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    買い物

    shiki_poi

    DONEバニーの誕生日おめでとう話です。遅れてきたおめでとう…。やっぱりバニーをでろでろに甘やかしたいだけの人ですね!
    もうまとまらないから思い切って投げました。誕生日だとかどうとか関係ないよね!
    バニーからプレゼントのリクエストはずいぶん前にしてあって、二人の予定があったタイミングでのお買い物デート…というのを…入れそびれました…。
    [虎兎]あなたがくれたもの「これ、楓から」
     朝、いつもギリギリに出社してくる虎徹さんが、何故かアポロンメディア本社ビルの入口で僕を待っていて、可憐なピンクの封筒を差し出してきた。
    「楓ちゃんから?」
     何だろう……と思いながら受け取ると、それがわかったのか呆れたような声で答えが帰ってきた。
    「誕生日だろ」
     封筒から出てきたのは、楓ちゃんからのバースディカードだった。小さくちぎった紙で描かれたバースディケーキ。かわいらしい手書きの文字で、『HAPPY BIRTHDAY』と記されている。
    「忘れてました……」
     嬉しくて、自分でも頬が緩んでいるのがわかる。わざわざ虎徹さんに託してくれたんだ。
    「忘れんなよ、誕生日なんかさ」
    「別に蔑ろにしてたわけじゃないですよ。このところ忙しくて、今日だというのを失念していました」
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    Luna_Dartymoon

    DONE現パロ勇尾小説です。
    たまに精神退行して子供のようになってしまう尾とそれを慈しむ優しい勇のお話。
    今回は一緒に買い物して料理作って飲み比べします。
    全年齢ですがキスシーンがあるのでご注意ください。それから3話はおそらくR-18になりますので、近親相姦展開大丈夫な方のみお読みください。
    時々子供になっちゃう兄様と一緒に暮らすことになった話2 尾形百之助は死ぬことにした。

     別に悲壮感はない。一粒の涙を流すこともないし、淡々としたものだ。これまでの人生それなりに泥臭く生き抜いてきたのに、こんなに唐突に人生を終えようとしていることは自分としても予想外だった。だが父の死の知らせを受けて以来、何もかもがどうでも良くなってしまったのだ。

     百之助の父は大企業の社長、母はその愛人だ。だが父は本妻との間に子供が産まれるとぱったりと来なくなり、そのうちに母は亡くなった。
     自分たちを捨てた父を百之助は恨んでいたが、今になって思えばその気持ちをバネにして励んでいたのだろう。

     だから、父の死で全てが台無しになった。なにもかもどうでもよくなって、遺産相続権も気持ちよく投げ出してやった。そうしてこれといった未練もなく、百之助はアパートの屋上から飛び降りた…はずだったのだが。
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    yrtrmn

    DONE頂いたお題で『洋服の買い物に行って服合わせながら伏黒やっぱりカッコいいんだなぁ、と隣で思ってるゆじ君のめぐゆじ』です。ありがとうございます🌷
     伏黒が任務で死にかけたらしい、という連絡が回って来たのが昨日の夕方。一瞬目の前が真っ暗になって、血の気が引いた。それで、死んではないんですよね、と固い声で聞き返したところ、死んではないです、それよりアドレナリンが出て目が物凄いことになっていますね、と電話の向こうで伊地知さんが怯えたような声を出した。たしかに、あいつ限界超えるとマジで顔怖いもんな……と思って、そしたらなんだか気が抜けて、変な笑い声が出た。

     特級が一体。最初の報告だと悪くて一級だという話だったのが向かってみればエラいことになっていたという。とにかくかなりお疲れのようですので、高専に寄らずお家まで直接送り届けますねと伊地知さんは言って電話を切った。伏黒ではなく伊地知さんが電話をかけてきたのは、暴れ回る呪いのせいで伏黒のスマホと家の鍵が吹っ飛んで行方不明になったからだ(財布はかろうじて生存)。伏黒ん家の合鍵を持ってる俺に連絡するのが一番手っ取り早かったんだろう。あいつ、厄日なんかな。
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