空にはお別れをして、甘やかな木苺の春風と三拍子のステップを踏むころ。
    ラスティカとクロエは森で遊んでいた。
    寝不足のクロエは陽だまりの温もりに包まれ、船を漕いでいる。

    「ふわぁ……いつの間にかすっかり春になっちゃった。俺、そんなに出てなかったんだ」
    「どうだろう?僕は今朝眠っていて、ムルに起こされた時にはもう春だったよ」
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